俺がヲタクになる理由
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#1 []
前作まだ完結してませんがまた書きます
前作完結させるまでは遅いですがよろしくです
>>2-100
>>101-200
>>201-300
>>301-400
>>401-500
>>501-600
>>601-700
>>701-800
>>801-900
>>901-1000

⏰:07/06/12 13:47 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#2 []
 
いけてるかなー

いけてるかなー

あっ見つけた!

あの子だ!

今回は星5ってとこかな



【俺がヲタクになる理由】 

⏰:07/06/12 13:48 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#3 []
「おーい!槙山〜!」

槙山とは、俺。
槙山国彦という。
おっと、昭和の名前とか言うなよ?結構気にしてんだから。

「槙山ー!マッキー!マッキーってば〜」

うざい。

「マッキーって呼ぶな」

⏰:07/06/12 13:49 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#4 []
「聞こえてるじゃん。返事くらいしなっての、マッキ〜」

朝っぱらから俺のこめかみに青筋を立てさせるこの男は田村那智。

「マッキー言うな」

「俺とマッキーの仲じゃん?」

俺達は幼なじみだ。

⏰:07/06/12 13:51 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#5 []
「お前と仲もった覚えないから」

「ひっでぇ!冷たいわマッキー…小さい頃はあんなに愛し合ったのに」

通学路でオカマ言葉を使い泣きまねをする那智。

「やめい!みんなが変な目で見てるじゃん」

「誰も見てねーよ」

こいつには人々の痛い視線が見えないのか。

⏰:07/06/12 13:57 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#6 []
「それよりお前、昨日のコンパどーだったの?」

「あ〜だめだめ!女子共全員終わってるって」

「まじで〜?」

「マジよ。開始で10分、お疲れさま〜みたいな」

「さすがマッキー!よっ、この最低男!」

「……うるせ」

⏰:07/06/15 11:05 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#7 []
まずは俺、槙山国彦という男の事を軽く紹介しよう

「え?聞きたくない?」

でも聞いてね。

「何が?マッキー独り言やめなよ。キモいよ」

「……………」

俺は生まれ持っての容姿端麗。スポーツ万能。頭脳明晰はあいにく備えられてはいなかったが。

⏰:07/06/15 11:08 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#8 []
その容姿ゆえに
ガキの頃から女子共にキャーキャー言われ続け
言われ続け
言われ続け…

俺は無類の女好きと化してしまったのだ。

でもデブスは勘弁よ?

そんな俺が

ヲタクになったのは―‥

⏰:07/06/15 11:12 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#9 []
【1★ヲタクは嫌い】

「マッキーってモテるよね〜」

教室に入り、席につくなり那智が頬杖をつきながら俺の顔をじいっと見つめて言った。

「なんだよ、急に」

そんなの前からの事じゃん

「なんでだろーね?」

まじまじと顔を見ながら
那智は不思議そうに言う。

⏰:07/06/15 15:57 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#10 []
「顔がいーからとかじゃん?」

本音だが、冗談ぽく笑いながら言ってやった。

那智は笑いながら

「まさか〜」

と言った。

少なくともお前よりは断然かっこいいから。

「でもさ〜あいつ!ホラ、木下がさ、お前の事好きらしいぜ?」

⏰:07/06/15 16:00 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#11 []
「木下…」

木下って……

「かわいそうなマッキー」

ゲラゲラ笑いながら那智は自分の席に戻って行った。

木下って確か…

俺は窓際の一番後の席から一番離れている、廊下側の最前列に目を向けた。

そこに座っているのが

木下ももか。

⏰:07/06/15 16:03 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#12 []
廊下では女子の塊がキャーキャー騒いでいるのに
木下は机に向かって小さく丸まっている。

黒髪の長い髪は後ろでひとつに束ねられ、くろぶちのめがねをかけている。
鞄は学校指定のやつにアニメキャラのキーホルダーがじゃらじゃらついていて
靴下はくるぶしソックス

いわゆるヲタクだ。

⏰:07/06/15 16:08 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#13 []
あいつが俺を

好きだって…?

無理無理!!マジで気持ちわりぃ…!

俺だってもっと綺麗な姉ちゃんからモテた……

「?」

ふと、木下が後ろに振り返り俺と目が合った。

瞬間木下はポッと顔を赤らめ机に顔を伏せた。

⏰:07/06/15 16:14 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#14 []
「あ〜あ〜らら。あれは本格的に恋する乙女の表情ですね、渋谷さんどう思われますか?」

「ええ、そうですね。彼女は間違いなく恋しちゃってます。この槙山くんに」

那智と渋谷が
俺の後ろからレポーター口調で飛び出してきた。

「…やめてくれ……」

⏰:07/06/15 16:17 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#15 []
「まぁまぁ。つーか、聞いたぜ?お前昨日コンパの前に横井さんの事フッたんだって?」

渋谷が俺に信じられない、といった顔で聞いてきた。

「ああ〜フッたよ」

横井とは大手企業の社長秘書をしている綺麗な女だ。よく学校に迎えにきたりしていて学校の連中はほぼ横井を知っていた。

⏰:07/06/15 16:22 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#16 []
「なんでフッたんだよ?」

「飽きたし〜なんつーか、もっと刺激的な付き合いしたくなった」

「なんだよそれ!」

「俺も冒険したくなったんだよ」

「じゃあ木下と付き合えよ。冒険できるぜ?」

那智がニヤニヤしながら言ってきた。

「普通に無理でしょ」

⏰:07/06/15 16:25 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#17 []
「普通じゃなきゃいーじゃん?」

「はあ?」

「だーかーらー、普通に無理なら普通じゃなきゃ無理じゃないっしょ?」

こいつは何を言ってるんだ

俺は那智の言葉が全く理解できなかった。

⏰:07/06/17 04:15 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#18 []
「てか話変わるけどさ、今日お前んち行っていい?」

えらい変わったなオイ。

「別にい〜…あ!ダメダメ!今日はダメだわわりぃ」

「……なんで?」

俺は小指を立てて言った

「来るからダメ」

⏰:07/06/17 04:17 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#19 []
「またかよ〜今日はどの女だよ」

那智が呆れた表情で言う

「今日は美咲」

俺の言葉に
那智と渋谷はポカーンと口を開けた。

「えっ!?あの美咲?」

「その美咲」

「ありえねっ!あの女落としたのかよ?」

美咲は学校一の優等生。
めちゃめちゃクールな女だ。でもそれは俺以外の前だけね。

⏰:07/06/17 04:21 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#20 []
「すげぇ…お前そりゃすげぇよマジでマジで」

渋谷が俺を尊敬の眼差しで見つめている。

そうだろそうだろ。
俺を尊敬しやがれ。

「どっちから告った?」

「普通に美咲から」

「…すっげぇ………」

渋谷は目をキラキラさせ
那智は呆れたようにため息をついた。

⏰:07/06/17 04:25 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#21 []
「おっ!噂をすれば…」

渋谷がニヤニヤしながら俺の脇腹をこづいてきた。

目線の先は

「美咲やっぱクールだわ」

那智が腕を組みながら
うんうんと頷いている。

「あのクールな女がお前の前ではどーなんのかねぇ」

⏰:07/06/18 01:49 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#22 []
渋谷のニヤニヤ笑いは止まらない。

こいつはいわゆる変態。

人間みんなをキモいかキモくないかでわけたら
間違いなくキモい部類にぞくするような男である。

おっと、言い過ぎか?

「おい、覗かせてくれよ」

やっぱり渋谷イコールキモいの方程式は成立だ。

⏰:07/06/18 01:52 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#23 []
「普通に無理」

「だから普通じゃなかったら無理じゃねーんだろ?」

「………那智…」

「なに?」

「お前しつこい」

「お前が普通に普通にって言うからじゃん!」

どうやら《普通に》は、俺の口癖らしい。

⏰:07/06/18 02:35 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#24 []
「どーでもいーけど覗かせてくれよ」

「無理だし」

「なんでー?」

なんでって…

「やらしい事するから無理って言うんだろー」

「当たり前じゃん。やらしい事以外美咲と何するっつーんだよ」

「サイテー!!」

渋谷と那智が口を揃えて俺にブーイングした。

思春期の男なら普通じゃん

⏰:07/06/18 02:38 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#25 []
「お前らも女見つけろよ」

「俺はお前みてーにチャラチャラしてねーの!」

那智は結構女に関しては真面目なほうだ。納得。

「俺は見つからねーの!」

「渋谷はモテねーからな」

おーっと!
思った事が口に出てしまった。

⏰:07/06/18 02:41 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#26 []
「…ひでぇ……」

始まった……。

「ひでぇよ………」

「始まったな」

那智が呆れたように言う

「だね」

俺は机から離れた。

「ひでぇよ!!!」

ガターンというでかい音と共に渋谷が俺の机をちゃぶ台返しにした。

渋谷の影のあだ名はハート様。
本人には秘密にしてね?

⏰:07/06/18 02:44 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#27 []
「渋谷くん、落ち着きたまえ。君が取り乱してどうするね?」

《ひでぇよ!》と叫びながら暴れまわる渋谷を
那智がなだめるように言った。

「だって…だってマッキーが…」

「マッキーて呼ぶな」

「ひでぇよ!!!」

もう教室はめちゃくちゃだ

⏰:07/06/18 02:47 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#28 []
「いい加減にしてよ!!」

急に怒鳴り声が響き、渋谷はびっくりしたのかピタッと動きを止めた。

「もう…やめてよ!」

怒鳴ったのは

………?

「那智、こいつ名前なんだっけ?」

小声で那智に問いかける

「…さぁ?こいつうちのクラスじゃねーだろ」

⏰:07/06/18 02:51 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#29 []
確かに。
見た事ない顔だ。

「誰だお前」

那智が冷静に言う。

「わたしは隣のクラスの安藤!いい加減にしなよ!せっかくももかとアニメの話で盛り上がってたのに!」

…………アニメ?
ももか……?

安藤と名乗る女の隣には
赤くなって俯く木下の姿。

⏰:07/06/18 02:55 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#30 []
「昨日見逃したアニメの内容ももかに聞いてたのに、あんた達がうるさくて聞こえなかったじゃん!」

…もしかして…

もしかしなくとも…

「…ヲタク?」

「そうだよ!悪い?」

ヲタクだーー!!!

⏰:07/06/18 02:57 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#31 []
うわ
うわっ
ヲタクだ。
ヲタクと会話したことねーけど
やっぱ本当にアニメの話とかするんだな。

うわーキツー…

「何見てんの!?謝ってよ!!」

「はあ?」

ヲタクの分際でこの俺に謝れだあ?ふざけんな
と思ったが、先にキレたのは那智だった。

⏰:07/06/19 06:47 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#32 []
「謝れって、何に対してだよ?」

那智は冷静だがドスのきいた声でヲタク女、確か安藤っていったっけ?
そいつに言った。

「会話の邪魔したからじゃん!」

「しらねーよ。だいたいそんな場所で話すほうがわりーだろ」

いやいや…暴れた渋谷が悪いと思いますけどね

「そーだろ?マッキー」

「DA・YO・NE〜」

⏰:07/06/19 07:02 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#33 []
「マッキー…?マッキーって…あなたが槙山くん?」

ヲタク女、安藤が俺の顔を覗きこみ、目をキラキラさせた。

うえー。
化粧や手入れもしたことありませんってな…眉毛もボーボーだし。
顔を近付けんな。

「……だったら何?」

「やっぱり…人気なだけあってカッコイイ…」

⏰:07/06/20 02:53 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#34 []
安藤は俺と間近で目が合うとポッと顔を赤らめた。

ううっ…キモい…

「ちょっとあんた!」

俺が安藤の眉毛に吐き気を感じていると
廊下で騒いでいた女子グループの中の一人が
ヒステリックな声で叫んだ

「槙山くんはユリのなんだから気安く近付かないで!」

⏰:07/06/20 02:58 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#35 []
大声を出し、クラス中の視線を集めることに成功したこの女の名前はユリ。

言っておくけど俺は誰のものでもないからね?

ユリとは身体の相性がよく俺はユリを
《セフレ上級者》グループに登録している。

「ちょっと待ってよ!ユリ!?馬鹿じゃん?槙山くんはあたしと付き合ってんだよ!!」

⏰:07/06/20 03:03 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#36 []
「何言ってんの?国ちゃんはあたしと…」

「はあ!?あたしとだよ」

ユリの一言でいっせいに女子共がギャーギャー騒ぎ出した。

…なんつーか…やばい?

俺はクラス中のほとんどの女に手を出していた。
誰にも言うなと口止めまでして……

「槙山くん!どーゆー事!?」

⏰:07/06/20 03:06 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#37 []
「え〜…っと……」

クラス中の視線が俺に注がれる。
別に注目されるのは嫌いじゃねーけど今回は
とてつもなく冷ややかな…

「槙山くんってサイテーだね」

おっしゃる通りです…。
でも……

「何言ってんだよお前ら」

⏰:07/06/20 09:04 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#38 []
冷ややかな視線から救ってくれたのは
那智だった。

さすが我が友よ!
お前は本当にいいやつ…

「マッキーがサイテーなのは元々じゃん!」

……………

那智、お前は本当に嫌なやつだ。

⏰:07/06/20 09:06 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#39 []
那智の一言で
女子共は呆れたのかため息をつき各自席についた。

あ〜あ…
確実にこのクラスの女子からは嫌われたな…

「槙山くん…」

「ん?」

顔をあげるとそこには
ヲタク女が立っていた。

「槙山くんって最低ね」

⏰:07/06/21 08:35 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#40 []
「…………は?」

ちょっと待て待て待て。
確かに俺は最低だし
クラスの女に最低って言われても当然よ?
でもなんで
手を出してないお前にまで言われなきゃならない?
ちょー意味わかんねーんだけど!!

「ももか、槙山くんは最低だからやめときなよ?」

⏰:07/06/21 08:42 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#41 []
ヲタク女は木下に向かいそれだけ言うと
颯爽とクラスをでていった

「……………」

放心状態の俺を
クラス中の奴が嫌悪の顔で見ている。

俺はこの日を忘れないだろう。

「…打倒ヲタク……」

ボソッと呟き
俺は席についた。

⏰:07/06/22 06:24 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#42 []
【3☆おうちDEデート】

放課後になり
険悪なままの教室から逃げるようにげたばこへ向かった。

「散々だったねマッキー」

渋谷が下駄箱からくびれたスニーカーを取り出し言った。

心なしか嬉しそうに見えるのはなぜだ?

「…誰のせいだよ」

⏰:07/08/15 03:54 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#43 []
間違えた…
3ではなく2でした
気にしないで下さい

⏰:07/08/15 03:56 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#44 []
「俺のせいだって言いてーのか!?」

あたりめーだろ

「あたりめーだろ」

「なんで!!」

「お前が暴れなかったら、バレずにすんだのに」

「バレるバレないの問題じゃねーだろ!?」

バレるバレないの問題です

⏰:07/08/15 03:58 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#45 []
「まぁまぁ、落ち着きたまえ槙山くん」

那智が新品のローファーを下駄箱から取り出しながら渋い声で言った。

「落ち着いてるっちゅーの」

「マッキーは最低だけど俺はお前の親友だ。ひとつだけお前にとっていいこと教えてやるよ」

⏰:07/08/15 04:00 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#46 []
「なんだよ」

履き潰したスニーカーを取り出し俺はだるそうに那智に問いた。

「まだうちのクラスにしか浸透してないぜ?」

「……なにが」

「お前が最低だって事」

そんな事知ってるし!
てか、なんでそんな得意げに言うの?

⏰:07/08/15 04:03 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#47 []
「そりゃー良かった」

「だから大丈夫だぞ!」

「………なにが」

「美咲じゃん!今日お前んち来るんだろ?」

「あー…ね。」

「なんだよそのけだるそうな返しは」

けだるいだろ。
俺は今日一日で何人のセフレを失ったことか。

⏰:07/08/15 04:05 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#48 []
「はぁ…」

ため息をつきながら
那智、渋谷と共に外へ出た瞬間、俺の携帯が鳴った。

《掴もうぜ♪ドラゴンボール♪…》

「あ、わり!電話だわ」

「?」

あれ?鳴ってるの俺の携帯じゃねーの?

渋谷が慌ててポケットから携帯を取り出した。

⏰:07/08/16 06:13 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#49 []
「っだよ!俺の携帯じゃねーじゃん!」

画面を見て渋谷がうなだれる。

「俺の携帯だよ」

ポケットから携帯を取り出し、画面を見るとメールが届いていた。

「なになに?マッキーと渋谷、同じ着信音なの?」

那智がコーラを一口飲み、言った。

⏰:07/08/16 06:16 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#50 []
「そーみてぇ〜やだやだ」

渋谷が大袈裟に嫌がった。

俺の台詞だし!

「マッキーは電話音か?メール音かよ?」

「メール」

「勝った!俺電話音っ♪」

「…………」

何を基準の勝ち負けだ?

俺は着信音を変えよう、と思った。

⏰:07/08/16 06:19 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#51 []
メールを開くと
案の定か?美咲からだった

【国たん今日何時に行けばいいでちゅか?

「………フン」

あのクールな美咲が
俺の前ではこんなだ。

俺は
【とりあえず8時頃】
とだけ返し、携帯を閉じた

⏰:07/08/16 14:05 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#52 []
「メール誰から?」

那智が俺に近寄り言った。

「誰でもいーじゃん」

「誰だよ!」

お前は俺の彼女ですか

「美咲だろ〜?」

渋谷が俺の周りをピョンピョン跳びはねながら言った。

俺のツレはうざい奴しかいないのか。

⏰:07/08/16 14:08 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#53 []
「そー。美咲。」

「国ちゃん、今日何色の下着で行けばいーい?白?黒?それとも赤〜?」

渋谷が気持ち悪い女声で俺にまとわりつく。

「……やめろ」

「国ちゃん今日何食べたい?中華?イタリアン?それともあたし〜?」

「やめろってキモい」

⏰:07/08/16 14:12 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#54 []
「何時から遊ぶんだよ?」

俺のキモいの言葉に渋谷がギャーギャー言っていると那智が携帯をいじりながら言った。

「8時くらい」

「んじゃ、それまで遊ぼーぜ!」

「おー。まぁ、いいけど」

⏰:07/08/16 14:14 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#55 []
誰か見てくれてますかね?今から仕事なので
また夜に更新します
よかったらコメント下さい

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2368/

⏰:07/08/16 14:17 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#56 []
那智、渋谷とテキトーに遊んで、8時ちょっと前に家に帰った。

遊んでる間にも
美咲からは
【早く会いたい
などのメールがたくさん届いた。
俺の携帯が鳴るたびに
渋谷は自分の着信だと期待しルンルンだったが
俺だとわかると恨めしそうにしていた。

⏰:07/08/17 12:37 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#57 []
家に帰ってしばらくすると美咲から

【あと5分で着くよ

とメールがきた。

俺はベッド際にティッシュを置いて美咲を待った。

まぁ普通の行動だろ?

⏰:07/08/18 01:14 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#58 []
美咲から

【着いたよ

とメールがきたので
俺は玄関へ迎えに行き
ドアをあけた。

「国た〜ん」

学校にいるときからは想像がつかないほど甘えた声で美咲が俺に抱きついてきた

正直、こんな行為はどうでもいい。
さっさとやりたい。
俺は最低か?

⏰:07/08/18 02:47 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#59 []
「あんたまた女の子連れこんでんの!?」

リビングからでけー声で
母さんが言った。

おい、嘘だろ
やめてくれ。

「……また?」

マズイぞ……

「またってどーゆー事!?」

⏰:07/08/18 19:29 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#60 []
「まぁ気にすんなよ」

何言ってんの俺。
苦しすぎ。

「気にするよ!どーゆー事なの!?あたしの他にも女いるの!?」

「…いねーよ」

今日で全員消えちまったよ

⏰:07/08/20 13:34 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#61 []
「…も……信…じ…い…」

「あ?」

「もう信じらんない…」

「…………」

こいつも勘弁してくれ。
泣いてんなよ…
マジうぜーよ…

「…じゃあやめたら?もーいいよ。面倒くせー」

⏰:07/08/20 15:03 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#62 []
「…なにそれ……」

「そのままの意味だけど」

「………………」

はぁーマジうぜーよ
女ってなんでこんな面倒くせーんだ?

「最低………」

「知ってる。じゃーな」

泣きじゃくる美咲をよそに俺は玄関のドアを閉めた。

ぴしゃりという音に気付くと俺は今日一日ですべて女を失った。

⏰:07/08/22 02:57 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#63 []
「はぁ〜あ〜」

ドスンとベッドに倒れ込み俺は携帯を開いた。

「…鳴らねーなぁ〜」

昨日までは色んな女からで受信ボックスがパンパンだった俺の携帯は
一通もメールが入っていなかった。

「…やってらんねー」

⏰:07/08/23 01:48 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#64 []
携帯を投げ付けた瞬間、
急に着信音が鳴った。

着信はユリだった。

「…はい」

「あ…あたし……」

「なんか用?」

お前俺のこと最低とか言ってたよな。

「う…ん…やっぱり会って話したくて…今から会えるかな?」

⏰:07/08/23 03:11 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#65 []
なにこいつ。
こんな最低な俺でも
離れたくないっての?

「わかった。家こいよ」

電話を切り、
再度俺はベッドわきのティッシュを整えた。

いつでも戦闘準備抜群が
俺のモテる秘訣の一つだ。

⏰:07/08/23 03:14 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#66 []
《ピンポーン》

ユリとの電話を切ってから10分くらいたって
玄関のチャイムが鳴った。

俺は母さんに余計なことを言うなと口止めし、玄関のドアを開けた。

ドアの先には
目を真っ赤にしたユリが立っていた。

⏰:07/08/23 03:16 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#67 []
「…泣いてたのか?」

「……だって……」

「なんだよ?」

「…槙山くんが……」

目をうるうるさせながら
ユリが俺に抱き着いてきた

「…ユリは…やっぱり槙山くんが好き…」

⏰:07/08/23 03:17 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#68 []
「……まぁ上がれよ」

目の前の女が
泣きながら俺を好きだと言っているのにやることしか考えてない俺はやっぱり最低だ。

でもそんなの関係ねぇ。

(こんなネタあったよね)

「お邪魔します…」

遠慮がちにユリが俺の部屋に入る。

⏰:07/08/23 03:21 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#69 []
「話ってなんだよ」

部屋に入った瞬間、
俺はベッドに座りユリに聞いた。

「…今日…槙山くんのこと最低って言ったけど…ユリは槙山くんが好きだから…別れたくない……」

別れたくないっつーか
俺ん中ではお前はセフレなんだけどね。

⏰:07/08/23 03:23 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#70 []
「でも俺クラスの奴らほとんどと関係持ってたぜ?それでもいーの?」

「……今は?」

「今はねーけど」

目を真っ赤にさせたユリはしばらく俯いてから

「これからユリだけのものになってほしいの」

と言った。

⏰:07/08/23 03:25 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#71 []
そんなの絶対無理。
お前はセフレ止まりだよ。

なんて言えるはずもない最低な俺は、
答える変わりに部屋のドアの鍵をかけた。

俺の行動にユリは顔を赤らめる。

鍵を閉める行為は
俺とユリ(その他の奴も)とのセックスの合図だ。

⏰:07/08/23 03:28 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#72 []
鍵を閉めた俺は無言でベッドに上がり、電気を消す。

「こいよ」

涙を拭いてユリはベッドに上がり、俺の身体に跨がる。

「……チューして?」

ユリが甘えた声で
俺の顔に近付く。

「したかったらお前からしてこいよ」

⏰:07/08/23 03:33 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#73 []
とことん女をいじめるのが好きな俺は
多分そーとーなエスだろう。
だがそんな俺を好きになってはまっていく
ユリを含めた女共はかなりのド変態。嫌いじゃねーけどな。

「今日はめちゃくちゃにして…」

ユリのドエム発言で
俺の下半身はノンストップになった。

⏰:07/08/23 03:36 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#74 []
事を終え、
すぐさま俺はたばこを取り出し火をつけた。

「…そーゆーとこ好き…」

「ん?」

ユリが布団にくるまり、
俺を見上げて微笑む。

「終わってからたばこ吸うとこ好き…」

「へ〜普通は嫌なもんじゃねーの?」

⏰:07/08/23 03:38 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#75 []
「ユリは好き…なんかね、終わったあとたばこ吸ってたら、お前のために俺は一仕事してやったんだぞーみたいな感じじゃん?」

なんだそれ。

「ユリ変かなぁ?」

変っつーか…

「お前まじドエムだし」

「うるさいー」

俺の言葉が恥ずかしかったのかユリは布団にもぐってしまった。

⏰:07/08/23 03:41 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#76 []
「はぁ…」

ユリは俺のとこに戻ってきたけど、他のやつらはどうだろう…。
さすがに戻ってこねーよな〜。

「…あのヲタク女…」

煙草を灰皿に押し当て、俺も布団にもぐった。

⏰:07/10/06 12:52 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#77 []
【3★妄想パブ】

「マッキー!!」

通学路をあくびしながら歩く俺の背後から、いつもの如くでけー声で俺を呼ぶ那智が近づいてきた。

「マッキーおはよ!」

「おー」

「昨日美咲とどーなった?」

「…終わった」

⏰:07/10/06 13:11 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#78 []
「えっ!?なんで?」

「………」

「…元気だせよ」

何も答えない俺を見て、
俺がフラれたと思ったのだろう、那智は申し訳なさそうに俺の肩をポンッと叩いた。

「しゃーねぇな、今日、飲みに行くか!おごってやるよ!」

⏰:07/10/06 14:04 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#79 []
「…マジ?」

「マジよ」

「…俺ら高校生よ?」

「大丈夫!行きつけの店あるから!」

那智の行きつけ…?

俺はあまり乗り気にならなかった。

⏰:07/10/07 04:34 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#80 []
ならなかったが…

「よー!今日行くんだろ!?」

教室に入った瞬間、渋谷がマクドのスマイルゼロ円に負けず劣らずの笑みで言ってきて、俺は更に行く気がなくなった。

「あ〜わりぃけど…」

「行くよな?」

那智が般若のような表情で俺を睨む。

「……はい。行きます」

⏰:07/10/07 04:39 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#81 []
「それでこそマッキーだ」

「よっ、色男!」

…意味がわからない。

何が色男だ、馬鹿渋谷。

「で、行きつけってどんな店よ?」

俺の言葉に、那智と渋谷は顔を見合わせる。

ははーん、こいつら二人で行ったことある店だな。

やはり嫌な予感は的中か?

⏰:07/10/07 04:43 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#82 []
「着いてからのお楽しみだ、なぁ渋谷!」

「おう!マッキーも絶対気に入るぜ!」

「…渋谷は気に入ってるのか?」

「もっちろん!!」

「……そうか。」

渋谷のお気に入り…

絶対行きたくない。

⏰:07/10/07 04:45 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#83 []
「9時にお前んち迎えに行くわ!」

ルンルンな声で那智は俺に言い放ち、自分の席についた。

「…はぁ…めんどくせ」

俺はその日の授業中、ずっと断る言い訳を考えていた。が、

頭脳明晰が備えられていない俺の頭では無理だった。

⏰:07/10/07 04:48 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#84 []
無い脳みそのみそを使いまくったが、俺の脳みそは、みそはみそでも蟹みそがつまってるんじゃないか、という程何も思いつかなかった。

そして時間だけが虚しく過ぎてゆき…

「マッキーお迎えきたよーん!!」

9時になってしまった。

⏰:07/10/08 00:49 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#85 []
ん…9時?

「…那智さん、俺にはまだ8時のように見えますが?」

「8時だよ〜ん!」

コイツ…もう酔っ払ってるのか?

「全員集合!!」

いつの時代かわからないバラエティー系フレーズを言い放ち、那智の隣から渋谷が飛び出した。

「…うぜ〜……」

⏰:07/10/08 01:32 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#86 []
「この時代、色んな人がいるのだよ、国彦くん」

国彦て呼ぶな。

「世の中、ウザイ人がいてもいいではないか、渋谷くんのように」

「って、俺かい!」

「ウザイって言葉が似合うのはお前しかいないじゃん?」

いえ、那智くん、きみもその言葉ピッタリだよ。

⏰:07/10/08 01:36 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#87 []
「本当に行くのか?」

「当たりめーだろ!」

「マジか〜」

「誰のために誘った思ってんの?お前のためだろ!」

…俺のためを思うならほっといてくれ…。

「そりゃどーも」

「礼にはおよばんよ、国彦くん」

⏰:07/10/08 01:38 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#88 []
那智と渋谷に連れられ、
俺は嫌々那智行きつけの店へと足を運んだ。

「ここ!?」

那智が足を止めた店は
見るからに怪しげな店。

ピンク色の照明が小さな扉のすきまから見える。

さらに怪しいのは店の扉にかかっている看板。

⏰:07/10/08 03:41 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#89 []
「…妄想パブ…って?」

「入ったらわかるって!」

看板見ただけで入りたくない。わかりたくもない。

なんだよ、妄想パブって

「さぁさぁ、国彦くん入った入った!」

嫌だ…何このノリ…

嫌だーー!!

「はぁい!いらっしゃい」

⏰:07/10/08 03:44 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#90 []
店内に入った瞬間
俺の目に飛び込んで来たのは

「あら!那智くん久しぶりじゃなぁ〜い!渋谷くんも!それと…見ない子ね」

くりくりの巻髪にケバいメイク。そしてガタイのいい身体。

「…オカマバー…?」

⏰:07/10/08 03:46 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#91 []
「まっ!失礼な子ね!看板見えなかったのかしら」

見ました。
見たくありませんでしたが。

「…何なん、この店…」

「妄想パブ!すっげー面白いから!」

渋谷が目をキラキラさせながら店の奥へと入って行く。

⏰:07/10/08 03:48 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#92 []
こわい…。

俺は店の奥に入るともう出てこれないんじゃないかと思い、足が動かなかった。

「那智くんの友達かしら?かわいい子ね〜」

「ぎゃあ!!!」

俺が叫ぶのも無理はない。店員のオカマは急に俺の頬をぺろりと舐めてきたのだ。

⏰:07/10/08 03:50 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#93 []
泣きそうです、ママ。

「マッキー、早くいこーぜ!」

那智が俺の腕を掴み、無理矢理渋谷の待つ奥の席へと連れて行かれる。

客を見渡すと、いかにも冴えないサラリーマンや、性癖を持っていそうなハゲオヤジ。

「…帰りたい」

⏰:07/10/09 01:28 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#94 []
「何言ってんのよ、ボーイ!」

…ボーイ?

俺の肩をポンッと叩き、アニメのようなかわいらしい声の主を振り返る。

「…なんだそのカッコ…」

声の主はメイドの服装をしたロリコンオヤジが好きそうな幼い(幼く見える)女だった。

⏰:07/10/09 01:32 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#95 []
「ボーイ、初めてなの?」

さっきからボーイ、ボーイて何だこいつは。

「今日が初めてで最後ですけどね。」

「うそだ〜!ボーイ、絶対また来たくなるよ!」

だからボーイて何。
俺のことか?

⏰:07/10/09 01:34 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#96 []
「…いや、普通に帰りたいんですけど」

「またまた〜!」

またまた何ですか。

「ボーイの好きそうな子、向こうにいるから!」

……は?

お前は初対面の俺の好みがわかるのか?

まぁ、見るけど。

⏰:07/10/09 01:37 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#97 []
俺はメイドの指差す方向へ目を向けた。

「好みでしょ!?」

「……普通に」

ちょー好み!!!

目線の先にはバニーガールの服装をした色っぺー姉ちゃんが足を組みながら煙草に火をつけていた。

「那智!おい、那智!」

⏰:07/10/09 01:40 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#98 []
「なんだよ」

半ば興奮気味だが、頑張って抑えようと声を殺す俺に、那智がめんどくさそうに答えた。

「あのバニーの女、指名できんのか?」

指名、させて下さい。

「あ?指名だぁ?」

⏰:07/10/09 01:41 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#99 []
「俺、あのバニー指名したいんだけど!」

俺の指差す方向を那智が見る。

「…お前…マッキー…」

「なんだよ」

「この店の名前見たよな?」

「見たけど?」

⏰:07/10/09 02:19 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#100 []
「見たならわかんだろ」

「…なにが?」

那智は深くため息をつく。

「この店の名前は?」

「店の名前って…」

は!まさか…

「そう、妄想パブ!つまり妄想する飲み屋だよ!」

なんじゃそりゃ〜!!

⏰:07/10/09 02:20 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#101 []
「妄想するって…」

一体どうやって?

「渋谷を見てみろ」

那智がコロナビールを飲みながら顎で渋谷を指した。

「…何やってんだアイツは」

⏰:07/10/09 02:29 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#102 []
渋谷は10メートルほど離れた、いかにも教師みたいなコスプレをしている女をデレデレとした表情で眺め、その女に向かい、片手に持っているカシスオレンジのコップを掲げた。

「…つまりアイツは今あの女と妄想で…」

「乾杯してるんだな」

妄想で乾杯て何だそれ!

⏰:07/10/09 02:32 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#103 []
「くだらね!俺、無理だわ。帰るわ!」

こんなくだらん店、やってらんねー。

席を立つ俺に、那智は待ったの声をかける。

「待て待て、このパブ、今からがいいんだって」

なんだよ。
今からじゃなく最初から良くしてくれよ。

⏰:07/10/09 02:35 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#104 []
那智になだめられながら、俺は不機嫌なまま席につく。

「これでくだらんかったら、お前とは絶交だからな」

「まぁまぁ、お前なら大丈夫だって」

俺なら大丈夫?

何がだよ。

俺はかなり嫌な予感がつのっていた。

⏰:07/10/09 02:37 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#105 []
那智の言う、今からがいいところのイベント(?)は、なかなか始まらず、俺は生ビールを四杯開けていた。

「まだかよ」

酔いも回ってきて、我慢の限界に達しそうな時、店の真ん中にあるステージの幕があがった。

⏰:07/10/09 02:39 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#106 []
「お待ちかねのショータイムでーす!」

店に最初に入ったときに会ったオカマがステージ上に水着のようなきわどいカッコで現れた。

「ナシだって!はみ出そう!はみ出そう!!」

男の水着姿(ビキニ)なんて頼まれても見たくない。
俺はステージから目を逸らした。

⏰:07/10/09 02:42 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#107 []
「まぁまぁ、マッキー、いいから黙って見てろよ」

那智がステージから目を離さずに言った。
心なしか嫌らしい笑みを浮かべている。

きも〜…。

俺は黙ってステージに目線を戻した。

「今日の第3位は…ゆいちゃんでーす!!」

オカマがステージ真ん中にあるカーテンを開けて言った。

⏰:07/10/09 02:44 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#108 []
大きな拍手、歓声と共にカーテンから現れたのは、先程渋谷が妄想乾杯をしていた教師風コスプレのお姉さんだった。

「今日は誰を現実に?」

オカマが妙な問いかけを教師コスプレの女にする。

なんだ、現実って。

⏰:07/10/09 02:46 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#109 []
「おい那智、なんなんだよ現実って?」

「シーッ!黙って聞いてろよ」

那智はまだステージにくぎづけになったまま俺に言った。

周りを見渡すと、客の全てが興奮気味にステージ上のゆいだっけ?教師コスプレの女にくぎづけだ。

もちろん渋谷も。

⏰:07/10/09 02:48 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#110 []
「今日は〜…彼を現実にします!」

ゆいは真っ直ぐに指を差す。その方向は…

「今日も俺じゃねーのかよ〜!」

うなだれながら叫ぶ渋谷の斜め前に座っているサラリーマンだった。

サラリーマンは照れながらステージに上がり、ゆいと手を繋ぎカーテンの奥へと消えてしまった。

⏰:07/10/09 02:51 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#111 []
「いつになったら俺を現実にしてくれんだよ〜」

酔っ払い泣きそうな渋谷を那智がヨシヨシと慰める。

「おい、何だよコレ。あの二人どこ行ったんだよ」

全く意味がわからない俺を渋谷は恨めしげに睨んだ。

⏰:07/10/09 02:53 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#112 []
「…なんだよ渋谷」

「お前はカッコイイから選ばれるかもしらねーな!」

嫌みったらしく渋谷が俺に言った。

「何が。説明しろよ」

「あのな、このパブは妄想パブだから普段は店員を眺めるだけしか出来ねーんだ。でも週に一回だけ、指名された客はその店員と好きな事できるんだよ」

⏰:07/10/09 02:55 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#113 []
好きな事…つまり

「エッチも可能?」

「交渉しだいじゃな。ま、たいていそーだろうよ」

なんですとー!!

それなら俺はあのバニーとやりたいぜ!!

でも指名は無理だな〜。
こんな事ならバニーに色目使っとくんだった…。

⏰:07/10/09 02:57 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#114 []
読んでくれてる方いますかねコメントくれたらうれしいです
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2368/

⏰:07/10/09 03:18 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#115 []
今からじゃ遅いだろう、バニーはおろか、他の店員はみんなステージ裏なのか誰も見当たらなかった。

きっと一位はバニーだな…

「さてさて、第2位は…ありさちゃーん!!」

オカマのウザイくらいのテンションで紹介されたありさを見る。

「あー!!!」

あのバニーガールだ!

⏰:07/10/09 11:18 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#116 []
「今日は誰を現実に?」

バニーだ。
バニーだ。

頼む、俺を現実にしてください。

「えっとー…」

バニーは店内を見渡し、
ちらっと俺と目が合った。

よし、ここで色目を…

ん??

⏰:07/10/09 11:20 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#117 []
「!?」

バニーが俺を見て微笑んでいる。

キタ!!間違いない、バニーは俺を選ぶ。

「今日は彼!」

バニーは案の定俺の席を指差した。

ラッキー!ま、当然か。

俺は余裕で席を立とうとする。が、先に席を立ったのは

⏰:07/10/09 11:23 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#118 []
「ありさ〜また俺?」

隣に座っていた那智だった。

……なんですと?

「那智!?えっ?お前が選ばれたんか?」

「ありさは那智がお気に入りだからなー」

やけ酒を飲み真っ赤な顔をした渋谷が言った。

そんな馬鹿なー!!

⏰:07/10/09 11:25 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#119 []
「タリーけど行ってくるわ」

頭をポリポリかきながら怠そうにステージに上がる那智。

くそっ…何がタリー、だ。こーなるのを予想してさっきニヤニヤしてたんだな。

あのムッツリめ。

⏰:07/10/09 11:28 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#120 []
バニーを那智に取られた俺は、渋谷の飲んでいたウイスキーを取り上げ、勢いよく飲み干した。

「マッキー何すんの!」

「今日は俺のためだろーがー飲むぞ、渋谷!」

「だな、今日は那智の奢りだ!飲もう!!」

一位の発表は当分かかるらしく、バニーがいなくなった俺は一位などどーでもいい、と酒を飲みまくった。

⏰:07/10/09 11:31 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#121 []
「マ…マッキー…?もうその辺でやめといたら?」

「あ?」

「マッキー目が座ってる!もう飲まねー方が…」

「うっせ。おかわり!」

どのくらい飲んだのだろう。いつの間にか俺は深い眠りについていた。
眠りにつく前に僅かに聞こえたのはオカマの声―。

「今日の第一位に輝いたのは―…」

⏰:07/10/09 11:35 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#122 []
【4☆不思議の国】

「―ねぇ…」

「…んー」

「ねーぇ!!」

「あと5分」

「ねえってば!!」

「は!?」

なんだ、ここどこだ。

⏰:07/10/09 11:38 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#123 []
まず、俺の視界に入ってきたのは天井…多分。
ピンクの雲が浮かんでいる。

「…なん…なんコレ…」

見渡す限り…

ピンク!フリフリ!ピンク!フリフリ!ピンク!ピンク!ピンク!!

「あったまいてぇー…」

「目が覚めた?」

「うわぁ!!!」

⏰:07/10/09 11:41 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#124 []
「やだぁ!大きな声ださないでよー」

「…お前…」

「ボーイ!覚えてた?」

妄想パブの店員だ。

「覚えてるけど…え…?何?なんで?」

「昨日の事、覚えてないの!?」

昨日―…?

何かあったっけ?

⏰:07/10/09 11:43 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#125 []
ふと隣に寝転ぶメイド女を見る。

「…マジかよ…」

女は、いや、俺も
裸だった。

「俺らやっちゃったのか」

「覚えてないのー!?」

「ワリ…」

⏰:07/10/09 11:45 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#126 []
「も…最低だよ…」

「ワリ〜って」

謝ってんじゃん。
泣くなよ、一体どこの誰か知りませんが。

「つーか、ここどこ?」

「………」

「おい」

「………」

メイド女は俺にそっぽを向いたまま何も答えない。

うぜ〜マジうぜぇ!!

⏰:07/10/09 11:48 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#127 []
「おい、お前名前なんてーの?」

「……あみ」

「おう、あみさんよ、ここは一体どこなんでぃ」

「……あみんち」

このフリフリピンクの部屋はお前んちか。

一体どーゆー趣味してやがる。

⏰:07/10/09 19:37 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#128 []
とにかく俺には全く似合わない空間から逃れたい。

「帰るワ」

急いで服を着、帰る準備をする。

「…待ってよ!ボーイ、嘘だよ!うちらやってないって!」

「あ?」

「昨日の事本当に覚えてないの?」

⏰:07/10/09 19:40 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#129 []
なんなんだよ
昨日のことって。

つーか、俺からすると
誰とやってよーが害がなければ別にオッパッピー状態なんだけど。

「あたしがボーイを指名したんだよ!現実にね!」

⏰:07/10/10 04:00 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#130 []
「…は」

マジで?
つーか現実にできるのは
上位3位以内だろ。
俺の記憶があるまでは
確か3位がゆいちゃん
2位がありさちゃん…

て事は…

「お前が1位か!?」

「そーだよ!あたし最近ずっと1位だよ」

…嘘だ。

⏰:07/10/11 03:40 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#131 []
「なんで」

「なんでって何が!?」

「お前が1位とか…」

「おかしい?」

かなり

「誰が順位決めんの?」

「お客さん投票だよ!」

「…客が悪い」

⏰:07/10/11 03:42 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#132 [我輩は匿名である]
面白いです

⏰:07/10/13 23:27 📱:W41CA 🆔:o7xxstnQ


#133 [しおリ*]
あーげえええ

⏰:07/10/21 20:51 📱:SH902i 🆔:Df6SB9nw


#134 []
匿名さん
しおりさん
ありがとうございます

⏰:07/10/22 02:26 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#135 []
「何それー!あみが1位じゃ不満なのー?」

不満?てか

「店の将来が不安」

大丈夫か?あの店。

俺の言葉に気を悪くしたのか、あみは無言で立ち上がり部屋から出て行った。

「…帰りてぇー」

⏰:07/10/22 02:28 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#136 []
携帯を開くと、
メールが3通届いていた。

1通目は ユリ

【明日デートしたいんだけどダメかなぁ返事待ってるねあいしてるよ

…馬鹿かコイツ。
どんだけ彼女気取りだよ。愛してるって言葉の意味わかってんのか?
俺もわかってねーけどさ。

⏰:07/10/22 02:33 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#137 []
2通目は 那智

【お前大丈夫か?無事帰れた?】

那智…お前昨日はさぞかし楽しかっただろうよ。
むかつくから返事はしないぜ。

3通目のメールを開くと同時に、俺は怒りの電話をすることになる。

3通目

【渋谷

⏰:07/10/22 02:36 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#138 []
コール2回目で渋谷が電話に出た。

どんだけヒマ人よ

「マッキーおはよん」

何がおはよんじゃ!

「おーおー渋谷、グンモーニン。…で?」

電話越しにもわかる俺の不機嫌さを悟ったように渋谷は無言になった。

⏰:07/10/22 02:39 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#139 []
メールの内容はこうだった

【マッキー1位の食べ心地はDOよ俺がマッキーを連れて帰って好きにしろって言ったんだけどЁよねじゃっ

「…で?渋谷くん、DOいう意味ですか?これは」

「…キレてますか?」

「キレてますよ」

⏰:07/10/22 02:43 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#140 []
「なんでキレてんの!」

「自分の胸に手を当てて聞いてみろ」

「………」

渋谷は胸に手を当てているのか無言になった。

「何が聞こえるよ?」

「…心臓の音です」

⏰:07/10/23 03:09 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#141 []
「よし、じゃあステップ2。メールの送信履歴を見てみろ。オ・レ・に・送ったメールをな!」

無言なまま受話器ごしにカチカチとボタン操作をする音が聞こえる。

しばらくして小さな渋谷の声が俺の耳に入った。

「も…もしかして…もしかしなくとも…このメールでキレてんの?」

「おう、もしかしなくともそのメールでな。どーゆー事か説明してもらおうか」

⏰:07/10/23 03:13 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#142 []
「いや、だってさ、マッキーベロベロに酔ってたし…それに……」

「なんだよ」

「…怒らないで聞けよ?」

俺がいつ怒ったよ?
今か?

「内容による」

「…マッキー学校の女子に嫌われてるからかわいそうに思ってさ…それで…」

なんと!!
怒りよりもビックリ!
この俺が渋谷に同情されるとは。

⏰:07/10/23 03:18 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#143 []
「…お前……」

「ごめんって!だから怒らないでつったじゃん!」

「普通怒るだろ!お前今日俺がどんな恐ろしい目に合ったかわかるか!?ピンクなんだぜ!?目覚めたら視界がピンクだぜ!?ありえねーつの!」

「…ピンク?…何が?」

「視界がピンクなんだって!今もピンクだし!俺がピンクの中に居るんだぜ?恐ろしいだろ!?」

⏰:07/10/23 03:21 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#144 []
「…それは…確かに恐ろしいけど…」

「お前がゆーな。お前が原因だろ!」

「…ごめん」

やけに素直だな。
不気味。

「電話してるの?」

突然部屋のドアが開き、あみが俺を見ながら言った。

⏰:07/10/24 02:56 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#145 []
「あ〜…おう」

「マッキーまだあの店員と一緒なの?」

渋谷が楽しそうに言った。

「うるさい。じゃーな」

「待ってマッキーあの…」

渋谷が話し終わる前に俺は電話を切った。

⏰:07/10/24 02:59 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#146 []
「誰と電話してたの?」

ムスッとしながらあみが問う。

「誰でもいーじゃん」

「誰よ!!」

お前は俺の彼女ですか

「昨日一緒にいた奴だけど」

「…そっか。」

そんな薄い反応するなら聞くなよ!

⏰:07/10/24 03:00 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#147 []
「…はい。これ…」

急にしおらしくなったあみは俺にコーヒーを差し出した。

気がきくじゃん。

「サンキュ!…あまっ!」

一口飲んで吹き出しそうになった。

なんだこれ。
砂糖何個入れてんだ!?

⏰:07/10/24 03:32 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#148 []
「甘かった?」

甘すぎだっつーの。

「お前飲んでみろよ」

あみは俺からコップを受け取り一口飲んだ。

「…にがぁぁあい!!」

…………は?

こいつはどーゆー味覚をしてるんだ?

「苦くて飲めないよ〜」

………嘘だ。
俺は本能で嘘だと悟った。

⏰:07/10/24 03:36 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#149 []
あみは苦いと言いながら
自分用のコップを両手で持ち、ゴクッと飲んだ。

「それ何」

「あ、飲んでみる?」

あみはニッコリ微笑み、俺にコップを差し出した。

「…………」

これを飲めと?

コップの中には
俺が今まで生きてきた中で見たことのない色の液体が入っていた。

⏰:07/10/24 03:39 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#150 []
「…何これ」

「ストロベリーホワイトチョコクリームだよ」

ナンデスカソレハ。

またもやピンク!

コップもピンクだし中身もピンク!
そして今いる空間もピンク!!ピンク!ピンク!ピンク!!!

「…頭いたい…」

⏰:07/10/24 03:41 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#151 []
眠いので寝ます。
コメントくれたら嬉しいです!
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2368/

⏰:07/10/24 03:42 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#152 []
「風邪〜?」

この空間のせいです

「かもな。帰るわ」

俺は立ち上がったが
またもやあみに止められた

「待って、ねぇ、携帯番号教えてよ」

絶対いやだ。

言い訳…言い訳……

⏰:07/10/24 19:26 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#153 []
脳みそのかわりに蟹みそがつまっている俺は
やはりいい言い訳が思いつかず、思考回路が停止した

「赤外線通信しよ」

あみの言葉にただ言いなりになるしかない。

「…はい」

どうかこのピンクの部屋が赤外線の邪魔をしますように。

俺は祈る事しかできなかった。

⏰:07/10/25 02:43 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#154 []
ピンクの部屋は
俺の頭を痛めるだけ痛めただけで、赤外線をスムーズに発信した。

「はい!これでOKだね!メールするよ」

しないで。

「待ってるわ」

この赤外線受信が、俺をヲタクへと招待する引き金になるなんて、不思議の国にいる俺は全く想像できなかった。

⏰:07/10/27 03:11 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#155 []
【5☆メルカノ】

「マッキーおはよ!」

まだ半分夢の中なまま身体だけが通学路を歩く俺の背後から、爽やかな挨拶が聞こえた。

「マッキー、お・は・よ」

「…おう。朝からきみは爽やかだねぇ、那智くん」

芸能人に負けないほどの白い歯を剥き出しに那智がスマイルで近寄ってきた。

⏰:07/10/27 03:18 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#156 []
「寝癖直してねーじゃん。どったの?」

なーにが
どったの?じゃ。
キモいっつーの。

「俺にかまうな」

「なんで〜!俺とマッキーの仲じゃん」

「俺とじゃなくてバニーとの仲がよろしいんだろ」

「……やきもち?」

⏰:07/10/27 03:20 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#157 []
「違いますー」

たしかにタイプだけどさ

「ダイジョブ、ダイジョブアル。ワタシ、アナタダケノモノアルヨ」

何人!?

つーか、お前をとられる心配じゃねーから!!

⏰:07/10/30 00:15 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#158 []
「で?昨日はどーだったのよ?」

「なにが」

「またまた〜!渋谷から聞いたぜ?お前1位の女と一晩過ごしたんだろ?」

渋谷…アイツ、ブットバスアルヨ。

「どーだったのよ?」

興奮気味に那智が言う。

「…まるで僕は不思議の国のアリスのようでした」

「すっげぇ!!!」

はい、とても。

⏰:07/10/30 00:23 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#159 []
俺と那智が下らない話をしていると、
俺のケータイが鳴った。

《掴もうぜ!ドラゴンボール♪》

「マッキー携帯鳴ってるぞ。まさかあの1位の子だったりして〜」

那智がニヤニヤしながら言った。

「まさか」

そのまさかだった。

⏰:07/10/30 03:32 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#160 []
俺はメール画面を見た瞬間脳内が花畑になった。

またもや…

「うわっ!画面真っピンクじゃん!見にくっっ!」

俺の携帯をちらっと覗いた那智が目をチカチカさせながら携帯から目を逸らした

「…読めねぇ…」

送信者は《あみ》
受信メールは
恐ろしくピンクな
デコメールだった。

⏰:07/10/30 03:36 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#161 []
背景もピンクで
文字もピンク。

背景と文字の色の違いは、デコメールに慣れている達人級の女にしかわからないほど区別がつかなかった。

俺?もちろん全く読めません。

かわいらしい花柄のフレームからカーソルを下へと持っていくと、一部黒くなって、何かに接続できるようになっていた。

⏰:07/10/30 03:40 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#162 []
恐る恐る俺は黒くなっている部分をクリックしてみた。

もしかするとこのメールの解読文が現れるかも…と思っていた馬鹿な俺の思考は虚しく崩れ落ち、あみへの殺意が芽生えた。

《出会いサイト☆ラブピンクへようこそo(^-^)o登録はクリックした際、自動的に行われています♪当サイトの登録料は毎月3千円です☆では良い出会いを♪》

⏰:07/10/30 03:45 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#163 []
誰か読んでくれてますか?
コメントなどお願いしますm(__)m
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2368/

⏰:07/10/30 03:47 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#164 []
「…あの女ブッ飛バス…」

「なに?何て書いてあったの?」

まだあの異色メールで目がチカチカするのか、目を擦りながら那智が言った。

「…これ」

俺は那智に出会いサイトラブピンクに登録してしまった画面を見せた。

「………ドンマイ」

本当にドンマイ、俺。

⏰:07/10/31 02:29 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#165 []
「これ、もう登録されてんの?」

「みたいだね。3千円とられたみたいだね」

「うわ〜詐欺じゃん!つーか、メール何て書いてあんのよ?」

「読めねーよ」

読めっかよ、こんなピンク

「じゃ、学校ついたら女子に解読してもらおーぜ」

⏰:07/10/31 02:31 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#166 []
 
「槙山くん、おはよ!」

学校に着き、教室に入った瞬間ユリが女子の輪を抜け出し俺のもとへ笑顔で走ってきた。

「おー」

ちらっと女子の輪を見ると皆あからさまに怪訝な顔つきで俺を見ていた。

「見てんじゃねーよ」

ブス。と付けたいところだが恐ろしいので言わないぜ

⏰:07/11/04 02:22 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#167 []
「あれ?ユリはまだマッキーとコレなの?」

那智が手でハートを作りながらユリに言った。

「え〜えへへ」

軽く顔を赤らめながらユリが俯く。

「どーでもいいじゃん。つーか、ユリこのメール読めるか?解読してくれ」

俺はあの恐ろしくピンクなメール画面をユリに見せた

⏰:07/11/04 02:25 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#168 []
「……んー」

しばらく目を細めながらメール画面と睨めっこをしていたユリが口を開いた。

「“このサイトちょーはまるからやってみて下のアドレスをクリックしたら自動的に登録されるから気をつけてね登録するかはキミに任せるよん”って書いてあるよ〜」

…くそ!何が任せるだ!気ーつけろって書くならもっと読みやすいメールしやがれ!!

⏰:07/11/04 02:30 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#169 []
「…槙山くんもしかして登録したの?」

ユリが不安げな表情で聞いてきた。

「した」

不本意ながら。

「…ほんとに?」

「した」

俺も無意識のうちにな。

「…じゃあ、このサイトで出会い捜すの?」

「しらねーよ」

今はあの女をどうするかで頭いっぱいでそれどころじゃねーよ。

⏰:07/11/04 02:33 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#170 []
授業中、またもや携帯が鳴った。

《掴もうぜ!ドラゴンボール♪》

「誰だ!授業中に携帯鳴らしてる馬鹿者は!!」

やべっ!

「すんませ〜ん!」

「なんだ、渋谷か。授業終わったら職員室まで携帯取りにこい。」

あれ?俺の携帯じゃねーのか?

⏰:07/11/07 02:34 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#171 []
俺は携帯を没収されたかわいそうな渋谷を横目に、自分の携帯を開いてみた。

《新着メールあり》

やっぱり俺の携帯だ。

かわいそうな渋谷!
携帯が鳴らなかった上に、勘違いして自ら没収されるとは。

俺は昨日のことで渋谷を殴るつもりだったが予想外にかわいそうな出来事が起こったため、渋谷を許すことにした。

⏰:07/11/07 02:37 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#172 []
机の下で静かにメールを開いてみる。

《登録ありがとうございますo(^-^)o出会い系ラブサイトです☆ぞくぞく新規のかわい子ちゃんが揃い出したので、またご利用下さいね(^_-)-☆》

…なんだコレ。

は!さっき登録したラブサイトだ。

⏰:07/11/07 02:40 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#173 []
くそっ…登録したら自動的にアドレスもばれてメールも送られてくるシステムか。
ん?もう登録してしまったんだから、3千円分使ったほうが有意義だよな。

ヒマな俺は産まれて初めて出会い系ラブサイトを使用してみることにした。

またもや黒くなっている部分をクリックしてみる。

⏰:07/11/07 02:43 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#174 []
iモードを接続すると、
ピンクの画面に色んな女の子の名前がたくさんでてきた。

(主は出会い系したことないので架空の内容です。違っててもスルーでお願いしますm(__)m)

「…………ふん」

俺はとりあえずかわいいっぽい名前をクリックした。

《ニィナ☆19歳》

多分、かわいいはず。

⏰:07/11/07 02:47 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#175 []
年上のお姉さま好きの俺は、接続中ウキウキしていた。

一体、どんなかわいいお姉さまが現れるんだ。

早く、早く!!

画面が変わり、徐々にかわいらしい(ハズ)ニィナちゃんの写メが現れてきた。

「……………」

ナシ。無理。

ニィナは俺の予想とは全く外れた黒髪のブタゴリラだった。

⏰:07/11/07 02:50 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#176 []
こーなったら、勝手に登録された3千円分、使って使って使いまくってやる!

俺は上から順に女の写メを見まくった。

外れ、外れ、また外れ。

やっぱマシな女いねーな。

ついに最後の女の名前まできてしまった。

こいつもどーせブタゴリラだろ。

⏰:07/11/07 02:53 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#177 []
期待しないで俺は名前をクリックした。

奴の名前は《セイラ》

徐々にセイラの写メが映し出される。

…………

「えっ!マジかわっ!」

セイラの写メが全て映った瞬間、俺は思わず叫んでしまった。

⏰:07/11/07 02:57 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#178 []
「槙山ぁ?どしたぁ?」

先生が怪訝な顔つきで俺を見た。

「いや〜あの〜…」

やべーやべー今、数学の授業だった。

「いえ、この記号のかわいさに思わず叫んでしまいました」

「記号?そんなにかわいいか?ただのルートだぞ」

「そのルート、俺はかわいいと思います」

「そ、そうか」

先生はまだ怪訝な顔つきだが、うまくごまかせた俺はホッと胸を撫で下ろした。

⏰:07/11/07 03:02 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#179 []
あらためてセイラの写メをまじまじと見る。

ん〜かわゆいっ!!

なになに?
身長が155センチで…
バストがEカップ!?

いい!!こいつ最高!

デレッとしながらカーソルを下にすると、セイラのメールアドレスが乗っていた。

これは送るしかない。

俺は迷わずセイラにメールを送った。

⏰:07/11/07 03:04 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#180 []
《初めまして!よかったらメールくれ》

こんなもんでいっか。

「送信っと♪」

写メのかわいさに浮かれていた俺は、携帯には写メマジックが存在することに全く気付いていなかった。

セイラからの返事はすぐに返ってきた。

《初めましてお名前なんてゆーの?》

⏰:07/11/07 03:07 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#181 []
順調にセイラとメールを続けていた俺は、セイラのあらゆる情報をゲットした。

歳はハタチ。
キャバクラで働いているということ。
そして俺が通う学校から近いということ。

興奮中の俺は、すぐにでもセイラに会いたかった。

「今日会わねーか?」

⏰:07/11/07 03:13 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#182 []
それまですぐに返信されていたメールが、急に止まってしまった。

やべーな。やっぱその日に会うとか無理なのか?

メールが止まってしまった俺はヒマすぎて眠ってしまった。

「―ッキー…マッキー!」

「…ん〜」

「マッキー!!!」

⏰:07/11/07 03:16 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#183 []
「あ?」

顔をあげると那智と渋谷が立っていた。

「昼飯だぜ〜!」

那智が購買のパンを食いながら言った。

「マッキーひでぇよ!携帯鳴ったのお前だろ!」

渋谷がママ手づくり弁当を開きながら泣きべそをかいた。

「知らん。お前が勝手に名乗り出たんだろ」

⏰:07/11/07 03:19 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#184 []
「ひでぇよ〜…」

渋谷が泣きべそをかきながらぶつぶつ文句を言っているが俺は無視して財布を持って席を立った。

「あ、マッキー、購買のパン売り切れてたよ」

「マジで!?俺の分は?」

「ないんじゃない?」

那智!親友なら俺の分まで買っとけよ。

⏰:07/11/07 03:34 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#185 []
「腹へった〜…」

俺はまだ文句を言っている渋谷の弁当をちらっと見た

こいつの弁当はいつもながらうまそうだな。

「渋谷、携帯取りに行かなくていーのか?」

「あっ!本当だ。ちょっと職員室行ってくるわ」

渋谷は慌てて教室を出て行った。

よし、渋谷わりーな。
お前のママ弁いただくぜ。

⏰:07/11/07 03:38 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#186 []
タコさんウインナーに手を伸ばした瞬間、俺の携帯が鳴った。

セイラか!?

俺は伸ばした手を携帯に持っていく。

《新着メールあり》

メールを開くと
やはりセイラからだった。

⏰:07/11/07 03:40 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#187 []
《会うの早くない?もっといろいろ話したいなてか、国クンって彼女いるの?》

すみません、俺は話すよりも早くやりたいです。

《彼女どうかな〜》

曖昧な返事を送り、渋谷ママ弁のサンドイッチに手を伸ばした。

「マッキー何してんの!」

渋谷が戻ってきてしまった。

早過ぎる。

⏰:07/11/07 04:13 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#188 []
「腹へって死にそう…」

「じゃ、安らかに」

購買パンを食べきった那智が携帯をいじりながら言った。

那智、シバく。

「わかったよ、サンドイッチ一個あげるよ」

渋谷が哀れみながらサンドイッチを差し出した。

ありがとう!我が友よ!

⏰:07/11/07 04:16 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#189 []
サンドイッチを一口食べたところで、またも携帯が鳴った。

《彼女いるの?やだ〜メルカノでいーから、セイラを彼女にして

…なんだ、メルカノって

「おい、メルカノって何かわかるか?」

俺は那智と渋谷に聞いた。

⏰:07/11/07 04:17 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#190 []
「なんだそれ。何かの暗号か?」

興味なさげに那智が聞く。

「知ってる!メールだけの彼女って意味だよ!」

渋谷がタコさんウインナーを食べながら言った。

メールだけの彼女…
略してメルカノ。

そのままじゃん!!

⏰:07/11/07 04:19 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#191 []
「どんなことすんの?」

「普通の彼女と同じだよ。ただ、会えないってだけ」

会えないなら普通の彼女と違うジャマイカ。

「あ、そ〜」

「なに?マッキー、メルカノできたの?」

興味深々に渋谷が目を輝かせた。

「…わかんねー」

⏰:07/11/07 04:21 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#192 []
メルカノ…ねぇ…。

「ちなみに渋谷くん」

「なに?」

「きみはメルカノ作ったことあるのかね?」

俺の質問を聞き、那智がありえないといった感じに鼻で笑った。

「あるよ〜」

「マジで!?」

那智と俺がハモった。

⏰:07/11/08 03:02 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#193 []
「出会い系サイトが普及してる今の世の中、結構メルカレ、メルカノ作ってる人いるんじゃねーの?」

ほんとかよ。

「ちなみにちなみに渋谷くん、質問いいっスか」

「なんだね、槙山くん」

得意げに渋谷が腕を組む。

⏰:07/11/08 03:04 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#194 []
そこ、得意になるとこか?

「メルカノとはどーいったお付き合いを?」

俺の質問に渋谷は気まずそうに那智を見た。

「なに」

那智が渋谷をガン見する。

こえーこえー
こいつに睨まれたら一たまりもねーな。
これから那智を蛇男と呼ぼう。

⏰:07/11/08 03:06 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#195 []
「なんだよ」

蛇男あらため那智は渋谷を怪訝な表情で見つめる。

「那智、ぜってー引くもん!」

「俺は?」

「マッキーは…俺と同じにおいがするから引かないと思うけど…」

おいおい、いつお前と同じにおいがしたよ?

香水は同じだけどさ。

⏰:07/11/08 03:08 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#196 []
「ひかねーよ」

那智がいらついたように言った。

こいつは引く。
内容をまだ聞いていないが俺は確信した。

「絶対引かない?」

「絶対とは言い切れね」

絶対引くな。
確実に。

「…エロ写メ交換してた」

引くワー!!

⏰:07/11/08 03:10 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#197 []
「エロ写メって?」

冷静なまま那智が問う。

「女に裸の写メ送れって言ったり…」

引くワー!!

でも、いいかも。

「お前、そりゃないわ…。なぁ、マッキー?」

「え?あー…おう。」

引くけど見てみたい。

やっぱり俺と渋谷は同類かもしれない。

⏰:07/11/08 03:12 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#198 []
もっとメルカノの話しを聞きたい俺だが、那智が完全に引いているためなかなか聞き出せなかった。

どうにか那智を追い出せないだろうか。

渋谷と二人きりになりたいと思ったのは、今産まれて初めてだった。

「那智、そーいえば担任がお前を呼んでたよーな気がするぞ」

⏰:07/11/08 03:15 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#199 []
「マジ?なんで」

「しらねーよ。とりあえず行ってみたら?」

「マジかよ〜俺何かしたっけ〜?」

何もしてないよ。
お前を追い出す口実だからな。わりーな、那智。

「ま、行ってみるワ」

「達者でな」

購買パンの恨みは、これでナシにしてやるよ。

⏰:07/11/08 03:17 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#200 []
那智が教室を出て、俺は念願の渋谷と二人きりになった。

渋谷はママ弁に食らえついている。

「おい、さっきの話の続きだけどさ」

「なんの話〜?」

「メルカノの話だろ!」

馬鹿かコイツは。

⏰:07/11/08 03:19 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#201 []
「うん、なに?」

「裸の写メってマジで送ってくれんのか?」

「マジだよ〜」

たまごやきをうまそうに食べながら渋谷が言った。

「普通に送ってって言ったら送ってくれんの?」

興奮気味の俺を、渋谷はニヤニヤしながら見た。

「マッキー、写メ送ってもらうつもりでしょ」

⏰:07/11/08 03:21 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#202 []
「馬鹿か。俺はお前と違って写メより実物をいつでも見れるっちゅーの」

「俺と違ってってどーゆー意味だよ!!」

またもや渋谷が特有の暴れん坊になり、ギャーギャーと騒ぎだした。

が、気にしない。

俺は冷静にコーラを一口飲んだ。

絶対に裸写メを送らせてみせるぜ。

⏰:07/11/08 03:30 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#203 []
【6★電話DEエッチ!?】

「マッキー!お前うそつくなよ!!」

昼休みも終わり、みんなが五限の授業の準備を始めていた時、那智が怒鳴りながら教室に入ってきた。

「あ?なにが?」

「担任呼んでねーじゃん」

「だから、呼んでた気がするっつったろ?」

「そりゃないぜ〜」

すまんな。でもお前を追い出したおかげで、俺は今夜の楽しみができたぜ。

⏰:07/11/08 03:35 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#204 []
五限の授業は英語。
英語は自慢じゃないが全く理解できない。
だけど英語ってなんか発音がエロイよね。
そー思うのは俺だけ?

なんたって英語のティーチャー、ナタリーは超グラマーな女ですから。

ナタリーを見つつ、机の下では携帯を打ちつつ…五限の俺は大忙しだった。

⏰:07/11/08 04:09 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#205 []
寝ます…
これからの展開で、アンケートとりたいのですが…
エロくなってもいいですか?いやですか?
コメントくれたらありがたいです

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2368/

⏰:07/11/08 04:12 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#206 []
ディス イズ ア ペンが

ディス イズ ア パイに聞こえてしまうほど、俺は性欲がみなぎっていた。

やべーな、俺。

「ミスターマキヤマ!ハゥアーユー?」

「……イエスアイドー」

「………ユァクレイジー」

ナタリーが呆れたように言った。

まぁ、性欲に狂ってるから反論はしないぜ。

⏰:07/11/09 00:24 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#207 []
《買い物してくる

というメールでセイラとのメールを一旦終わらせた俺は、残り数分のナタリーの授業を頬杖をつきながら聞いていた。

って言うよりもナタリーを見ているだけだけど。

あ〜色っぺーな…

デレ〜としながらナタリーを見ているうちにナタリーにグッバイを告げるチャイムが響いた。

⏰:07/11/09 00:30 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#208 []
「グッバイ、エブリワン」

「グッバイ、ナタリー」

爽やかに手を振りながらナタリーは教室から出て行った。

「マッキー、メルカノとどーよ!?」

授業が終わった瞬間、ものすごいスピードで渋谷が俺の席に走ってきた。

⏰:07/11/09 00:33 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#209 [ト]
>>91-100

⏰:07/11/09 00:38 📱:W51SA 🆔:kZGanEA2


#210 [ト]
>>193-200

⏰:07/11/09 00:49 📱:W51SA 🆔:kZGanEA2


#211 []
「別に普通」

「写メもらったか?」

「マッキーはそんなもんもらわねーよな」

那智が俺と渋谷の間に割って入ってきた。

「もらわねーよ」

「だよな〜マッキーがそんな写メ見てナニしてたら俺マジ引くわ」

…あとでもらいますけど。

⏰:07/11/09 05:12 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#212 []
「なんだ〜もらわねーのかぁ〜」

渋谷がガッカリした表情をした。

こ…こいつまさか…

「おい、なんでお前がガッカリすんだよ?まさかお前マッキーに転送してもらうつもりだったんじゃ…」

那智が渋谷に軽蔑の眼差しをむける。

「そ…そそんなつもり…」

そのつもりだったな。

⏰:07/11/09 05:15 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#213 []
わりーけどセイラの裸は俺が独占しますぜ。

「渋谷にはわりーけど、俺は写メ送らせるなんて悪シュミじゃねーから」

「…だよな〜…」

「それでこそマッキー!キングだぜ!」

嘘つきキングと呼んでくれ

⏰:07/11/09 05:19 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#214 []
 
「マッキー帰ろーぜ」

六限が終わるチャイムが鳴った瞬間、那智が大きく伸びをしながら俺の席に来た。

「お〜」

席から立ち上がると同時に俺を呼ぶ声が教室に響いた。

「国彦!!!」

…誰だ?国彦なんて呼ぶ奴いたっけか?

⏰:07/11/10 03:36 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#215 []
クラス中の注目の的は

「…美咲……」

般若のような顔つきの美咲だった。

「…なんの用だよ」

こえー面だな、オイ。

「ちょっと来て」

美咲は俺をギロリと睨みながら手招きをした。

⏰:07/11/10 03:38 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#216 []
ちらっと那智に視線を向けると、那智も般若の美咲にびびっているのか目をまんまるにして固まっていた。

「国彦!早く来てよ」

美咲はまだ俺を睨みながら怒鳴る。

「…うっせーな。何だよ」

怖くて身体が震えるぜ。

⏰:07/11/10 03:43 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#217 []
クラス中の注目を浴びたままは嫌な俺は、ドアをぴしゃりと閉めた。

「なんだよ」

「…ちょっと来てよ」

美咲は俯き、俺の腕を掴んで足早に歩き出した。

「おい!どこ行くんだよ」

⏰:07/11/10 03:46 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#218 [x]
失礼しますx
>>1-50
>>51-100
>>101-200
>>201-250

⏰:07/11/10 21:52 📱:W51S 🆔:ILFsDxEw


#219 [x]
失礼しますx
>>151-200

⏰:07/11/10 22:06 📱:W51S 🆔:ILFsDxEw


#220 []
美咲は俺の腕を掴んだまま無言で足早に歩き続ける。ようやく立ち止まった先は屋上だった。

部活に打ち込む熱血軍団のさわやかな声が聞こえる。

「…こんなとこ連れてきて一体なんだよ」

内心ビクビクな俺だが、なめられるわけにはいかない。平静を装った。

⏰:07/11/11 02:29 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#221 []
「………別れよ」

「…はい?」

聞き間違いか、別れよって聞こえましたが。

「あたし達…もう無理だよ…別れて下さい」

「…………?」

聞き間違えじゃなかった。こいつ確かに別れようと言っている。

そもそも俺ら付き合ってたっけか?

⏰:07/11/11 02:31 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#222 []
「…あたし…もう国ちゃんとは無理…」

「…あ…そう?」

なんだなんだ?
俺らって付き合ってたのか?

「…じゃあ…ね……」

「あ、はい」

般若とは一転、美咲が泣きそうな顔で屋上を去る。

一人ぽつんと屋上に取り残された俺。

⏰:07/11/11 02:34 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#223 []
頭がフリーズしている。

えーっと…
今俺は付き合ってない女に振られたのか?

「………くだらねー」

ポケットからたばこを取り出し、一口吸う。

「…うまいな」

へたれな俺は殴られずに済んで心底ホッとしていた。

⏰:07/11/11 02:36 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#224 []
一服を終えた俺は再び教室のドアを開いた。

那智が心配そうな表情で近寄ってくる。

「大丈夫か?殴られたのか?」

「…いや…振られた」

「…は?」

「別れようって言われた」

「…付き合ってたっけ?」

付き合ってませんけど。

⏰:07/11/11 02:40 📱:SH901iS 🆔:☆☆☆


#225 [我輩は匿名である]
続き楽しみにしてます♪♪♪頑張って下さい☆

⏰:07/11/15 21:11 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#226 [美香]
続きがんばってくださあいッ()!

⏰:07/11/15 23:26 📱:N703iD 🆔:FQJ1rYyg


#227 []
匿名さん
みかさん
ありがとうございます!
更新できなくてごめんなさい
携帯かえたら使いにくくて…少しずつ更新します

⏰:07/11/19 20:07 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#228 []
>>224

美咲に振られ、那智と寂しく帰宅路を歩く。

「お前さ〜、そろそろ遊びは卒業してマジな相手見つけた方がよくね?」

那智が真剣な表情で聞いてきた。

「やだよ。マジになる相手なんてできねーし。まだ17歳だぜ?遊びの年頃じゃん」

「まぁそーかもしんねーけどさ〜」

⏰:07/11/19 20:13 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#229 []
「お前だって、マジになる女いねーだろ」

「………」

俺の言葉に、那智は深刻な顔になり黙りこんだ。

おいおい、冗談だろ

「まさかマジな相手いるんか?」

「……まぁ…な…」

うそだろ。
冗談は顔だけにしてくれ。

⏰:07/11/19 20:16 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#230 [我輩は匿名である]
あげ

⏰:07/11/21 16:21 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#231 []
匿名さん
あげありがとうございます!最近更新できずすみません今日はあとから時間あるので、慣れない携帯と戦いながら更新します!

⏰:07/11/22 00:34 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#232 []
>>229

「相手誰だよ?」

まさか…

「…お前酔っぱらってたし覚えてるかわかんねーけど…」

まさか…

「妄想パブの…」

まさか

「ありさなんだけど」

やっぱりーーー!!

⏰:07/11/22 01:42 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#233 []
「覚えてる?」

覚えてます、はっきりと。

「いや、なんとなくしか」

「そっか、まぁまた今度紹介するわ」

紹介!?
付き合ってるわけじゃねーだろ?

「じゃ、また明日な!」

今朝と同じ爽やかなスマイルで那智が手をふって帰っていった。

⏰:07/11/22 01:46 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#234 []
「はぁ……」

ふかいため息をつきながら俺も帰路についた。

「ただいま〜」

玄関先で小さく放つと、
母さんの怒鳴り声が響いた。

「あんた!佐伯さんとこの娘さんのことモテ遊んだんだって!?母さん今日恥かいたじゃないの!」

佐伯?あー、クラスの女か

「うっせーよババア」

⏰:07/11/22 02:02 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#235 []
俺の言葉にまたもや母さんが怒鳴りだしたので、俺は耳を塞ぎながら部屋に入った。
ガチャッと部屋の鍵をしめ、ベッドに倒れ込む。

そのまま目をつむっていると、俺はいつの間にか深い眠りについてしまった。

⏰:07/11/22 02:03 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#236 [我輩は匿名である]
あげ(o>_<o)
頑張って下さいねo(*vωv*)o

⏰:07/11/22 21:50 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#237 [ゆーか]
>>150-170
>>170-200
>>200-230

失礼しましたKホ
頑張ってくださいx

⏰:07/11/23 18:33 📱:W52SH 🆔:☆☆☆


#238 [我輩は匿名である]
あげ☆

⏰:07/11/25 02:07 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#239 [まい]
あげ

⏰:07/12/01 10:06 📱:F903i 🆔:uNw93/Rs


#240 []
匿名さん
ゆーかさん
まいさん
ありがとうございます!
遅くなってすみません

⏰:07/12/04 06:27 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#241 []
 
《掴もうぜ♪ドラゴン…》

寝ぼけながらメール音を途中で切り、放心状態のままメールを開く。

送信者はセイラ。

うつろなままメールを読んだ俺は、あまりの過激さに目が覚めた。

⏰:07/12/04 06:31 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#242 []
《酔っぱらっちゃったセイラ、今すごくエッチな気分なの今のセイラ

文章の下にある画像ありのURLをクリックすると、
とんでもない画像が俺の目に飛び込んできた。

画像は、
セイラがスケスケの下着をつけ、上目遣いでカメラ目線の写メだった。

⏰:07/12/04 06:35 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#243 []
「マジかよ…」

頼んでもねーのに、下着姿を送るなんて、これはうまいこと言えばすぐ裸写メも送ってくるな。

そう思った俺は、すぐさま返信する。

《なに?エッチな気分なら全部脱いでみろよ》

送信っと。

⏰:07/12/04 06:38 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#244 []
セイラからの返信は、1分もたたないうちに来た。

《それは恥ずかしいから…テレビ電話しない?》

テレビ電話?

絶対に嫌だ。

《無理。しても俺の顔は出さねえよ?》

⏰:07/12/11 09:17 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#245 [たち]
あげっ

⏰:07/12/29 00:46 📱:F702iD 🆔:/lEzgw56


#246 [まな]
あげッッ

⏰:08/01/05 16:20 📱:F704i 🆔:jiWzqc0k


#247 []
こっちの小説読んでくれてる方いますか?
感想板でもこちらにでもコメントくれたら嬉しいですm(__)m

⏰:08/01/31 03:05 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#248 [我輩は匿名である]
読んでるよ〜

しばらく書いてないからもう書かないのかと思った

⏰:08/01/31 05:15 📱:SH704i 🆔:JLZSPdKI


#249 [我輩は匿名である]
渋谷のキャラかわえぇぇぇぇええぇぇぇえぇぇえええぇぇぇぇぇえぇぇぇえええぇぇぇぇぇぇ

⏰:08/01/31 06:21 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#250 [りさ]
最後まで応援してます

⏰:08/01/31 10:37 📱:P902i 🆔:LISEVzQ.


#251 []
ありがとうございます!
読んでくれてる方がいて、また更新しようと思いました!更新はまだ少しかかりますが待ってて下さい

⏰:08/02/01 04:10 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#252 [我輩は匿名である]
頑張って下さい(〃ω〃)

⏰:08/03/07 21:43 📱:P902iS 🆔:☆☆☆


#253 [我輩は匿名である]
あげます

⏰:08/04/12 20:35 📱:PC 🆔:yaWiR6n6


#254 [我輩は匿名である]
書かないの?

⏰:08/04/22 07:22 📱:P902iS 🆔:MhWdLRG.


#255 []
皆さんコメントありがとうございました

⏰:08/08/07 03:47 📱:P904i 🆔:scyGj8mY


#256 []
>>244

いくら馬鹿な奴でもさすがに相手が顔を見せないのにテレビ電話しないだろ。

セイラからもう返事はこないと思い、おれはタバコに火をつけた。

《掴もうぜ♪ドラゴン…》

「早っ!!」

返信が来た事にビックリしたが、内容を見てさらにビックリする。

⏰:08/08/07 03:51 📱:P904i 🆔:scyGj8mY


#257 []
《声だけでいいよ電話かけて

マジで携帯番号が載っている。

「マジかよ…」

どーすんだよ…

かけるべきか?
いや、でもすぐに番号教えてくるとか怪しいな…

いや、でもホントに裸だったら…

おれは寝起きから脳ミソフル回転だった。

⏰:08/08/07 03:54 📱:P904i 🆔:scyGj8mY


#258 []
5分ほど考えたが、
ここでかけねば男がすたる!と思い、
躊躇しながらもやや興奮を抑えきれずに番号を押した。

「ふぅ………」

番号を入力し、ひとまず深呼吸してから発信ボタンを押す。

⏰:08/08/07 03:57 📱:P904i 🆔:scyGj8mY


#259 []
《プルルルル…》

うわ…マジでかかったよ。

あ、おれキャラ電に設定したっけか?

確認しようとメニューボタンを押そうとした瞬間、画面にウサギさんのキャラクターが現れた。

「…はじめまして」

⏰:08/08/07 03:59 📱:P904i 🆔:scyGj8mY


#260 []
かわいらしい声におれは画面上のウサギさんに向かって、はじめましてと言った。

「顔見せないって言ってたのに…かっこいいね」

………は?

ウサギさんの言葉を聞き、おれは画面の左下を見た。

おれが映っている。という事はつまり…

⏰:08/08/07 04:01 📱:P904i 🆔:scyGj8mY


#261 []
「ちょ…待て。お前なんでキャラ電にしてんの?」

なぜセイラがウサギさんになって、俺が顔出してるんだ!?

俺は慌てて自分もキャラ電に設定した。

画面の左下には

くまさんが現れた。

まさに俺だぜ!ガオー。

⏰:08/08/07 04:04 📱:P904i 🆔:scyGj8mY


#262 []
「顔見せろよ」

くまさんの俺が話す。

「ちょっと待って」

甘えた声のウサギさん。

声だけ聞いてるとかわいいぜ。写メもかわいかったし。

期待できるなコリャ。

俺はウサギさんを興奮状態に見つめた。

くまさんからは鼻息が出てきそうだぜ!

⏰:08/08/07 04:06 📱:P904i 🆔:scyGj8mY


#263 []
画面を見ていると、
パッとウサギさんが消え
でかい谷間が現れた。

オォー!!?

まさに鼻息噴火状態。

やべぇ、このパイオツ生で揉んでやりたいぜ。

だが我慢、我慢。

⏰:08/08/07 04:08 📱:P904i 🆔:scyGj8mY


#264 []
「…恥ずかしい…」

谷間が甘い声で話す。

「何言ってんだよ、やらしい写メ送ってきたくせに。早く顔見せてみろよ」

興奮を抑えながらくまさんが言う。

「……ん。」

画面は谷間から上に移動し、かわいいかわいい………

ぶ た ご り ら ?

⏰:08/08/07 04:11 📱:P904i 🆔:scyGj8mY


#265 []
なんと画面にブタゴリラが現れた。

「……セイラ?」

俺はメールに貼られていた写メを思い出そうと努力した。

「…セイラです」

いや、いや。
こいつはセイラじゃない。だってセイラの写メは…

⏰:08/08/07 04:13 📱:P904i 🆔:scyGj8mY


#266 []
「あたし写メ映りいいってよく言われるんだ〜」

ブタゴリラが画面上でにっこり微笑む。

「ね、あたしの身体、見て?」

ブタゴリラはスケスケのネグリジェの肩ひもを下げる。

無理。さよならセイラ。

俺は無言で電話を切った。

⏰:08/08/07 04:15 📱:P904i 🆔:scyGj8mY


#267 []
幸い俺はセイラに非通知で電話した為、かけ直してくる事はなかった。が、
その後恐ろしい数のメール攻撃が来た。

《電話切れちゃったよ?電波悪いの?》

《もっかいかけて

ご丁寧に写メ入りのメールまである。

⏰:08/08/07 11:41 📱:P904i 🆔:scyGj8mY


#268 []
写メを開くと
そこにはやはりブタゴリラではなくかわいいセイラが映っていた。

「…写メ映りよすぎだろ。なんだコレ詐欺か?」

………詐欺?

詐欺の写メ…

「理佳ちゃんって詐欺写メうまいよねー」

だいぶ前にクラスの奴らが話していた会話がフラッシュバックする。
あの頃は意味不明な言葉だと思ったが

これが詐欺写メかー!!!

⏰:08/08/07 11:45 📱:P904i 🆔:scyGj8mY


#269 []
携帯技術も発進したもんだなー。

ん…待てよ。

詐欺写メが溢れる世の中、どのくらいの奴らが実際の見た目と違うんだ?

俺は鳴り止まないセイラのメールに《ウザイ》と返信し、出会い系サイトラブピンクを開いた。

ランキング付されている女の子の名前と写メが画面に写し出される。

「こいつらの正体…暴いてやるぜ!」

⏰:08/08/07 11:52 📱:P904i 🆔:scyGj8mY


#270 []
【7★詐欺写メ狩り】

「マッキーグンモーニンニンにゃ〜♪」

「………………」

「マッキー無視しないでよ!」

「…朝からウザイ」

昨日のセイラとのテレビ電話の衝撃的顔面にすっかり萎えている俺の前に
朝っぱらから気持ち悪い渋谷が現れた。

⏰:08/08/08 01:41 📱:P904i 🆔:P1FMs5VE


#271 []
「ひでぇ………」

お?ハート様、始まるか?

俺は渋谷から半径イチメートル離れた。が、

「そーいやマッキー、例のメルカノとどーなった?」

やけに冷静(変態)な声で渋谷が言った。

「あ?なんもねーよ。」

あるわけねーだろ、ブタゴリラなんかと。

⏰:08/08/08 01:44 📱:P904i 🆔:P1FMs5VE


#272 []
「マジでじま〜?」

気持ち悪い発言と共に、せっかく離れたイチメートルの距離内に渋谷が入ってきた。

「マジでじま。」

「マジかよ〜つまんねー奴だな、マッキーは」

……はぁー!?

⏰:08/08/08 03:33 📱:P904i 🆔:P1FMs5VE


#273 []
「お前、裸の写メ回してもらうつもりだったろ?」

俺の言葉に渋谷はあからさまにパニックになりながらも

「そそそそんな!!」

と、どもってみせた。

「……………」

あ。いい事思いついた。

⏰:08/08/08 03:35 📱:P904i 🆔:P1FMs5VE


#274 [まりな]
おもしろい
最後まで読ませてもらうんで 頑張ってください

⏰:08/08/08 08:45 📱:SH704i 🆔:jDNJHk8A


#275 []
ありがとうございます
こっちの小説は今後更新しますよ

⏰:08/11/28 05:40 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#276 [のん]
あげますっm(u_u)m

⏰:08/12/04 09:04 📱:W61P 🆔:HKEhOLPU


#277 []
のんさん
ありがとうございます。

久しぶりにすこーしだけ更新します。

⏰:08/12/29 05:05 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#278 []
>>273

「おい、渋谷。お前今確か彼女いないよな?」

つーかこの17年いなかったか?

俺の質問に渋谷は下唇を突きだしながらムスッと答えた。

「…いやみか?」

下唇を突きだす渋谷はなんとも例えようのない程気持ち悪かった。が、
悟られてはいけない。

俺は最高の引きつり笑いを浮かべていった。

「女、ほしいか?」

⏰:08/12/29 05:09 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#279 []
俺の言葉に、先程とはうって変わって渋谷は極上のスマイルを俺に捧げた。

別にいらんけど。

「何?マッキー女の子紹介してくれんの!?」

興奮気味の渋谷の鼻からはもの凄い勢いで鼻息が噴射している。

俺の次の一言できっと台風がくるぜ。

「おう。紹介してやる」

⏰:08/12/29 05:12 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#280 []
案の定渋谷は大興奮で鼻息台風が俺に直撃してしまった。

とんだ災難だが、
渋谷…今から俺が紹介する女(たち)はお前にもっと災難を降り注ぐだろうよ!

「渋谷くん、きみの携帯をかしたまえ。紹介する女を登録して差し上げよう。」
興奮しながら差し出す渋谷から奪うように携帯をぶんどり俺はカチカチと文章を打った。

そう。あの恐怖の出会い系サイト、ラブピンクのURLを。

⏰:08/12/29 05:17 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#281 []
一旦URLをうちおわり、
画面上に
【接続しますか?】の文字が出たままで渋谷に携帯を差し出した。

さて…うまくいくか?

すでに有頂天の渋谷はニコニコしながら俺から携帯を受けとる。

あぁ…なんて俺は罪深い人間なんだ。
こんなに無垢な人間をおとしいれようとしているなんて…だが同情は皆無!
友ならば一緒に騙されてくれ。

「渋谷くん、彼女がほしければ、その画面のYESをクリックするのだ。」

⏰:08/12/29 05:25 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#282 []
渋谷は何の疑いもなく
ニコニコしながらYESをクリックする。

登録おめでとう渋谷くん。我が同士よ!!

クリックして登録した画面が出てきた途端、渋谷の顔つきが変わった。

だんだんハート様に近づいていく。

「……ひでぇ。」

始まったか。

「ひでぇよマッキー!!」

⏰:08/12/29 05:28 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#283 []
血を見た途端豹変するハート様如く(北斗の拳何巻か忘れましたが)渋谷の表情は鬼のようになった。

「マッキー俺を騙したな!?」

ハート様になった渋谷は俺に携帯画面を見せながら、その携帯を持つ手をプルプルと震わせた。

「渋谷くん、画面も見ずに登録するきみの責任でもあるのだよ。ぼくは生身の女を紹介するとは一言も言っていないじゃないか。」

⏰:08/12/29 05:31 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#284 []
「………くぅっ…っ」

戦意を喪失したハート様改め渋谷は携帯を震わせながら膝をついた。

「まぁまぁ、きみには災難だが、俺ときみはすでに同士だ。さて、ここでひとつ。同士は僕たちにはもう1人いる。さて…」

俺の言葉に膝まずいた渋谷はニヤリとし、立ち上がった。

「次の獲物は那智だ」

⏰:08/12/29 05:36 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#285 []
 
「お!マッキーおは……ん?珍しいコンビだな」

教室に入った途端、那智が俺と渋谷のツーショットを見て怪訝な顔をした。

渋谷はまたもやハート様になっていたが、そんなものはお構いなしだ。
俺は冷静、平穏に那智に挨拶をする。

悟られるな、俺…国彦くんよ。

「おは…おはよよよ那智くくくん。」

⏰:08/12/31 05:51 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#286 []
よし、挨拶は完璧。出だしは好調だ。

ニヤリと笑う俺に対し、那智の怪訝な顔つきは更にひどくなった。

「…何どもってんの?ははーん、何か企んでやがるな、こいつら。」

す…するどい…!
なぜわかった!?
やはり………

俺はハート様改め渋谷をギロリとにらんだ。

「何よマッキー!俺何もしてねーよ!マッキーが勝手にどもったんでしょ!同士にしようとしてんのを悟られると思っ………はっ!」

渋谷は事の真髄をうっかりしゃべってしまった後にやばいと感じ口を押さえた。

⏰:08/12/31 05:58 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#287 []
だが時すでにおそかりし…

「何の同士だって?」

那智が嫌悪感むきだしに近付いてくる。

般若の表情だ!
俺の命も、もはやここまでか…。
くそっ………。

あきらめて目を閉じた瞬間、天使が舞い降りた。

「友情という同士、仲間さ。俺たちは常に一緒なのさ」

ハート様から抜け出し、仏のような表情で渋谷が微笑んだ。

渋谷!!
お前には後光が見えるぜ。

⏰:08/12/31 06:03 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#288 []
「…お前らマジで気持ちわりーんだけど」

チッと舌打ちをして那智が席についた。

携帯をいじっている。

俺は渋谷をちらりと見たが那智の気持ち悪いの言葉でやはりハート様になっていた。

一か八かだな。

俺は意を決して那智の手から携帯を奪った。

⏰:09/01/02 11:56 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#289 []
「おい!マッキー何すんだよ!」

那智が必死な形相で俺から携帯を奪おうとしている。

俺は那智から体をかわし、那智に負けず劣らずの形相で携帯にURLを打ち込む。

もう少しだ。もう少し。

URLを打ち終わり一旦落ち着き那智を見た。

「何すんだよ…やめろ…やめてくれ…」

力なく命乞い(?)をする那智を哀れながら横目で見、俺はYESをクリックした。

すまん…那智…。

とは思わないが。

⏰:09/01/02 18:38 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#290 []
那智の携帯の画面にピンクの背景が現れた。

まさしく出会い系サイト、ラブピンクだ。

無言でピンクの画面のまま那智に携帯を差し出す。

那智は画面を見て一瞬固まったが、すぐさま現状を把握したらしく般若になった。

「…マッキー…お前…ふざけんなよ!!!」

⏰:09/01/03 03:21 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#291 []
「ふざけてねーよ」

般若になって俺の胸ぐらを掴む那智に、俺史上初のヤンキー顔で言ってやった。

本気ふざけてないしね。

「………くぅっ………」

那智は諦めたのか、あるいは俺のヤンキー顔に怖じ気づいたのか、あるいは…
俺たちを哀れんだのか

掴んだ胸ぐらを離し、力なく呟いた。

「…何のために………」

⏰:09/01/09 06:04 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#292 []
「決まってるじゃん!お前を同士にするため☆」

右目をピースサインで囲みわざとらしく渋谷は舌をぺろっとだした。

そのむかつく表情に那智は再び般若に戻り渋谷の胸ぐらをつかんだ。

「やめい!」

迫力ある声でそれを阻止したのは俺、槇山国彦だった。

「那智くん、それと渋谷くんには今からやってもらいたい任務があるのだ。」

⏰:09/01/11 05:39 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#293 []
二人共かなり怪訝な顔で俺を見ている。
俺はゴホンと咳払いをし、教卓にバンッという音をわざと立てクラス中を見渡した。

那智と渋谷以外は気にしてくれなかったが。

「きみたちには今からラブサイトにある詐欺写メ狩りを行ってもらう。」

⏰:09/01/11 05:42 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#294 []
「詐欺写メ狩り〜?!」

那智と渋谷の声がハモった。

「うむ。実は先日…」

俺は昨日の出来事を話し出した。



「…うぁ…。そんなパターンは最悪だな…。」

渋谷は心底俺を哀れんだ。

お前に哀れまれた俺はもはや生きていけない。

那智はというと……

「………………」

「……;…;……;…∵?」

ただ無言のまま
俺に汗染みを作らせただけだった。  ∵?

⏰:09/01/11 05:51 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#295 []
「………だっせぇ…」

だんまりだった那智が口を開いた。

「…なんだと?」

「マッキー、お前出会い系サイトで女見つけるほど落ちぶれたのか?」

那智が心底哀れな顔で俺を見ている。

⏰:09/01/14 05:01 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#296 []
「…那智くんはぼくの話を聞いていたのかね?ぼくは騙されたのだよ。親友ならば敵打ちしてくれるのが普通でしょう?」

「……………」

那智はきっと、
「騙されたお前が悪い」と言うに違いない。

俺は胃液まじりの生唾をゴクリと飲んだ。

「…だね。もう登録しちまったし、マッキーの詐欺写メ狩りとやらに付き合おうではないか!」

まさか!那智から意外な言葉が降ってきた。

⏰:09/01/14 05:04 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#297 []
那智…さすが我が友!

お前こそ平成の天使、エンジェルだ!


「…ところで詐欺写メ狩りって何?」

⏰:09/01/14 05:06 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#298 []
…那智くん…

「再度言うが、きみはぼくの話を聞いていたのかね?詐欺写メというのは実物と写メールの写りが違うということなのだよ。」

俺の説明に那智は納得したかのように感心気に頷いた。

「ほう…。それでそのラブピンクに乗り込み写メを片っ端から見て実物を見て詐欺のやつらを暴く、と?」

⏰:09/01/16 06:22 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#299 []
さすが那智。

「その通り!このラブピンクの登録期間は1ヶ月単位と見ている。だから詐欺写メ狩りは1ヶ月期間に限定して行う。1ヶ月後には各自退会するように。」

指揮官気取りの俺のセリフに那智はキリッとした表情で頷いた。一方渋谷は

「……1ヶ月…か」

と、ため息まじりに頷いた。

こいつはきっと1ヶ月後も退会しない、と俺は察してしまった。

⏰:09/01/16 06:26 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#300 [かほ]
おもしろいです
渋谷niceきゃら(・ω´)

⏰:09/01/17 00:08 📱:D903iTV 🆔:86aXJrCk


#301 []
>>300
かほちゃん
ありがとうございます
誰も読んでないと思ってたからめっちゃ嬉しかったです

⏰:09/01/17 04:03 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#302 []
>>299

「でもさ、実際一人一人会って確かめなきゃいけねーのか?」

那智がすでにラブピンクのサイトに登録されている女の子の写メを開きながら言った。

「なーんかめんどくさくねーか?第一こんなにたくさん登録されてたらわけわかんねーよ。」

ため息まじりで呟く那智の横顔を見て俺はナイスアイディアを思いついた。

⏰:09/01/17 04:46 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#303 []
【8☆逆写メ狩り】

「那智くん、きみは横顔を見ると実にイケメンだな」

横顔だけね。

「…なんだよ急に」

急にほめる俺に那智は眉間にしわを寄せた。

「かの有名タレント、オダ○リジョーに横顔がそっくりではないか!」

内心全く似てないが。

俺の偽りのホメ言葉に那智は照れたように頭をかいた。

「それは誉めすぎだろ〜」

確かにほめすぎた。

⏰:09/01/17 04:52 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#304 []
否定しながらも
まんざらではなさそうな、むしろヘラヘラと笑う那智にキモいと思いつつも俺はナイスアイディアを決行すべく更に那智をほめた。

「マジ、お前かっけ〜わ。知ってっか?お前この学校で男子人気ナンバーワンらしいぞ!」

マジで〜?と照れまくる那智。作戦は成功するかにみえた。が、やはりここで空気の全く読めない(略してKMY)渋谷が作戦の邪魔をしでかした。

「え〜!男子ナンバーワンはマッキーでしょ!俺ちゃんと女子に聞いたもん!」

⏰:09/01/17 04:58 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#305 []
こ…こいつ…。

冷や汗が出る俺は横目で那智を見た。

那智も俺を横目で見ている。というよりも横目で

睨んでいる。

「…マッキー………」

「…………」

「今度は一体何を企んでんだ?」

蛇男那智に睨まれた俺は固まりその場から動けなくなった。

⏰:09/01/17 05:02 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#306 []
ジリジリと俺に詰め寄ってくる蛇男。

今にも

「シャーーー!!」

と言う奇妙な嘶き(?)を響かせ飛び付いてきそうだ。

「あ…ナイスアイディアを…思いついただけで…」

「…ほう。どんな?」

死んだ魚のような目で俺を見るな!!

「那智の写メをそのサイトに貼…」

「却下。」

⏰:09/01/17 16:18 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#307 []
「俺じゃなくてお前の写メ貼ればいいだろ?なんせ、槇原くんは学校ナンバーワンですから。」

最後のくだりがやけに嫌みったらしい。

「お前のがいいって!」

「お前だろ!」

「お前!!」

「あの〜…」

お前、お前、と言い合う俺と那智の間に遠慮がちに渋谷が右手をあげて割り込んできた。

「俺も同士なのになんで俺の名前が上がんないの?」

⏰:09/01/17 16:21 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#308 []
釣れないから。

とは言えない。
口がさけても言えない。

「………………」

那智も俺と同じ考えらしくチラリと俺を見た。

その表情はなんとも渋谷を哀れんでいるような…。

「俺の写メなら、使っていいけど」

「却下。女が逃げる」

⏰:09/01/17 16:23 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#309 []
那智は渋谷を直視せずにか細い声で呟いた。

ハート様になる…!

「ほら、この写メならいい感じじゃん?」

那智の呟きが運よく聞こえなかったのか上機嫌でニコニコしながら携帯画面を見せてきた。

⏰:09/01/17 16:27 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#310 []
恐る恐る渋谷から携帯を受け取り、画面を見る。

「!!!?」

俺と那智は画面と渋谷を交互に見る。

「…どう?」

「…どう?っつーか…」

別人。

こんなにも身近に詐欺写メ使いがいたとは!!

⏰:09/01/17 16:31 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#311 [かよ]
>>150

⏰:09/01/17 16:53 📱:W53H 🆔:momC.x/U


#312 []
かよちゃん
アンカー(?)ありがとう

⏰:09/01/17 22:43 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#313 [まな@]
>>1->>100
>>101->>120
>>121->>130
>>131->>140
>>141->>150
>>151->>160
>>161->>170
>>171->>180
>>181->>190
>>191->>1000

⏰:09/01/17 23:20 📱:W54S 🆔:☆☆☆


#314 [まな@]
すいませんソ
>>1-100
>>101-120
>>121-130
>>131-140
>>141-150
>>151-160
>>161-170
>>171-180
>>181-190
>>191-1000

⏰:09/01/17 23:23 📱:W54S 🆔:☆☆☆


#315 []
まなちゃん
ありがとう

⏰:09/01/21 04:38 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#316 []
>>310

俺と那智は、渋谷の本人とあまりにも違いすぎるイケメン写メを使うことにした。

詐欺写メ狩りが
逆に詐欺写メを使って狩ることになるとは…。

俺は少し不満だったが写メが有効活用される渋谷は、それはそれは嬉しそうにスキップしていた。

先が思いやられる。

⏰:09/01/21 04:40 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#317 []
とりあえず詐欺写メを投稿する文章を考えよう。

「写メに自信あるやつ集まれ〜!とかは?」

那智がまたもやラブピンクの写メを開きながら発言する。

「バカじゃねーの!おれらの目的は詐欺写メ狩りだぞ!バレるじゃん」

「あ、そっか〜…てか、こいつかわいくね?」

⏰:09/01/21 04:43 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#318 []
ラブピンク写メを開きまくっていた那智が俺に画面を見せてきた。

「………ほぅ。」

名前の欄には【椿】
年齢は23歳。おねーさま!

写真の中の椿は
ほんのり茶髪のロングヘアに切れ長の目。鼻筋が通った美人のおねーさんだった。

「…タイプだ。那智くん、保存するように。」

「ラジャー!!」

⏰:09/01/21 04:46 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#319 []
椿か…。
あとからメールでもしてみるかな。

おっと、それより今は詐欺写メ狩りのことだ。

「ん〜適当にメール下さいだけでよくねーか?」

那智がまだラブピンクの写メを開きながら興味なさげに言った。

「だな。普通が一番」

⏰:09/01/23 04:01 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#320 []
俺たちは渋谷の携帯から写メと本文をラブピンクに投稿した。

「メールは渋谷の携帯に届く。届いたらすぐ報告するように」

俺の言葉に渋谷はニヤニヤしながら携帯をいじった。

こいつ多分…
自分好みの女からメールがきたら俺達には絶対に知らせないだろう。

その予感は虚しくも的中することになるが。

⏰:09/01/23 04:05 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#321 []
「でもさマッキー、メール来たらそれから一体どうするんでぃ?」

ラブピンクの写メにも飽きたのか携帯を閉じ江戸っ子口調で那智が言った。

「もちろん、テレビ電話で実態調査だ。」

「拒否られたら?」

「…その場合は………会うことにしよう。」

「はぁ!?マジかよ!」

那智は過剰なまでの驚きの表情を見せた。

⏰:09/01/23 04:08 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#322 []
「那智くん、よく聞いてくれたまえ。僕はそのラブピンクのサイトに騙されて登録させられたあげくにそこに登録してあった女にも騙されたのだよ。友ならば僕の敵打ちをしてくれるのが………」

「あーはいはい、敵打ちね、したらいいんでしょ」

半ばめんどくさそうに那智が言う。

「でもさマッキー、俺らもお前に騙されてラブピンクに登録させられたのは忘れんなよ?」

…………忘れます。

⏰:09/01/24 04:37 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#323 [まゆママ]
すごく面白いです気になって一気に読みました 頑張ってください

⏰:09/01/25 16:16 📱:N904i 🆔:gvKi6DOE


#324 []
>>323まゆママさん
ありがとうございます
頑張ります

⏰:09/01/26 04:39 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#325 []
>>322

HRの時間になり、俺たちは一時解散した。

どのくらいの時間であの詐欺写メが投稿されるのだろう。

俺は落ち着きなく授業の間中渋谷に視線を送った。

その視線を全く気にせずに渋谷はひたすら机の下で携帯をピコピコいじっていた。

⏰:09/01/26 04:42 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#326 []
「飯の時間だー!」

ようやく4限の授業が終わり那智と渋谷が俺の元へやってきた。

渋谷は相変わらずママの弁当を持っている。

「購買いこーぜ!」

那智が小銭をチャリンと鳴らせながら言った。

「おー行くか!」

俺も那智に続き席を立った。

「焼きそばパン買えっかな〜」

焼きそばパンは競争率が高い。早く行かねば売り切れてしまう。

⏰:09/01/26 04:45 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#327 []
いざ、戦場に!!

「あのさ〜、メールきたんだけど…」

焼きそば気合い十分な俺たちを引き止め、渋谷が携帯を差し出しながら言った。

「…ま…マジ!?もうメールきたの!?」

渋谷の手から携帯を奪い画面を見る。

那智も興味津々な様子で携帯を覗いた。

【写メ見ましたぁかっこいいね友達なろぉ

⏰:09/01/26 04:49 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#328 []
メールには本文の他に画像が貼り付けられていた。

「見るか…?」

ゴクリと喉を鳴らし、那智に問う。

「いや…購買先に行かねーか?売り切れちまうよ」

どうやら那智は写メよりも焼きそばパンが大事みたいだ。

「…うーん」

焼きそばパンも大事だが、今は写メが気になる!!

⏰:09/01/26 04:52 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#329 []
「渋谷、見たか?」

「見たよ〜!」

渋谷はニヤニヤしながら弁当を開けている。

くぅっっ…気になる!!

「マッキーも見たらいいじゃん」

「マッキー、俺先に購買行ってっからなー」

携帯画面とにらめっこの俺を置いて足早に那智が去って行った。

⏰:09/01/27 03:54 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#330 []
こうなったらもう、写メを先に見よう。焼きそばパンは後だ。

俺は意を決してiモードに接続した。

だんだんと写メが現れる。それにつれてだんだんと渋谷がいやらしくニヤニヤする。

「……………オイ。」

写メが完全に現れたところで俺は渋谷への怒りがマックスになった。

⏰:09/01/27 03:57 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#331 []
「なぁにマッキー?」

怒りで震える俺をよそにうまそうなタコさんウインナーを食べながら渋谷が呑気な口調で言った。

「ブスじゃねぇか」

そう。とてもブス。
ニキビ面にメガネ。

「かわいかったとは俺一言も言ってねーもん」

俺は渋谷のみぞおちに拳を埋めダッシュで購買に向かった。

渋谷はプルプルとうずくまっているが自業自得だ!

⏰:09/01/27 04:00 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#332 []
購買に着くと那智が焼きそばパンを2つ持って立っていた。

「那智!俺の分まで…」

「あ、マッキー焼きそばパンもう売り切れよ」

「は?お前2つあんじゃん。俺の分も買ってくれたんじゃねーの?」

「まさか。俺の分だけ」

はぁぁああ!!??

俺は人混みをかき分けパンを探した。

コロッケパン…たまごパン…サンドイッチ…

なんもねぇし!!!

「残ってるのあんパンだけだってさ」

那智の冷たい声だけが購買に響いた。

⏰:09/01/27 04:05 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#333 []
俺はしぶしぶ残りもののあんパンを購入し、教室へと戻った。

教室へ入ると、渋谷は相変わらずうまそうにママ弁のおにぎりを頬張り
那智は焼きそばパンを大口で食っていた。

…むかつくぜ。

俺は席にすわり食べたくもないあんパンの封を切った。

⏰:09/01/29 05:13 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#334 []
「マッキー、あんパンうまいかい?」

那智が焼きそばパンの焼きそばを見せるように食べながら言った。

マジでむかつくぜコノヤロウ。

「めちゃくちゃうめーよ、焼きそばなんて比べもんにならんわ!」

俺はあんパンをカブッと頬張り口にあんこをつけながら言ってやった。

「へぇ!マッキーがそんなに焼きそばパンよりあんパンが好きだったとはね、俺の焼きそばパン1つやろうと思ったけどあんパンが好きならいらんだろう」

そう言って那智は2つめの焼きそばパンをなんと二口で平らげた。

⏰:09/01/29 05:17 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#335 []
こ…こいつ…。

俺は那智に向かいアンパンチを繰り出そうと拳を構えた。が

「それより、メールたくさん着たよ!」

渋谷の一言で一旦アンパンチを封印した。

せっかくあんパンで愛と勇気を充電したのに。

「マジで?見せろよ」

くにぱんマンを全く気にする様子もなく、那智は渋谷から携帯を奪った。

「すげぇ!渋谷至上最高のメール件数3通じゃん」

おい、えらい至上最高だな。たかが3通かよ。

⏰:09/01/29 05:22 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#336 [我輩は匿名である]
あげ(`・ω・)
頑張ってください*゜

⏰:09/02/06 16:54 📱:auCA3C 🆔:sVnuKg02


#337 [我輩は匿名である]
中途半端

⏰:09/03/08 08:34 📱:N906imyu 🆔:eSZSeUXA


#338 []
さて、読んでくれてる方いるかわかりませんがひっさしぶりに夜中更新しますとりあえず話忘れたので読み返して話作ります

⏰:09/10/12 18:37 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#339 [我輩は匿名である]
やったー

⏰:09/10/12 19:48 📱:N09A3 🆔:r2ijJB7w


#340 []
>>339さん
まさかコメントいただけるとは思ってなかったので
ありがとうございます!
ですが、すみません予想外のお偉いさんから急遽飲みに誘われてこの文章すら打つのがままならない状態くらい酔っ払いなのでまた明日に回しますm(__)mほんとにすみません

⏰:09/10/13 04:56 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#341 [◆8NBuQ4l6uQ]
更新するんですね。嬉しいです
がんばってください

⏰:09/10/13 14:21 📱:PC 🆔:4QrLZ7Kc


#342 []
ありがとうございます
更新遅くなりますが
頑張ります

⏰:09/10/15 05:06 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#343 []
>>335

あんパンを食い終わった俺は、渋谷が携帯をピコピコ触るのをじっと見ていた。

こいつ、まだ見せない気か?

「おい」

ママ弁の卵焼きをうまそうに食べながら携帯をニヤニヤしながら触る渋谷に対してヤンキー顔負けのガンを飛ばして言った。

⏰:09/10/15 05:09 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#344 []
「なぁに、マッキー」

なぁに、マッキー…

じゃねぇよ!!

「メール来たんだったら早く見せろよ!」

俺の言葉に渋谷は一瞬戸惑った表情をしながらも、俺に携帯を渡してきた。

⏰:09/10/15 05:11 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#345 []
画面には、
【舞子】という女のメール。かわいらしいデコメールで送られてきていた。

残念ながら、写メはなかった。

「写メないじゃん!次は?」

「…左ボタン押したら次の女の子からのメールだよ」

そう言う渋谷の目が
なぜかオロオロしていることを、俺は見逃さなかった。

⏰:09/10/15 05:14 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#346 []
【9☆カオル】

左ボタンを押すと、
シンプルな内容のメールだった。
名前すら書いてなく、
一言だけ
【メールしましょう。】

これは、ブラックリスト行きだ。

写メはもちろん、ない。

⏰:09/10/15 05:17 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#347 []
「次のメールも左に押せばいいのか?」

俺の言葉に、渋谷は気まずそうに、

「……う…うん…。」

と言った。


なんだろうか、この嫌な予感は。

俺は左ボタンを押した。

⏰:09/10/16 04:50 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#348 []
が、画面は変わらなかった。


次のメールは、ない、ということだ。

おかしいな…。
確かメールは3件きたと聞いたけど
2件しか見ていない。

まさか…

⏰:09/10/16 04:52 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#349 []
「渋谷くん。」

俺は冷静に渋谷の名前を呼んだ。

こいつまさか最後のメールが写メ付きで自分のタイプだったから俺らに見せないなんて……まさかな。
まさかそんな発想、同士にもっちゃぁ失礼だよなー。

「渋谷くん、3件めのメールはどこだ?」

⏰:09/10/16 04:56 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#350 []
俺の言葉に渋谷は目をギョロギョロさせた。

気持ち悪いやつめ。

「あれ?メールないの?もしかして間違って消しちゃったかも…。」

未だ目をギョロギョロさせながら挙動不審気味に言う渋谷。

⏰:09/10/28 01:30 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#351 []
俺は悟ってしまった。

先程の俺の予想が的中してしまった事に。

チラリと那智を見ると、
彼も悟ってしまったみたいだ。

渋谷を哀れみの目で見ている。

「那智くん、ちょっと来たまえ。」

⏰:09/10/28 01:32 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#352 []
ひとまず渋谷に携帯を返し、那智を連れて廊下に出た。

「那智くん、どう思うかね?」

「…いや、なんか俺かわいそうで泣きそうなんだけど。」

答えになっていないが答えになってしまう返答を那智は泣きそうな表情で言った。

⏰:09/10/29 04:23 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#353 []
チラリと渋谷を見るとニヤニヤしながら携帯をいじっていた。

同じく那智も渋谷の方を見ながらやるせない表情をしている。

「渋谷の言うことに納得したふりするか。」

俺の言葉に那智はため息ながらも

「それが一番ええ。」

と、某CM(マイナーなので知ってる人は少ないですね)の決め台詞を吐いた。

⏰:09/10/29 04:26 📱:P904i 🆔:☆☆☆


#354 [我輩は匿名である]
あげ(^O^)

⏰:09/12/05 16:46 📱:SO706i 🆔:MFLG0Rok


#355 [我輩は匿名である]
>>1-50
>>51-100
>>101-150
>>151-200
>>201-250
>>251-300
>>301-350
>>351-400

⏰:09/12/05 18:36 📱:W62SH 🆔:KVaY6wNE


#356 []
>>353

「渋谷くん、今のところは収穫がないようだし、次にメールがきたらすぐに俺達に報告するように!」

どこぞの兵隊かと錯覚するような見事な敬礼をしながら俺は言った。

「もちろんであります!」

渋谷もマネしてびしっと敬礼したが、那智はずっと怪訝な顔つきで渋谷を見ていた。

那智よ…友を疑う目をあからさまに見せないであげてくれ。

⏰:11/07/20 01:25 📱:N01B 🆔:☆☆☆


#357 []
5限の授業が始まった中で、俺はまだモヤモヤとしていた。

渋谷はあー見えて結構面食いだ。

以前那智は

「自分のレベルを知りなさい」

と渋谷に言い、ハート様になったこともある。

つまり那智も渋谷が面食いだとわかっている。

俺は渋谷が大事に隠したメールの相手が気になってしまった。

⏰:11/07/20 01:28 📱:N01B 🆔:☆☆☆


#358 []
渋谷のために放っておこうと思ったのは事実。

だが、俺は渋谷よりも自分が大事だ。当たり前だろ?

やはり自分の好奇心は尊重したいものだ。

5限が終わったら、渋谷をどうにか追い出して
保存ボックスに移してあるだろうメールを見てやる、俺は心に決めた。

⏰:11/07/20 01:31 📱:N01B 🆔:☆☆☆


#359 []
5限の授業は歴史だった

つまんねーなー
寝ちゃおうか…

あ!そういえば!!

俺は先ほど那智が教えてくれた大人の女性、椿にメールを送ってみることにした。

【はじめまして!良かったらメールしない?】

送信☆っと。

早く返事こねーかなぁ

とワクワクしたが、椿から5限の授業中返事が来ることはなかった。

⏰:11/07/20 11:12 📱:N01B 🆔:☆☆☆


#360 []
「渋谷!」

授業終了したと同時に俺は渋谷の席に走った。

稀ですよ、この行動は。

離れた席で教科書をしまう那智もビックリした表情で俺を見ている。

「な…なに!?」

渋谷も驚いた表情で俺を見た。

⏰:11/07/21 02:05 📱:N01B 🆔:☆☆☆


#361 []
「渋谷!那智が便所についてきてほしいんだって!」

授業中ずっと渋谷を追い出す方法を考えていた俺。

皆さん驚いたかい?俺にしてはナイスアイディアを思いついただろ?

俺の言葉に那智は唖然としていた。

何も言うな…
そのまま渋谷と共に連れションしてくれ…。

那智が唖然としている一方で、渋谷は照れた表情をしていた。

「…まじ?那智が?うそぉー?」

ええ、嘘です。
お前を追い出す作戦だよ。

⏰:11/07/21 02:10 📱:N01B 🆔:☆☆☆


#362 [ちょり]
おもしろいです!
頑張ってください(*^_^*)

⏰:11/07/22 07:54 📱:SH02A 🆔:.VIkoK72


#363 []
>>362さん

ありがとうございます!

更新遅くてほんまに申し訳ないm(__)m

⏰:11/08/05 23:31 📱:N01B 🆔:☆☆☆


#364 [e]
おもしろいイマッキーナイスキャラ★!

⏰:11/08/13 01:07 📱:PLY 🆔:cLX66Q6k


#365 []
>>361

那智は釈然としないままなんとか渋谷を引きつれて連れションをしてくれた。

さすが那智!我が親友よ!

渋谷は那智と連れションできるのがかなり嬉しいらしくぴょんぴょん跳ね回ってトイレへ行った。

キモいやつめ…。

⏰:11/12/25 23:25 📱:N01B 🆔:☆☆☆


#366 []
俺は那智と渋谷を仏のような微笑みで見送り、視界から2人が消えた瞬間に渋谷の机に向かい走り出した。

クラスの奴らが怪訝な顔つきで見ているが、無視だぜ!
俺は今携帯のサイト内の女にしか興味がない!
お前らなんて俺の眼中にねーんだよ!

⏰:11/12/25 23:36 📱:N01B 🆔:☆☆☆


#367 []
渋谷の携帯を手探りで探すと机の中に携帯と思わしき物体にふれた。

よし!やったぜ!

俺はそれを引き抜く。

が、

「………これは」

携帯ではない。
テレビのリモコンのようなものだった。

ええい!ややこしい物を机の中に入れるなや!

⏰:11/12/25 23:39 📱:N01B 🆔:☆☆☆


#368 []
気を取り直し机やカバンの中をまさぐるとカバンの中からやっと携帯がでてきた。

よっしゃ!!

と同時に渋谷と那智が連れションから戻ってきた。

渋谷は照れ臭そうに那智をチラチラ見て、那智はため息をつきながら自席に座った。

⏰:11/12/25 23:41 📱:N01B 🆔:☆☆☆


#369 []
俺はとっさに渋谷の携帯をポケットにしまい、何食わぬ顔で2人のもとに行った。

那智は俺を睨んでいるが、渋谷は顔を赤らめたまま未だに那智をチラチラ見ている。

この姿に悪寒が走るのは俺だけか?

那智には悪いことをしたと思った。が、思っただけだ。

⏰:11/12/25 23:43 📱:N01B 🆔:☆☆☆


#370 []
6限の授業が開始されるチャイムが鳴り、俺と渋谷は各自席についた。

俺はポケットに渋谷の携帯をしのばせて。

6限は古文の授業だった。古文の先生は甘い。俺が渋谷の携帯を吟味するにはうってつけの授業だった。

⏰:11/12/25 23:47 📱:N01B 🆔:☆☆☆


#371 [○○&◆.x/9qDRof2]
(´∀`∩)↑ag

⏰:22/10/05 12:58 📱:Android 🆔:dfJ9pWTw


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