*Candy*
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#1 [三ッ葉]
…‥…‥…‥…‥…‥…‥

恋愛初心者級の私。

まだ恋の甘さや苦さなんて全く知らない私――…。



そんな私と
"アイツ"の出会いは――…

      *Candy*

‥…‥…‥…‥…‥…‥…

⏰:07/07/04 18:14 📱:N902i 🆔:w47y4jvg


#2 [三ッ葉]
季節は春。

桜の花びらが視界の中で静かに舞っている。


穂「あ〜転校する前日にバイト頑張りすぎた……;;
てかっ……校舎広すぎで分かんないし!!」


そんな中で私、

湯峯 穂乃香 -ユミネ ホノカ-

は、先日のバイトで疲れ切った重たい体をゆっくり動かしていた……。

⏰:07/07/04 22:15 📱:N902i 🆔:w47y4jvg


#3 [三ッ葉]
私は今年で晴れての
高校2年生!!

家庭の事情で町外れから
転校してしまったけど、
楽しい高校生活を送るつもり。

………なのですが。


転校してきたから
校舎の構造が良くわかんなくって探索中というか、さっそく迷子というか――…‥;;


周りを見渡しても

穂「だれもいない……」

きっと余裕を持って
私が早く来過ぎたからだろう。

⏰:07/07/04 22:27 📱:N902i 🆔:w47y4jvg


#4 [三ッ葉]
良く分からない校舎の外を歩き疲れていく足でよたよたと歩いていると――…


穂「………あっ―…!!」


周りに咲いている桜より
一際大きくて、満開に咲き乱れている桜が目についた

タタタッ………

私はその桜に引き付けられて、疲れた足の事も忘れて傍まで駆け寄っていく。


一枚の花びらが舞落ちていくのを見ていると
黒い物の上にそっと落ちた

⏰:07/07/04 22:33 📱:N902i 🆔:w47y4jvg


#5 [三ッ葉]
その黒いモノは
春風からかサラサラと揺れていて――…って、

穂「……え…??」

髪の毛だ!!


木からはみ出る髪の毛に好奇心を寄せて近づいてみた。


どうやら男の子が寝ているみたい――…。


足はもう一歩、更に一歩というふうに進むのを止めようとはしない。

⏰:07/07/04 22:41 📱:N902i 🆔:w47y4jvg


#6 [三ッ葉]
コツ…コツ…コツ――…


寝ている人を起こさないように様子を見ながら
ゆっくり……ゆっくり歩いていく。



コツ……コツ……コッ―…

穂「………!?」

ある一歩を踏み出したときにシャラン…という微かな金属音が確かにした。


思い切って覗き込んでみよっ!!

⏰:07/07/04 22:45 📱:N902i 🆔:w47y4jvg


#7 [三ッ葉]
ひょいっと上半身を曲げて顔をだしてみた。


パチッ……

即座に目があってしまう


「…………。」

穂「…ど……どうも。」


寝転んだ状態で黙りこくる男子に、頭の後ろを片手で擦りながら微妙な笑みを浮かべ、対応した私。


すると男子は、少し長めの前髪をかき上げて
眠たいそうな重い目蓋を擦ってからもう一度こっちを見なおしてフッと笑った。

⏰:07/07/04 22:51 📱:N902i 🆔:w47y4jvg


#8 [三ッ葉]
「………みねぇ顔。」

落ち着いている声でぽつりと言う。


みない顔……??

そりゃ、当然でしょ。


穂「だって転校生だもん」


私はピースサインをした右手を前に突き出した。


「ふ〜ん。
アンタが……ね。」

どうでもいいよと言い表わしているような声で返された。

⏰:07/07/04 22:57 📱:N902i 🆔:w47y4jvg


#9 [三ッ葉]
あたしはそんな彼に気付かずに話を持ちかける。


穂「私、湯峯 穂乃香っ。一緒の2年生だよね??
先輩だったら焦るんだけど………;;」

少し額が汗ばむ。


「……3年だけど。」

彼の答えに目が丸くなった


穂「え……ほんと!!?
あっ…ごめ――じゃなくて!!すみっ―――…」

「ねぇ……アメほしい??」

⏰:07/07/04 23:04 📱:N902i 🆔:w47y4jvg


#10 [三ッ葉]
慌てる私の声に彼の落ち着いた声がかぶさった。

彼は、私に小悪魔の様な笑みを見せながら
ゴソゴソと制服のズボンのポケットをあさり始める


なんか表情からみて
すごく怪しいんだけど。

でも
………アメ!!


穂「―――ほしいっ!!」


私が悩んだ末に答えをだした時には、
彼が片手でアメを私に差し出していたので、私は片手を元気良く伸ばした。

⏰:07/07/04 23:11 📱:N902i 🆔:w47y4jvg


#11 [三ッ葉]
その瞬間――…

    グイッ!!

勢い良く差し出した手を引っ張られて、体全体が前のめりになり、彼の体の中にスッポリとおさまった



ほっとしたのもつかの間


彼の手が強引に私の顎を持ち上げて――…!!


穂「―――ンンっ!!!」


彼の唇が私の唇に深く重なった。

⏰:07/07/04 23:18 📱:N902i 🆔:w47y4jvg


#12 [三ッ葉]
力には結構自慢があった私だけど、抵抗しても彼を振り切れなかった!!

しかも、口のなかに何かが入り込んでくる感覚が体全身に伝わる―――…


彼の舌が入ってきた!!


穂「……ハッ…あッ…」


体中の酸素が奪い取られていくような感覚に襲われ、苦しくなり、
唇と唇のわずかな隙間から息をしようと必死になる。

抵抗する力も入らない。

⏰:07/07/04 23:24 📱:N902i 🆔:w47y4jvg


#13 [三ッ葉]
無意識の内に目が閉じていく――…。

意識が朦朧となっていく。

も………無理――ッ!!



そう強く心の中で強く叫んだとき
口の中に甘い味が広がって彼の唇が離れた。


穂「はぁっ――…ハッ…」


大きく息を吸うと体の力が抜けて後ろに倒れそうになるのを、彼の腕が支えてくれた。

⏰:07/07/04 23:29 📱:N902i 🆔:w47y4jvg


#14 [三ッ葉]
穂「…ハッ……なっ…何すんの――…??」

私は彼からサッと距離をとって、たじろいだ。


「何って……あげたんじゃん………アメ。」


穂「…………!!」

片手で口を覆う。

意識をなんとか取り戻した私は、口のなかに甘い濃厚なミルクの味が広がっているのを理解する。


どういう渡し方よっ!!

⏰:07/07/04 23:36 📱:N902i 🆔:w47y4jvg


#15 [三ッ葉]
確かに口の中にアメはあるけど――…


穂「ちゃんとした渡し方にしてよね!!
口移し…とかッ……///」


大声を張り上げて、言っているうちに口に出している事が恥ずかしくなって
顔がボッと赤くなった


そんな私をみて
彼は小悪魔を上回って悪魔の笑みを浮かべる。


「てかさ、キス初めてだった??」


穂「………ッ!!」

図星を疲れて、更に顔がりんご色に染まりあがる。

⏰:07/07/04 23:44 📱:N902i 🆔:w47y4jvg


#16 [三ッ葉]
「……ガキじゃん」

人を小馬鹿にしたように言う。


私は彼を睨み付けた。


穂「あんなの………ファーストキスのうちに入んないわよ!!」


そう言い捨てて
その場を逃げるように離れた。


なんなのよ……も――!!



私の顔はまだ耳たぶまで赤いままだろう……///

⏰:07/07/04 23:50 📱:N902i 🆔:w47y4jvg


#17 [三ッ葉]
幸い……
恋に対してあまり関心のない私は、キスの事はそこまで傷つきはしなかった。

てか、思ってたよりあっけない感じがした。


あれがキスなんだって
どっかで軽く受け流してた――…。


まっ…減るもんじゃないし
ってね。



数分後には普通に戻った。
しかも、アメもちゃっかり口に含んだまま。

⏰:07/07/04 23:58 📱:N902i 🆔:w47y4jvg


#18 [三ッ葉]
おいしいから
別に何でもいいや………


こう考える私は
馬鹿かな;;



まあ……
あの男は先輩だし、これからそんなに合わないから気にしなくていいや――…


そう考えながら、奇跡的に職員室に着き、担任の元に到着した。

⏰:07/07/05 00:02 📱:N902i 🆔:utl5o1ec


#19 [三ッ葉]
―――――…………
―――………
私は自分のクラスのドアの前でそわそわしていた。

なぜなら
転校生のおきまり――…


教卓の近くで自己紹介!!

がやってくるから。


担任に名前を呼ばれたら入る……教室に、入る。


「湯峯〜入っていいぞ」

きたっ!!

    ガラッ

⏰:07/07/05 01:28 📱:N902i 🆔:utl5o1ec


#20 [三ッ葉]
私が手を触れる前にドアが開いた。

穂「………」

私は開いた口がしばらく塞がらないでいた。


だって…だって!!

ドアを先に開けて私の横を通り過ぎていったのは


さっきのアイツだから!!

穂「はっ!?あの時…あんた3年だって――…」

「………瀬戸遅いぞ。
馬鹿野郎が。」

⏰:07/07/05 01:34 📱:N902i 🆔:utl5o1ec


#21 [三ッ葉]
先生がアイツに向かっていう――…

私、騙された;;


なんかつくづくムカつく奴

てか、
瀬戸っていうんだ。
覚えとかないと!!!!!


瀬戸は私の針のような視線を普通に無視して席に腰掛けてた。


そのあとの私の自己紹介は、顔が恐かったのは置いておこう――…

⏰:07/07/05 01:40 📱:N902i 🆔:utl5o1ec


#22 [三ッ葉]
ショートホームルームが終わるやいなや
私はすぐに瀬戸につっかかりにいった

    ダンッ

穂「瀬戸、あんた……あたしを騙したでしょ!!?」


私は瀬戸の机を両手でバンッと鳴らした。


すると、瀬戸が席から立ち上がった。

「自分の大切なモノなくなってる事に気付けば??
2限目に屋上きてね。
1限目はゆっくり寝たいから……さ」

⏰:07/07/05 08:01 📱:N902i 🆔:utl5o1ec


#23 [ナナシ!]
あげます!
ガンバって下さい
楽しいです♪

⏰:07/07/06 01:19 📱:W41CA 🆔:VJxGsbgg


#24 [三ッ葉]

ナナシ!!さン

初めまして
読んでくださってありがとうございます
これからもっと良くなるように頑張っていこうと思うので、よろしくです

⏰:07/07/06 07:38 📱:N902i 🆔:AR2LT5sM


#25 [三ッ葉]
穂「ど…どうせそれも嘘なんでしょ」

もう騙されないんだから!!

私は、威張って言う。

「こなかったらお仕置きがあるからね。」

サラッと言って瀬戸は教室をでていった……


意味分かんないやつ;;

⏰:07/07/06 19:26 📱:N902i 🆔:AR2LT5sM


#26 [三ッ葉]
私は自分の席につき
頬杖をついた。


………瀬戸

最初は良いイメージだったんだけどな。

黒い髪に黒い冬の制服で桜の花びらが映えて見えた

実際
桜より瀬戸の方に目がいった………。

キリっとした顔立ち。
バランスの良い体型。


こんな奴が――…

⏰:07/07/06 19:33 📱:N902i 🆔:AR2LT5sM


#27 [三ッ葉]
頭の中一面にキスされた時の場面が広がった。

まだ少し恥ずかしいのが戻ってきたのか
ほんのり頬に熱がある


「ねぇ、湯峯さんっ」

声と共に2、3人の女の子が視界に入る。

穂「何かな??」

「ずいぶん仲が良いようだけど………恭也の事、知ってるの??」

⏰:07/07/06 19:40 📱:N902i 🆔:AR2LT5sM


#28 [三ッ葉]
恭也……??
きょうや………??

誰!!?


穂「…………」

「瀬戸の名前なんだけど」

顔をしかめて黙りこくっている私をみて、女の子が説明してくれた

あいつが恭也。

⏰:07/07/06 23:07 📱:N902i 🆔:AR2LT5sM


#29 [三ッ葉]
穂「知ってるというか、今朝あったばっかりと言う感じかな;;」

「仲よさげだから、てっきりなんかあるんだと……。てか、恭也ね〜キスめっちゃ上手なんだよ!」


キスに上手いも下手も
あるんだ――…。

そんな事に関心してる場合じゃなくて!!

あいつ何人としてんの!!?

チャラ男じゃんか。

無意識にため息をこぼした

⏰:07/07/06 23:12 📱:N902i 🆔:AR2LT5sM


#30 [三ッ葉]
「なんか……湯峯さんって、椎名先輩に似てるくない!!!?」

突然、2、3人の中の一人の女の子が呟いた。

穂「………へ?」

私は首を横に傾けた。

さっきから口からでてくる名前の人、良く知らないし………。


「……結構似てるかも」


更にもう一人の女の子が私の顔をじっくり見ながら言った

⏰:07/07/06 23:18 📱:N902i 🆔:AR2LT5sM


#31 [三ッ葉]
……………………。

あれから
普通に女の子達は私の前から去っていき、
その後に私に2人の友達ができた!!


私はどっちかって言うと
男の子っぽい性格で
顔も可愛い系ではなく、女の子から格好良いと言われる存在。


そんな私と対照的な性格の
千草 留衣-チグサ ルイ-

と言う生粋の女の子って感じに可愛い子と

⏰:07/07/06 23:24 📱:N902i 🆔:AR2LT5sM


#32 [三ッ葉]
長身で落ち着いていて
大人のオーラを感じさせている

片山 刹那-カタヤマ セツナ-

という子を含め、
さまざまな性格をもった私達3人が友達となった。


留「ねぇ!アドレス交換しようよ〜」

留衣が携帯を開きながら聞いてきたので、私は笑顔でいいよ。と答えた。


穂「あ………れ??」

⏰:07/07/06 23:31 📱:N902i 🆔:AR2LT5sM


#33 [三ッ葉]
私のまぬけな声と共に携帯を探る手が静かに停止する



…………ない。

穂「携帯っない!!」


私は咄嗟に大きな声を上げてしまった。

刹「心当たりとかはないの??」


刹那にそう聞かれて
を頭の中の記憶から朝からの行動をたどっていく……。

学校の手前で時間確認したから、それまではあった。

だとしたら――…

⏰:07/07/06 23:37 📱:N902i 🆔:AR2LT5sM


#34 [三ッ葉]
『自分の大事なモノなくなってる事に気付けば??』

2時間足らず前の瀬戸の声が頭によぎる。


嫌な予感が確信へと変わっていく――…


〜♪
チャイムの音と同時にもう一つ思い出した。


    ガタンッ

穂「……お仕置きって?」

私は勢い良く立ち上がった

⏰:07/07/06 23:43 📱:N902i 🆔:AR2LT5sM


#35 [三ッ葉]
私の足はある方向へと走りだした

留「穂乃香ちゃん?」
刹「ちょっと――!!?」

二人の声と
教室を出るときに教師とすれ違った事なども考えず、言ったことのない場所を走りながら見つけようとした


どこから繋がんのよ!!
屋上!!


今は3限目が始まったばかり……やばい。

私は焦っていた

⏰:07/07/06 23:49 📱:N902i 🆔:AR2LT5sM


#36 [三ッ葉]
ガチャッ……

あるドアを開けた。


穂「やっと……屋上についた〜」


ゆっくりと歩いていると


少し遠くにあるコンクリートの出っ張りから、何か見える………。


良くみると足だ。
黒い長ズボンにスニーカー履いた足の上に、紺色のハイソックスにローファーを履いた足が乗っかっている。

⏰:07/07/06 23:58 📱:N902i 🆔:AR2LT5sM


#37 [三ッ葉]
もっと近づいていると
ようやく何か理解する。

派手な女の子が
瀬戸を押し倒してキスをしていた――…。


穂「………なっ///」

人のキスをみるのは、さすがに見ていられるものではなくて、隠れる前に声をだしてしまった。

その瞬間……
瀬戸がキスをしているままこっちに気付き視線を向けた。


そして、瀬戸は女の体をゆっくりと引き離した。

⏰:07/07/07 00:03 📱:N902i 🆔:TaK9rvH2


#38 [三ッ葉]
唇が離れた瞬間、カランッという音が聞こえた。

女の口をよく見ると、アメを舐めているようだった。

なんでいつもアメがあんのかな?


恭「やっと先約きたから、今日はこれで終わり……な。」

「うん。じゃ、恭也……またね♪」


女の子は、私を横目でみながら屋上からいなくなった。

⏰:07/07/07 00:08 📱:N902i 🆔:TaK9rvH2


#39 [三ッ葉]
"今日は終わり"
"またね"
という二人の会話がやけに耳に残っていた。

この会話からして、前からもしてるんだろうって
馬鹿な私でも推測できた。


穂「……瀬戸――…」


私が読んでも瀬戸は寝転んだまま態勢を変えてはくれない;;


穂「瀬戸っ……」

⏰:07/07/07 00:13 📱:N902i 🆔:TaK9rvH2


#40 [三ッ葉]
瀬戸はこっちすら見てくれない。
私は少し頬を膨らませた

穂「ねぇ瀬戸!!
あたしの携帯もってるでしょ??」

恭「…………」

いつまで無視するつもりなのこの人――…;;


よしっこうなったら!!

変態行為に近いけど、
瀬戸の体探索しようじゃないか!!

⏰:07/07/07 11:19 📱:N902i 🆔:TaK9rvH2


#41 [三ッ葉]
私は瀬戸の横にしゃがみこんで、瀬戸をまじまじと見つめていた。

瀬戸は、手探りでポケットからアメをとりだして口にほりこんだ。


穂「………!!」


湯峯 穂乃香。
瀬戸 恭也の制服の胸ポケットからマイ携帯を発見いたしました!!

今から救出作業にかかりたいと思います!!

⏰:07/07/07 11:25 📱:N902i 🆔:TaK9rvH2


#42 []
読みました!
ぉもしろぃ

⏰:07/07/07 13:26 📱:P903i 🆔:LI4GgmLM


#43 [三ッ葉]

さン

さっそく読んで下さって
有難うございます
おもしろいですか!!?
そう言ってもらえると
嬉しいし、安心します

これからも頑張ります

⏰:07/07/07 14:48 📱:N902i 🆔:TaK9rvH2


#44 [三ッ葉]
私は素早く瀬戸の胸ポケットへと手を伸ばした。

携帯が私の手の中に納まったとき、

    ガッ

伸ばした右手を瀬戸に捕らえられてしまう。

穂「あの〜この手、何?」

胸ポケットから瀬戸の手に視線をうつした

恭「お前…馬鹿じゃん。
言ったよね……?
来なかったらお仕置きだって……さっ!!」

⏰:07/07/07 16:33 📱:N902i 🆔:TaK9rvH2


#45 [三ッ葉]
瀬戸の最後の言葉に力が入ってるのを聞き取った瞬間、違う方の瀬戸の手が
私の襟を掴み自分の方へと引き寄せられる。

次に何が起こるかすぐに分かった。


―――でも、遅い。


穂「…………んっ!!」

朝のように唇と唇が重なる

離れたくても離れない。

瀬戸が諦めろと言っているかのように更に攻める

⏰:07/07/07 16:40 📱:N902i 🆔:TaK9rvH2


#46 [三ッ葉]
私はぎゅッと目を瞑った。


誰とでもしてるキスなんて―――…
私にとってキスなんかじゃないっ……!!


頭の中にその言葉ばかり並ばせた。


私の中の酸素が足りなくなる時に

穂「…ッ……にッ…が…」

思いっきり瀬戸の体を押しながら、自分の顔を上げて引き離した。

口の中にあるモノを体が拒否し、ポロッと瀬戸の顔の少し横に落ちる。

⏰:07/07/07 16:48 📱:N902i 🆔:TaK9rvH2


#47 [三ッ葉]
恭「苦いのダメ??
まぁ、お仕置き用だからだけどね」

瀬戸が顔より少し離れたところに落ちた
黒色のアメを横目で見て言った。

穂「……ッゴホ…ッ」

私は軽く咳き込む。
口の中に苦い味がこびりついている。

コーヒーの味がする――…
甘さも何もない
多分、ブラック無糖味;;


とにかく苦いっ!!!!

⏰:07/07/07 16:55 📱:N902i 🆔:TaK9rvH2


#48 [三ッ葉]
恭「今朝は抵抗してたのに、今は無抵抗だよね。
もしかして、もう俺を受け入れた?」

瀬戸がニヤッと笑う。

穂「馬鹿もほどほどにしてよねっ!!
あんな気持ちのないキスなんかキスだと思ってないからへ・い・き!!
全然平気なんだからっ。」
私は余裕な素振りを体全体で表した。
まぁどうせこんな奴に何言っても言葉が返ってくると思うけど;;


恭「…あいつと同じ」

⏰:07/07/08 03:11 📱:N902i 🆔:nDrBLXa6


#49 [三ッ葉]
瀬戸は少し苦笑しながら小さい声をもらした。

……同じって誰と?

さっき女の子達にも誰かに似てるって――…
確か椎名先輩とか言ってたような気がする。



この時の私は、本当に何にも気付かなかった。

瀬戸の事も。
自分自身の事も。


何も知らずにただただ
アナタにはまっていくなんて―――…。

⏰:07/07/08 03:20 📱:N902i 🆔:nDrBLXa6


#50 [三ッ葉]
恭「アメあげようか??
……ミルク味だよ。」

恭也が状態をゆっくりおこして、ポケットからアメをとりだす――…。

袋をやぶり、ミルク色の小さい玉があらわになる。

穂「すごく欲しい!」

私はパッと顔を明るくして手を伸ばす。
とにかく、口のなかに残ってる苦い味をどうにかしたかった。

恭「そ…。もちろん、口移しだけどね」

⏰:07/07/08 10:04 📱:N902i 🆔:nDrBLXa6


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