きみを送るA
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#581 [
]
俺は携帯を片手に呆然としていた。
寝起きってのもある。
だけど…
「このはが怪我…」
あの夢を見た次の日だ。
俺の夢は
予知夢なのか…?
それとも……
:07/06/07 02:12
:SH901iS
:☆☆☆
#582 [
]
【第25章 悪夢】
俺はコウに夢の話をしようかとコウの携帯番号を画面に出した。
いや…でも…
単なる夢やし…
コウならきっと
《ただの夢ですよ。気にしないほうが》
とか言いそうやな。
やめとこう。
:07/06/07 02:16
:SH901iS
:☆☆☆
#583 [
]
携帯をベッドにコロンと投げ、俺はリビングへ向かった。
昨日から何も食ってない俺の腹はペコペコだった。
「母ちゃん飯〜」
「適当に食べやー母ちゃん仕事行くで、出掛けるなら戸締まりちゃんとしーや」
「…今日は家おるわ」
:07/06/07 02:19
:SH901iS
:☆☆☆
#584 [
]
俺の言葉に母ちゃんは目を丸くした。が、その後まるで汚いものを見る目付きで俺を見た。
「引きこもり?嫌やわ〜息子が根暗とか…」
やかましい。
俺だって出掛けたいけど
コウに止められてんの。
「まぁ、出掛けるなら戸締まりだけはしときや」
:07/06/07 02:23
:SH901iS
:☆☆☆
#585 [
]
「はいはい」
母ちゃんに適当に返事をし俺は冷蔵庫に向かった。
「…ろくなもんないな」
仕方なく朝っぱらから
カップラーメンをすすることにした。
「それにしてもひまや…」
:07/06/07 02:32
:SH901iS
:☆☆☆
#586 [
]
ラーメンを食った後、
俺はやる事がなく
意味もなく携帯をいじっていた。
電話帳を順に見ていく。
ある名前のところで
俺は手を止めた。
《

幸子

》
…幸子……
あれから連絡してへんし
幸子からも連絡はない。
:07/06/07 02:35
:SH901iS
:☆☆☆
#587 [
]
連絡…してみっか。
俺は幸子にメールを送った
【昨日はごめん】
それしか書けなかった。
例え取り憑かれていたとしても
俺が手を上げた事にかわりはない。
幸子にしてみたら
俺が怖くてたまらないはずだ。
:07/06/07 02:42
:SH901iS
:☆☆☆
#588 [
]
《プルルルッ》
メールを送って一分もたたないうちに
幸子から返事が返ってきた
【平気やで

志乃の方こそ大丈夫?】
「…幸子……」
こんな俺を
お前は嫌うどころか
心配してくれるのか?
俺はギュッと胸がしめつけられた。
:07/06/07 02:44
:SH901iS
:☆☆☆
#589 [
]
【俺は大丈夫。ほんまにごめんな】
【大丈夫やって

でもおわびに今度何か買うてな

】
【わかった

】
【約束やで

指輪希望

安物でいーから

】
「指輪…か…」
俺は幸子の優しさに笑みがこぼれた。
:07/06/07 02:48
:SH901iS
:☆☆☆
#590 [
]
幸子とメールを続け、
穏やかな時間は過ぎていき
俺は自分が取り憑かれていることを忘れかけていた。
《プルルルッ》
昼も過ぎ、夕方にさしかかったころ、携帯が鳴った。
《着信 コウ

》
:07/06/07 02:51
:SH901iS
:☆☆☆
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