【Devils×Night】
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#77 [オッズ]
しかし誰もいるようには見えない。

人形は歩きづらそうに、トテトテと変な足音をたてながら部屋に入ってきて、器用にドアをしめた。

優太は口をだらしなく開けて、今にも気絶しそうな顔をしている。

「……優太!」

私は優太を守ろうという気持ちでいっぱいだった。

もちろんすごく怖かった。

怖いどころじゃない。
悪夢としか思えないし。

吐きそう……。

⏰:07/05/06 12:14 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#78 [オッズ]
「はぁ……」

優太は喘いだ。

でも、目には力強さが戻っている。


人形が笑った。

実際には笑えるように作られていないんだけど……笑っているように見えた。

『…ぐ…ぐぐ……』

すぐになんの音だかわからなかった。

「お姉ちゃん……、人形が喋ろうとしてる……!
なんなんだよ、あいつ!」

⏰:07/05/06 12:19 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#79 [かナょ]
更新されてるぅぅ
あげです

⏰:07/05/07 18:23 📱:D902i 🆔:cSZHLm7A


#80 [オッズ]

かナょさん
あげありがとお
ございます(*´∪`*)
すごく
励まされます

⏰:07/05/07 20:32 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#81 [オッズ]
『キャハハハハ!!』

人形が突如として笑いだした。

狂ったとしか言いようがない。
ブルーのガラスの瞳がいやらしくキラキラと輝く。

『キャハハ!
怯えている姿って大好きよっ!
なんて素敵なの!』

人形の声は異様に甲高かったけど、年齢も性別もわかりずらい声だった。

『うふふ……。
恐くて何も喋れないのね?
そうでしょ?
……さあ……。
どちらからいただこうかしらぁー……?』

⏰:07/05/07 20:38 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#82 [オッズ]
人形は私を見つめた。


―――…来るっ!!!


私は包丁を振りかざした。
優太もそれにつられて、バッドを振り上げる。

人形はさっきまでとは打って変わって素早かった。

あっというまに私の目の前にあらわれる。

やばい……!!

私はもうダメだと思い目を瞑ってしまった。

⏰:07/05/07 21:48 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#83 [オッズ]
『……ちっ』

人形が舌打ちをしたのが聞こえた。

「痛っ!……あ!」

そして私の腕に、激しい痛みがはしった。

人形が私の腕を叩いたのだ。

包丁が私の腕から落ち、遠くにすべるように転がっていく。

どうしよう!

パニックになった私は素手で人形を叩こうとしたが、かわされてしまう。

人形は方向を変え、私の隣にいた優太に襲い掛かった。

「うわぁ!」

優太がバッドを振り回した。

⏰:07/05/07 21:56 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#84 [オッズ]
しかし、人形はまたしてもすべてをかわし、優太の足首に噛み付いた。

「ギャーーー!」

耳をつんざくような優太の悲鳴。

優太は倒れこみ、必死で人形を振りほどこうとするが離れない。

一瞬のうちに優太はどんどんと人形に飲み込まれていく。

人形の小さい口は裂け、口の中には大小様々な歯がうごめいている。

「いやぁ!
ちょっと……!優太を離してよっ!」

⏰:07/05/07 22:00 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#85 [オッズ]
私は叫んだが、優太の悲鳴に打ち消される。

優太はすでに腰の辺りまで食べられ、人形の口のまわりには肉片がこびりついている。

生臭い匂いと、血が部屋を満たす。

私は優太の両腕を握り、引っ張った。

優太を取らないで!

それしか考えられない。

優太は耐えず、苦痛の声をあげ続けた。

「やめてっ!
やめてったら!」

⏰:07/05/07 22:06 📱:N700i 🆔:☆☆☆


#86 [オッズ]
私は優太のバッドを拾い、それで人形を思い切り殴ったが、びくともしない。

優太の悲鳴は聞こえなくなった。

もう喉も口も食べられてしまったのだ。

床に優太の両手だけが不気味に残っていた。

「…ひっ…あ…」

私は呻いた。

両手は血の海に浸っている。

人形がクスクスと笑いだした。

⏰:07/05/07 22:11 📱:N700i 🆔:☆☆☆


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