恋愛喫茶店
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#261 [向日葵]
世衣「……せ、せっちゃ」
世津「早く出ていって!!!!」
世衣は半泣きになって私の部屋から出ていった。
アンタに振り回されて、ビクビク脅える毎日にはもうウンザリだ……。
世津「私は、アンタのキューピッドじゃない……。」
私は、私なんだから……。
:07/04/25 20:45
:SO903i
:zIfejVQs
#262 [向日葵]
しばらくして、当然寝る気もなかったので寝れずぼーっとしていた。
グ〜……
切ないぐらいにお腹減った。
カチャ……
ゆっくり扉を開けて、周りに誰もいないことを確かめる。
『コンビニでも行ってこよう。』
―――……
ピロリロ♪ ピロリロ♪
「いらっしゃいませー。」
:07/04/25 20:57
:SO903i
:zIfejVQs
#263 [向日葵]
何しにきたっけ……
あ、食べ物…。
とりあえずパンコーナーに行ってみた。
仕入れ前らしく、少ししかパンは残っていなかった。
「あれ?相模原?」
聞き覚えのだなぁとかノロノロ思って振りかえってみた。
『!!!!』
:07/04/25 21:01
:SO903i
:zIfejVQs
#264 [向日葵]
世津「千崎君!」
千崎「よっす!どうしたんだ?こんな時間に制服で。」
ハッ!そーいえば着替えてない……
しかも寝転んでたからシワシワになってるっ!
世津「せっ千崎君はバイト?!」
千崎「ウン!そーなんだ!――あ!そうだ!!今日の放課後、世衣と話したんだ!!」
―――ドクン……
また世衣。みんな世衣。
双子の私なんかどうでもいいみたいに
世衣世衣世衣世衣世衣。
:07/04/25 21:05
:SO903i
:zIfejVQs
#265 [向日葵]
千崎君は楽しそうに話をしている。
私の耳は話を受け付けず、ただ素通りしていった。
知らず知らずのうちにコンビニを飛び出し、いつもの学校の帰り道を逆走していた。
私の目は今どこを向いてるのかさえわからない。
目線をあちこちに向ければ、会社帰りなおっさんやら、たむろしてる若者やら、今にも消えそうな街灯やら……。
『私の元気も、電池切れだな……。』
:07/04/25 21:10
:SO903i
:zIfejVQs
#266 [向日葵]
その時、肩をポンポンと叩かれた。
振り向かなくてもわかる。たぶん……
「こんな時間に何してんの〜?」
お酒くさい。
しかも口調が怪しい。
間違いない。
酔っ払いだ。
とりあえずここは……
無視の方向で。
スタスタスタ
「おーいどこに£@*●◇」
『ろれつ回ってないし…。』
:07/04/26 09:47
:SO903i
:2pPw5Sas
#267 [向日葵]
酔っ払いのオッサンはついてくる。
あ゛ーイライラしてる時に更にイライラさせないでよー!!
再び肩を叩かれた。
『あーもー!!!!』
振り向かないまま手をグーにして戦闘態勢にスイッチオン。
世津「うざったいっつーんだ」
「世津さん?」
殴りかかろうとした私はピタッと止まる。
その隙にびびったオッサンは逃げていった。
:07/04/26 09:55
:SO903i
:2pPw5Sas
#268 [向日葵]
横を見ると、そこは喫茶店前でドアを開けたマスターがいた。
世津「マスター…。」
マスター「こんな時間にどうなさったんです?」
グーにしていた手をパッパッと振ってマスターに向き直った。
世津「さ……散歩。ちょっと……。」
マスター「駄目ですよ。女の子が制服で夜出歩いては。」
世津「……女じゃなきゃ良かった。」
:07/04/26 10:00
:SO903i
:2pPw5Sas
#269 [向日葵]
マスター「……え?」
世津「どーせみんな世衣ばっかり!!私のことなんかそっち退けで、口にするのは世衣ばっかり!!世衣なんか嫌い!!大っ嫌い!!」
スカートを握り締めながら下を向いて叫んだ。
昼間と違って夜は静かで、叫んだ声が少し響いた。
世津「ハァッ……ハァッ……。」
違う嫌いじゃない。
羨ましいんだ。
誰からも愛されて、誰にでも必要とされて……。
:07/04/26 10:04
:SO903i
:2pPw5Sas
#270 [向日葵]
するとマスターは私に歩みよって、私の頬に手を添えた。
あんまり優しく触れるから、私はビクッとした。
顔をあげるとマスターの顔が近くにあって、改めて見るマスターの整った顔にドキッとした。
マスター「私は……世津さんが好きですよ?世衣さんだけじゃありません。貴方を…ちゃんと見てます。」
私は少し目を見開いた。
『……マスターは』
いつも一人一人を大切にしてくれる。
:07/04/26 10:09
:SO903i
:2pPw5Sas
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