恋愛喫茶店
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#438 [向日葵]
マスター「さて……そろそろお話も尽きてきましたねぇ…。」
カランカラン
世津「マスター。こんにちわ。」
※―――今回で恋愛喫茶店は最終回です。
最後のお話は……
【双子〜行方〜】
:07/05/04 19:56
:SO903i
:Nr.atdks
#439 [向日葵]
私は世津。
17歳の双子の姉。
先日、マスターに双子の妹・世衣のせいで(ダジャレじゃない)元気を無くしていた私を励ましてくれた。
…………しかも…。
告白までされたっ!!!!!
実は私はまだその答えを待ってもらっている。
改めて言うとなるとすんごい恥ずかしいのだ。
マスター「今日はなんにしますか?」
世津「冷たいカフェオレ!もう暑くって……。」
:07/05/04 20:05
:SO903i
:Nr.atdks
#440 [向日葵]
マスター「はい。」
マスターは何も言わない私を待ってくれている。
マスターの為にも私は早く答えを言わなきゃいけない。
世津「マ、マスター!!!」
マスター「ハイ?」
穏やかな笑みで振り向くから決心が揺らぐ。
世津「ぅ、わ、わた、しっ…。―――んの高校で文化祭があるんですけど来ませんか?!」
『じゃなーくーてぇぇぇ……。』
私は心の中で泣いた。
:07/05/04 20:09
:SO903i
:Nr.atdks
#441 [向日葵]
マスター「あぁ。もうそんな時期ですか。世津さんは何をなさるんですか?」
どっちにしろ文化祭には誘うつもりだったんで、パンフレットを持って来ていた。
私達は展示部門のバルーンアートをやるのだ。
世津「だから…その……一緒に回りませんか?!」
パンフレットに目をやっていたマスターは私に目を向けた。
世津「……ダメなら…いいんです……。」
マスター「いいえ。行きますよ。」
:07/05/04 20:23
:SO903i
:Nr.atdks
#442 [向日葵]
マスターは嬉しそうに笑っていた。
その言葉を聞いて私もパアァァっと嬉しくなった。
世津「日時は、そこに書いてるんで!!……ではっ!あ、お金!!」
財布を出そうとする私の手をマスターの大きなキレイな手が上に被さる。
『え…』
――ドキン
手が触れただけで私の心臓は、はち切れそうだった。
マスター「今日はいいですよ。文化祭に誘って頂きましたし……。」
:07/05/04 20:29
:SO903i
:Nr.atdks
#443 [向日葵]
世津「でも、そんだけじゃダメですよ!」
そう答えると、マスターは顎に手を当てて考え出した。そして何か思い出したのか、カウンターから出てきた。
そしてドアを開けて、私を手招きした。
マスター「では、私に送らせて下さい。」
世津「え?!いやそんなのでチャラはっ……。」
マスター「私が嬉しいので…送らせて下さい…。」
そこまで言われると弱い。しかもマスターが嬉しいとか……。
そんなのズルイ……。
:07/05/04 20:37
:SO903i
:Nr.atdks
#444 [向日葵]
世津「じゃあ…お願いします……。」
・・・・・・・・・・・・
マスターに送ってもらうのはすごく嬉しい。
一緒にいる時間が長くなるから。
……緊張するけど……。
マスター「バルーンアートは何を作るんですか?」
世津「あ、えっとーいっぱい作るんです。虹とかドラ●もんとか。」
「それとー…」と考えると、この狭い道で結構なスピードで車が走って来た。
『あ、避けなきゃ。』
:07/05/05 10:46
:SO903i
:YakLudVw
#445 [向日葵]
と思った瞬間。
グイッ
世津「!!」
マスターが私を抱き寄せて守ってくれた。
『ひゃぁぁぁっ』
マスター「危ないですねぇ。世津さん。大丈夫ですか?」
世津「だ、だだ大丈夫ですっ…!」
それどころじゃない!!
目の前ではマスター広い胸板があって、大人らしい香水の香りが鼻をくすぐる。
:07/05/05 10:51
:SO903i
:YakLudVw
#446 [向日葵]
しかも自分の左肩には大きな手。
前に一回抱きしめられたことがあるものの、あの時は絶望の淵にいたから何にも気にしていなかった。
マスター「私も女性に道路側を歩かせてしまいました。すいません。」
と言って私の手を取って家側にやってくれた。
世津「あ、ありがとうマス……」
『あれ?そういえば…。』
マスターの名前を私は知らない。聞いたことがない。多分世衣すら知らないかもしれない。
:07/05/05 10:55
:SO903i
:YakLudVw
#447 [向日葵]
世津「ねぇマスター?」
マスター「ハイ?」
世津「マスターの名前は…なんて言うの?」
するとマスターは立ち止まりいつもの優しい笑顔が無くなってスッと表情を真顔になった。
そんな顔初めて見たから私は少し怖くなった。
マスターはゆっくりと元の穏やかな顔に戻って行った。
マスター「またいつか…教えますよ……。」
世津「はっ、……ハイ……。」
:07/05/05 11:02
:SO903i
:YakLudVw
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