【Devils×Night】
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#122 [オッズ]
そして猫はキジの膝の上から可憐に飛び降りたと同時に変身した。
猫だったのに、次の瞬間には人間になっていた。
目を丸くして驚いている私を見て、キジが意地悪く笑う。
背後でオッズが不気味な笑い声を出しているのも聞こえる。
「ありえない……!」
私はそう呟き、猫だった男の人を眺めた。
「ありえるさ。
彼の名はハインリッヒ。
もともと人間だったんだけど、わけありで普段は猫の姿。
僕の近くにいるときだけ人間の姿になれるってわけ」
:07/05/14 21:46
:N700i
:☆☆☆
#123 [オッズ]
キジはそう説明して、私にわかった?と、解いたげな視線を送った。
私は更にポカーンとした。
なになに?
普段は猫だけど、本当は人間?
そんなのってあり?
こんなお伽話みたいなのあっていいわけ?
「まぁ、彼は僕の下部だね。彼のことはトラと呼んでやってくれ」
キジは満足そうにそう付け加えた。
「え?!」
はっ?!
トラ?なんで?
ハインリッヒっていう格好いい名前があるのに?
しかも下部って……。
「そう呼んでください」
:07/05/14 21:53
:N700i
:☆☆☆
#124 [オッズ]
「……わかった」
私は納得いかないまま、一応うなずいた。
トラは悩ましげな笑みを浮かべている。
猫の時のような真っ赤な色をした髪が、彫刻のような美しい顔にかかっていた。
背はすらっと高く、黒いタキシードのような服がよく似合っている。
猫の姿より、人間の姿の方が素敵……。
そこで私はハッとした。
私、ここで何してるんだ?
美少年と美青年と気持ちの悪いウサギ男に囲まれて、談笑をしに来たわけじゃないことは確か。
:07/05/14 22:00
:N700i
:☆☆☆
#125 [オッズ]
「そ、それより、なんで私をここに連れてきたのよっ?!」
私は強気な態度に出ることにした。
キジは冷たい目で私を一別して、ため息を吐いた。
「君の家に、人形が来ただろう?」
胸が苦しい。
来たなんて、生易しいもんじゃない。
キジは私を無視して話を続ける。
「人形の名前はリリー。
彼女は……僕の許婚だ」
:07/05/14 22:04
:N700i
:☆☆☆
#126 [かナょ]
:07/05/14 22:13
:D902i
:☆☆☆
#127 [ヒナ]
予想ができない展開ですねっ(≧ω≦)
楽しみです♪
:07/05/15 01:06
:W44K
:u9RLaD/A
#128 [Ayu]
更新してほしいです

:07/05/19 00:01
:P902iS
:n/8I3JN6
#129 [オッズ]
かナょさん
ヒナさん
Ayuさん
書き
してくださって
ありがとおございます
更新遅くなって
すいません(´;ω;`)
頑張ります
:07/05/19 09:18
:N700i
:☆☆☆
#130 [オッズ]
「はっ?!」
許婚って……あの人形が?
ちょっと待って!
いくらキジが頭おかしいからって、人形が許婚なんてねぇ……。
私は疑るようにキジを見つめた。
キジはキョトンとした顔で私を見つめ返していたが、すぐに納得したようにうなずいた。
瞳がキラキラと金色に輝いている。
「君は愚かだな。
僕が人形と結婚するはずないだろう?
リリーが人間だった時だ。
僕の許婚だったのは」
:07/05/19 09:24
:N700i
:☆☆☆
#131 [オッズ]
また出たよ……。
実は人間だったみたいな。
そのパターン、もううんざりなんだけど。
「ほぇー。
人食い人形のリリーちゃんは、実は人間だったの!」
皮肉を交えて言った。
それを聞いて、トラはクスクスと笑ったが、キジは気を悪くしたようだ。
「あぁ、そうだ!
彼女はとても美しい人間の少女だった!」
キジは怒ったように、けれどとてもゆっくりとリリーのことを話しだした。
:07/05/19 09:29
:N700i
:☆☆☆
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