【Devils×Night】
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#61 [オッズ]
「どこか……お友達の家に行かせてもらう?」
優太はブンブンと頭を振った。
「どこに逃げたって見つかっちゃうよ……」
―――――――――…
P.M 11:50
私たちは私の部屋の隅に固まって怯えていた。
私たちはなんとなく十二時に敵が表れるような気がしていた。
:07/05/03 09:57
:N700i
:☆☆☆
#62 [ヒナ]
頑張ってo(^-^)o見てます☆
:07/05/03 11:41
:W44K
:hUSev2Qs
#63 [オッズ]
ヒナさん
ありがとおございます
嬉しいです(*≧∀≦*)
ちょっと
出かけなきゃいけないので
また夕方くらいに
書きに来ます


:07/05/03 13:07
:N700i
:☆☆☆
#64 [ヒナ]
はぁ〜い☆待ってます(≧ω≦)
:07/05/03 14:11
:W44K
:hUSev2Qs
#65 [かナょ]
頑張ってくださぁい


:07/05/03 14:35
:D902i
:V32/3BGo
#66 [オッズ]
ヒナさん
かナょさん
遅くなりました

何回もかき
して
いただいて、
ほんとに嬉しいです(;_;)
ありがとおございます
頑張りますね

:07/05/03 19:51
:N700i
:☆☆☆
#67 [オッズ]
「怖いね……」
優太は囁く。
手には金属バッドを握り締めて。
「うん……」
私の声は擦れていた。
私の手には家の中で一番大きい包丁がしっかりおさまっている。
バッドと包丁があれば、相手を傷つけることくらいはできるはず。
捨て身の作戦だ。
すでに手は汗でベトベトになっていて気持ち悪い。
:07/05/03 20:09
:N700i
:☆☆☆
#68 [かナょ]
めっちゃ続き気になるぅ

あげ

:07/05/04 13:44
:D902i
:VoHFDcBw
#69 [オッズ]
:07/05/04 21:52
:N700i
:☆☆☆
#70 [オッズ]
時刻が十二時を回ったときだった。
床が軋む音が聞こえてきたのだ。
その音はどんどん近づいてくる。
やっぱり……。
私と優太は恐怖におののきながら、ゆっくりと立ち上がった。
優太の顔は引きつっている。
私もきっと同じような顔をしているんだろうな。
「優太……」
私は囁くように言った。
:07/05/04 21:56
:N700i
:☆☆☆
#71 [オッズ]
その間にも、音は一層大きくなっていく。
ミシ……
ミシ……
ミシ……
優太は私の方に顔を向けた。
泣かないように、必死に頑張っているようだ。
「優太、私、あんたのお姉ちゃんでよかった」
やさしい声が出て、私は安心した。
優太は私の言葉を聞くと、うつむいてしまった。
:07/05/04 22:00
:N700i
:☆☆☆
#72 [オッズ]
「……俺も」
優太が小さな声で、そう言ったと同時に、床が軋む音がしなくなった。
「来た」
私は声をおさえながら、うなるように言う。
優太はバッドを握る手にしっかり力をこめてから、頷いた。
ドアが開いていく。
私は思っていたより、怖くなくなっていた。
憎しみと怒りのほうが強くなっていく。
:07/05/04 22:04
:N700i
:☆☆☆
#73 [ヒナ]
怖いっ('pq'*)更新されるの楽しみにしてます↑↑頑張ってね(≧ω≦)b
:07/05/04 22:55
:W44K
:t7HSv7vk
#74 [オッズ]
ヒナさん
いつも
ありがとおございます
頑張りますね(ノV`)
:07/05/06 11:56
:N700i
:☆☆☆
#75 [オッズ]
「……ひっ」
私は息を呑んだ。
犯人はてっきり危ない感じの男だと思った。
人肉を食べなきゃ生きていけないような。
―――だけど違った。
半分ほど開いたドアから覗いていたのは
あの日……
あの日ゴミ捨て場で見た、フランス人形だった。
:07/05/06 12:01
:N700i
:☆☆☆
#76 [オッズ]
外見はだいぶ変わっていた。
所々に赤黒い染みがついているし、金髪の巻き髪は乱れに乱れている。
そして一番不気味だったのが、手や足が不自然にのびていることだった。
つるりとした陶器のような肌のいたるところから、付け足されたように、人間の肌のような肉のようなものがついている。
そのおかげで、手も足も長さがばらばらだし、首が異常に長かった。
私はその恐ろしい人形の影に、人が潜んでいるのではないかと思い、目を凝らした。
:07/05/06 12:07
:N700i
:☆☆☆
#77 [オッズ]
しかし誰もいるようには見えない。
人形は歩きづらそうに、トテトテと変な足音をたてながら部屋に入ってきて、器用にドアをしめた。
優太は口をだらしなく開けて、今にも気絶しそうな顔をしている。
「……優太!」
私は優太を守ろうという気持ちでいっぱいだった。
もちろんすごく怖かった。
怖いどころじゃない。
悪夢としか思えないし。
吐きそう……。
:07/05/06 12:14
:N700i
:☆☆☆
#78 [オッズ]
「はぁ……」
優太は喘いだ。
でも、目には力強さが戻っている。
人形が笑った。
実際には笑えるように作られていないんだけど……笑っているように見えた。
『…ぐ…ぐぐ……』
すぐになんの音だかわからなかった。
「お姉ちゃん……、人形が喋ろうとしてる……!
なんなんだよ、あいつ!」
:07/05/06 12:19
:N700i
:☆☆☆
#79 [かナょ]
:07/05/07 18:23
:D902i
:cSZHLm7A
#80 [オッズ]
かナょさん
あげ
ありがとお
ございます(*´∪`*)

すごく
励まされます
:07/05/07 20:32
:N700i
:☆☆☆
#81 [オッズ]
『キャハハハハ!!』
人形が突如として笑いだした。
狂ったとしか言いようがない。
ブルーのガラスの瞳がいやらしくキラキラと輝く。
『キャハハ!
怯えている姿って大好きよっ!
なんて素敵なの!』
人形の声は異様に甲高かったけど、年齢も性別もわかりずらい声だった。
『うふふ……。
恐くて何も喋れないのね?
そうでしょ?
……さあ……。
どちらからいただこうかしらぁー……?』
:07/05/07 20:38
:N700i
:☆☆☆
#82 [オッズ]
人形は私を見つめた。
―――…来るっ!!!
私は包丁を振りかざした。
優太もそれにつられて、バッドを振り上げる。
人形はさっきまでとは打って変わって素早かった。
あっというまに私の目の前にあらわれる。
やばい……!!
私はもうダメだと思い目を瞑ってしまった。
:07/05/07 21:48
:N700i
:☆☆☆
#83 [オッズ]
『……ちっ』
人形が舌打ちをしたのが聞こえた。
「痛っ!……あ!」
そして私の腕に、激しい痛みがはしった。
人形が私の腕を叩いたのだ。
包丁が私の腕から落ち、遠くにすべるように転がっていく。
どうしよう!
パニックになった私は素手で人形を叩こうとしたが、かわされてしまう。
人形は方向を変え、私の隣にいた優太に襲い掛かった。
「うわぁ!」
優太がバッドを振り回した。
:07/05/07 21:56
:N700i
:☆☆☆
#84 [オッズ]
しかし、人形はまたしてもすべてをかわし、優太の足首に噛み付いた。
「ギャーーー!」
耳をつんざくような優太の悲鳴。
優太は倒れこみ、必死で人形を振りほどこうとするが離れない。
一瞬のうちに優太はどんどんと人形に飲み込まれていく。
人形の小さい口は裂け、口の中には大小様々な歯がうごめいている。
「いやぁ!
ちょっと……!優太を離してよっ!」
:07/05/07 22:00
:N700i
:☆☆☆
#85 [オッズ]
私は叫んだが、優太の悲鳴に打ち消される。
優太はすでに腰の辺りまで食べられ、人形の口のまわりには肉片がこびりついている。
生臭い匂いと、血が部屋を満たす。
私は優太の両腕を握り、引っ張った。
優太を取らないで!
それしか考えられない。
優太は耐えず、苦痛の声をあげ続けた。
「やめてっ!
やめてったら!」
:07/05/07 22:06
:N700i
:☆☆☆
#86 [オッズ]
私は優太のバッドを拾い、それで人形を思い切り殴ったが、びくともしない。
優太の悲鳴は聞こえなくなった。
もう喉も口も食べられてしまったのだ。
床に優太の両手だけが不気味に残っていた。
「…ひっ…あ…」
私は呻いた。
両手は血の海に浸っている。
人形がクスクスと笑いだした。
:07/05/07 22:11
:N700i
:☆☆☆
#87 [オッズ]
私は放心状態で人形を見つめた。
頭のなかでは、優太の悲鳴が今だに聞こえる。
『両手は返してあげる』
私の目からどっと涙があふれた。
それと同時に、堪え難い吐き気も感じた。
気持ち悪い……。
気持ち悪い気持ち悪い。
『それでは……
また明日、お会いしましょうね』
人形は猫なで声でそういうと、ぎこちない足取りで部屋から去っていった。
:07/05/07 22:15
:N700i
:☆☆☆
#88 [オッズ]
人形がいなくなった途端、私は吐いた。
ほとんど食事をとってなかったため、胃液しかでなかった。
「……優太」
やっぱり食べられてたんだ。
お父さんも、お母さんも。
それに優太も。
なんで優太が先に食べられちゃったんだろう?
辛い。
生きていたくない。
:07/05/07 22:18
:N700i
:☆☆☆
#89 [オッズ]
あ……、
でも私も明日の今頃には死んでるんだ。
食べられてるんだ。
―――――――――…
ピンポーン……
私はびくっとした。
誰か来た……?
私は時計を見る。
午前三時。
一時間以上、私は血と嘔吐物のなかに座り込んでいたらしい。
:07/05/07 22:22
:N700i
:☆☆☆
#90 [オッズ]
もしかして
人形が戻ってきた?
私を
食べにきた?
私は立ち上がり、玄関へと向かった。
すべてを受け入れる覚悟はできていた。
愛する家族を失った今、私は生きることになんの価値も見いだせなかった。
恐怖はない。
ただ苦しいだけ。
生きていることが苦しい。
:07/05/07 22:25
:N700i
:☆☆☆
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