俺がヲタクになる理由
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#11 []
「木下…」

木下って……

「かわいそうなマッキー」

ゲラゲラ笑いながら那智は自分の席に戻って行った。

木下って確か…

俺は窓際の一番後の席から一番離れている、廊下側の最前列に目を向けた。

そこに座っているのが

木下ももか。

⏰:07/06/15 16:03 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#12 []
廊下では女子の塊がキャーキャー騒いでいるのに
木下は机に向かって小さく丸まっている。

黒髪の長い髪は後ろでひとつに束ねられ、くろぶちのめがねをかけている。
鞄は学校指定のやつにアニメキャラのキーホルダーがじゃらじゃらついていて
靴下はくるぶしソックス

いわゆるヲタクだ。

⏰:07/06/15 16:08 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#13 []
あいつが俺を

好きだって…?

無理無理!!マジで気持ちわりぃ…!

俺だってもっと綺麗な姉ちゃんからモテた……

「?」

ふと、木下が後ろに振り返り俺と目が合った。

瞬間木下はポッと顔を赤らめ机に顔を伏せた。

⏰:07/06/15 16:14 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#14 []
「あ〜あ〜らら。あれは本格的に恋する乙女の表情ですね、渋谷さんどう思われますか?」

「ええ、そうですね。彼女は間違いなく恋しちゃってます。この槙山くんに」

那智と渋谷が
俺の後ろからレポーター口調で飛び出してきた。

「…やめてくれ……」

⏰:07/06/15 16:17 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#15 []
「まぁまぁ。つーか、聞いたぜ?お前昨日コンパの前に横井さんの事フッたんだって?」

渋谷が俺に信じられない、といった顔で聞いてきた。

「ああ〜フッたよ」

横井とは大手企業の社長秘書をしている綺麗な女だ。よく学校に迎えにきたりしていて学校の連中はほぼ横井を知っていた。

⏰:07/06/15 16:22 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#16 []
「なんでフッたんだよ?」

「飽きたし〜なんつーか、もっと刺激的な付き合いしたくなった」

「なんだよそれ!」

「俺も冒険したくなったんだよ」

「じゃあ木下と付き合えよ。冒険できるぜ?」

那智がニヤニヤしながら言ってきた。

「普通に無理でしょ」

⏰:07/06/15 16:25 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#17 []
「普通じゃなきゃいーじゃん?」

「はあ?」

「だーかーらー、普通に無理なら普通じゃなきゃ無理じゃないっしょ?」

こいつは何を言ってるんだ

俺は那智の言葉が全く理解できなかった。

⏰:07/06/17 04:15 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#18 []
「てか話変わるけどさ、今日お前んち行っていい?」

えらい変わったなオイ。

「別にい〜…あ!ダメダメ!今日はダメだわわりぃ」

「……なんで?」

俺は小指を立てて言った

「来るからダメ」

⏰:07/06/17 04:17 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#19 []
「またかよ〜今日はどの女だよ」

那智が呆れた表情で言う

「今日は美咲」

俺の言葉に
那智と渋谷はポカーンと口を開けた。

「えっ!?あの美咲?」

「その美咲」

「ありえねっ!あの女落としたのかよ?」

美咲は学校一の優等生。
めちゃめちゃクールな女だ。でもそれは俺以外の前だけね。

⏰:07/06/17 04:21 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#20 []
「すげぇ…お前そりゃすげぇよマジでマジで」

渋谷が俺を尊敬の眼差しで見つめている。

そうだろそうだろ。
俺を尊敬しやがれ。

「どっちから告った?」

「普通に美咲から」

「…すっげぇ………」

渋谷は目をキラキラさせ
那智は呆れたようにため息をついた。

⏰:07/06/17 04:25 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


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