恋愛喫茶店
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#31 [向日葵]
睦月君はお守りを両手で持って胸にあて、これ以上ないほどに笑った。
睦月「ありがとうっ。すごく嬉しいっ!」
その笑顔に私はみとれた。そして胸が高鳴っていくのを全身で感じた。
私は照れ隠しで境内の方を見て尋ねた。
留衣「ねっ…ねぇ!この境内は何?」
睦月「あぁそれはお稲荷さん。商売の神様だよ。」
留衣「ふーん。よく知ってるんだねぇ。」
ニコニコする私を睦月君は見つめた。
留衣「?」
睦月「お守りのご利益、あったかもね…。」
:07/04/15 18:16
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#32 [向日葵]
:07/04/15 18:18
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#33 [向日葵]
ザアァ…と風が吹く。
睦月「―――――……」
睦月君が何か言ったが風のせいで聞こえなかった。
留衣「え?なんて?」
風がやむ。
睦月君はニコッと笑った。
睦月「秘密。じゃあ、俺、そろそろ行くね?」
そう言って睦月君は謎と胸の鼓動を置いていってしまった。
:07/04/15 20:10
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#34 [向日葵]
私は待ち合わせ場所のベンチに行った。
すると栄ちゃんがもう来ていた。
栄「留衣!ドコ行ってたんだよー!」
留衣「そ、そこのお稲荷さんに!」
栄「まぁいいや。行こうー。」
進みながら私はさっき居た場所を振り向いた。
『睦月君、何て言ったんだろー……』
:07/04/15 20:40
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#35 [向日葵]
―――……
夕食時。
私はキョロキョロした。
『そーいえば何組か聞くの忘れてたなー。』
その時、遠くで睦月君の姿を発見。
『あっ!』
栄「あ、いい席発見!留衣行こう!」
留衣「あ、ウン!」
また同じ場所を見てみると既に睦月君の姿はなかった。
『……どっか行っちゃった……。』
:07/04/15 20:45
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#36 [向日葵]
<次の日>
今日は市内観光の日。
みんなお土産屋でわいわいとはしゃいでいる。
そんな中でも私は睦月君を探した。
『この辺はいないのかなぁ……』
栄「ねぇ留衣?」
留衣「ぁ、何?!」
栄「アンタ最近おかしいよ?妙に挙動不振って言うか……。」
:07/04/15 20:49
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#37 [向日葵]
ここまでせっかく隠し通したのに、知られる訳にはいかない……。
留衣「ま、街並みを目に焼き付けておこうと思って!ホラ、ここら辺地元より都会じゃない?!」
栄「好きな人でも出来た?」
唐突なその質問に私は固まった。
好きな人……?
私の好きな人…。私は……
しばらくすると私の頭からプスプスと煙が出てきた。
:07/04/15 20:54
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#38 [向日葵]
栄「わぁわぁ!!ゴメン!!混乱さしてゴメン!!」
そして顔の温度上昇。
カアァァァァァッ
『そんなっ私っ……』
睦月君のこと……
結局市内観光中、睦月君と会うことはなかった。
―――……
ホテルに帰って、もうすぐ寝るって言う時私は飲み物を買いに売店に行った。
何人か売店でお菓子などを買いに来ていた。
:07/04/15 20:59
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#39 [向日葵]
ミネラルウォーターを買って帰っていると、庭っぽいところに出る所があった。
何気なく外に出てみる。
夏独特の匂いがした。
「何してんの?」
留衣「へ?」
横を見ると小さい池の近くに睦月君がいた。
留衣「あっ。睦月君!睦月君こそ何してたの?」
睦月「明日でいよいよ最後だなぁって……。」
:07/04/15 21:15
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#40 [向日葵]
あぁ、修学旅行最終日かぁ……。
留衣「早かったねー。よいしょ。」
睦月君の隣まで行き、私は座った。
留衣「楽しかったぁ!」
睦月「ウン俺も。」
その横顔を見ていて、昼間の栄ちゃんの言葉を思い出した。
すると睦月君はこちらを見た。
ドキッ
留衣「そっそろそろ中に入ろっか!!」
:07/04/15 21:49
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