きみを送るA
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#331 [
]
「ただ問題が…」
コウは親指をくわえ、しかめた顔をした。
「なに?」
「志乃くんは僕の過去を見たんですよね…」
「おー…」
「僕、一人でいるといつも考えるんです」
「なにを?」
「自殺未遂した日と同じ…僕が死ねば旬は許してくれるんじゃないかと…」
:07/05/19 03:47
:SH901iS
:☆☆☆
#332 [
]
「それは…」
まさか
「今でも…か?」
「はい、今でもずっと」
「…でも今旬は幻影ってわかったから大丈夫やろ?」
コウは俯きながらフッと微笑んだ。
「だといいんですけどね」
:07/05/19 03:48
:SH901iS
:☆☆☆
#333 [
]
「それって信じてないんやん!結局、お前は幻影の旬の方を信じてるって事やんか!そんなんやったらいつまでたっても消えへん!」
「志乃くんにはわかりませんよ」
「はあ!?………コウ?」
コウは
震えていた。
:07/05/19 03:52
:SH901iS
:☆☆☆
#334 [
]
「幻影でも…この旬が幻影で、僕の作り出したものでも……この旬は…旬なんです…同じ顔で、同じ声で……」
「…………違う…」
「旬なんです……」
「ちゃうわ!!目え覚ませや!!旬じゃない!そいつは旬とちゃうねん!」
「志乃くんにはわからないですよ!!」
:07/05/19 03:55
:SH901iS
:☆☆☆
#335 [
]
「僕は…助けてあげられなかったんですよ……旬を……いえ、助けなかったんです……その罪悪感は…時が立っても消えません」
そんな………
「ですから旬の幻影はずっと僕の前から消えません」
これはコウの心の問題だ
コウが自分を許さない限り旬の幻影はコウの前から消える事はない。
:07/05/19 04:01
:SH901iS
:☆☆☆
#336 [
]
「……………」
俺は
どうしたらいい?
何も思いつかない。
悪い…旬…
俺だけじゃ前のアニキを救えへん…
ん……?
「おい、今一人でおったら、って言うたか?」
「…はい」
:07/05/19 04:45
:SH901iS
:☆☆☆
#337 [
]
なーんや、簡単な事やん!
「コウ!!」
「…なんですか」
俺がお前を救ったる!
「今日からうちに住め!」
「……はい?」
「一人でおったら考えてまうんやろ?ほな、俺と一緒におったらえーやん!」
:07/05/19 04:47
:SH901iS
:☆☆☆
#338 [
]
>>336訂正

俺だけじゃお前のアニキを…
です

「お」が抜けてました

:07/05/19 04:48
:SH901iS
:☆☆☆
#339 [
]
「…志乃くんと…?」
「おう!俺んちに住め!帰っても一人やねやろ?ちょーど夏休みやし、な?夏休みの間だけでも」
「…迷惑…じゃないですか?」
迷惑?あーはん?
「迷惑やけど旬と約束したからな!お前を救うって」
:07/05/19 04:51
:SH901iS
:☆☆☆
#340 [
]
「…本当にいいんですか」
「いいともー!!」
コウは俺を見てニッコリ笑った。
「ありがとうございます志乃くん」
どーいたしまして!
「ですが僕がいたのでは夏休みの間幸子さんと会えませんよ?」
「…………え?」
幸子ーーーー!!!
:07/05/19 04:53
:SH901iS
:☆☆☆
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