俺がヲタクになる理由
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#279 [
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俺の言葉に、先程とはうって変わって渋谷は極上のスマイルを俺に捧げた。
別にいらんけど。
「何?マッキー女の子紹介してくれんの!?」
興奮気味の渋谷の鼻からはもの凄い勢いで鼻息が噴射している。
俺の次の一言できっと台風がくるぜ。
「おう。紹介してやる」
:08/12/29 05:12
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#280 [
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案の定渋谷は大興奮で鼻息台風が俺に直撃してしまった。
とんだ災難だが、
渋谷…今から俺が紹介する女(たち)はお前にもっと災難を降り注ぐだろうよ!
「渋谷くん、きみの携帯をかしたまえ。紹介する女を登録して差し上げよう。」
興奮しながら差し出す渋谷から奪うように携帯をぶんどり俺はカチカチと文章を打った。
そう。あの恐怖の出会い系サイト、ラブピンクのURLを。
:08/12/29 05:17
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#281 [
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一旦URLをうちおわり、
画面上に
【接続しますか?】の文字が出たままで渋谷に携帯を差し出した。
さて…うまくいくか?
すでに有頂天の渋谷はニコニコしながら俺から携帯を受けとる。
あぁ…なんて俺は罪深い人間なんだ。
こんなに無垢な人間をおとしいれようとしているなんて…だが同情は皆無!
友ならば一緒に騙されてくれ。
「渋谷くん、彼女がほしければ、その画面のYESをクリックするのだ。」
:08/12/29 05:25
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#282 [
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渋谷は何の疑いもなく
ニコニコしながらYESをクリックする。
登録おめでとう渋谷くん。我が同士よ!!
クリックして登録した画面が出てきた途端、渋谷の顔つきが変わった。
だんだんハート様に近づいていく。
「……ひでぇ。」
始まったか。
「ひでぇよマッキー!!」
:08/12/29 05:28
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#283 [
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血を見た途端豹変するハート様如く(北斗の拳何巻か忘れましたが)渋谷の表情は鬼のようになった。
「マッキー俺を騙したな!?」
ハート様になった渋谷は俺に携帯画面を見せながら、その携帯を持つ手をプルプルと震わせた。
「渋谷くん、画面も見ずに登録するきみの責任でもあるのだよ。ぼくは生身の女を紹介するとは一言も言っていないじゃないか。」
:08/12/29 05:31
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#284 [
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「………くぅっ…っ」
戦意を喪失したハート様改め渋谷は携帯を震わせながら膝をついた。
「まぁまぁ、きみには災難だが、俺ときみはすでに同士だ。さて、ここでひとつ。同士は僕たちにはもう1人いる。さて…」
俺の言葉に膝まずいた渋谷はニヤリとし、立ち上がった。
「次の獲物は那智だ」
:08/12/29 05:36
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#285 [
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「お!マッキーおは……ん?珍しいコンビだな」
教室に入った途端、那智が俺と渋谷のツーショットを見て怪訝な顔をした。
渋谷はまたもやハート様になっていたが、そんなものはお構いなしだ。
俺は冷静、平穏に那智に挨拶をする。
悟られるな、俺…国彦くんよ。
「おは…おはよよよ那智くくくん。」
:08/12/31 05:51
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#286 [
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よし、挨拶は完璧。出だしは好調だ。
ニヤリと笑う俺に対し、那智の怪訝な顔つきは更にひどくなった。
「…何どもってんの?ははーん、何か企んでやがるな、こいつら。」
す…するどい…!
なぜわかった!?
やはり………
俺はハート様改め渋谷をギロリとにらんだ。
「何よマッキー!俺何もしてねーよ!マッキーが勝手にどもったんでしょ!同士にしようとしてんのを悟られると思っ………はっ!」
渋谷は事の真髄をうっかりしゃべってしまった後にやばいと感じ口を押さえた。
:08/12/31 05:58
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#287 [
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だが時すでにおそかりし…
「何の同士だって?」
那智が嫌悪感むきだしに近付いてくる。
般若の表情だ!
俺の命も、もはやここまでか…。
くそっ………。
あきらめて目を閉じた瞬間、天使が舞い降りた。
「友情という同士、仲間さ。俺たちは常に一緒なのさ」
ハート様から抜け出し、仏のような表情で渋谷が微笑んだ。
渋谷!!
お前には後光が見えるぜ。
:08/12/31 06:03
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#288 [
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「…お前らマジで気持ちわりーんだけど」
チッと舌打ちをして那智が席についた。
携帯をいじっている。
俺は渋谷をちらりと見たが那智の気持ち悪いの言葉でやはりハート様になっていた。
一か八かだな。
俺は意を決して那智の手から携帯を奪った。
:09/01/02 11:56
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