恋愛喫茶店
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#313 [向日葵]
音子「ねぇマスター?失恋ってどう癒したらいいと思う〜?」
窓拭きをしながら色々準備しているマスターに訪ねてみた。
マスターは「そうですねぇ…」と考える。
マスター「自分がもう一度信じてみたいと思った人がいたら癒えるのではないですか?」
音子「信じる…?」
マスターはいつもの整った顔で静かに微笑みうなずいた。
マスター「ハイ。例えば裏切られたとかであれば、この人は裏切らないと信じたいと思える。そんな感じではないでしょうか…。」
:07/04/28 10:57
:SO903i
:GeKhGg3I
#314 [向日葵]
『私は……どうかなぁ……。』
痛い思いするのが怖くて避けてきた。
私の場合は、この人なら私を一番に思ってくれると信じることかなぁ…。
そこで真辺君が浮かんだ。
『真辺君の大事な人…死んじゃったんだよね……。』
マスター「音子さん。失恋したんですか?」
頭を思いっきり窓で打った。ゴンッと派手な音が喫茶店に響く。
音子「マスター…そーゆーのは乙女に聞いちゃいかんてー!」
:07/04/28 11:01
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#315 [向日葵]
マスター「クスクス。失礼しました。」
マスターはカウンターの下で何かゴソゴソやっている。
ガラガラ
音子「マスター?」
ヒョコッと出てきたマスターの手には小さな袋に入った氷。
マスター「私が余計なことを聞いてしまったから、大事なお顔を傷つけてしまいましたね…。」
袋を私のおでこに当てる。
音子「そんな事してー彼女に怒られちゃいますよー♪」
:07/04/28 11:06
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#316 [向日葵]
マスター「彼女?……あぁ世津さんですか?なんでです?」
音子「とぼけないでください!前2人でいるトコ見たんですからね!」
マスター「まだ返事は頂いてないんで……。」
とは言え幸せそうな顔のマスター。
ってか、からかったのにかわされたー!!!
1つしか代わんないくせに!!何この人!!
:07/04/28 11:14
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#317 [向日葵]
・・・・・・・・・
音子「外磨いてきまーす!」
カランカラン
もうすぐ夏が近づく為か、太陽が少し暑い。でも幸い磨くトコは日陰だ。
音子「うーっし!やるべな!!」
持っていたバケツを置いて雑巾を搾る。
中を予め拭いたから水は少し黒くなっている。
『でもあんまり汚れてないんだよねー……。』
:07/04/28 11:23
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#318 [向日葵]
きっとマスターがやっているんだろう。
あの人いつ休んでるんだろ……。
「あっ」
『?』
窓ガラスに、声の発信者を認める。
音子「真辺君!」
新市「生田さん。なんで…。」
音子「ここのバイトなの。真辺君は?」
:07/04/28 11:27
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#319 [向日葵]
新市「マスターに……用があって……。」
いきなり真辺君の声が沈む。どうしたのかと思えばそういえば昨日、あんな別れ方したんだった。
音子「昨日は……ごめんなさい……。」
真辺「いや、俺も無神経だったし……。」
私はフッと笑って着ていたエプロンで手を拭き、その手を差し出した。
真辺「…?」
音子「和解!良かったら友達になろうよ♪」
最初キョトンとしていた真辺君はニコォっと笑って握手した。
:07/04/28 11:34
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#320 [向日葵]
その笑顔は太智なんかとは違って純粋な笑顔だった。
太智は少し意地悪そうに笑っていた。
比べてはいけない。
真辺君は真辺君。太智は太智。
どこかで、真辺君の言う通り楽しい思い出に少しずつだけど代わっていける気がした。
でもまだ全てを代えることは出来ない。
だから……少しずつ……。
:07/04/28 11:40
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#321 [向日葵]
:07/04/28 12:56
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#322 [向日葵]
佳寿「恋だねぇ……」
乙女チックなポーズをして佳寿が私を見た。
音子「は?」
佳寿「気になってんじゃないの?そのー…真辺君?」
音子「真辺君?!は?全然無違うよ!」
佳寿はニマァッとした顔から優しく微笑んだ。
佳寿「でも、代わってみようって思えたんでしょ?」
代わって…
マイナスばっかりは確かにいけないと思った。
:07/04/28 20:36
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