きみを送るA
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#180 []
「いい加減にしやがれ!!てめぇは全部知ってんだろ!!あたしが尚人をどうやって…どんな気持ちで殺したのかを!!!」

突然りえがコウに向かってでかい声で怒鳴り、俺はびっくりして目を見開いた

「どんな気持ちか…そんな事知りません。僕は他人の気持ちなどわかりませんから」

⏰:07/05/07 03:32 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#181 []
「…てめえ……」

「なんですか?また誰かに乗り移るつもりですか」

コウは椅子に乗りくるくる回りながらニヤリと笑って見せた。

「あなたはここに存在してはいけない者です。成仏して下さい。もちろん」

コウは一枚の紙切れをポケットから出した。

⏰:07/05/07 03:35 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#182 []
コウはその紙切れを
りえの顔の前でぴらぴらと揺らした。

「……なんだ……?」

りえは怪訝な顔でその紙切れを見る。

俺も紙切れを覗きこんだ

「……伊豆…?」

紙切れはコウの別荘のある伊豆の地図だった。
ある部分に赤い丸がついている。

「こちらに探し物…あなたの右足があります」

⏰:07/05/07 03:38 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#183 []
伊豆に……
コウの別荘の近くに…

りえの右足がある…?

りえはコウの手から地図をバッと奪った。

「本当か…?」

「はい、本当です。ですから思い残す事はないでしょう?成仏しなさい」

コウは腕を組み直し、微笑みながら言った。

⏰:07/05/07 03:41 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#184 []
「ここに…あたしの右足が……」

りえは紙切れを見ながら
ぶつぶつと呟いている。

…こいつ大丈夫か?

「おいりえ」

「……くる……」

「え?なんて?」

「探してくる」

それだけ言い残し、りえは窓の外へ飛んでいった。

⏰:07/05/08 01:54 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#185 []
「…さっぱりわからん…」

「わかりませんか」

「わかりません」

コウはため息をついた

「志乃くん、あなた結構馬鹿ですね」

馬鹿ですけど!?

「りえさんはただ右足を探したいがために下界に残っていただけです」

⏰:07/05/08 01:56 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#186 []
「ほななんでその右足のありかをお前が知ってんねん」

「僕はなんでも知ってますから」

「……………」

「……………」

「……………」

「なんですかそんな目で見るのやめて下さい」

⏰:07/05/08 01:58 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#187 []
「なんかあっさり解決しすぎなんですけど」

「当たり前です」

「……………」

「志乃くん、下界にさまよう霊の未練は、案外しょうもないんですよ」

しょうもないて!!

「それに僕にはどうしても早く解決しなくてはいけない理由がありましたので」

⏰:07/05/08 02:00 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#188 []
「……理由て?」

「今日、夕方から合コンがあるんですよ」


今、な ん て ?

「志乃くんも行きます?」

「……………」

「美女が揃ってますが」

「行きますけど!!」

その前にさぁ…

「お前の話聞かせて」

⏰:07/05/08 02:02 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#189 []
「僕の?」

「お前の」

「僕の…」

「お前の!」

「…僕の……」

ええいしつこい!!

「お前の事聞かせえ!!」

「……………」

「……………」

⏰:07/05/08 02:05 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


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