きみを送るA
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#118 [
]
「この日から…ぼくは…」
?
「なんやねん」
コウは親指をくわえたまま黙り込んだ。
:07/05/01 13:48
:SH901iS
:☆☆☆
#119 [
]
「すみません志乃くん、僕少しパニックになっていました」
いつ!?
全くいつものお前と同じやったけど!
「……………」
「りえさんの話をするはずがいつの間にか僕の話にかわってしまってました」
それも気になるけど…
コウの話より北斗の話に変わってましたが
:07/05/01 13:50
:SH901iS
:☆☆☆
#120 [
]
「すみません」
「いや、えーから」
「では話しま……動くな!!!!」
「!??」
急にコウがでかい声を出し、俺はビクッと飛び上がった。
「な…なんや…ねん」
「りえさん逃げないで下さいね」
横目で睨むコウの視線を追うと、りえが窓へ向かっている途中だった。
:07/05/01 13:56
:SH901iS
:☆☆☆
#121 [
]
「あたし関係ないじゃねーか!」
「何言ってるんです。今からあなたの話をするんですよ」
りえは俯き、下唇をキュッと噛んだ。
「その演技、いつまでするつもりですか」
コウはりえを見ながら、
馬鹿にしたようにニヤリと笑った。
:07/05/02 02:23
:SH901iS
:☆☆☆
#122 [
]
「志乃くん、りえさんはいつから下界にいると思います?」
「は?」
そんなんわかるわけないやん…
「りえさんは僕達が産まれる前から下界にさ迷う霊ですよ」
「………………」
………………は?
:07/05/02 02:25
:SH901iS
:☆☆☆
#123 [
]
「え…でも…」
「見た目は僕達と変わりませんが…それはりえさんが亡くなったのが僕達と同じ年齢だからです」
「………17歳…」
「ええ、17歳で亡くなっています」
「…なんで……?」
「事故…ですね」
:07/05/02 02:27
:SH901iS
:☆☆☆
#124 [
]
「事故…って…」
「志乃くん、僕達が産まれる前の年に、ある大きな事故が起きたのをご存知ないですか?」
「…………知らん…」
「では、こんな噂話を耳にした事ありませんか」
:07/05/02 02:28
:SH901iS
:☆☆☆
#125 [
]
コウが話したのは
こんな内容だった。
とある事故で
一人の少女が片足をなくし亡くなった。
その少女の噂話をした人はその日の夜、少女が夢に出てきて、
「片足を知らない?」
と言うそうだ。
「知らない」
と言えば彼女はこう答える
「じゃあ、あなたの片足をちょうだい」
:07/05/02 02:34
:SH901iS
:☆☆☆
#126 [
]
その夢を見た人は
朝目覚めると
片足がなくなっていて
夢に出てきた少女が
隣に立って言うそうだ。
「あなたの足は
わたしには合わない」
と。
「この噂話、聞いた事ありませんか?」
:07/05/02 02:37
:SH901iS
:☆☆☆
#127 [
]
「…いや……」
「そうですか…まぁこのような都市伝説まがいの噂話はごまんとありますから」
コウはゆらゆらと右足を揺らしながら、フッと笑った
「察しの通り、この噂話の少女は、りえさんです」
:07/05/02 02:39
:SH901iS
:☆☆☆
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