きみを送るA
最新 最初 全 
#74 [
]
「もういいです…」
諦めるん早っ!!
コウはくるりとパソコンに向き直り、荒らし対決を再開した。
そこへ
「ただいま〜………」
りえが戻ってきた。
「……コウきてたのか」
「久しぶりですね」
:07/04/29 03:33
:SH901iS
:☆☆☆
#75 [
]
【第17章 りえ】
りえはコウを見たとたん
顔を歪ませた。
「邪魔したな。あたし出てくわ」
りえは再度窓に向かった。が、
「いえ、少し話がありますのでここにいて下さい」
コウが横目でりえを見ながら言った。
:07/04/29 03:37
:SH901iS
:☆☆☆
#76 [
]
「……何の話」
りえはコウをギロリと睨みつけ、コウから離れたところに腰かけた。
「そんなに急かさないで待ってて下さい」
コウは未だに荒らし対決をしている。
「コウ…それ絶対長引くよな…ってかいつ終わるん」
「荒らしが諦めたら終わります」
いつやねーん!!
:07/04/29 03:40
:SH901iS
:☆☆☆
#77 [
]
カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ……
「……………」
「……………」
「……………」
カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ……
ええい!!!
「もーやめーーい!!」
「あ」
「なんじゃ!!」
コウは俺の顔を振り返りニヤリと笑った。
「この勝負、またも僕の勝利です」
どっちが勝とうがどーでもえー!
:07/04/29 13:30
:SH901iS
:☆☆☆
#78 [
]
「さて、では依頼人の件を解決しましょうか」
依頼人!?解決!?
「なにそれ」
「GODROOMの来客の方ですよ」
依頼人やったんかい!!
つーか、りえに話あるんちゃうんけ!?
「コウ、あたしに話あるんじゃねーの?ないなら出てくし」
:07/04/29 13:33
:SH901iS
:☆☆☆
#79 [
]
りえはふわふわと窓に近づいた。
「まぁ、座ってて下さい」
コウはパソコンを眺めながら言った。
「話すんなら早くしろよ」
イライラした口調でりえが言う。
「……………」
コウはたばこを手に取り、くるくると指で回した。
:07/04/29 13:35
:SH901iS
:☆☆☆
#80 [
]
「志乃くん、最近世間では呪いと称する事件がはやっているのをご存知ですか」
「は?」
呪いと称する事件?
なにそれ
「知らん」
「そうですか、この依頼人の方もその被害者の一人だと僕は思っています」
:07/04/29 13:39
:SH901iS
:☆☆☆
#81 [
]
「意味わからんねんけど」
コウはたばこに火をつけ、一口吸って煙をはいた。
「そうですね…簡単に説明すると、最近人間の身体に乗り移る霊が多発しています。ただ移るだけならいいです…が、借り物の身体である事件を起こしているんです」
「ある事件て?」
「殺人…未遂を」
:07/04/29 13:45
:SH901iS
:☆☆☆
#82 [
]
「殺人未遂〜?」
「はい。つまり身体の持ち主に罪を犯させる、といった事です。殺人まではしません。なぜなら…」
「なぜなら?」
「襲われた被害者は皆右足がなくなっているんです。おかしいと思いませんか」
「おかしいけど…」
:07/04/29 13:50
:SH901iS
:☆☆☆
#83 [
]
「狙いは殺人よりも右足です。右足のない人間を増やしたいという考えでしょう。この事件の霊は。」
「なにしに?」
「おそらく…自分も亡くなった時に右足がなくなったんでしょう。同じ人間を増やしたいという幼稚な考えですね…」
:07/04/29 13:53
:SH901iS
:☆☆☆
★コメント★
←次 | 前→
トピック
C-BoX E194.194