【Devils×Night】
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#124 [オッズ]
「……わかった」

私は納得いかないまま、一応うなずいた。

トラは悩ましげな笑みを浮かべている。

猫の時のような真っ赤な色をした髪が、彫刻のような美しい顔にかかっていた。

背はすらっと高く、黒いタキシードのような服がよく似合っている。

猫の姿より、人間の姿の方が素敵……。

そこで私はハッとした。

私、ここで何してるんだ?

美少年と美青年と気持ちの悪いウサギ男に囲まれて、談笑をしに来たわけじゃないことは確か。

⏰:07/05/14 22:00 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#125 [オッズ]
「そ、それより、なんで私をここに連れてきたのよっ?!」

私は強気な態度に出ることにした。

キジは冷たい目で私を一別して、ため息を吐いた。

「君の家に、人形が来ただろう?」

胸が苦しい。
来たなんて、生易しいもんじゃない。

キジは私を無視して話を続ける。

「人形の名前はリリー。
彼女は……僕の許婚だ」

⏰:07/05/14 22:04 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#126 [かナょ]
更新されてるぅー
がんばってください

⏰:07/05/14 22:13 📱:D902i 🆔:☆☆☆


#127 [ヒナ]
予想ができない展開ですねっ(≧ω≦)
楽しみです♪

⏰:07/05/15 01:06 📱:W44K 🆔:u9RLaD/A


#128 [Ayu]
更新してほしいです

⏰:07/05/19 00:01 📱:P902iS 🆔:n/8I3JN6


#129 [オッズ]

かナょさんヒナさん
Ayuさん
書きしてくださって
ありがとおございます
更新遅くなって
すいません(´;ω;`)
頑張ります

⏰:07/05/19 09:18 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#130 [オッズ]
「はっ?!」

許婚って……あの人形が?

ちょっと待って!
いくらキジが頭おかしいからって、人形が許婚なんてねぇ……。

私は疑るようにキジを見つめた。

キジはキョトンとした顔で私を見つめ返していたが、すぐに納得したようにうなずいた。

瞳がキラキラと金色に輝いている。

「君は愚かだな。
僕が人形と結婚するはずないだろう?
リリーが人間だった時だ。
僕の許婚だったのは」

⏰:07/05/19 09:24 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#131 [オッズ]
また出たよ……。

実は人間だったみたいな。

そのパターン、もううんざりなんだけど。

「ほぇー。
人食い人形のリリーちゃんは、実は人間だったの!」

皮肉を交えて言った。

それを聞いて、トラはクスクスと笑ったが、キジは気を悪くしたようだ。

「あぁ、そうだ!
彼女はとても美しい人間の少女だった!」

キジは怒ったように、けれどとてもゆっくりとリリーのことを話しだした。

⏰:07/05/19 09:29 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#132 [オッズ]
―――――――――…


リリーが初めて僕の前にあらわれたのは、とても寒い冬の日だった。

雪が降っていて、恐ろしいくらい静かだったのを覚えている。

リリーは召使に連れられて、僕の宮殿にやってきた。
幼いときから、許婚として決まっていたのだが、会うのは初めてだった。

クリーム色のドレスを来た彼女は、ひどく美しかった。

僕は一瞬で彼女に心をひかれた。

⏰:07/05/19 09:35 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#133 [オッズ]
彼女は美しいだけでなく、何か内に秘めたものを持っているような気がした。

深い青の瞳の奥に、なんともいえない強い力を感じたんだ。

そしてその予感はあたっていた―――…。


その後、何度もリリーと顔を会わせたが、特に変わった様子はなかった。

おとなしく、僕が言うことにただただ微笑むだけだった。

僕はそんな彼女にうんざりしてきて、他の女性と遊ぶようになっていった。

⏰:07/05/20 10:03 📱:N700i 🆔:☆☆☆


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