きみを送るA
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#51 []
チャンネルをいじっていたら、たまたま俺の好きなお笑い番組がやっていた。

俺はコウを忘れ
1時間近くテレビに夢中になっていた。

「あ〜おもろかっ…てか!お前まだ荒らしと対決しとんかい!!」

コウは俺がテレビに夢中になっていた1時間近く
荒らしと対決していた。

⏰:07/04/28 02:30 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#52 []
「この荒らし、今回はしつこいです」

キーを未だに打ち続けながらコウがため息まじりで言った。

「ほっとけば?」

「だめです」

即答!?

「こういった方には態度でわからせるしか他にありません」

態度見えてへんよな?

⏰:07/04/28 02:32 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#53 []
 
ん?

「おい、ちょっ…」

「志乃くんは口出さないで下さい」

「でも…」

「静かにしなさい」

命令すんな!!

「今…」

「黙りなさい」

むかぴーーー!!!

「今書き込み見えた!!」

⏰:07/04/28 02:35 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#54 []
コウは
また見間違いですか
と呟き、キーを打つ手を止めなかった。

「いや、まじにまじに。今はまじに見えたって!」

「ありえません」

ありえます!!

《神キモい》と
《お前がキモい》
の間に、一つだけ違う文字が見えた。

⏰:07/04/28 02:37 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#55 []
「コウ!まじやって!」

「見間違いです」

「ほんまやって」

「僕が見逃すはずありません」

「見逃しとんねん!」

「…見逃してません」

「えーから!!騙された思って見てみ!」

「志乃くんは本当に騙すつもりです」

「騙しません!!」

⏰:07/04/28 02:39 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#56 []
コウはやれやれといった表情で手を止め、
カーソルを下におろした。

「見間違えてたら、ただじゃすみませんよ」

怖いから!

「見間違えてへん」

カーソルをしばらく下げたところで
コウは手を止めた。

そこには

《私、呪われているの》

と書かれた文字があった。

⏰:07/04/28 02:42 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#57 []
「…志乃くん」

「ほら!見間違えてへんかったやろ!」

「ええ…」

ほめろ!俺をほめろ!

「志乃くん」

「なに」

ありがとうございますとか言うつもりか?

俺はニヤニヤしてコウを見た。

「なぜもっと早く言わないんですか役立たずですね」

逆ギレ!?予想外の言葉!

⏰:07/04/28 02:45 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#58 []
「ゆーたやん!」

「遅いんです」

「お前が疑ったからやん」

「志乃くんがふざけた顔で言うからです」

別に普通の顔で言ったけど

「ああ…すみません。ふざけてるのは髪形でしたね」

ええい!いつまで髪形ネタひきずっとんねん!!

⏰:07/04/28 02:48 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#59 []
「さて…どうしましょう」

「なにが」

「彼女、呪われているみたいです」

「呪いとかないんやろ」

「話を聞いてみないとわかりません」

こないだ呪いなんかないゆーとったやん!!

⏰:07/04/28 02:50 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#60 []
「彼女は助けてあげます…が、その前に…」

コウはパソコンの画面を睨みつけた。

……なんや?

「何かあるん?」

「荒らしとの勝負がまだついていません」

再びコウはキーを叩いた。

コウくん。それ別にどーでもいい事だよね?

⏰:07/04/28 02:52 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


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