きみを送るA
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#491 []
そういえば
コウは俺の目が違ったと言ってたな…

その時の俺は…

さっきのような表情をしていたのか?

「大丈夫ですよ。今はいつもの志乃くんと同じです」

「………っき…は?」

「?すみません聞こえませんでした」

⏰:07/06/01 02:30 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#492 []
「さっきの俺は!?」

「…………」

「どんな表情してたんや!!答えろ!!」

「…そんな必死になって…どうしたんですか」

「………………」

「とりあえず落ち着いて下さい。表情は…わかりませんが目だけが違っていました」

⏰:07/06/01 02:34 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#493 []
「…どんな風に…」

コウは力なく問い掛ける俺に一瞬目を向け、
フイッとそっぽを向いた

「…僕を憎むような…いえ、全てを憎むような…そんな目をしていました」

全てを…憎むような…

「…そ……っか……」

⏰:07/06/01 02:37 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#494 []
俺はガクッと肩を落とした

頭が重い…。


コウは俺の隣に座り、
俺の肩を抱き寄せた。

「志乃くんすみません。不安にさせましたか?」

「……………」

「大丈夫ですよ。きっと僕の見間違いです」

⏰:07/06/01 02:42 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#495 []
頭が重い…

頭が……。

俺は頭を抱え込んだ。

コウは俺をなだめるように肩をポンポンと叩いた。

「大丈夫ですよ」

優しい口調で俺をあやすコウに
俺は涙が出そうになった

一体俺は

どうしたんや…?

⏰:07/06/01 02:47 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#496 []
【第23章 異変】

その日以来
俺は特に何も変わらず
相変わらずの日々を過ごしていた。

「志乃くん今日はやけに嬉しそうですね」

俺の身体に異変があった日から一週間がたった。

「今日は幸子が家にくるねん!コウ邪魔せんといてな〜?」

俺はすっかり忘れてしまっていた。
俺の身体に異変が起きていた事なんて

⏰:07/06/01 02:52 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#497 []
「邪魔しないでと言われても…僕は一緒に住んでいるんですから…」

「頼む!ほんの2時間…いや、1時間でえーから散歩でもしてきてくれへん?」

「長い散歩ですね」

「頼む!!!」

「………わかりました。では2時間、外してあげますよ」

⏰:07/06/01 02:55 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#498 []
「サンキュー!!」

俺はコウに抱き着いた。

「やめて下さい…気持ち悪いです…」

「お前にチューしたい気分やわ!」

「…したら殴ります」

「冗談やんっ!!」

俺達はふざけあいながら
幸子を迎えに駅まで歩いた

⏰:07/06/01 02:56 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#499 []
「偶然だね!」

駅までもうすぐのところで俺達の背後から声が聞こえた。

振り返ると

「あれ?スーパーの…」

スーパー枝豆(仮名)のべっぴんな店員がいた。

「覚えててくれたの?」

店員さんはニコニコしながら俺達に駆け寄った。

⏰:07/06/01 02:59 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#500 []
「そりゃ〜べっぴんは忘れへんわ〜」

俺は少し照れながら頭をかいた。

「本当〜?嬉しいな〜」

「マジっス!!」

照れる俺の隣で
コウは涼しい顔をして空を見上げている。

「きれいですね」

⏰:07/06/01 03:01 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


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