*Candy*
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#1 [三ッ葉]
…‥…‥…‥…‥…‥…‥

恋愛初心者級の私。

まだ恋の甘さや苦さなんて全く知らない私――…。



そんな私と
"アイツ"の出会いは――…

      *Candy*

‥…‥…‥…‥…‥…‥…

⏰:07/07/04 18:14 📱:N902i 🆔:w47y4jvg


#2 [三ッ葉]
季節は春。

桜の花びらが視界の中で静かに舞っている。


穂「あ〜転校する前日にバイト頑張りすぎた……;;
てかっ……校舎広すぎで分かんないし!!」


そんな中で私、

湯峯 穂乃香 -ユミネ ホノカ-

は、先日のバイトで疲れ切った重たい体をゆっくり動かしていた……。

⏰:07/07/04 22:15 📱:N902i 🆔:w47y4jvg


#3 [三ッ葉]
私は今年で晴れての
高校2年生!!

家庭の事情で町外れから
転校してしまったけど、
楽しい高校生活を送るつもり。

………なのですが。


転校してきたから
校舎の構造が良くわかんなくって探索中というか、さっそく迷子というか――…‥;;


周りを見渡しても

穂「だれもいない……」

きっと余裕を持って
私が早く来過ぎたからだろう。

⏰:07/07/04 22:27 📱:N902i 🆔:w47y4jvg


#4 [三ッ葉]
良く分からない校舎の外を歩き疲れていく足でよたよたと歩いていると――…


穂「………あっ―…!!」


周りに咲いている桜より
一際大きくて、満開に咲き乱れている桜が目についた

タタタッ………

私はその桜に引き付けられて、疲れた足の事も忘れて傍まで駆け寄っていく。


一枚の花びらが舞落ちていくのを見ていると
黒い物の上にそっと落ちた

⏰:07/07/04 22:33 📱:N902i 🆔:w47y4jvg


#5 [三ッ葉]
その黒いモノは
春風からかサラサラと揺れていて――…って、

穂「……え…??」

髪の毛だ!!


木からはみ出る髪の毛に好奇心を寄せて近づいてみた。


どうやら男の子が寝ているみたい――…。


足はもう一歩、更に一歩というふうに進むのを止めようとはしない。

⏰:07/07/04 22:41 📱:N902i 🆔:w47y4jvg


#6 [三ッ葉]
コツ…コツ…コツ――…


寝ている人を起こさないように様子を見ながら
ゆっくり……ゆっくり歩いていく。



コツ……コツ……コッ―…

穂「………!?」

ある一歩を踏み出したときにシャラン…という微かな金属音が確かにした。


思い切って覗き込んでみよっ!!

⏰:07/07/04 22:45 📱:N902i 🆔:w47y4jvg


#7 [三ッ葉]
ひょいっと上半身を曲げて顔をだしてみた。


パチッ……

即座に目があってしまう


「…………。」

穂「…ど……どうも。」


寝転んだ状態で黙りこくる男子に、頭の後ろを片手で擦りながら微妙な笑みを浮かべ、対応した私。


すると男子は、少し長めの前髪をかき上げて
眠たいそうな重い目蓋を擦ってからもう一度こっちを見なおしてフッと笑った。

⏰:07/07/04 22:51 📱:N902i 🆔:w47y4jvg


#8 [三ッ葉]
「………みねぇ顔。」

落ち着いている声でぽつりと言う。


みない顔……??

そりゃ、当然でしょ。


穂「だって転校生だもん」


私はピースサインをした右手を前に突き出した。


「ふ〜ん。
アンタが……ね。」

どうでもいいよと言い表わしているような声で返された。

⏰:07/07/04 22:57 📱:N902i 🆔:w47y4jvg


#9 [三ッ葉]
あたしはそんな彼に気付かずに話を持ちかける。


穂「私、湯峯 穂乃香っ。一緒の2年生だよね??
先輩だったら焦るんだけど………;;」

少し額が汗ばむ。


「……3年だけど。」

彼の答えに目が丸くなった


穂「え……ほんと!!?
あっ…ごめ――じゃなくて!!すみっ―――…」

「ねぇ……アメほしい??」

⏰:07/07/04 23:04 📱:N902i 🆔:w47y4jvg


#10 [三ッ葉]
慌てる私の声に彼の落ち着いた声がかぶさった。

彼は、私に小悪魔の様な笑みを見せながら
ゴソゴソと制服のズボンのポケットをあさり始める


なんか表情からみて
すごく怪しいんだけど。

でも
………アメ!!


穂「―――ほしいっ!!」


私が悩んだ末に答えをだした時には、
彼が片手でアメを私に差し出していたので、私は片手を元気良く伸ばした。

⏰:07/07/04 23:11 📱:N902i 🆔:w47y4jvg


#11 [三ッ葉]
その瞬間――…

    グイッ!!

勢い良く差し出した手を引っ張られて、体全体が前のめりになり、彼の体の中にスッポリとおさまった



ほっとしたのもつかの間


彼の手が強引に私の顎を持ち上げて――…!!


穂「―――ンンっ!!!」


彼の唇が私の唇に深く重なった。

⏰:07/07/04 23:18 📱:N902i 🆔:w47y4jvg


#12 [三ッ葉]
力には結構自慢があった私だけど、抵抗しても彼を振り切れなかった!!

しかも、口のなかに何かが入り込んでくる感覚が体全身に伝わる―――…


彼の舌が入ってきた!!


穂「……ハッ…あッ…」


体中の酸素が奪い取られていくような感覚に襲われ、苦しくなり、
唇と唇のわずかな隙間から息をしようと必死になる。

抵抗する力も入らない。

⏰:07/07/04 23:24 📱:N902i 🆔:w47y4jvg


#13 [三ッ葉]
無意識の内に目が閉じていく――…。

意識が朦朧となっていく。

も………無理――ッ!!



そう強く心の中で強く叫んだとき
口の中に甘い味が広がって彼の唇が離れた。


穂「はぁっ――…ハッ…」


大きく息を吸うと体の力が抜けて後ろに倒れそうになるのを、彼の腕が支えてくれた。

⏰:07/07/04 23:29 📱:N902i 🆔:w47y4jvg


#14 [三ッ葉]
穂「…ハッ……なっ…何すんの――…??」

私は彼からサッと距離をとって、たじろいだ。


「何って……あげたんじゃん………アメ。」


穂「…………!!」

片手で口を覆う。

意識をなんとか取り戻した私は、口のなかに甘い濃厚なミルクの味が広がっているのを理解する。


どういう渡し方よっ!!

⏰:07/07/04 23:36 📱:N902i 🆔:w47y4jvg


#15 [三ッ葉]
確かに口の中にアメはあるけど――…


穂「ちゃんとした渡し方にしてよね!!
口移し…とかッ……///」


大声を張り上げて、言っているうちに口に出している事が恥ずかしくなって
顔がボッと赤くなった


そんな私をみて
彼は小悪魔を上回って悪魔の笑みを浮かべる。


「てかさ、キス初めてだった??」


穂「………ッ!!」

図星を疲れて、更に顔がりんご色に染まりあがる。

⏰:07/07/04 23:44 📱:N902i 🆔:w47y4jvg


#16 [三ッ葉]
「……ガキじゃん」

人を小馬鹿にしたように言う。


私は彼を睨み付けた。


穂「あんなの………ファーストキスのうちに入んないわよ!!」


そう言い捨てて
その場を逃げるように離れた。


なんなのよ……も――!!



私の顔はまだ耳たぶまで赤いままだろう……///

⏰:07/07/04 23:50 📱:N902i 🆔:w47y4jvg


#17 [三ッ葉]
幸い……
恋に対してあまり関心のない私は、キスの事はそこまで傷つきはしなかった。

てか、思ってたよりあっけない感じがした。


あれがキスなんだって
どっかで軽く受け流してた――…。


まっ…減るもんじゃないし
ってね。



数分後には普通に戻った。
しかも、アメもちゃっかり口に含んだまま。

⏰:07/07/04 23:58 📱:N902i 🆔:w47y4jvg


#18 [三ッ葉]
おいしいから
別に何でもいいや………


こう考える私は
馬鹿かな;;



まあ……
あの男は先輩だし、これからそんなに合わないから気にしなくていいや――…


そう考えながら、奇跡的に職員室に着き、担任の元に到着した。

⏰:07/07/05 00:02 📱:N902i 🆔:utl5o1ec


#19 [三ッ葉]
―――――…………
―――………
私は自分のクラスのドアの前でそわそわしていた。

なぜなら
転校生のおきまり――…


教卓の近くで自己紹介!!

がやってくるから。


担任に名前を呼ばれたら入る……教室に、入る。


「湯峯〜入っていいぞ」

きたっ!!

    ガラッ

⏰:07/07/05 01:28 📱:N902i 🆔:utl5o1ec


#20 [三ッ葉]
私が手を触れる前にドアが開いた。

穂「………」

私は開いた口がしばらく塞がらないでいた。


だって…だって!!

ドアを先に開けて私の横を通り過ぎていったのは


さっきのアイツだから!!

穂「はっ!?あの時…あんた3年だって――…」

「………瀬戸遅いぞ。
馬鹿野郎が。」

⏰:07/07/05 01:34 📱:N902i 🆔:utl5o1ec


#21 [三ッ葉]
先生がアイツに向かっていう――…

私、騙された;;


なんかつくづくムカつく奴

てか、
瀬戸っていうんだ。
覚えとかないと!!!!!


瀬戸は私の針のような視線を普通に無視して席に腰掛けてた。


そのあとの私の自己紹介は、顔が恐かったのは置いておこう――…

⏰:07/07/05 01:40 📱:N902i 🆔:utl5o1ec


#22 [三ッ葉]
ショートホームルームが終わるやいなや
私はすぐに瀬戸につっかかりにいった

    ダンッ

穂「瀬戸、あんた……あたしを騙したでしょ!!?」


私は瀬戸の机を両手でバンッと鳴らした。


すると、瀬戸が席から立ち上がった。

「自分の大切なモノなくなってる事に気付けば??
2限目に屋上きてね。
1限目はゆっくり寝たいから……さ」

⏰:07/07/05 08:01 📱:N902i 🆔:utl5o1ec


#23 [ナナシ!]
あげます!
ガンバって下さい
楽しいです♪

⏰:07/07/06 01:19 📱:W41CA 🆔:VJxGsbgg


#24 [三ッ葉]

ナナシ!!さン

初めまして
読んでくださってありがとうございます
これからもっと良くなるように頑張っていこうと思うので、よろしくです

⏰:07/07/06 07:38 📱:N902i 🆔:AR2LT5sM


#25 [三ッ葉]
穂「ど…どうせそれも嘘なんでしょ」

もう騙されないんだから!!

私は、威張って言う。

「こなかったらお仕置きがあるからね。」

サラッと言って瀬戸は教室をでていった……


意味分かんないやつ;;

⏰:07/07/06 19:26 📱:N902i 🆔:AR2LT5sM


#26 [三ッ葉]
私は自分の席につき
頬杖をついた。


………瀬戸

最初は良いイメージだったんだけどな。

黒い髪に黒い冬の制服で桜の花びらが映えて見えた

実際
桜より瀬戸の方に目がいった………。

キリっとした顔立ち。
バランスの良い体型。


こんな奴が――…

⏰:07/07/06 19:33 📱:N902i 🆔:AR2LT5sM


#27 [三ッ葉]
頭の中一面にキスされた時の場面が広がった。

まだ少し恥ずかしいのが戻ってきたのか
ほんのり頬に熱がある


「ねぇ、湯峯さんっ」

声と共に2、3人の女の子が視界に入る。

穂「何かな??」

「ずいぶん仲が良いようだけど………恭也の事、知ってるの??」

⏰:07/07/06 19:40 📱:N902i 🆔:AR2LT5sM


#28 [三ッ葉]
恭也……??
きょうや………??

誰!!?


穂「…………」

「瀬戸の名前なんだけど」

顔をしかめて黙りこくっている私をみて、女の子が説明してくれた

あいつが恭也。

⏰:07/07/06 23:07 📱:N902i 🆔:AR2LT5sM


#29 [三ッ葉]
穂「知ってるというか、今朝あったばっかりと言う感じかな;;」

「仲よさげだから、てっきりなんかあるんだと……。てか、恭也ね〜キスめっちゃ上手なんだよ!」


キスに上手いも下手も
あるんだ――…。

そんな事に関心してる場合じゃなくて!!

あいつ何人としてんの!!?

チャラ男じゃんか。

無意識にため息をこぼした

⏰:07/07/06 23:12 📱:N902i 🆔:AR2LT5sM


#30 [三ッ葉]
「なんか……湯峯さんって、椎名先輩に似てるくない!!!?」

突然、2、3人の中の一人の女の子が呟いた。

穂「………へ?」

私は首を横に傾けた。

さっきから口からでてくる名前の人、良く知らないし………。


「……結構似てるかも」


更にもう一人の女の子が私の顔をじっくり見ながら言った

⏰:07/07/06 23:18 📱:N902i 🆔:AR2LT5sM


#31 [三ッ葉]
……………………。

あれから
普通に女の子達は私の前から去っていき、
その後に私に2人の友達ができた!!


私はどっちかって言うと
男の子っぽい性格で
顔も可愛い系ではなく、女の子から格好良いと言われる存在。


そんな私と対照的な性格の
千草 留衣-チグサ ルイ-

と言う生粋の女の子って感じに可愛い子と

⏰:07/07/06 23:24 📱:N902i 🆔:AR2LT5sM


#32 [三ッ葉]
長身で落ち着いていて
大人のオーラを感じさせている

片山 刹那-カタヤマ セツナ-

という子を含め、
さまざまな性格をもった私達3人が友達となった。


留「ねぇ!アドレス交換しようよ〜」

留衣が携帯を開きながら聞いてきたので、私は笑顔でいいよ。と答えた。


穂「あ………れ??」

⏰:07/07/06 23:31 📱:N902i 🆔:AR2LT5sM


#33 [三ッ葉]
私のまぬけな声と共に携帯を探る手が静かに停止する



…………ない。

穂「携帯っない!!」


私は咄嗟に大きな声を上げてしまった。

刹「心当たりとかはないの??」


刹那にそう聞かれて
を頭の中の記憶から朝からの行動をたどっていく……。

学校の手前で時間確認したから、それまではあった。

だとしたら――…

⏰:07/07/06 23:37 📱:N902i 🆔:AR2LT5sM


#34 [三ッ葉]
『自分の大事なモノなくなってる事に気付けば??』

2時間足らず前の瀬戸の声が頭によぎる。


嫌な予感が確信へと変わっていく――…


〜♪
チャイムの音と同時にもう一つ思い出した。


    ガタンッ

穂「……お仕置きって?」

私は勢い良く立ち上がった

⏰:07/07/06 23:43 📱:N902i 🆔:AR2LT5sM


#35 [三ッ葉]
私の足はある方向へと走りだした

留「穂乃香ちゃん?」
刹「ちょっと――!!?」

二人の声と
教室を出るときに教師とすれ違った事なども考えず、言ったことのない場所を走りながら見つけようとした


どこから繋がんのよ!!
屋上!!


今は3限目が始まったばかり……やばい。

私は焦っていた

⏰:07/07/06 23:49 📱:N902i 🆔:AR2LT5sM


#36 [三ッ葉]
ガチャッ……

あるドアを開けた。


穂「やっと……屋上についた〜」


ゆっくりと歩いていると


少し遠くにあるコンクリートの出っ張りから、何か見える………。


良くみると足だ。
黒い長ズボンにスニーカー履いた足の上に、紺色のハイソックスにローファーを履いた足が乗っかっている。

⏰:07/07/06 23:58 📱:N902i 🆔:AR2LT5sM


#37 [三ッ葉]
もっと近づいていると
ようやく何か理解する。

派手な女の子が
瀬戸を押し倒してキスをしていた――…。


穂「………なっ///」

人のキスをみるのは、さすがに見ていられるものではなくて、隠れる前に声をだしてしまった。

その瞬間……
瀬戸がキスをしているままこっちに気付き視線を向けた。


そして、瀬戸は女の体をゆっくりと引き離した。

⏰:07/07/07 00:03 📱:N902i 🆔:TaK9rvH2


#38 [三ッ葉]
唇が離れた瞬間、カランッという音が聞こえた。

女の口をよく見ると、アメを舐めているようだった。

なんでいつもアメがあんのかな?


恭「やっと先約きたから、今日はこれで終わり……な。」

「うん。じゃ、恭也……またね♪」


女の子は、私を横目でみながら屋上からいなくなった。

⏰:07/07/07 00:08 📱:N902i 🆔:TaK9rvH2


#39 [三ッ葉]
"今日は終わり"
"またね"
という二人の会話がやけに耳に残っていた。

この会話からして、前からもしてるんだろうって
馬鹿な私でも推測できた。


穂「……瀬戸――…」


私が読んでも瀬戸は寝転んだまま態勢を変えてはくれない;;


穂「瀬戸っ……」

⏰:07/07/07 00:13 📱:N902i 🆔:TaK9rvH2


#40 [三ッ葉]
瀬戸はこっちすら見てくれない。
私は少し頬を膨らませた

穂「ねぇ瀬戸!!
あたしの携帯もってるでしょ??」

恭「…………」

いつまで無視するつもりなのこの人――…;;


よしっこうなったら!!

変態行為に近いけど、
瀬戸の体探索しようじゃないか!!

⏰:07/07/07 11:19 📱:N902i 🆔:TaK9rvH2


#41 [三ッ葉]
私は瀬戸の横にしゃがみこんで、瀬戸をまじまじと見つめていた。

瀬戸は、手探りでポケットからアメをとりだして口にほりこんだ。


穂「………!!」


湯峯 穂乃香。
瀬戸 恭也の制服の胸ポケットからマイ携帯を発見いたしました!!

今から救出作業にかかりたいと思います!!

⏰:07/07/07 11:25 📱:N902i 🆔:TaK9rvH2


#42 []
読みました!
ぉもしろぃ

⏰:07/07/07 13:26 📱:P903i 🆔:LI4GgmLM


#43 [三ッ葉]

さン

さっそく読んで下さって
有難うございます
おもしろいですか!!?
そう言ってもらえると
嬉しいし、安心します

これからも頑張ります

⏰:07/07/07 14:48 📱:N902i 🆔:TaK9rvH2


#44 [三ッ葉]
私は素早く瀬戸の胸ポケットへと手を伸ばした。

携帯が私の手の中に納まったとき、

    ガッ

伸ばした右手を瀬戸に捕らえられてしまう。

穂「あの〜この手、何?」

胸ポケットから瀬戸の手に視線をうつした

恭「お前…馬鹿じゃん。
言ったよね……?
来なかったらお仕置きだって……さっ!!」

⏰:07/07/07 16:33 📱:N902i 🆔:TaK9rvH2


#45 [三ッ葉]
瀬戸の最後の言葉に力が入ってるのを聞き取った瞬間、違う方の瀬戸の手が
私の襟を掴み自分の方へと引き寄せられる。

次に何が起こるかすぐに分かった。


―――でも、遅い。


穂「…………んっ!!」

朝のように唇と唇が重なる

離れたくても離れない。

瀬戸が諦めろと言っているかのように更に攻める

⏰:07/07/07 16:40 📱:N902i 🆔:TaK9rvH2


#46 [三ッ葉]
私はぎゅッと目を瞑った。


誰とでもしてるキスなんて―――…
私にとってキスなんかじゃないっ……!!


頭の中にその言葉ばかり並ばせた。


私の中の酸素が足りなくなる時に

穂「…ッ……にッ…が…」

思いっきり瀬戸の体を押しながら、自分の顔を上げて引き離した。

口の中にあるモノを体が拒否し、ポロッと瀬戸の顔の少し横に落ちる。

⏰:07/07/07 16:48 📱:N902i 🆔:TaK9rvH2


#47 [三ッ葉]
恭「苦いのダメ??
まぁ、お仕置き用だからだけどね」

瀬戸が顔より少し離れたところに落ちた
黒色のアメを横目で見て言った。

穂「……ッゴホ…ッ」

私は軽く咳き込む。
口の中に苦い味がこびりついている。

コーヒーの味がする――…
甘さも何もない
多分、ブラック無糖味;;


とにかく苦いっ!!!!

⏰:07/07/07 16:55 📱:N902i 🆔:TaK9rvH2


#48 [三ッ葉]
恭「今朝は抵抗してたのに、今は無抵抗だよね。
もしかして、もう俺を受け入れた?」

瀬戸がニヤッと笑う。

穂「馬鹿もほどほどにしてよねっ!!
あんな気持ちのないキスなんかキスだと思ってないからへ・い・き!!
全然平気なんだからっ。」
私は余裕な素振りを体全体で表した。
まぁどうせこんな奴に何言っても言葉が返ってくると思うけど;;


恭「…あいつと同じ」

⏰:07/07/08 03:11 📱:N902i 🆔:nDrBLXa6


#49 [三ッ葉]
瀬戸は少し苦笑しながら小さい声をもらした。

……同じって誰と?

さっき女の子達にも誰かに似てるって――…
確か椎名先輩とか言ってたような気がする。



この時の私は、本当に何にも気付かなかった。

瀬戸の事も。
自分自身の事も。


何も知らずにただただ
アナタにはまっていくなんて―――…。

⏰:07/07/08 03:20 📱:N902i 🆔:nDrBLXa6


#50 [三ッ葉]
恭「アメあげようか??
……ミルク味だよ。」

恭也が状態をゆっくりおこして、ポケットからアメをとりだす――…。

袋をやぶり、ミルク色の小さい玉があらわになる。

穂「すごく欲しい!」

私はパッと顔を明るくして手を伸ばす。
とにかく、口のなかに残ってる苦い味をどうにかしたかった。

恭「そ…。もちろん、口移しだけどね」

⏰:07/07/08 10:04 📱:N902i 🆔:nDrBLXa6


#51 [三ッ葉]

上の文の

×→恭也は状態を

という文を

○→瀬戸は上体を

に変えて読んでください

お手数かけてすみません

読んで下さってる方は
良ければですが
気軽にコメくださいね

⏰:07/07/08 12:11 📱:N902i 🆔:nDrBLXa6


#52 [三ッ葉]
穂「………げ;;」

私は返事の代わりに顔を背けたが、瀬戸にグイッと顎を持ち上げられる。


唇と唇の距離

わずか3p………


穂「…キ…キス魔!!
―――――やッ……!!」

恭「別にいいじゃん。
俺のキスは穂乃香の中ではキスじゃないんでしょ?」
そうだった。
だから、大丈夫――…
私は、黙って力いっぱい目を瞑った

⏰:07/07/08 12:42 📱:N902i 🆔:nDrBLXa6


#53 [三ッ葉]
瀬戸の親指が唇にそっと触れた――…


穂「…………ッ!!?」


キスかと思いきや、瀬戸は私の口を軽く開けてアメをほうりこんだ!!

アメがカランっと音をたてた。

恭「………嘘。
今回は普通にあげる。」

瀬戸は目を細めて笑った。

    ドクンッ…

胸の中が微かにうずいた

⏰:07/07/08 23:04 📱:N902i 🆔:nDrBLXa6


#54 [我輩は匿名である]
最初から
読ませて
いただきました
早く続きが
読みたいです

⏰:07/07/08 23:57 📱:P903i 🆔:pLHMhJ0M


#55 [三ッ葉]

匿名さン

はじめまして
最初からよんでくださって
有難うございます

続きみたいですか??
少しだけ更新しますね

これからも頑張るので
よろしくお願いします

⏰:07/07/09 06:09 📱:N902i 🆔:ooZG1UYw


#56 [三ッ葉]
だって……
今までに見せたことないような柔らかい笑顔。

いつもの作り笑顔みたいな堅い顔じゃない。

なんでか分からないけど、とてもその笑顔に目がひかれ、心がたかまる。


穂「…あっ…ありがと」

私は軽く笑った。

恭「穂乃香、笑ってるところあれだけどさ、携帯いらないの?」

悪魔の笑みに戻った瀬戸。

⏰:07/07/09 06:17 📱:N902i 🆔:ooZG1UYw


#57 [三ッ葉]
瀬戸の手にしっかりと握られている携帯。
私には、携帯が泣いているように見えた。

第2救出作業とりかかります!!


穂「ほらっ返してよ!!」

私は手を出してヒラヒラさせた。

恭「俺が普通に返すと思ってんの?ありえないだろ。返してあげるからさ、質問に答えてよ。
ちゃんとね。」

かなり困難な救出作業だと思われます!!(泣)

⏰:07/07/09 06:23 📱:N902i 🆔:ooZG1UYw


#58 [三ッ葉]
恭「俺のこと覚えてる?」
穂「全く覚えてない。」

私は速答した。

過去に瀬戸がいてた記憶なんて、ない。


恭「穂乃香さ、バイトしてるの?」

穂「してる」

あんまり答えがたい質問ではなくて、安心しながら着々と答えていく事ができる。

バイト――…
前まで隣町のファミレス。
今は学校より結構離れたところのファミレス。

⏰:07/07/09 06:32 📱:N902i 🆔:ooZG1UYw


#59 [三ッ葉]
恭「隣町のファミレスでバイトしてたよね?
俺、行ったことある。」

…………!!

穂「何でっ……そんな事まで知ってんの?」

私は思わず慌てた。

瀬戸は「だって…」と続けてこっちをしっかり見た。

……もしかして。

一目みてからずっと忘れられなかったとか――…
好き。とか言われる展開?


こんな格好良い人に言われると嬉しい気はするけど
急展開でしょ〜

⏰:07/07/09 06:38 📱:N902i 🆔:ooZG1UYw


#60 [三ッ葉]
恭「俺、穂乃香にドリンクぶっかけられたから。」

私の妄想とはうらはらに
まったく違う答えが恭也の口から飛んできた。

穂「……はぁ?」


そんな記憶ない!!


恭「去年の秋ごろだっけ?ダチと行って、ドリンクまず頼んだ。」

そんな訳ない………。

恭「そしたら店員がドリンクを持って近づいて来たんだけど、な〜んもない所でずっこけて、勢いでドリンクがザバーッてね。
見事にぶっかけられた。」

……そんな記憶――…

⏰:07/07/09 06:47 📱:N902i 🆔:ooZG1UYw


#61 [三ッ葉]
そんな記憶なんて――…


ありました――!!(泣)


瀬戸に言われて、頭の記憶の中からライトアップされたかのように鮮明に浮かんでくる。


その時の瀬戸の睨みをきかせた悪魔の顔が。    

穂「………;;」

冷や汗がたらり。

恭「そいつの名札みたら、お前と同じ名前だったっつぅ話。
自分の失態をそう忘れられるとか……あきれる。」

⏰:07/07/09 06:54 📱:N902i 🆔:ooZG1UYw


#62 [三ッ葉]
ため息まじりで小馬鹿にするように言われるとむかつ――…

はっ!ダメだ自分っ!!

悪いのは自分なんだよ!!


穂「すっすいませんでしたぁ――!!」

バイトでならったように綺麗に頭を下げて謝った。


恭「許してやんない。」

くぅ〜〜〜っ!!

こんなにちゃんと謝ってるのに許してくれないって、どういう事よ!!

頭の中でじだんだを踏んだ。

⏰:07/07/09 06:59 📱:N902i 🆔:ooZG1UYw


#63 [三ッ葉]
恭「……はい、携帯。」

瀬戸が私の右手を掴んで、手に携帯を握らせた。

穂「よかった〜」


………ん?

携帯を返してもらったのは良いけど、瀬戸の手が離れない;;


恭「それからこの学校……バイト禁止だから。」

穂「……嘘でしょっ!?」

恭「残念ながらこればかしは、嘘じゃありません。」

私は瀬戸の顔の前に両手を合わせた。

穂「黙っといて……くれますよ…ね?」

⏰:07/07/09 07:05 📱:N902i 🆔:ooZG1UYw


#64 []
面白いよσ∀`)
登校中に読んでます

頑張って下さい!
更新楽しみに、
待ってます′3`)

⏰:07/07/09 07:27 📱:SH903i 🆔:Q2mQp8/c


#65 [三ッ葉]

さン

初めまして〜
登校中に読んでくださって
有難うございます

読んでくださっている人の為
頑張りたいと思います
暇な時、ちょこ2
更新していきますね

⏰:07/07/09 11:47 📱:N902i 🆔:ooZG1UYw


#66 [三ッ葉]
恭「どーしよっかな〜」

瀬戸がわざとらしく悩んだフリをする。

バイトだけは
絶対やめられないっ…!!


穂「私のお母さんの体が悪いの――…。
弟もいて、お父さんも仕事頑張ってくれてるの。
だから、私も力になりたいから――…
助けたいから――…
バイトだけは、やめれないっ………お願い!」


私は瀬戸に必死に頼み込んだ。

⏰:07/07/09 21:38 📱:N902i 🆔:ooZG1UYw


#67 [三ッ葉]
恭「分かった。
黙っといてあげる」

私は、胸を撫で下ろした。

が、瀬戸が「でも……」という言葉を足したので耳をピンッとたてた。

恭「俺の言うこと聞いてくれないとダメだよ。
だから――…穂乃香は俺のペットね。」


―――そんなぁっ;;


穂「…ぺ…ペット!?」

恭「俺のペットになるの?ならないの?」

⏰:07/07/10 07:01 📱:N902i 🆔:W/6LsWFE


#68 [三ッ葉]
なりません!!

何もなければすぐにそう答えれた――…。
だけど、

穂「…な…る。」

口を小さく動かした。

恭「………ん?」

瀬戸が私に聞き返す。

穂「だから、なるっていってんの!!!」


やけになり、声に力が入った答えを聞いて瀬戸は小悪魔のように笑みをつくる。
恭「じゃ、今日から穂乃香は俺のペット。
良い子でいてよね。」

⏰:07/07/10 07:08 📱:N902i 🆔:W/6LsWFE


#69 [三ッ葉]
穂「元から良い子だから、ご心配なく!!」

恭「じゃ、期待してる。」

私は、やっと瀬戸の手から解放されて携帯の救出に成功した。
それも――


……瀬戸のペットとして


だけど、大丈夫。
体力もあるし、根性もある私だから――…

やってやろうじゃない!!

バイトはやれるんだから………ね。

⏰:07/07/10 07:15 📱:N902i 🆔:W/6LsWFE


#70 [三ッ葉]
それから瀬戸と携帯のアドレスと番号を交換させられた。

すぐに呼び出し出来るように……らしい;;

恭「あっ…それから」

急に何かに閃いた顔をする瀬戸。

恭「俺の名前、瀬戸 恭也だから。」

穂「んじゃ、恭也って呼ぶね」

私にとって男子の事名前で呼ぶことなんか、なんてことないから普通。

⏰:07/07/10 10:06 📱:N902i 🆔:W/6LsWFE


#71 [三ッ葉]
恭「俺、暇だからもぅ帰るわ。お前は?」

恭也は、横にあるカバンに手をかけだす。
最初から帰る気満々ってわけね――…。

穂「私は帰んないわよ。
ちゃんとしてるから。」

私はベッと舌をだした。

恭「……そ。
じゃばいばい、穂乃香。
来るか分かんないけど、また明日。」

穂「さようなら!!」

来るか分かんないってどういう事よ;;

⏰:07/07/10 10:12 📱:N902i 🆔:W/6LsWFE


#72 [三ッ葉]
バタンッ………

恭也は重たい体を上げて、軽く手を振って眠そうな顔をしながら去っていった。

穂「はあ〜」


大きなため息をはきながらペタンッとコンクリートの冷たい地面に座り込んだ。

急に力が抜けた。

"ペット"……って;;
もぅ散々だし。

⏰:07/07/10 10:16 📱:N902i 🆔:W/6LsWFE


#73 [三ッ葉]
………………………
……………

転校初日から
3限目サボりってどうなんですか!!?

そんな事を考えながらダラダラと4限目に間に合うように教室に戻った。


留「穂乃香ちゃん、どこ行ってたの?」

刹「ホント心配したんだから。どっか行くときは言うのよ。」

と2人がさっそく私によってきてくれて、すごく嬉しかった。

もう少し仲良くなれたら、恭也と自分の事について相談しようかな……。

⏰:07/07/10 10:26 📱:N902i 🆔:W/6LsWFE


#74 [三ッ葉]
穂「2人ともごめんっ……。ちょっとお腹痛くてさ。」

女の子として、いろんな意味として捕らえられる言い訳の仕方;;

あまりしたくなかったんだけど……
2人も悪い解釈の方はさけてね。(笑)


そんなこんなで時間はたちまちに過ぎていき、放課後にいたる。

女子も男子も含めて、たくさんの人と喋って騒いだ。このクラスの人達、すごくい〜感じ!!

やっかいなのは、恭也だけ……みたいな;;

⏰:07/07/10 10:34 📱:N902i 🆔:W/6LsWFE


#75 [三ッ葉]
いろんな人達のアドレスと番号を登録した携帯を胸ポケットに入れて、皆で教室をでた。

「穂乃香って、転校生なのにここまで喋りやすい奴とか思わなかったし。
なんかちょっと男っぽい感じだしな。」

私の肩に軽く手をついて
桐島 竜樹-キリシマ タツキ-
が声をかけてくれた。

穂「前の学校でも良く言われた。バレンタインデーとか、女の子にいっぱいもらっちゃったしね。」

私は笑った。

竜「モテモテなんだな。
可愛いよりも美人だもんな、お前。」

⏰:07/07/10 19:52 📱:N902i 🆔:W/6LsWFE


#76 [三ッ葉]
穂「ははっ。
お世辞どーもー。」

あえて受けとめず、サラッと流した。

竜「お前さ、さっそく恭也の餌食になってたな。」

穂「え……なんで――…」

突然の話題に目を丸くした。

竜「朝、偶然見たから。」

あんな所見られたの!?
やばっ……;;
少し体温があがった気がするが、それは置いとこう。

⏰:07/07/10 19:58 📱:N902i 🆔:W/6LsWFE


#77 [三ッ葉]
穂「まぁ大丈夫。
竜樹は気にしないでよ。」

竜「穂乃香がいいんなら、別になんも言わねぇ。」

そう言って竜樹は帰っていった。

竜樹は、孤独主義というか独立主義派の恭也と学年の中で唯一話せる仲らしい。

女ぐせの悪そうな恭也の事なにか知ってそう……

最初からあんな奴な訳ない…よね?

きっと何かあるはずなんだけど、私が踏み込む事じゃないし、いいや。

⏰:07/07/10 20:04 📱:N902i 🆔:W/6LsWFE


#78 [三ッ葉]
今日はそのままバイト先に直行して、大事な家族の為にせっせと働いた。

恭也とあった頃のような、ヘマはさすがに今は慣れてしまってする方が難しくなったくらい――…。


……………………

「姉ちゃんお帰り〜」

家に帰ってリビングに顔をだすと、中学校2年生になる弟……飛鳥 -アスカ-
が、にこやかに挨拶をしてくれた。

⏰:07/07/10 20:13 📱:N902i 🆔:W/6LsWFE


#79 [ひよの]
めちゃおもしろい
大好きです*゚

⏰:07/07/10 20:51 📱:SH903i 🆔:SjRfczDE


#80 [三ッ葉]

ひよのさん

初めまして〜
大好きだなんて
めッちャ嬉しいです
読んでくれてる人がいるかどうか
不安だったので
すごく心強いです
がんばりますね

⏰:07/07/10 21:57 📱:N902i 🆔:W/6LsWFE


#81 [三ッ葉]
小さな一軒家に私と飛鳥、両親が住んでいる。

前は十分な一軒家に住んでいたけど、お母さんの体調があまりよくなくて病院に近いところに引っ越した。

前の家は良かったけど、結構田舎住んでたもんで……大きな病院行くのに苦労したんです;;

引っ越したのは良いけど、ちょっと家計が苦しい。

で、私もバイト頑張ってるということ!!

男勝りな私の性格のおかげで、弟になめられる事もなく無事に現在もお姉ちゃん進行形中ですよ(意味不)

⏰:07/07/10 22:07 📱:N902i 🆔:W/6LsWFE


#82 [三ッ葉]
穂「ただいま〜」

私はソファーにドカッと腰をおろした。

飛「学校どーだった!?」

穂「ん。いい感じ。
一部を除いてね――…;;」

げっそりとした顔にして、飛鳥に答えた。

飛「……一部?
こっちもいい感じだったよ〜。」

飛鳥の表情を見るかぎり、良さそうなのは分かった。

穂「よかったよかった。
お父さんはまだ仕事だよね……。お母さんは?」

⏰:07/07/10 22:16 📱:N902i 🆔:W/6LsWFE


#83 [三ッ葉]
「こっちにいてるよ。」と示すように襖の閉じてある方に和室の方へ視線を送った。

ゆっくりと襖を開けると、お母さんは静かに寝息をたてている。

いつもは少し苦しそうだけど、めずらしく穏やかに寝ているようだ。

それを見ただけでも、心が大分落ち着いた。


この平穏な日常を送るためにも……

穂「私、頑張るから」

自分にしか聞こえない声で呟き、エールをおくった。

⏰:07/07/10 22:22 📱:N902i 🆔:W/6LsWFE


#84 [三ッ葉]
………………………

今日の結果。

瀬戸 恭也のペットに
昇任。(?)

留衣、刹那、竜樹
を主とする友達捕獲!


そして、
偽りのキス2回;;

ミルク味2個、
苦いコーヒー味1個。
計3個のアメを入手。

…………………………

ってとこかな……;;


明日は一体どうなることやら………。

不安を抱え、静かに眠りについた

⏰:07/07/10 22:28 📱:N902i 🆔:W/6LsWFE


#85 [三ッ葉]
目を覚ますと傍にある時計は6:00を指していた。

全員の朝ご飯をつくり、支度をして私は学校へと出かけた。


行く途中で大きな坂がある……。勢いつけて自転車こいだら風がビューンってなって気持ちいいし、楽しいんだもん。

今日も坂を元気良くくだります!!!

穂「ほ〜!!」

意味のわからない声をだしながら坂をくだっていく。

ザァ―――

風の音が耳を包み込んだ

⏰:07/07/11 11:02 📱:N902i 🆔:uvhyqqN6


#86 []
読んでます
Bookmarkにして
時々見てるンで
頑張って下さい

話も面白いし
素敵ですっ
(σ∀`)

・゚

⏰:07/07/12 00:51 📱:SH903i 🆔:9UC8lIQk


#87 [三ッ葉]

さん

もしかして
2度目ましてですか!?
Bookmarkにして
くださるなンて………
嬉しいです
やる気も更に
パワーアップしちゃいます

面白いし素敵
なンて言われると
書いててよかったと
実感しちゃいました・゚

有難うございます

⏰:07/07/12 02:23 📱:N902i 🆔:7FBVpDC2


#88 [三ッ葉]
坂を下りおわる頃、
曲がり角から黒いタイヤの先っちょがこんにちはとでもいうように視界に小さくうつる。

でも、それは急な事で慌ててブレーキを踏む私。

  キキ――――ッ!!
  ガチャンッ……

穂「うぇっ;;」

スピードを出しすぎていたために自転車が派手にこけた。
視界がグルンッ回る。


穂「い……っ…つぅ―」

「大丈夫?」

地面に伏せた状態の顔を上げると、曲がり角のタイヤの主が自転車を止めてこちらに歩み寄ってきていた。

⏰:07/07/12 12:35 📱:N902i 🆔:7FBVpDC2


#89 [三ッ葉]
なんか、可愛いというか格好良い女の人が小さく笑いながら問い掛けてきた。

穂「あっはい。
なんとか大丈夫です。」

自分の高校の制服だったので、先輩かもしれないから敬語を使った。

「あっ…笑ってごめん。
こんな派手にこけた人滅多に見ないから…ぷっ」

その女の人は必死で笑いを堪えながら私に手をかしてくれた。

穂「ですよね……あははっ。自分でもおかしくなってきました。」

その場でつられて笑ってしまう私。

⏰:07/07/12 12:41 📱:N902i 🆔:7FBVpDC2


#90 [三ッ葉]
………………………

穂「私、昨日来た転校生なんですよ〜」

ひょんな事から一緒に自転車で登校していた。

足の傷は、小さい頃から日常茶飯事なので気にしないでいた。
昔からやんちゃっ子なんですよ……;;


それより!!
隣で笑っている女の人は
塚本 椎名-ツカモト シイナ-
3年生の人らしい。

どっかで聞いたことあるような……ないような;;

それより、初めてなのに学校まで話が切れないのを驚きながら無事学校まで登校する。

⏰:07/07/12 12:59 📱:N902i 🆔:7FBVpDC2


#91 [] 凛 []
あげ(・v・*)
がんばッて

⏰:07/07/12 21:22 📱:N902i 🆔:DjSCEhLE


#92 [三ッ葉]

凛さン

アゲ嬉しいです
今日はあともう少ししたら
更新していきたいと思います
コメもらえる人数が増えてくるのが
すごく楽しみです

有難うございます

同時進行で書いている
……キコエナイ歌声……
bbs1.ryne.jp/r.php/novel-f/3529/
の方もよろしくです

⏰:07/07/12 21:43 📱:N902i 🆔:7FBVpDC2


#93 [向日葵]
三ツ葉さん

こんにちわ向日葵です今日初めてこれ見ましたなんとウチのやつと(字は違うけど)同じ名前の子がΣ(◎◇◎;)
かぶってスイマセン

ってかやっぱり三ツ葉さんの小説素敵です(・´ω`・)頑張って下さいね

⏰:07/07/13 16:35 📱:SO903i 🆔:ceGDlScE


#94 [三ッ葉]

向日葵さン

こんばんわ〜
先輩的存在の
向日葵ちゃんに(こらっ
見てもらえるなんて
恥ずかしいというか嬉しいです

同じ名前の子いてましたね
全然気にしないでください

素敵だなんて
向日葵さんの方ですよ!
毎日チェックしてます

精一杯頑張ります
向日葵さんも頑張って下さい

⏰:07/07/13 23:39 📱:N902i 🆔:41cmsvIA


#95 [三ッ葉]
穂「それじゃ、これでっ」

椎「あっ穂乃香ちゃ……」

椎名先輩が何か言いかけていたのも気にせず、別れて教室に向かってしまった。


竜「おっす」

竜樹がいかにも男らしい挨拶をする。

留「穂乃香ちゃん、おっはー」

留衣が可愛らしく挨拶。
おっはーって……ちょっと古くない?(笑)

刹「おはよ。」

刹那はシンプルに挨拶。
さっすが大人!


挨拶にも人格が表れてるんだな〜

⏰:07/07/14 00:25 📱:N902i 🆔:HENxbKpo


#96 [三ッ葉]
穂「皆おっはよ〜」

じゃ、あたしは表すならばこんな挨拶かな?
と思いつつスマイル全開で挨拶をする。

バイトで鍛えた笑顔は誰にも負けませんっ!!


「穂乃香おはよ。」


違う場所から私達よりワントーン低い声が飛んでくる。

すぐに体が反応する。


穂「……恭也;;」

恭「当たり。」

ペットはご主人様に敏感……ってわけか。

⏰:07/07/14 00:32 📱:N902i 🆔:HENxbKpo


#97 [三ッ葉]
恭也が「おいで。」という言葉を添えて、数回手招きをする。

穂「…………;;」

弱みを握られている私は、仕方なく引き付けられるように恭也の前へと立った。

何を言われるのか恐くなり、体がマッチ棒のように自然に真っすぐになってしまう……。

穂「な……なんでしょうか?」

恭「何をそんなにかしこまってる訳?」

そう言って私の腰に恭也が手を回して、引き寄せられ、恭也は顔を私の体の中にすっぽりとうずくめた。

えっえ――…!!?
何してんのあんた!!

⏰:07/07/14 00:40 📱:N902i 🆔:HENxbKpo


#98 [三ッ葉]
頭おかしくなったんだろうか?
いや、最初からおかしいか(失礼だよね;;)

穂「ちょっ……離してよ。一体、ここを何処だと思ってんの!?」

私は力付くで離そうとしたが、恭也はがっちりとしがみついていて離れる気配はない;;

恭「嫌。どこって、教室の中でしょ?」

正解っ!!
答えは、人がいっぱいいる教室の中です!

って、ちが――う!!!

周りの視線も集まっているのに、どうしてこの人はこんなに平気でいられるんだろうか。

私には理解ができない。

⏰:07/07/14 00:47 📱:N902i 🆔:HENxbKpo


#99 [三ッ葉]
穂「お願いだからぁ!」

私はまた恭也を前にして、昨日みたいに拝んだ。

恭「この俺が頑張って早くから学校来たんだよ?
しかも続けてさ。」

お得意の悪魔スマイルが浮かべられた;;

何を言っても無駄なような気がして、口から何も出てこなくなってしまう。


………負けました。

心の中で敗者の涙をポロリとこぼした。


恭「アメあげる。あっ…今日はピーチ味だけど。」

穂「もちろん、手渡しですよね?」

次は先手を打った私!

⏰:07/07/14 00:55 📱:N902i 🆔:HENxbKpo


#100 [三ッ葉]
恭「別にそれでもいいけど―――…」

と言って、私にアメを手渡した。

いくら悪魔でも場をわきまえてるんだな〜。


穂「桃もおいし〜。
ありがと恭也。……?」


満面の笑みを浮かべて、恭也をみると不満そうな顔をしている。


気が付くと恭也の片手が私の顎に触れていた。
そのままあっちにグッともっていかれる。

そして、恭也の一言。


恭「やっぱ我慢できねえ」

⏰:07/07/14 01:05 📱:N902i 🆔:HENxbKpo


#101 [三ッ葉]

【続き】
ばかりでてしまって
すみません

気を付けますので、頑張って読んであげてください

又あとで更新できたらします
コメなどあれば
よろしくです

⏰:07/07/14 01:07 📱:N902i 🆔:HENxbKpo


#102 [三ッ葉]
少しでも喋ってしまえば、唇に触れてしまいそうになるので、首を横に回した。

が、恭也の手の力に勝てず顔が言うことを聞けない。


恭「アメごと穂乃香を食わせて――…」


なんちゅー恥ずかしい台詞を………///


って、もう唇が触れてしまいそうになる!!

穂「―――ッ!!」

「あっいたいた。穂乃香ちゃ………ん!?」


開けっ放しの教室のドアの方向から、今朝覚えたばかりの声が耳に届いた。

⏰:07/07/14 08:43 📱:N902i 🆔:HENxbKpo


#103 [三ッ葉]
恭「………」

恭也が動きをぴたりと止めた隙をついて、私は恭也から少し離れた。


穂「椎名先輩っ…」

私は子犬のように椎名先輩に近づいた。

有名な先輩なのか教室が一気にざわつく。


椎「あっこれ、絆創膏。
やっぱり手当てしにいってないみたいだしね。」

私の足をちらっと見る。

穂「こんな怪我、昔からなんで……あ、もう血も止まってる!」

椎「あっそうなの?
なら、持っとくだけ持っときなさい!
穂乃香ちゃんなら、又すると思うし。」

⏰:07/07/14 08:51 📱:N902i 🆔:HENxbKpo


#104 [三ッ葉]
先輩はくすくす笑いながら、私頭をポンポンと軽くたたいた。

穂「有り難く受け取っときます。」

そう言って、椎名先輩に視線を向けた時
椎名先輩の視線は違う方に向けられていた。

視線の先には

恭也がいた。


椎「恭也っ。こんな美人な彼女できたならいってよね〜!
朝からラブラブさ見せ付けられちゃったじゃない。」

穂「かっ彼女なんかじゃ―――…」

椎「でもっ私も彼氏とすごくラブラブなのよ!
負けないくらいね。」

⏰:07/07/14 09:01 📱:N902i 🆔:HENxbKpo


#105 [三ッ葉]
私の声は無残にも椎名先輩には届かなかった。

本当に幸せそうに話す椎名先輩越しに、曇った表情を見せる恭也。


あいつのあんな表情初めてみた。


恭「そ。良かったじゃん」

椎「うん。あっ!もう予鈴鳴りそうだからばいばい。穂乃香ちゃんもねっ。」

椎名先輩は早歩きで私達に手を振りながら
教室からいなくなった。


時間がたって
桃色のアメが溶けて小さくなっていた――…


    ガタンッ

急に恭也が席を立って、歩きだす。
教室から出るんだろうか。

⏰:07/07/14 09:08 📱:N902i 🆔:HENxbKpo


#106 [三ッ葉]
そう考えて、すっかり安心しきっていた私。

恭也はドアに向かってるんじゃなくて、
ドアにもたれてる私に歩み寄ってるって事に気付かなかった。


    ドンッ


穂「きょ…や……ンッ!!」

恭也がドアに手をついて、私の前にかぶさるようになった。

そして、
唇と唇を重ねた。

避ける暇なんてない、荒々しい口付け――…。


恭也の心情が表れているのだろうか。

だとしたら―――…?

⏰:07/07/14 09:16 📱:N902i 🆔:HENxbKpo


#107 [三ッ葉]
口の中で彼の舌の動きによって、アメが中で遊び回っていた。

その度に私の体は微かに反応してしまう。

………嫌なのに。


アメが無くなりそうな時、恭也の唇が離れた。

一瞬だけ透明な糸をひいて――…。


穂「…はっ…ハッ……///」

昨日よりも激しいキスに私はドアにもたれながらズルズルと体を崩していく。

⏰:07/07/14 09:23 📱:N902i 🆔:HENxbKpo


#108 [] 凛 []
更新されてるーッ

質問なんですけど…
感想板ってありますか

⏰:07/07/14 18:52 📱:N902i 🆔:CJNzjRyk


#109 [三ッ葉]

凛さん
読んでくださって
嬉しいです

感想板についてですが
もう一つの作品にはありますが
コチラにはありません

で、考えた結果
まとめた感想板を
立てようと思います
できれば報告しますので
よければ来てください

⏰:07/07/14 21:28 📱:N902i 🆔:HENxbKpo


#110 [三ッ葉]

急遽
私の書いた小説全体の
感想板を作りました

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2502/

これからはこちらを
利用してくださいね

⏰:07/07/15 02:06 📱:N902i 🆔:qkWNVRlg


#111 [三ッ葉]
血の気が一気に引いて
何も言葉がでてこなかった。

本当ならビンタして
暴言吐いてやれるのに。


でも、これはキスなんかじゃない――…

私は自分に言い聞かせた。

自分で恭也に言ってしまった分、後には引けなくなってしまった。

恭「………ごめん」

……………っ!?

え、今なんて――…?

⏰:07/07/15 09:21 📱:N902i 🆔:qkWNVRlg


#112 [三ッ葉]
恭也は小さく私にだけ聞こえる声で言った。
そして、私の頭をポンッと叩いて自分の席に座った。


穂「…………」

今、恭也が謝ったよね?


あいつの頭の中に"謝る"なんて行動は用意されてないと決め付けていた。

そんな恭也に謝られると、何故だか許してしまいたくなった。


…………私って
案外甘いのかな?

⏰:07/07/15 09:47 📱:N902i 🆔:qkWNVRlg


#113 [三ッ葉]
周りの子を見渡すと
赤面している人の割合の方が多い――…。

それよりも
自分が一番赤面している事に、鏡がなくても気付く。


穂「…………」

なんとも言えない。
どうするべきなのだろうか――…。


「恭也ぁ〜私にもチューしてよね。」


昨日の女の子数人が既に恭也の周りに群がっていた。

穂「あいつは……誰でもいいんだから――…」

だから私まで餌食になってしまったんだ;;

⏰:07/07/15 09:53 📱:N902i 🆔:qkWNVRlg


#114 [三ッ葉]
恭「ごめん。今日は無理なの。又今度でいい?」


そういう恭也の声はいつも通りなのに、瞳が暗く見える――…。

まるで、ガラスのみたいに触れてしまえば壊れそうな表情が奥に潜んでいるような………


そんな顔されると調子くるうよ。


"又今度"

恭也の言葉が脳に残る。

昨日も屋上で違う女の子に言ってた。
次があるってこと……。

⏰:07/07/15 09:58 📱:N902i 🆔:qkWNVRlg


#115 [三ッ葉]
誰とでもすんなよ、馬鹿。


胸がギュッとなった。



これは、キスっていう行為を大切にしない恭也に対してからか――…

それとも――…?


でも、自分だって昨日逢ったばっかりの恭也とキスじゃないキスをしちゃってる――…。

それは弱みを握られているからであって………


あ――――ッ!!
もう訳分かんなくなってきた;;

⏰:07/07/15 10:03 📱:N902i 🆔:qkWNVRlg


#116 [三ッ葉]

……………………………
感想板にもアップ
させてもらった、

穂乃香のイメージイラ

を貼らせて頂きます
……………………………

※自己責任でお願いします

穂乃香 [jpg/20KB]
⏰:07/07/16 11:04 📱:N902i 🆔:d6JtCApQ


#117 [三ッ葉]

……………………………
続いて

恭也のイメージイラ

を貼りました
……………………………

※男は自信がないので
自己責任で見てください

恭也 [jpg/19KB]
⏰:07/07/16 11:08 📱:N902i 🆔:d6JtCApQ


#118 [三ッ葉]
竜「おまえ………自分大事にしろよな」

竜樹がへなっている私の腕を引き上げてため息混じりに言った。

留衣も刹那も目を丸くしていながら、私の傍にきた。


穂「今の事はなかった事にして………」


赤面しながら笑うしかなかった。

留「ねぇ…………
穂乃香ちゃん、瀬戸と付き合ってるの?」

留衣が小さく問い掛ける。

⏰:07/07/16 17:53 📱:N902i 🆔:d6JtCApQ


#119 [三ッ葉]
穂「ははっ…まさか。
ありえないっつーの!」

なんせ
ご主人様とペットの中のペットっていう惨めな関係なんだから――!!


留「あいつは要注意人物だよ!!」

刹「常に気をはれっ!!」

竜「いい玩具になってるな。」


皆のその言葉――…

とっくに自分でも
分かってるよ…………;;

⏰:07/07/16 18:09 📱:N902i 🆔:d6JtCApQ


#120 [三ッ葉]
でも、アイツには勝てんのだよ諸君……。


穂「大丈夫だって。
こんなの序の口よっ!!」

気持ちとは正反対に強気な言葉を大声ではっきり言ってしまった。

皆が再び注目する。

穂「…………;;」

その中で見てしまったんだ


ドカッと腰掛けてこっちを見る悪魔の笑みを――…。

恭也の笑みを――…;;

⏰:07/07/16 18:14 📱:N902i 🆔:d6JtCApQ


#121 [三ッ葉]
――――――……………
―――……………

もう桜の花びらなんて一枚も見ない時期。

あれからの日々は散々だった。


携帯が光れば
走って走って走って!

毎日のように学校のあちこちへ呼び出しをくらう。


お陰様で一般人よりも
学校の構造を短い時間で把握できました!!

ってボケるな私っ!!

しかし
本当に体がきつい。

⏰:07/07/16 18:22 📱:N902i 🆔:d6JtCApQ


#122 [三ッ葉]
学校とバイトの両立は
アイツとの出会いによって更に疲れを増した。


どうしてあってしまったんだろう――…


という後悔が最初は雨のように降り注いでいた。


でも
私の頭もおかしくなってしまったのか………


最近、気持ちに小さな異変が生じたかもしれない。


信じたくないけど。

⏰:07/07/16 18:30 📱:N902i 🆔:d6JtCApQ


#123 [三ッ葉]
穂「椎名せんぱーいっ」


青々とした空間にに少し雲がちらつく空の下――…。


私は自転車の速度をあげて、いつもの坂道をきれいに下った。

少し前には、ショートの髪を風をなびかせている椎名先輩の姿がある。

穂「しっ…椎名先輩!
おはようございますっ」

椎「あっ穂乃香ちゃんだ!おはよ。」

⏰:07/07/16 18:40 📱:N902i 🆔:d6JtCApQ


#124 [三ッ葉]
細い路地にさしかかり無理矢理2列になりながら話合っていた。

椎名先輩の彼氏の話。

この話をする時の椎名先輩の周りにはピンクのオーラが漂っていた。


あと、恭也の話――…。

2人は、家が近所で仲が良かったんだって。

話の中には、椎名先輩だけが知っている私の知らない恭也がいた。


ちなみに2人とも一人っ子らしい。

⏰:07/07/16 22:24 📱:N902i 🆔:d6JtCApQ


#125 [三ッ葉]
兄弟のいる人は良く一人っ子がいいって言って
うらやましがる人が多いけど、私はまだそんな事思ったことない。

飛鳥がいなかったら
やっぱり寂しいだろうな。

椎「最近恭也、学校来てる?」

穂「はい。毎日来てますよ?たまに早退しますけど………。」


毎日という過去の日々が頭の中に蘇る。
どういった日々か。
それは、後で話すとして!

椎「めずらしい。
本当、穂乃香ちゃんが来てから変わった。」

⏰:07/07/16 22:32 📱:N902i 🆔:d6JtCApQ


#126 [三ッ葉]
穂「そんなにめずらしいんですか;;」

そんなに学校へ来てなかったんだ――…
まさしく、どんだけ〜!
みたいな(笑)


胸がうずく……。
なんか気になる。
恭也に何があってキス魔という悪魔になってしまったのか――…。

話を聞いてる限り、小さい頃は可愛い天使のような少年だったそう。

根っからではないってわけ!!

椎「あんな奴だけど、これからも恭也をよろしくね」

⏰:07/07/16 22:42 📱:N902i 🆔:d6JtCApQ


#127 [三ッ葉]
そう言う椎名先輩は、まるで保護者のよう。

これからもって……
嫌でもよろしくしないといけない仲なんですよね;;


………!!


てか、椎名先輩
まだ私と恭也が彼氏彼女というレアな関係だと解釈しちゃってたり?


穂「そんなんじゃないんですっ!!」


   バコッ……

「何がそんなんじゃないんだ?あぁ?湯峯っ!」

なんか、頭上に馬鹿でかい声と鈍い痛みが……?

⏰:07/07/16 22:50 📱:N902i 🆔:d6JtCApQ


#128 [三ッ葉]
この声………

穂「谷センっ!!」

私は横たわった頭をすぐさま上げた。

今は4限目、【数U】の科目を仕切る、谷井先生が私のすぐ横に立っていた。

谷セン!
その右手に持っている丸めた教科書は何っ!?

頭に残る痛み……。


それで叩かれたのか。

穂「谷センっ!!
暴力行為は禁止です。
暴力反対―――ッ!」

⏰:07/07/16 23:02 📱:N902i 🆔:d6JtCApQ


#129 [三ッ葉]
私は、左手の中指で何となく買ってしまった
度のない眼鏡をクイッと持ち上げ、
残った右手の人差し指で谷センを叱る風に指した。


    バコッ


穂「いった―っ;;」

「居眠り馬鹿には、容赦せんぞっ!!」

見事に威力アップの谷センの攻撃が命中。

余計な事は言わないほうが良かったんですね;;

⏰:07/07/16 23:09 📱:N902i 🆔:d6JtCApQ


#130 [三ッ葉]
教室は、私の馬鹿さで笑いに包まれた。

「静かにしろっ!授業再開すんぞ〜」

谷センが仕切り直した。


にも関わらず
横で笑いを堪えきれず小さくもらしている男がいた。

穂「竜樹っ……笑いすぎだし!!」

私は声をひそめて竜樹に言った。

竜「だっ…だって……クッ。ダテ眼鏡付けてるし、優等生っぽく振る舞ってても似合わねぇし……。」

机をバシバシと叩く素振りを見せる。

⏰:07/07/16 23:28 📱:N902i 🆔:d6JtCApQ


#131 [三ッ葉]
私は頬を膨らました。


さっきの夢は確かに今朝あった事。
いつの間にこんなに時間がすぎていたんだろう。


穂「竜樹だって絶対似合わないからねっ」

竜「はぁ?俺はぜってぇ似合う自信ある!」

穂「なら付けてみなよ」


言い合いはヒートアップし、私は竜樹に眼鏡を渡そうとした。

「湯峯っ!霧島っ!
お前ら放課後、校内の花壇の水やりだ!!」

谷センの声により阻止されたあげくに、罰付き;;

⏰:07/07/17 00:12 📱:N902i 🆔:uLhsfHdU


#132 [三ッ葉]
竜・穂「え――――ッ;;」

私達は口を揃えて批判したが、谷センには勝てなかった………。


竜「最悪」
穂「………だね」

二人で苦笑する。


恭「……先生ちょっとしんどいんで保健室行ってきま〜す。」


恭也の声のトーンでだるそうなのが分かる。

席を立ち上がり私の前を横切ろうとする恭也と目が合ってしまった。

体がこわばった――…

⏰:07/07/17 12:02 📱:N902i 🆔:uLhsfHdU


#133 []
この小説@番好き

⏰:07/07/17 15:31 📱:N901iC 🆔:nKP0eY3Q


#134 [三ッ葉]

さん

初めまして
昨日は更新できず
すみませんっ

私なンかの小説を
1番スキと言ってくださって
本当に有難うございます
そう言ってもらえるのが
1番幸せです
頑張りますね

⏰:07/07/18 09:57 📱:N902i 🆔:IxVQ.X.U


#135 [三ッ葉]
恭也の冷たい視線が鋭く突き刺さる。
何か………恐いよ?


    グイッ

恭「あっ……やっぱコイツも連れていきまーす。」

穂「…ちょっ……え!?」


突然、私の腕は恭也に捕まれて椅子から引っ張り出された。

いきなりで気が動転する。

「はぁ?何言ってるんだっ!!ふざけるのも――…」

ナイスっ谷センっ!!
私も恭也に同じ事を言おうと思ってました。

⏰:07/07/18 10:55 📱:N902i 🆔:IxVQ.X.U


#136 [三ッ葉]
恭「こいつ朝から微熱だしてたんで……」

微熱?
だしてないないっ!!

「そうなのか。だから、湯峯の頭が一段とおかしいのか…………」

っておいっ!!
谷セン、真面目に答えられるとコッチが辛いんですけど……;;


恭「そういうことなんで行かせてもらうから。」

恭也が教室のドアを開けて進むので、私の体も引っ張られて進んでいく。

授業中なので、廊下は静かだ………

声だすと響くし――…

⏰:07/07/19 07:46 📱:N902i 🆔:rOJvzGQ.


#137 [三ッ葉]
    ググッ

私は両足を地面の床にしっかりとつけ、恭也を引っ張って動きを止めようとした。

恭「何すんの?」

恭也は廊下に響く声なんて気にせず聞いてくる。


私、熱でてないし
行かなくていいんですけど!!

私は、そう目で訴えてなおも恭也が動かないように制した。

恭「逃げようとしたって無理だよ?」

    フワッ

その瞬間、私の体は宙へと浮いてしまう――…

⏰:07/07/19 07:52 📱:N902i 🆔:rOJvzGQ.


#138 [三ッ葉]
恭「ほら。無理でしょ?」

恭也が私を担ぎあげて歩きだす――…。

穂「おろしてよっ……」

恭「む〜り〜」

恭也は言うことを聞いてくれない;;

いや……
下ろしてくれないと困る。男勝りな私でも気にするんですよ!
体重ってものを!!

穂「おろせ――ッ!!」

思わず大きな声で叫んでしまった;;

⏰:07/07/19 12:00 📱:N902i 🆔:rOJvzGQ.


#139 [三ッ葉]
恭「声でかすぎ……
すごい響いちゃって授業妨害。」

穂「……っ…」



お前のせいだ―――ッ!!!



私は心の中でおおいに叫んだ。

が、むなしく恭也にかつがれたまま保健室に着いてしまった。

あいにく先生は留守らしい――…;;

恭「2人きりじゃん」


……嫌な予感がする

⏰:07/07/19 12:06 📱:N902i 🆔:rOJvzGQ.


#140 [雨音]
あーげ

今までの主さんの小説全部読んでたんですけど今回初めてコメさせていただきました
応援してるんで頑張ってください

⏰:07/07/19 18:16 📱:SH903i 🆔:S8CGF8DU


#141 [三ッ葉]

雨音さん

はじめまして
アゲ有難うございます
三ッ葉の作品全部
読んで下さってたんですね〜
うれしいです
これからもよろしくです
又感想板にも
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2502/
良ければきてください

⏰:07/07/20 12:01 📱:N902i 🆔:zAR9PGi.


#142 [三ッ葉]
    ドサッ

穂「ひゃっ!
仮にも女なんだから、優しく扱ってよ。」

真っ白なベッドに荒々しくおろされる私。
お尻に小さな痛みが走る。


口をとがらせて
「仮にも女」と言ってしまった自分に虚しくなる。


恭「その眼鏡似合ってんじゃん。先生みたいで。」

人の話に聞く耳もたず、恭也は勝手に話をもちだす。
しかも、
私に覆いかぶさる様にベッドの上にやってきた。

⏰:07/07/21 03:19 📱:N902i 🆔:O8KsYEQg


#143 [三ッ葉]
私は上体を起こして、片手はベッド、もう一方は距離が縮まらないように恭也の胸に押しあてた。


穂「お世辞いらないから。竜樹に似合ってないって言われたしね。」


私は、冷たくいいながら眼鏡を外した。

恭也の言葉よりも、竜樹に言われた言葉の方がすんなりと受けとめやかった。


恭也が軽くため息をついた。

恭「穂乃香は俺のペット。俺に忠実でいてなきゃ駄目なんだけど……」

⏰:07/07/21 03:29 📱:N902i 🆔:O8KsYEQg


#144 [三ッ葉]
穂「常に忠実じゃん!」


私は即答した。

今まで呼び出しをくらって行かなかった事はなかったし、よっぽどのものじゃない限りの命令にだって従ってきた。

それに
偽りのキスだって、我慢してためらう事なくやってのけた――…。

何に不満があるっていうの??
意味わかんない。


恭「穂乃香は何も分かってない。」

そう言い切られると困る。

⏰:07/07/21 03:48 📱:N902i 🆔:O8KsYEQg


#145 [三ッ葉]
恭也は私の手から眼鏡を取って付けた。

勝手に何すんのっ!?

と、言いたくなったけど
あまりに眼鏡が似合っているので言えなかった。


恭「似合ってる?」

穂「すごく――…」


素で答えてしまった。

だって本当に顔立ちが綺麗だし、似合ってて――…

目が離れなくなるぐらい。

穂「やっぱ全然似合ってないわ!」

すぐに訂正した。

⏰:07/07/22 09:29 📱:N902i 🆔:1yCuybBU


#146 [三ッ葉]
恭「そんな嘘つく生徒は、先生が調教しないと……ね?」


口の端をキュッとあげて笑う――…。

可愛らしい笑顔だけど、言ってる事は怪しい。

てか恭也、先生なの?


恭「穂乃香は俺だけの事みてて。
他の男なんか見ないでいい――…。」


体中の体温が恭也の言葉により、上昇していく。

今は、恭也の事いろんな意味でいっぱい考えてるつもり。

考えたくなくてもでてくるしね;;

⏰:07/07/22 09:35 📱:N902i 🆔:1yCuybBU


#147 [三ッ葉]
穂「恭也の事以外、考えてる余裕今の私にはないけど………?」

恭「嘘つけ。
竜樹と仲良さそうに喋ってたくせに。」


恭也は私の目を見ながら、怒るように言う。

もしかして――…
嫉妬かな??

何だろ……。
自分がおかしいのかな?


嫉妬してくれて
嬉しいと思ってるなんて。


穂「竜樹は単なる友達じゃん。それに、恭也だっていろんな女子とキスしてる癖に――…」

⏰:07/07/22 09:42 📱:N902i 🆔:1yCuybBU


#148 [三ッ葉]
本音が口から漏れた。

これまでに普通に見てきたけど、最近になって、恭也と誰かがキスをしているのを見るとモヤッとなる。

心境の変化をはじめた。


恭「穂乃香の事……好きだよ?」

穂「それは、女だからでしょ。女だったら誰でもいいじゃん。」


恭也の言葉をさらりとかわす。

そんな言葉、恭也は簡単に言えるやつだもん。

⏰:07/07/22 09:47 📱:N902i 🆔:1yCuybBU


#149 [三ッ葉]
恭「あはは。ばれた?
でもね、穂乃香は他の子より特別な存在。」


軽く笑った後に優しく言い直す恭也。

特別……?
どうして………?

恭也はそういう目で私を見ていないと何故か確信をもっている私。


穂「……違う。
それは違う。」

恭「違わねぇ。
ねぇ穂乃香――…。
俺だけの事みてて。
他の男なんか見ないでいいから。」


少し悲しみを帯びた目が私の目に焼き付いた。

恭也が近付き、二人の距離は縮む。

⏰:07/07/22 09:56 📱:N902i 🆔:1yCuybBU


#150 [三ッ葉]
恭「俺の頭ん中、お前の事だけしか考えられなくして、いっぱいにして……?」


私の顔の数センチ前で小さく囁く恭也の吐息が顔にあたる。

鼓動が早くなる。
もう、逃れられない。


穂「………ンッ…」


唇が触れたかと思いきや、体を支えていた手の力が抜け、恭也に容易く押し倒された。

ドサッと音をたてる。

上にかぶさっている恭也の唇は、いつもより重く感じた。

⏰:07/07/22 10:03 📱:N902i 🆔:1yCuybBU


#151 [三ッ葉]
そして貪る様なキスをしてきた。

舌で口をこじ開けられ、中に酸味のきいた味アメが入ってくる。


……………アメ。

いつも私とのキスの時も
他の人とのを見かける時もアメが必ずある事に気付く。

どういう意味があるの?


穂「………ハッ…」

恭「まだ駄目。」


唇が離れて、呼吸を落ち着かせようと息を吸う前に
恭也の唇が口をふさぐ。

⏰:07/07/22 10:09 📱:N902i 🆔:1yCuybBU


#152 [三ッ葉]
その後もずっと
唇が離れては、角度を変えて何度も優しいキスをしてきた……。

息をする暇もなくて
とろけるくらいの優しいキスに体が小刻みに反応する。

恭也に魅了されている。


今、最近生じていた異変がはっきりと分かった。


私はいつからか――…

恭也を求める、恭也の虜になっていた事を……。


もぅ逃げられない。

⏰:07/07/22 10:19 📱:N902i 🆔:1yCuybBU


#153 [三ッ葉]
ガラガラッ……

ドアの開く音が聞こえる。

先生が来たんだろう。


それでも恭也はやめない。


先生が来た事に気付いてないの?


私は力ない拳で恭也の体をたたいた。


「誰か来てるのね?」


ギシッとベッドが軋む音を聞いてからか、カーテン越しに先生が近づいてくるのが薄らとわかる。

⏰:07/07/22 10:26 📱:N902i 🆔:1yCuybBU


#154 [三ッ葉]
冷や汗が一気に出てくる。

こっちに来んな!!
来ないでくださいっ;;


    シャッ

そんな思いも虚しく、カーテンが開いた。


「…………あ」

女の先生が目を丸くして、こっちをみた。


私は恥ずかしくて視界を目蓋でふさいだ。

すると、そこで恭也の舌がアメを絡めとって、唇が離れた。


恭「こいつがアメを喉につまらせたんで緊急処置。」

⏰:07/07/22 10:33 📱:N902i 🆔:1yCuybBU


#155 [三ッ葉]
先生の方を向いて口の中のアメを見せる恭也。

そんな言い訳の仕方あるか――――ッ!!

と思わず言いたくなった。

ごまかせないよね?


「そ…そうなの?
助かって良かったわね。」


でも、先生はそう言って
その場から離れた。


穂「恭也――ッ;;」

私は蚊の鳴くような声で怒鳴った。

⏰:07/07/22 10:39 📱:N902i 🆔:1yCuybBU


#156 [しおり]
初めまして♪今,一気に読みました☆無茶苦茶面白いんで監視します♪(笑)
なので頑張って下さい★

⏰:07/07/22 10:47 📱:V803T 🆔:wX.p/hsk


#157 [雨音]
下がってたので上げ

主サン頑張れ

⏰:07/07/23 10:50 📱:SH903i 🆔:tudbxNpE


#158 [一葉]


上げますッ

主さン
更新
頑張ッてさぃッ
楽UみにUてます

⏰:07/07/23 13:31 📱:P702iD 🆔:egPRmcKY


#159 [三ッ葉]

しおりさん

初めまして
読んでくださって
有難うございます

ぜひ
更新遅めですが
監視しちゃってください
これからも頑張ります

⏰:07/07/24 07:40 📱:N902i 🆔:169j6QrE


#160 [三ッ葉]

雨音さん
一葉さん

アゲッ有難うございます
頑張ります


今日から4日間、
私情で忙しいので更新に
さしつかえがあるかもしれません

すみませんが
御了承お願いします

⏰:07/07/24 07:43 📱:N902i 🆔:169j6QrE


#161 [三ッ葉]
……………………………
……………………

穂「はぁ〜」


私は留衣と刹那のいる前で大きく息をはいた。

今はお昼。

恭也はきっと屋上。


「瀬戸、又屋上で女の子と遊んでたの見ちゃった。」


私の横をパタパタと過ぎ去る女の子の声が胸に重くのしかかった。

なんかむしょーにイライラする;;

⏰:07/07/24 07:51 📱:N902i 🆔:169j6QrE


#162 [三ッ葉]
私は机の上に置いてあるパンね袋を破り、パンに噛り付いた。

速度を落とす事も無くただひたすら食べ続けた。


刹「落ち着いて食べないと喉につまるよ?」

留「何か恐い;;」


二人が半笑いで言う。


穂「女で遊びやがって!!私を何だと思ってんのよ〜;;何が特別なのよっ!」


私は歯軋りをたてた。

⏰:07/07/24 08:06 📱:N902i 🆔:169j6QrE


#163 []
つづきつづき

⏰:07/07/24 23:17 📱:SH902i 🆔:KcevyHbA


#164 [はな]
つづき
楽しみにしてます

⏰:07/07/25 22:37 📱:D902i 🆔:j8fovazw


#165 [我輩は匿名である]
せかしすぎ

⏰:07/07/26 00:53 📱:D903i 🆔:H/qPts3c


#166 [雨音]
今ゎ更新できないってわかってるんですけど
下がってたので
一応上げときます(´・ω・`)

⏰:07/07/27 18:13 📱:SH903i 🆔:b91/Fggk


#167 [一葉]


とッても
良L1小説だから
読ンで見てッ

⏰:07/07/27 23:25 📱:P702iD 🆔:JqYPMBiY


#168 [三ッ葉]

さん
はなさん
匿名さん
雨音さん
一葉さん

アゲ有難うございます
三ッ葉なりのペースで
更新頑張っていきますね

⏰:07/07/29 04:12 📱:N902i 🆔:NK3BUySA


#169 [一葉]


三ツ葉さン
なりのペース
頑張ッて!!


⏰:07/07/29 05:58 📱:P702iD 🆔:UROendpg


#170 [三ッ葉]

一葉さん

そう言っていただけると
嬉しいです
がんばりますねッ

⏰:07/07/29 15:44 📱:N902i 🆔:NK3BUySA


#171 [三ッ葉]
>>162から

「イライラしてるとしわ増えるぞ」

突然手のなかのパンが姿を消し、私は目を丸くした。

周りを見回すと、後ろに私のパンを持った竜樹がいた。


穂「びっくりした〜。
パン返して〜!!」

私は手を差し出した。

竜樹は笑ってパンを一口かじってから私の手に置いた。


竜「カルシウムちゃんととれよ。」

そう言って大きな手で私の頭をポンポンと子供をあやす葉にたたいた。

⏰:07/07/29 15:51 📱:N902i 🆔:NK3BUySA


#172 [一葉]


更新
Fight

⏰:07/07/31 23:58 📱:P702iD 🆔:IZRdDH2Y


#173 []
気になるよぉ頑張って書いて下さいな

⏰:07/08/01 22:41 📱:SH902i 🆔:A6Xpvm8E


#174 [三ッ葉]
一葉さん
さん

有難うございます
頑張りますねッ

⏰:07/08/01 23:28 📱:N902i 🆔:UrQDGKRM


#175 [三ッ葉]
穂「はいはい。
ちゃんととりますよ〜」

私は又パンに噛り付いた。

竜「荒れてんな〜;;」



『俺だけの事みてて』

恭也の言葉を不意に思い出し、脳が恭也の声の余韻に支配されていきそうになる。


流されちゃダメダメッ!

な〜にが
俺だけの事みててよっ!!


お前は女と好き勝手やってるくせに――ッ;;

⏰:07/08/01 23:37 📱:N902i 🆔:UrQDGKRM


#176 [三ッ葉]
よしっ!!
こうなったら反撃よっ!


アイツの言葉なんか知るかっ……

竜樹と今まで通り
仲良く接してやるわっ!


いつのまにか
目には炎がはしり
手は自然とガッツポーズをとっていて、握り締めていたパンは虚しくぺしゃんこになってしまった。


穂「あぁああっ;;」

私は生気のないパンを見て、ガックリとうなだれた。

⏰:07/08/01 23:44 📱:N902i 🆔:UrQDGKRM


#177 [三ッ葉]
竜「ばぁか。
お笑い街道まっしぐらじゃん。」


竜樹がクスクスと笑っていた。


穂「お褒めの言葉ありがとっ。放課後頑張ろう!」

竜「褒めてないない。
やけにはりきってんな;;」


その後は、留衣と刹那と竜樹といろんな話をして笑い合っていた。

授業は淡々と過ぎていき
放課後がだんだん近づいてくる――…

⏰:07/08/01 23:52 📱:N902i 🆔:UrQDGKRM


#178 [三ッ葉]
……………………………

穂「ホースよーし。
発射位置よーし。
発射っっ!!」

私はホースを持って、花壇の少しぐったりしている花に潤いを与えていく。

私の掛け声がおかしかったのか、竜樹は笑っていた。

…………………

穂「この学校、花壇ありすぎっ!!
暑いし〜;;だるい。」

30分たっても終わらない罰に私は不満を吐いて
煉瓦の花壇の端に腰をおろした。

⏰:07/08/02 03:35 📱:N902i 🆔:Me7H7kGo


#179 [三ッ葉]
竜「はっ?お前さぼろうとすんなよっ!!」

    バシャッ

穂「ぎゃっ……!?」


少量の水が体にかかる。
竜樹のホースの先は、見事にこちらを向いていた。


穂「濡れたじゃんかっ!
お返しするし。」

そう言って、私も竜樹に水をかけた。

竜「うぇっ;;
俺はちゃんと水やりやってんだろ!!」

言い合いをしながら
水の掛け合いが始まり中々終わろうとはしない。

⏰:07/08/02 03:41 📱:N902i 🆔:Me7H7kGo


#180 []
この小説ダイスキ

⏰:07/08/02 03:43 📱:N901iC 🆔:aqCP/wO.


#181 [三ッ葉]
水の掛け合いを無邪気な子供の様にしばらく続けていた。


いつ終わるのだろうか?


……と、思っていても
自分の性格上、あっちが退くまでは自分も退けないのである。

厄介な性格なんだ。


そんな事を呑気に考えて動き回っていると

    ズルッ

穂「え……わわっ!?」

延び散らかしているホースに足のバランスを崩したのか、私の体は傾いていく。

⏰:07/08/02 03:51 📱:N902i 🆔:Me7H7kGo


#182 [三ッ葉]
さん
大好きだなんて有難うございます

○●○●○●○●○●○●
慌てて手にもっているホースまで、離してしまった。

竜「ほっ…穂乃香っ!?」


    ドサッ

鈍い音が響き渡り、咄嗟につぶった目蓋を開くと


穂「た…つきッ!?」

竜「……セーフ;;」


竜樹が私の体の下敷きになってくれていた。

大きな体に私の体は、力強く抱き締められていた。

⏰:07/08/02 03:58 📱:N902i 🆔:Me7H7kGo


#183 [三ッ葉]
竜樹の顔と急接近しているのに気が付き、驚いて動きが停止する。

それに気付いた竜樹もほんの少しだけ赤面して動きを止めた。

竜樹の目がこちらを見ている。
アイツみたいには、大きくどきどきしてない。


そらそうとした時、二人の顔に大量の水がかかる。


私が手放してしまったホースが暴れていたのだ。


私たちの体は、ホースの暴走によって離れた。

⏰:07/08/02 04:06 📱:N902i 🆔:Me7H7kGo


#184 [三ッ葉]
竜樹は慌てて、怒っているホースを掴みにいく。

私はしばらく座り込んでいて、体をゆっくり起こしてから顔を上げた。


    バシャッ


穂「………うッ…!?
ちょっ……竜樹っ!!」

突然顔にかかった水に
どうせ竜樹だろうと思い声を張り上げた。


「ラブシーンみちゃった」

……………ッ!!

⏰:07/08/02 04:12 📱:N902i 🆔:Me7H7kGo


#185 [三ッ葉]
びっくりして声がでない。


そこには、ホース片手に笑みを浮かべる恭也。

悪魔の笑みでもない……
怒りが込められていそうな視線から目がそらせなくなる。


恭「穂乃香は俺に嫉妬で狂って欲しいの?」

手首を掴まれて引き寄せられる。

外見からは分からないが、内面はあまりにも怒っているらしい。

目だけで足がすくみそうになった。

⏰:07/08/02 04:17 📱:N902i 🆔:Me7H7kGo


#186 [三ッ葉]
恭「勝手にコイツに手だしてんじゃねーよ。」

恭也が竜樹の方を見て睨む。

竜「手出すって言えるほどの手出してねぇから。」

竜樹も恭也を睨む。


喧嘩強い私でも、こんな場面に体が震えた。


恭「コイツ連れてかえるから、後よろしく。」

恭也は私の鞄と一緒に私を引っ張っていった。


視界にうつる竜樹がどんどん小さくなっていく――…

⏰:07/08/02 04:24 📱:N902i 🆔:Me7H7kGo


#187 [三ッ葉]
―――――…………

穂「あの〜恭也さん?」

恭「…………」


無反応。


穂「恭也様?」

恭「…………」


シカトですか?


てか、掴まれてる手首すごく痛い。
すごい人怒らせちゃったのか?

⏰:07/08/02 04:31 📱:N902i 🆔:Me7H7kGo


#188 [三ッ葉]
いつのまにか
ある公園のベンチに座らされていた。


穂「…………」

恭「…………」


周りの子供の声しか聞こえない。

私達のこの静かな空間に耐えられませんっ!!


そこの砂場で遊んでるおチビちゃん達!
楽しそうにブランコ漕いでるおチビちゃん達!

可愛そうなお姉ちゃんを助けてやってください(泣)

⏰:07/08/02 04:38 📱:N902i 🆔:Me7H7kGo


#189 [我輩は匿名である]
がんば

⏰:07/08/02 05:21 📱:W42SA 🆔:V14MYgRk


#190 [三ッ葉]
匿名さん

有難うございます
頑張りますね

……………

読んでくださってる方
良ければ感想板にきてくださいね
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2502/

⏰:07/08/02 08:11 📱:N902i 🆔:Me7H7kGo


#191 [三ッ葉]


………………………
*Candy*の

竜樹のイラスト
描かせて頂きました
………………………

下手でも許してください
</Div>

竜樹 [jpg/19KB]
⏰:07/08/03 16:12 📱:N902i 🆔:CQ/4pX.E


#192 [三ッ葉]


………………………
*Candy*の

椎名のイラストを
描かせて頂きました
………………………

ちょっと自分自身の
イメージと違ってしまったけど

⏰:07/08/03 16:13 📱:N902i 🆔:CQ/4pX.E


#193 [三ッ葉]
張り忘れ

椎名 [jpg/18KB]
⏰:07/08/03 16:14 📱:N902i 🆔:CQ/4pX.E


#194 [三ッ葉]


………………………
*Candy*の

留衣のイラストを
描かせて頂きました
………………………

留衣 [jpg/20KB]
⏰:07/08/03 16:16 📱:N902i 🆔:CQ/4pX.E


#195 [三ッ葉]
>>188から

恭也がストンッと私の前に腰を下ろした。


恭「………」


私の視界の下ぎりぎりに恭也の顔がある。

目は相変わらず……
恐いとしか言い様がない;;


恭「ねぇ、それ……誘ってんの?」

ようやく恭也が言葉を発する!!

……………んっ!?
誘ってる?何を??

⏰:07/08/03 16:43 📱:N902i 🆔:CQ/4pX.E


#196 [三ッ葉]
恭也の目は私を目を見てるわけではなくて
目線をゆっくり辿り直すと私の胸元だった。

水で濡れたカッターシャツの所為で、下着が透けて見えていた。


穂「………ッ!!!」


私は直ぐ様、胸元を腕で隠した。

変態男め……;;

恭「隠しても遅い。
懲りずに竜樹と仲良くしてたね。お仕置き……しないとな?」

⏰:07/08/03 16:50 📱:N902i 🆔:CQ/4pX.E


#197 [三ッ葉]
恭也の顔がゆっくりと近づいてくるので、口をギュッとしめた。

………………が、


穂「えっ?……ッ…!!」


予想外に恭也の唇は、私の首筋をゆっくり這っていたっ……!!

こしょばくて体が縮こまる。


穂「………いッ…!?」


今までと違う感覚が体に走りだす。

⏰:07/08/03 16:56 📱:N902i 🆔:CQ/4pX.E


#198 [三ッ葉]
首筋の一ヶ所が恭也によって強く吸われる。


穂「…ちょッ……とッ!!」

私は無理矢理恭也を引き剥がした。

吸われた所が熱を帯びている。炎をあげてしまいそうだ。


首どうなってんだろ?
恭也何したのっ?

吸われた場所に自分の指を当ててみるが、触った感じでは何もなっていないとみた!!

無意味な事をしたんだな〜と心の中で恭也の事は鼻で笑った。

⏰:07/08/03 17:05 📱:N902i 🆔:CQ/4pX.E


#199 [三ッ葉]
恭「もう一個つける?」

そう言って再び首筋に近寄ってくる恭也。


つける?何を?

意味が分からなくて恭也から逃れる前に、頭が混乱して動かない;;


唇がそっと首筋に触れた。

ほんとコイツ何してんの――――ッ!??

意味が分からない行為が恐くなってもがく私。

そんなんで止める奴じゃないのは承知の上なんだけど――…;;

⏰:07/08/03 17:10 📱:N902i 🆔:CQ/4pX.E


#200 [三ッ葉]
ところがどっこい!!

恭也は動きを止めてくれたっ!
私は驚いて叫んだっ!!

なぜなら―――…


   ザーザー―ッ


突然大量の雨が空からお出ましし、アスファルトに打ち付けたから!!

しかも今日は
大粒となっております;;

体に小さな刺激を与えにきて、痛い――…


無邪気に遊んでいるチビちゃん達の中に"雨女"がいたのかっ?

⏰:07/08/03 20:19 📱:N902i 🆔:CQ/4pX.E


#201 [三ッ葉]
恭「ぼっとしてんな!」

そう言う恭也はめずらしく声を張り上げていた。

しかも頭から下まで見通しても、既にずぶ濡れ;;


ってことは

穂「や――――ッ!!!」

私もずぶ濡れな訳ですよ;;

ローファーの中までグチョグチョだわ、スカートも水吸っちゃって重い!

学生なら気にするスカートの折り崩れちゃうって!!

下着がどうとか言ってらんない状況だ……。

⏰:07/08/03 20:31 📱:N902i 🆔:CQ/4pX.E


#202 [三ッ葉]
そんな波乱の中、一つの案が私の中に浮かんだ。

恭也の制服の袖をしっかり掴んで引っ張る。


穂「私の家近いから、とりあえずそこ行こッ!」


もう私は必死だ!!

とにかく雨から逃げたかった。
普通の雨なら涼んでいられるけど、今回のはヘタしたら滝レベルだもん;;


私達はいそいで私の家に向かった

⏰:07/08/03 20:42 📱:N902i 🆔:CQ/4pX.E


#203 [三ッ葉]
…………………………
………………

    ガチャッ

飛「あ。穂乃香も早く帰ってきたん――…誰?」


ドアを開けるなり、タオルを首にかけながら歩いていた飛鳥にばったり会う。

髪が濡れていて、動きやすい部屋着の飛鳥を見て
こちらも雨に打たれたんだと確信する。


飛「もしかして、穂乃香にもやっと彼氏が?」

穂「断じてありえんっ!
友達です。」

⏰:07/08/03 21:50 📱:N902i 🆔:CQ/4pX.E


#204 [三ッ葉]
飛鳥の的外れな予想をスパッと切ってやる。


飛「やっぱり、そうだよな〜;;そんな訳ないない。」

なんかその返答腹が立つんですけど………!

恭也の方にチラッと視線を移すと、やたらと飛鳥を見つめていた。
と、いうか睨んでる?

飛鳥は、恭也の視線に少しびびり気味の様子;;


穂「あ、恭也っ。これ私の弟の飛鳥!!」

急に恭也の鋭い視線が緩んだ。

⏰:07/08/03 21:56 📱:N902i 🆔:CQ/4pX.E


#205 [三ッ葉]
飛「あ、どうも。
穂乃香の弟の飛鳥です。中2です。
いつも姉がお世話になってます――…」

それを見計らって飛鳥が自己紹介する。

てか、何?その保護者的な発言!!
正味、お世話してるのはコッチだっつーの;;


恭「飛鳥、よろしく。
俺は瀬戸 恭也。穂乃香の"ご主人様"やって――」

穂「なっ……なにを!」

 バタバタ……バタンッ


私は恭也の口を手で塞いで、お風呂場へと無理矢理連れていった。

⏰:07/08/03 22:05 📱:N902i 🆔:CQ/4pX.E


#206 [三ッ葉]
穂「飛鳥に誤解を招くような変な事言わないでよ!」

恭也の口から手を放し、恭也に詰め寄った!

初対面な弟をさっそく呼び付けにしてるし…。
どんだけ俺様男!?


恭「実際の所、事実でしょ?」

詰め寄ったはずなのに、詰め寄られてしまいそうになっている。

穂「とっとにかく!
まず風邪ひかない様にシャワーあびて!!
着替えは飛鳥ので大丈夫だと思うし、荷物預かっとくから……さ!」

    バタンッ!

⏰:07/08/03 22:12 📱:N902i 🆔:CQ/4pX.E


#207 [三ッ葉]
それだけ言い残して、荒々しくドアを閉めた。

本当……大変な奴を相手にしてるんだな;;


飛「えらい格好良い人連れてきたなぁ。
姉ちゃんなんかに落とせるの?」

にやけて言う飛鳥の肩を叩いた。


穂「それ以上喋ったら、口切り落とすから、ね?」

殺気を交えた視線を光線のように送ってみせた。

効き目抜群。
弟の閉じることを知らない口を縫うことができた。

⏰:07/08/03 22:17 📱:N902i 🆔:CQ/4pX.E


#208 [三ッ葉]
恭也と自分の荷物を階段を上りせっせと自分の部屋へと運んだ。

それから飛鳥の部屋に行って、飛鳥の服を借りて
お風呂場の手前の脱衣所の籠に置きにいったり。
と、忙しかった。

……………………

    ガチャッ

穂「あがった?」

脱衣所のドアを開ける音を耳にして、恭也に声をかける。
自分の部屋に誘導させるために待っていたのだ。

⏰:07/08/03 22:25 📱:N902i 🆔:CQ/4pX.E


#209 []
毎日欠かさずチェックしてます頑張って下さいむちゃ応援してます

⏰:07/08/03 23:09 📱:SH902i 🆔:4Zdl9VSw


#210 [なつな]
とっても
おもしろいです

⏰:07/08/03 23:33 📱:D902i 🆔:oSrfQxw6


#211 [三ッ葉]

さん

いつも見てくださって
本当にうれしいです
有難うございます

さんが
応援してくださるおかげで
ますます
頑張れそうですッ

これからも
よろしくお願いします

⏰:07/08/04 03:25 📱:N902i 🆔:M7kbOwqU


#212 [三ッ葉]

なつなさん

ヾ(・∀・)ハジメマシテ〜

とっても面白いですか?

そう言って頂けて
とっても嬉しいです
これからも頑張るので
良ければお付き合いください

⏰:07/08/04 03:29 📱:N902i 🆔:M7kbOwqU


#213 [三ッ葉]
穂「こちらへどうぞ。」

真っ白いバスタオルを頭に掛けたままの恭也を部屋の中へと招き入れた。


今までにも男友達を入れた事はあったから
何とも思わない私。


恭「微妙にちらかってるね………;;」

穂「私が綺麗好きなキャラに見えますか?」


いつもたまにしか掃除していないので、急な雨が発端で掃除する暇なんかない。

でもそんなの関係ない!

⏰:07/08/04 22:35 📱:N902i 🆔:M7kbOwqU


#214 [三ッ葉]
恭「まぁ、予想はしてたけど。」

………どうせ私は、予想どおりの人間ですよ。

てか、よく見ると恭也が勝手に私のベッドに腰掛けていた。


穂「ほんと俺様だね;;」

思わず本音がもれる。


恭「俺様じゃなくて、ご主人様だって。」

どっちにしろ立場は上な訳ね;;
振り回されるペットの事を考えておくれ!!

⏰:07/08/04 22:40 📱:N902i 🆔:M7kbOwqU


#215 [三ッ葉]
恭也がタオルからひょっこり顔をみせる。
その姿は少し愛らしい。

毛先から水滴がポタポタしてて……ポタポタ――…?


穂「恭也髪びしょびしょじゃんっ!!
何でちゃんと拭いてこないかな;;」

ため息をつきながらベッドに座っている恭也の前に立ち、タオルを手にとった。

恭也の髪の毛を両手とタオルを器用に使って拭いてやる。

恭也は座っているので自然と頭は私の胸元辺りに来るので拭きやすい。

⏰:07/08/05 05:20 📱:N902i 🆔:cfUS5jPw


#216 [三ッ葉]
穂「あ、ごめっ――…」

昔、お風呂上がりの飛鳥の髪をよく拭いていたから自然に手が出ていた事に謝った。

やっぱり体が覚えてるもんなんだな――…
と、感心する。


「いや、別にいい――…」と言って、恭也は私の腰に腕を巻き付けて甘えるように抱きつく。


恭「懐かしい。
昔、椎名にもやってもらってた記憶あるから。」

微かに頬笑んだ後に悲しそうな顔を見せた。


恭也――…?

⏰:07/08/05 05:28 📱:N902i 🆔:cfUS5jPw


#217 [三ッ葉]
恭「ねぇアメ頂戴?」

突然の言葉に体の中で警告が鳴る。
これから何が起こるか分かっているのに
適当なアメを恭也に渡した。


自分から求めてる。
     ……恭也を。


   カァアアッ!

顔が真っ赤になる……


恭「……穂乃香」

恭也は私の口にアメをそっと放り込んだ。

⏰:07/08/05 05:33 📱:N902i 🆔:cfUS5jPw


#218 [三ッ葉]
恭也の人差し指が私の唇をなぞる。
先が口の中に入ってしまいそう――…

人差し指が離れて
恭也の唇はまず首筋へ。


首筋が恭也に吸われる。


穂「……きょッ…う」

さっきまで首筋を這っていた唇は、いつのまにか私の唇と触れ合っていた。


視界がグルリと回り、気付けばベッドに押し倒されていた。

レモン味のアメが口いっぱいに広がる。

⏰:07/08/05 05:42 📱:N902i 🆔:cfUS5jPw


#219 [三ッ葉]
私の手は無意識の恭也の背中に回っていて
恭也はそれに気付いて少し目を細めて悪魔の笑みを見せた。


……はずいっ!!


穂「はッ……んんっ!?」

腹部に違和感を感じる。
恭也の手が服の下に潜り込んでいた。

いやっ;;
さすがにそれはダメだってッ!!

と、言いたくても
唇は塞がれたまま――…。

    プチンッ

下着のホックが外れる小さな音が聞こえる。

⏰:07/08/05 05:47 📱:N902i 🆔:cfUS5jPw


#220 [三ッ葉]
だめっ!
だめだめだめぇえ!!


    トントン

「………穂乃香?」


    ドタンッ

急にドア越しに聞こえる声に恭也が動きを止めたので、その隙をついて押し飛ばした。


恭「いっ……てぇ…;;」

ベッドの下に落ちた恭也など気にも止めず、私はドアを開けにいく。


穂「お母さん!」

ドアを開けるとそこには、やさしく頬笑むお母さんがいて、驚いた。

⏰:07/08/05 05:53 📱:N902i 🆔:cfUS5jPw


#221 [三ッ葉]
「お茶もってきたの」

お母さんの手にはお盆にのったグラスが二個あった。

私はそれをすぐに受け取った。


穂「お母さん、体大丈夫なのっ!?
安静にしてなきゃ……」

「大丈夫……よ。
娘の彼氏一目見させてもらえたし。」


そう言うお母さんは軽く咳き込んでいる。

穂「彼氏じゃないの!
ってか、ちゃんと横になって――…」

⏰:07/08/05 05:57 📱:N902i 🆔:cfUS5jPw


#222 [三ッ葉]
いったん自分の部屋から出ていき、お母さんを寝室へと連れていかせた。


恭「母親さん…大丈夫?」

帰ってくると恭也が心配そうに聞きにきた。

穂「恭也が気にする事じゃないよ」

笑って流す。


恭「なんか罪悪感が襲ってきた……。」

穂「……え?」

恭「何もない。」

恭也は黙りこくってしまう。

⏰:07/08/05 06:02 📱:N902i 🆔:cfUS5jPw


#223 [三ッ葉]
    チュ…

不意に恭也が首筋に襲い掛かる。


恭「あと…何個つける?」

穂「あー風邪ひきそうっ。私シャワー浴びてきます」
    バタンッ

私は直ぐ様そこから逃げました;;


無理……!
アイツといてたら心臓何個あっても足んない。

⏰:07/08/05 06:06 📱:N902i 🆔:cfUS5jPw


#224 [三ッ葉]
………………………

穂「………ん?」

シャワーを浴び終えた後
洗面所の鏡を見ると
私は眉を曲げた。


首筋の数ヶ所に
赤い点々が浮かび上がっているっ!!


つける………って
そういう意味!?


なんて事してくれんのよ―――ッ;;

私は血相をかえて、足音をドタバタならしながら自分の部屋へと向かった。

⏰:07/08/05 06:10 📱:N902i 🆔:cfUS5jPw


#225 []
あたしが見てるだけで頑張れるんならもぅとこd見入っちゃうんで、よろしくお願いしますっまぁそのつもりで

⏰:07/08/05 20:32 📱:SH902i 🆔:VOrd0q6A


#226 [一葉]


ぁげます

三ツ葉さンの
小説本当に大好きですッ
頑張ッてさぃ

⏰:07/08/05 22:04 📱:P702iD 🆔:tqRWLGCE


#227 [我輩は匿名である]
がんばれ

⏰:07/08/06 15:03 📱:W42SA 🆔:a9zA8cbw


#228 [三ッ葉]
さん
一葉さん
匿名さん

有難うございます
事情があり、携帯が古くなっていますが
間違いなく三ッ葉なので安心してください

頑張ります

⏰:07/08/06 22:24 📱:N900i 🆔:wdrV80CI


#229 [三ッ葉]
穂「恭也っ!」

バタンッ

飛「穂乃香なんでそんな恐い顔してんの……;;」


勢い良くドアを開けると
飛鳥が私の部屋に来ていた。
しかも、恭也とテレビゲームをしている。


 チュドーンッ!

飛「あ、やった。
勝ったあ〜〜!!」

恭「………。」

飛鳥が嬉しそうに声を張った後ろで、恭也は間抜けな顔をしている。

⏰:07/08/06 22:30 📱:N900i 🆔:wdrV80CI


#230 [三ッ葉]
ふ〜ん。
恭也が飛鳥に負けるなんて事あるんだ……。

いつも偉そうな恭也の意外な一面を覗く事ができたらしい。

何故か満足感がわいてくる。

穂「飛鳥頑張れっ!」

恭「は?俺は!?」


飛鳥を応援して、逆らえない恭也の事を
ゲームの中でこてんぱんにしてもらった。

⏰:07/08/06 22:43 📱:N900i 🆔:wdrV80CI


#231 [三ッ葉]
…………………………

飛「恭也先輩、さようなら〜!又来てくださいよ!」

飛鳥が玄関で飛び跳ねる。
何歳よ……この子。


恭「あぁバイバイ。
ほのちゃんもまた明日。
仲良くしよ〜よね?」

恭也がにやりとする。
ほのちゃんて何!?

恭也の素振りや言葉に胸が騒ぐ。

やっぱり私――…

⏰:07/08/06 22:51 📱:N900i 🆔:wdrV80CI


#232 [なち]
はぢめまして
三ッ葉さんの小説、
すごく大好きです
めちぁおもろーい
あとで感想板にも行かせてもらいます
それと凄く絵がお上手で尊敬します
三ッ葉さんなりのペースで更新頑張ってください

⏰:07/08/07 00:18 📱:SH703i 🆔:dyWReR6Y


#233 []
あげ

⏰:07/08/08 01:16 📱:SH902i 🆔:a53PGGB.


#234 [三ッ葉]
なちさん

はじめまして
すごく大好き
めちぁおもろーい
などのコメントすごく嬉しいです
ぜひ感想板にもきてくださいっ

三ツ葉なんかの未熟絵をほめてくださり
有難うございます
頑張ります

⏰:07/08/08 18:04 📱:F904i 🆔:MBHtxlwo


#235 [三ッ葉]
さん

上げてくださり有難うございます
頑張りますね

携帯が又変わりましたが間違いなく三ツ葉ですので安心してください

忙しいので更新遅いですが許して下さい

⏰:07/08/08 18:07 📱:F904i 🆔:MBHtxlwo


#236 [三ッ葉]
――――――…………
――――…………

ピリリリリッ


――――そう。

私は毎朝、携帯電話の最大音量のアラーム音で目が覚めるんだ。


ピリリリリッ

……何か違う;;

掛け布団から頭を出して携帯のディスプレイを見れば光っている。


着信…桐島 竜樹

⏰:07/08/12 21:30 📱:F904i 🆔:owVzLFuY


#237 [三ッ葉]
穂「えっっ!!?
………あ、こちらは穂乃香っ!!」

慌ててベッドから起き上がり着信にでた。


竜『はっ!?お前…起きてんのかよ――……
寝坊?今何時だと思ってんの?』


電話越しに竜樹の大きな声が耳を鋭くつく。

耳から携帯を遠ざけて、横目でディスプレイの上の方に小さく表示されている数字を見た――…


穂「嘘でしょっ;;」

⏰:07/08/12 21:40 📱:F904i 🆔:owVzLFuY


#238 [三ッ葉]
時計の針は12:00を指していた。

穂「いっ今から行く!!
てか、竜樹授業は?」

今は学校でいう4時間目の授業の時間帯。


竜『もちろん、さぼり。じゃあ早く来いよ。』

竜樹はそう言い残して、一方的に電話を切った。

私はハイスピードで用意をした。

穂「行ってきます」

飛鳥も父もいない、寝ているお母さんに静かに囁いて、家を出た。

⏰:07/08/13 10:26 📱:F904i 🆔:PRgzPp8A


#239 [三ッ葉]
自転車を漕ぐのもハイスピード!
だったため、

 ガシャーン

穂「いっ……たたた;;」

又いつもの坂道で派手に転けてしまった。
これで2度め。

二度あれば三度ある
と、いう言葉があるので注意しとかなければ!!

心構えた私は、よたよたと自転車を起こして
さっきの心構えなどすぐに忘れて、懲りずにハイスピードで学校へと向かった。


学校に行った事にこんなにも後悔する日が来るなんて思ってもみなかった

⏰:07/08/13 10:36 📱:F904i 🆔:PRgzPp8A


#240 [三ッ葉]
……………………

学校の保健室前

穂「先生いんのかな?」
小さく呟いて、ゆっくりドアを開けていく。


穂「……ッ…!!」

思わず息をのむ。


約4pぐらい開いたドアの隙間の向こうには
恭也と……椎名さん。


その2人の唇は重なっている―――……

⏰:07/08/13 10:54 📱:F904i 🆔:PRgzPp8A


#241 [三ッ葉]
 ○●○●○●○●○

読んで下さっている方
感想やコメントがあれば
こちらへ↓
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2502/

 ○●○●○●○●○

⏰:07/08/13 11:05 📱:F904i 🆔:PRgzPp8A


#242 []

⏰:07/08/16 09:21 📱:SH902i 🆔:HaMxs04U


#243 []
あげ

⏰:07/08/17 19:36 📱:SH902i 🆔:V/3egl1c


#244 [三ッ葉]
さん

いつもあげて下さり
有難うございます

⏰:07/08/18 18:00 📱:F904i 🆔:VvWCzows


#245 [魅音]
文才ありますね
頑張ってください!

⏰:07/08/19 11:08 📱:SH903iTV 🆔:qKUmTzJU


#246 []
ほんとですよね馬路で文才力絶対ありますよね最高ですッ

⏰:07/08/19 14:46 📱:SH902i 🆔:CyKies1U


#247 [我輩は匿名である]
文才あっても書かないと意味無いんだよ

⏰:07/08/19 15:05 📱:W42SA 🆔:mrkbXit6


#248 []
三ツ葉さんゎ途中やめするよーな囚ぢゃないと思いますだから、気長に待ちません?

⏰:07/08/19 22:21 📱:SH902i 🆔:CyKies1U


#249 [三ッ葉]
魅音さん

初めましてっ
文才まだまだですよ
でも
そう言ってもらえると
嬉しいです

頑張ります

⏰:07/08/20 00:56 📱:F904i 🆔:aBlk6cRU


#250 [三ッ葉]
さん

いつも有難うございます
三ツ葉には
勿体無いお言葉です

未熟ですが自分なりに
頑張ります

亀更新なのに
読んで下さって本当に感謝です
本当にすみません

⏰:07/08/20 01:02 📱:F904i 🆔:aBlk6cRU


#251 [三ッ葉]
匿名さん

見て下さってるのに
亀更新で本当にすみません

ですが、私にも私情というものがあるので更新に差し支えが出来てしまいます
分かって頂けると嬉しいです

⏰:07/08/20 01:07 📱:F904i 🆔:aBlk6cRU


#252 [我輩は匿名である]
んなこと言うてる暇あったら更新してよ

⏰:07/08/20 01:08 📱:W42SA 🆔:FKTSG5lA


#253 [三ッ葉]
>>240から

思わぬ光景を視界に映してしまい、思考回路が回らなくなりそうだ。


動けっ……
動いてよっ!


そう脳から足へと命令をくだすが、壊れきった機械のように私の足は反応してくれない……

まるで足がボンドで床にくっつけられている感覚に陥っている。


そんな壊れている私の耳に小さな音だけは侵入してくる――…

⏰:07/08/20 01:14 📱:F904i 🆔:aBlk6cRU


#254 [三ッ葉]
恭「彼氏いるのに、俺とキスなんかよくできるね?」

唇を離した恭也はいやらしく笑った。

椎「恭也がしてって言ってきたんでしょ;;
愛のあるキスは、彼氏限定だから。」


耳を塞ぎたくても塞げないまま
瞼を閉じたくても閉じれないままの私――…

脳裏にこびりついた2人のキスに違和感を覚えている。

⏰:07/08/20 01:26 📱:F904i 🆔:aBlk6cRU


#255 [三ッ葉]
重なり合う唇の中で絡んでくる舌によって踊らされているアメ。

いつもあるもの…

カランッ――…
いつも聞こえてくる音…



それが今のキスには
なかった……



そんな些細な事にも私にはすぐに分かったんだ。


ご主人様のペットの私には――…


胸の奥が騒ぎ出した

⏰:07/08/20 01:32 📱:F904i 🆔:aBlk6cRU


#256 [三ッ葉]
椎「お互いの心が無いキスなんて、本当のキスじゃないしっ…ね?」

椎名先輩は軽く笑って伸びをした。



…………あ。

いつかの私と似たような事を言ってる。



恭「俺の心はちゃんとあるんだけど――…」

椎「またからかってる?残念!!騙されないよ。」

恭也の表情が微かに歪んだ。

椎名先輩は、体の向きを変えて足を踏み出し始める――…

⏰:07/08/20 01:45 📱:F904i 🆔:aBlk6cRU


#257 [三ッ葉]
まずいっ!!


椎名先輩はドアへと向かって歩いてくる私。


穂「………っ…;;」

未だに反応しない足。
顔がひきつっていく。


嫌っ!!
見られたくない……


グイッ


突然、鉛の様に重い体が何者かによって
引っ張られていく…

⏰:07/08/20 01:51 📱:F904i 🆔:aBlk6cRU


#258 [三ッ葉]
――――――………
――――………

「いつまでそんな抜け殻になってるんだよ。」


前に竜樹がかがんで、俯いている私の顔をのぞき込んでいた。

どうやら私を移動させてくれたのは竜樹のようだ。見たことのない所へと連れてこられていた

穂「あ……」

竜「つーか、昨日俺1人で頑張ったんだからなっ……;;」

竜樹からの様子を伺うと、私が見た衝撃的な光景については気付いていない。

⏰:07/08/20 08:16 📱:F904i 🆔:aBlk6cRU


#259 [三ッ葉]
穂「あっ…昨日はごめん――…」

頭をさすりながら小さく笑ったが
きっと笑えていない。


竜「やっぱおかしい。
……なんかあった?」

竜樹が何かに視線を移した。

竜「嫌じゃねぇの?
こんな事されて。」


竜樹が恭也が私の首につけた印を指でなぞる。

穂「―――っ!」

⏰:07/08/20 08:28 📱:F904i 🆔:aBlk6cRU


#260 [三ッ葉]
竜「…どうなの?」

竜樹はまっすぐ私を見るが、私は視線をそらした。

穂「嫌――…
じゃなくなってる」

私は呟いた。


初めはこんなはずじゃなかったのに。

どうしようもなくなってきてる。


穂「……ふっ…あはは――…本当どうかしてるよね。」

目の表面がいつも以上に濡れていく

⏰:07/08/20 08:36 📱:F904i 🆔:aBlk6cRU


#261 [三ッ葉]
恭也が女とキスしてる所なんて幾度となく見てきてたっていうのに……


直感的に思う。

恭也は誰でもなく
椎名さんの事が――…


竜「あいつはずっと椎名一筋だよ。」

ほら。
やっぱりね


穂「それでも私、恭也から離れらんないかもしんない……」

恭也の傍にいてれたって所詮私はペットだけど

⏰:07/08/20 11:01 📱:F904i 🆔:aBlk6cRU


#262 [三ッ葉]
竜「馬鹿だろ。
最後に傷つくのは、結局お前になるよ?」

穂「それでもいいかもしんない……
そんな簡単に捨てれるような気持ちじゃないし」

竜「はっ…涙目の奴がよく言えるよな」



どこまで自分が馬鹿なのか改めて分かる。

さっきまで沈んでた私のどこからこんなに強気になれる源がわいてくるのかも不思議だ。

小さい頃から負けん気強くって、諦め悪い所為かな………

⏰:07/08/20 11:10 📱:F904i 🆔:aBlk6cRU


#263 []
やたッ更新されとるしなしな

⏰:07/08/20 21:17 📱:SH902i 🆔:y0Aj8/HE


#264 []
あげなきゃ

⏰:07/08/22 23:57 📱:SH902i 🆔:Cthk/YUc


#265 [三ッ葉]
さん

いつもありがとうございます
本当に嬉しいです

忙しく更新は少ないですが頑張りますので!

⏰:07/08/23 08:51 📱:F904i 🆔:k1.X38O2


#266 [三ッ葉]
「私が涙目に見えるのは、竜樹の目が潤んでるからじゃないのっ?」

「ち……ちげーよ馬鹿」

私は笑った。
明らかに涙目なのは私だって分かってる。


「竜樹……有難うね。
私一人だったら笑えてないや。」

「どういたしまして。」

〜♪
私の胸ポケットを通して携帯が光り始めた!

⏰:07/08/23 09:01 📱:F904i 🆔:k1.X38O2


#267 [三ッ葉]
急いで通話ボタンを押した。


「あ、恭也?」

『今日、学校来てないの?寂しくて死にそう。』

「今、学校に来た!!」

『じゃ教室いく……。』

電話は返事を返す間もなく向こうに切られてしまった。

「教室行かないと駄目になった!」

「俺も行くわ。」

⏰:07/08/23 09:09 📱:F904i 🆔:k1.X38O2


#268 [三ッ葉]
竜樹の返事に少し困る。
一緒にいると恭也が狂ってしまう……。


「ごめん。
まず一人で行っていい?」

「なんで?」

「なんででもっ!!」


私は後ずさりしながら、竜樹から離れていく。

竜樹の目も鋭くなり、少し怒っている様子。

「お前なんか、アイツに泣かされろ。」

⏰:07/08/23 09:14 📱:F904i 🆔:k1.X38O2


#269 []
いぇいぇあげまくってんのわただあたしが見たいだけですからこれからも頑張って下さい

⏰:07/08/23 21:30 📱:SH902i 🆔:K7fENgmc


#270 [三ッ葉]
さん

それでも
いつも見てくださってる事に感謝です

有難うございます

⏰:07/08/24 11:05 📱:F904i 🆔:2vCYwyYo


#271 [三ッ葉]
「やだねっ!
今の私には、涙似合わないも〜ん。
そんなガラじゃないし!」


舌をべーっと竜樹に向かって出してみせた。

そして、竜樹に背を向けて私は走った!




ごめん、竜樹。

本当は悲しいけど
人の前では涙は見せたくないんだ――…

あともう少し強がらせてよ。

⏰:07/08/24 11:09 📱:F904i 🆔:2vCYwyYo


#272 [三ッ葉]
…………………

「あっ、穂乃香ちゃんだ!今日遅いよっ。」

教室の前で壁にもたれて紙パックのジュースを飲んでいる瑠衣に会う。

隣には刹那。

「どうせ寝坊だろ?」

「はい、ごもっともです。」

刹那が呆れた表情と小さな笑みを交えて言う。

さすが刹那!
私の事良く分かってる。

⏰:07/08/24 11:23 📱:F904i 🆔:2vCYwyYo


#273 []
もうあげるのがあたしの専業になりそうです{ぷ 頑張って下さいねいっつも応援してますから

⏰:07/08/24 23:26 📱:SH902i 🆔:Rs/q2Two


#274 [三ッ葉]
さん

専業だなんて
ありがとうございます

頑張りますよ

⏰:07/08/25 08:17 📱:F904i 🆔:EUQm5iyw


#275 [三ッ葉]
「!?」

話していると後ろから誰かに抱きつかれた。

「ねぇ…君達より、俺の方がこの子の事必要としてるんだ。
貸してくれる?」

その声で耳元の空気が振動して、思わず首をすくめた。

「瀬戸よりも瑠衣達の方が穂乃香ちゃんの事必要としてますぅ!!」

私の腕にピトッとくっ付くいた瑠衣の言葉を聞いて、やっぱり後ろに恭也がいるんだと確信できた。

………やっぱり
さっきの光景が何回も頭の中でリピートされる。

⏰:07/08/25 08:30 📱:F904i 🆔:EUQm5iyw


#276 [三ッ葉]
「黙りなよ、千草。」

「そう簡単に黙らないからね〜!」

言い合う2人の体は離れていき、私の体の拘束を解いた。


「その口閉じないと、襲うよ?」

「はっ?
瑠衣にはちゃんと彼氏がい――…」

  パチンッ

「穂乃香っ!?」

刹那が私の腕を掴んだ。

⏰:07/08/25 08:43 📱:F904i 🆔:EUQm5iyw


#277 [三ッ葉]
でも、もう手遅れ。


視界に流れ込む
恭也の赤い頬、
鋭い目つき――…。


刹那の止めは、手遅れだった。


私は恭也を思いっきりぶってしまった。


「ペットのくせに何なの?」

恭也の怒りを交えた瞳が向けられて、怖じ気付きそうになる衝動を取り払い、負けじと鋭い視線をおくった。

⏰:07/08/25 08:53 📱:F904i 🆔:EUQm5iyw


#278 [三ッ葉]
「いろんな人で遊んでるのも最低だけど、私の友達に手だそうとするのはもっと最低っ!!
出したら許さない。」


私は声を張り上げた。

教室にいてる人は目を丸くしてこちらに振り向くが気にしていられない。

「さっきのは冗談だったんですけど。」

「いつも遊んでる恭也だから、冗談に聞こえない。誰でも平気にするくせに――…」

私の言っている事は
正当な理由よりも嫉妬の方が多かったかもしれない。

⏰:07/08/25 09:04 📱:F904i 🆔:EUQm5iyw


#279 [三ッ葉]
「お前も人の事言えない。」


恭也の冷たい声で発せられた言葉を耳に通すなり、力を入れていた目の力が緩み弱々しくなる。


私も最初は恭也と気持ちのないキスを交わした。

でも今は違う。
それは私だけで、恭也は変わってない。


『穂乃香は特別。』

保健室で言ってた恭也の言葉。

どういう風に理解すればいい?
それは私と同じ想いを寄せてるって事じゃないわけでしょ?

⏰:07/08/25 09:13 📱:F904i 🆔:EUQm5iyw


#280 [三ッ葉]
「あんたの特別って何なのよ……」

私が絞り出したつもりの声は、蚊の鳴いた声に近かった。

恭也は私の気持ちに気付いてはいない。
でも今は、気付いてくれない方がいい――…


だって


「あんたの特別は椎名さんじゃないの?」

声は先ほどよりも弱々しく変化する。

それと共に恭也の表情も一変した。

⏰:07/08/25 09:21 📱:F904i 🆔:EUQm5iyw


#281 [三ッ葉]
そう……それはまるで

図星をつかれたと表しているくらいだ。


「…………」


言葉がでてこない恭也。


私は言い合いに勝敗をつけたのかもしれない。

…………勝ちだ。


今までにこんなな虚しい勝ちをとった事はない。

だって、恭也が黙ったまま否定をしなかったって事は………

⏰:07/08/25 09:30 📱:F904i 🆔:EUQm5iyw


#282 [三ッ葉]
鋭い視線を瞬間で取り払ってしまえるほど、図星をついてしまった事は




恭也の……
本当の特別が



"好き"の気持ちが



椎名先輩に向けられている事を




肯定しているのと
同じだから――…。

⏰:07/08/25 09:33 📱:F904i 🆔:EUQm5iyw


#283 [三ッ葉]
虚しい――…。


体が生温い空気に包まれていく。


「……見たんだ?」


恭也の表情は戻っていた。

「怪我したから手当てしてもらおうと思ってただけで見ようとは思わなかったし――…」

「そんなに深くえぐんなよ。」

⏰:07/08/25 09:45 📱:F904i 🆔:EUQm5iyw


#284 [三ッ葉]
私の声は恭也に届いていないようにあしらわれ、恭也は私の話している途中に言葉を被せた。


「………っ…」


そして私の顎を鷲掴みにする。
頬にくる指には力が入っていて、私の頬に恭也の指が埋まっていく。


「何も見えないように、言えないように、その目も唇も全部塞いであげようか?」

接近して見る恭也の瞳の色は、私には強すぎて体の力を抜いていった。

反抗する事ができないまま、恭也の唇が近づく。

⏰:07/08/25 09:50 📱:F904i 🆔:EUQm5iyw


#285 [三ッ葉]
椎名先輩に触れた唇は

偽りの気持ちを私に向ける恭也の唇は



体全身が拒絶する。




激しい嘔吐が込み上げてかそうになるぐらい――…


      ガッ


だけど、その唇は一瞬にして取り払われた。

私は、よろよろと床にうづくまった。

⏰:07/08/25 09:57 📱:F904i 🆔:EUQm5iyw


#286 [魅音]
あげ

⏰:07/08/26 18:57 📱:SH903iTV 🆔:dU6K2obY


#287 []
ァゲX0z(´∀`)主さんふぁいと
 ▼⌒▼
 (・・*)/)
 〇_〇/ )
     ̄  ε=з

⏰:07/08/27 16:09 📱:N903i 🆔:9h6iSUTg


#288 [//¨姫架璃]
あげ

⏰:07/08/28 17:51 📱:P902iS 🆔:tZU.OkrI


#289 []
つづき気になる
書かないんですかァ

⏰:07/08/28 23:44 📱:N701i 🆔:DFvLOb66


#290 [三ッ葉]
魅音さん
さん
姫架璃さん
さん

上げてくださって
有難うございます
ここ何日か外泊していて、忙しかったので
更新することができませんでした

こういうのは
事前に報告するべきでしたね
読者の方を不愉快にさせてしまっていたら
すみません

頑張りますっ

⏰:07/08/29 10:22 📱:F904i 🆔:GbGeGrzg


#291 []
微妙にぃがってぃるのでぁげます



主さん頑張って完結してサィッ()

⏰:07/08/29 10:24 📱:N903i 🆔:N9OxE.OQ


#292 [三ッ葉]
>>285から

「…た…たつ…き!?」

顔をあげると目の前には、竜樹がいて、恭也の襟を掴み取っていた。


「お前、最悪だな。」

「………」


竜樹は睨みをきかせて一言吐くと、恭也の襟を捨てるゆうに離した。

この場からなんとかして逃げ出したい――…

でも、足がすくんで立つこともできない。

⏰:07/08/29 10:30 📱:F904i 🆔:GbGeGrzg


#293 [三ッ葉]
「なんとでも言えよ。」

    バンッ

「瀬戸っ」


恭也は荒々しく一発壁に拳を振り、瑠衣の止める声も聞かずに教室を去っていった。


「「…………」」


教室や廊下は、静まり返っている。

震えて動けない手の上に、雫が落ちた。

私、泣いちゃってんだ――…

⏰:07/08/29 10:41 📱:F904i 🆔:GbGeGrzg


#294 [三ッ葉]
泣きたくないから
笑おうとすると、目に力が入って余計に溢れて頬を濡らしていく。


「………っ」


瑠衣と刹那が私の横にかがみ込んで、背中をさすってくれた。


「恭也も穂乃香も感情表現が下手なんだよ。」


竜樹が私の頭をそっと撫でた。
竜樹に撫でられてばっかだな、私。

こんな気持ちになったのは初めてで分かんないよ……。

⏰:07/08/29 10:59 📱:F904i 🆔:GbGeGrzg


#295 [三ッ葉]
恭也は今……
なに考えてんの?

⏰:07/08/29 11:01 📱:F904i 🆔:GbGeGrzg


#296 [(p圉q$∀0*)Vv☆*゜]
めちャおもしろ
三ッ葉さンふあイと一発だよ
頑張ってな(ハ・3)

⏰:07/08/29 11:06 📱:P902i 🆔:qO.6HKE6


#297 [三ッ葉]
………………………
…………………


パリンッ


「あ、やっちゃった。」

「こらっ湯峯……もう5枚目だぞ。」


あれからなんとか落ちついたものの、バイトがはかどらずお皿を何枚も割ってしまい、食器洗いもできなくなっている。

バイトの先輩に、小さなげんこつをくらう始末。

「ほんとすみません。」

⏰:07/08/29 11:08 📱:F904i 🆔:GbGeGrzg


#298 [三ッ葉]
さん

またまた上げ
嬉しいです
はいっ
完結まで頑張りますのでよろしくです


(p圉q$∀0*)Vv☆*゜さん

お久しぶりです
面白いといってもらえて嬉しいです
これからもファイト一発で頑張ります

⏰:07/08/29 11:13 📱:F904i 🆔:GbGeGrzg


#299 [三ッ葉]
○●○●○●○●○●○●

今から用事があるので、更新少ししかできませんでした

感想がある人やお喋りしたい人は
ぜひっ感想板にきてください
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2502/

○●○●○●○●○●○●

⏰:07/08/29 11:17 📱:F904i 🆔:GbGeGrzg


#300 [ゆう]
失礼します

>>1-50
>>51-100
>>101-150
>>151-200
>>201-250
>>251-300
>>301-400

⏰:07/08/29 20:55 📱:N903i 🆔:zjlI8AmM


#301 [我輩は匿名である]
001-1000

⏰:07/08/29 23:21 📱:N904i 🆔:jIAzBGL2


#302 [我輩は匿名である]
1-1000

⏰:07/08/29 23:21 📱:N904i 🆔:jIAzBGL2


#303 [我輩は匿名である]
>>1-1000

⏰:07/08/29 23:22 📱:N904i 🆔:jIAzBGL2


#304 []
カ゛ってぃるのでぇァゲします(¨)┛

⏰:07/08/30 14:12 📱:N903i 🆔:Mi6gDYpE


#305 [三ッ葉]

ゆうさン
匿名さん
さん

アゲ有り難うござい
ます今から更新し
ますので、良ければ読
んでやって下さい

⏰:07/08/31 13:09 📱:F904i 🆔:Rst2Ru7k


#306 [三ッ葉]
>>297から

先輩の気の計らいにより、今日は先にバイトをあがらせてもらうことになった。

今日の出来事で、しっかり出来ていたバイトまで手に着かなくなるくらいになるなんて思ってもなかった……。


「お帰り、ってどうかした?」

「え…別に――…」


飛鳥がテレビから視線を外し、帰宅した私へと向けて顔をしかめる。

「顔色悪くない?」

そう言って私のおでこを触った。

⏰:07/08/31 13:16 📱:F904i 🆔:Rst2Ru7k


#307 [三ッ葉]
「ベッドに直行決定だね。」

飛鳥の言葉に、眉を曲げると背中を押されて自分の部屋へと強制連行!


「穂乃香、熱ある。」

うそ……
と思い、自分の手をおでこにやると――…

飛鳥の感はあっていた。


いつのまにか熱がでていたらしい。


「でもご飯作んないと」

「今日は俺に任せてっ。」

飛鳥は自信満々にいうので、その言葉に甘えさせてもらう事にした。

⏰:07/08/31 13:23 📱:F904i 🆔:Rst2Ru7k


#308 [三ッ葉]
飛鳥は部屋を去った。


「ふぅ〜」


我ながら良い弟がいて良かったなと思う。

まぁ姉の出来が良いからね!

と冗談を言ってみる。

笑えない。


「……笑えない」


なんだかムシャクシャしたものが溜まっていく。

⏰:07/08/31 14:10 📱:F904i 🆔:Rst2Ru7k


#309 [三ッ葉]
ボスッ……

気がついたら拳を振り上げて、枕に一発いれていた――…

行き場のない思いがものに当たるという行為で表れてしまった。


恭也に対して……

違う――…
一番は椎名先輩か。


どうして他の人がいる椎名先輩が恭也の心をかっさらう事が出来るの?


私の方が恭也の事ちゃんと思ってるのに、

ちゃんと好きっていう気持ちで表れてるのに――…

⏰:07/08/31 14:18 📱:F904i 🆔:Rst2Ru7k


#310 [三ッ葉]
気持ちのある私のキスなんかよりも、
気持ちがなくても椎名先輩のキスじゃないと
恭也は満足じゃないの?

彼氏がいるのにキスをする椎名先輩の行為に苛立ちを覚える。


「………最低」


と言ってののしってやりたい気分になる。


――ムカつく。


『気持ちのないキスなんかキスじゃない。』

――自分も言ってたじゃない。

⏰:07/08/31 14:24 📱:F904i 🆔:Rst2Ru7k


#311 [三ッ葉]
――でも今は違うっ!


――都合いいんだね?


――違うっ…違う!!


私の中の、もう一人の私の声が鋭い言葉で創られた見えない剣で、
私の奥まで乱暴に着き荒らす。

私は、頭を両手で抱え込んで、全身で拒絶した。



キィイイン――…



「――っう…!?」


見えない剣は、私の頭の中までを突き
激しい頭痛をもたらした。

⏰:07/08/31 14:36 📱:F904i 🆔:Rst2Ru7k


#312 [三ッ葉]
私はベッドの上にうめき倒れた。


「………っつ」




なんなんだろ、
今まで味わったことのないこの気持ちは。


分かってる――…
嫉妬だって。


椎名先輩を妬んだって何も変わらないのは分かってるつもりなのに、
抑えきれないよ……。

⏰:07/08/31 14:40 📱:F904i 🆔:Rst2Ru7k


#313 [三ッ葉]
「……汚い。」


私は、一言呟いて瞼を閉じて、視界を遮った。



初めて知った、
自分の黒くて汚くて
ドロドロした部分……。


溢れ出したら最後。


止まることを知らない。




自分が……汚い。

⏰:07/08/31 14:45 📱:F904i 🆔:Rst2Ru7k


#314 [//¨姫架璃]
やっばい更新されとった

⏰:07/09/01 16:10 📱:P902iS 🆔:8tLBYpdM


#315 [三ッ葉]

姫架璃さん

やばいですか?笑
更新させてもらいましたよ
暇があれば更新します

⏰:07/09/01 18:04 📱:F904i 🆔:jkKuBuow


#316 [三ッ葉]
………………………
…………………

ボスッ

「穂乃香起きてよ!
体調どう?」

顔に柔らかいものが当たる感触と弟の声がふりかかる。

「ん……あす…か?」

少しだけ開いた瞼の隙間から眩しい光が容赦なく侵入してくる。

朝か……。

体をムクッと起こすと、頭の下にあるはずの枕が顔横にあった。

⏰:07/09/01 18:09 📱:F904i 🆔:jkKuBuow


#317 [三ッ葉]
「まだダルい……。
学校休むわ。」

と、言って再びベッドに横になり、掛け布団を全身にまとった。

「了解。学校に連絡しといてよ?
じゃ、安静にね。」

その他にも、飛鳥の帰宅時間、食事は自分で作ってという事を教えられた。

飛鳥がでていった部屋は、静けさを取り戻す。

だけど、気が沈む。

窓から差し込む光は、とても明るいのに……

⏰:07/09/01 18:15 📱:F904i 🆔:jkKuBuow


#318 [三ッ葉]
本当はもう体調なんて絶好調。
それでも学校に行けないのは……


――怖いの?

まただ。
もう一人の私の声。


怖い?何で?

――じゃあ何故
学校にいかないの?

……それは――…

――怖いんでしょ、
  恭也が。

⏰:07/09/01 18:21 📱:F904i 🆔:jkKuBuow


#319 [三ッ葉]
何に対して言ってるの?

――分かってるくせに。
  捨てられるのが怖い
  んでしょ?

そうだ……。
怖いんだ。とっても。
次に会ってしまったら捨てられそうで――…

――良いペットじゃなか
  ったからね。

じゃあ私は、何をするべき?

――簡単だよ。
  良いペットになった
  いいじゃん。
  恭也の望むものに似
  てるんだから。
  私は。

⏰:07/09/01 18:27 📱:F904i 🆔:jkKuBuow


#320 [三ッ葉]
その言葉が聞こえたっきり、静かになった。


恭也の望むもの…か。


考える事に疲れて
私は眠りの世界に落ちていった。

⏰:07/09/01 18:33 📱:F904i 🆔:jkKuBuow


#321 [三ッ葉]
………………………
…………………

〜♪

次に目を覚まさせたのは、携帯の着信音だった。

ディスプレイに表示されている時刻をみて思う。

夕方まで寝てたんだ。

着信音の原因は送られてきたメールで、瑠衣、刹那、そして竜樹からのお見舞いメールだった。

〜♪

「!!」

全てのメールを見終え、返信ボタンを押そうとしたときに、携帯が鳴いた。

⏰:07/09/01 18:43 📱:F904i 🆔:jkKuBuow


#322 [三ッ葉]
突然の音に、体が小さく動いた。

送信元は……
恭也。

そのメールに手を震わせながら、指と同時に視線を下へとずらしていく。
そこには、


「意味…分かんない」


思わず声が漏れる。


"えぐんないでよ。
まだ待って。"
と表示されていた。

⏰:07/09/01 18:57 📱:F904i 🆔:jkKuBuow


#323 [三ッ葉]
恭也からメールが来て、どこか嬉しいはずだけど、そのメールを見て恭也の考えてる事が分からなくなって
益々学校に行くのが怖くなった。


……………………

学校に行かなくなった日から2日経って来た恭也のメール。

"もう待たなくいいよ"

その次は

"来て"

その次は

"来て。解放したい"

⏰:07/09/01 19:04 📱:F904i 🆔:jkKuBuow


#324 [三ッ葉]
頭がグシャグシャになってきて、何も考えられなくなった。

休んでから一週間経った日のメール。


"来て。
寂しくて死にそう"


「なら…死んでみてよ。」

とか、言ってみる。

恭也がいなかったらこんな思い、背負わなくても良かったのに……。

お互い残酷だ。

⏰:07/09/01 22:06 📱:F904i 🆔:jkKuBuow


#325 [三ッ葉]
「嫌…死ななくて良いよ。寂しいなら、もっと…求めてよ。
会いに来てよ。」


目が濡れてくる……。

いつからこんなに涙腺弱くなったんだろ?

それも全部アンタのせいよ――…


「……きょ…や…」


私の声は、乾ききっていた。

⏰:07/09/01 22:11 📱:F904i 🆔:jkKuBuow


#326 [//¨姫架璃]
もちのろんやっばいに決まってますよこの小説因好きになっちゃいましたからッ

⏰:07/09/01 22:15 📱:P902iS 🆔:8tLBYpdM


#327 [三ッ葉]

姫架璃さん

大好きだなんて
言っていただけると
とても嬉しいです

有難うございます

⏰:07/09/02 02:18 📱:F904i 🆔:JVWLRUig


#328 [三ッ葉]
………………………
…………………

「……おはよ」

「あ…れ?
大丈夫なの?」

起きて用意をしてからリビングに降りると、
飛鳥が目を丸くしながら私を迎えてくれた。

前の生活のように朝ご飯を作ってでかける。

前と違うのは
制服と自転車のペダルが、やたらと重く感じること………と、

自分の不安定な気持ち。

⏰:07/09/02 02:28 📱:F904i 🆔:JVWLRUig


#329 [三ッ葉]
「あっ!
穂乃香ちゃん!」

視界の前方に恭也が真に求める人物、椎名先輩が手を振っているのがみえた。

神様は意地悪だ。

今、会いたくないのにどうして会わせるの?

「すみません。
今日は…先を急いでるんで――…。」

「え…穂乃香ちゃんっ?」

適当な理由をつけて、自転車の漕ぐスピードをあげて椎名先輩の前を
素早く通り過ぎた。

⏰:07/09/02 02:36 📱:F904i 🆔:JVWLRUig


#330 [三ッ葉]
ガラッ…

「はっ……はぁッ…」

ずっとスピードを落とすことなく漕いできたために、荒々しい息をこぼしながら教室のドアを開けた。

「「…………」」

教室は途端に沈黙のベールに包まれた。


「おはよっ!
やっと顔見れて嬉しい。」

「遅いぞ、穂乃香。
待ってたんだからな。」


そんな中、普通にいつもの笑顔を向けてくれたのは、瑠衣と刹那だった。

⏰:07/09/02 02:44 📱:F904i 🆔:JVWLRUig


#331 [三ッ葉]
「お…おはよう。」

ぎこちない笑顔しか作れない挨拶しかできなかった。

「っ……穂乃香?」

後ろからする声に振り向くと、竜樹が驚いている表情を見せていた。

「たつ――っ…!!」

竜樹の後ろから見える人物に動揺を隠しきれず、後ずさってしまう。

「ほの…」

「いっ…いや!
私具合悪いから、保健室いく。」

⏰:07/09/02 02:50 📱:F904i 🆔:JVWLRUig


#332 [三ッ葉]
私は、慌てて教室から走り去った。

一目見ただけなのに
溢れ出してしまった。


好きという感情と
怖いと思う感情……。


「……っ…。」

私の目の残像。
あれは紛れもなく恭也だった。

向き合う為に来たつもりだったのに
逃げてしまった。

⏰:07/09/02 02:54 📱:F904i 🆔:JVWLRUig


#333 [三ッ葉]
…………………

「先生、具合悪いから寝かせて……」

「どうぞ。」

先生の返答を聞いて
部屋の一番奥のカーテンを開けてベッドに体を寝かせた。

まだ心臓が落ち着かない。


シャッ…

「!?」

カーテンの開く音が耳に響いた。

ガタンッ

後ろを向く暇もない瞬間に私の体の上に何かがのっかって、身動きをとれなくさせた。

⏰:07/09/02 03:01 📱:F904i 🆔:JVWLRUig


#334 [三ッ葉]
「逃げんなよ…。」

その声と共に、私の全体にこびり付く姿と声。

「……恭也。
何なのよっ…離してよっ………嫌だ!
いやいやいやっ!!」

ガシャガシャと煩い物音がたつくらいに私は、拘束された体を懸命に動かした。

「俺の話聞けよっ…!!」

声を張り上げる恭也に耳を傾けずに私は暴れ続けた。

「いっ…いやっ!!
はなしてぇえっ……イヤァアアッ!!!」

⏰:07/09/02 03:07 📱:F904i 🆔:JVWLRUig


#335 [三ッ葉]
「こらっ!
瀬戸君、なにしてるのっ……やめなさい!!」

騒ぎを悟った保険の先生は、暴れ続ける私の体から恭也の体を剥ぎ取って引き離した。

「………っ!?」

恭也は顔を歪ませながら、そのまま先生にどこかに引っ張られていった。


「ハァハァッ…」

私は、体を丸めて叫び傷ついた喉を両手で覆いながら震えていた。

やっぱり怖い。

⏰:07/09/02 03:13 📱:F904i 🆔:JVWLRUig


#336 [三ッ葉]
………………………

教室に戻る事も嫌な私は、屋上に向かった。

ガチャッ

「すごい…青空……。」

ドアを開けて視界の上一面に広がる青色。

雲も少なく、日差しがキラキラと輝いていた。

今の私には、この光景が眩しすぎてすぐに下を向いて外へと足を踏み入れた。

⏰:07/09/02 11:55 📱:F904i 🆔:JVWLRUig


#337 [三ッ葉]
歩いていると、誰かが横たわっているのが分かった。

日差しで少し茶色に見える黒い髪が、サラサラとなびいていた。

「………」

体がビクンッと反応した。

「……穂乃香?」

恭也は泣きそうな表情をちらつかせながら
こちらに気付いた。

そんな表情を一瞬見ただけで、愛しさが溢れ出して胸がキュッとしまった。

⏰:07/09/02 12:02 📱:F904i 🆔:JVWLRUig


#338 [三ッ葉]
怖いのにひかれてしまうのは何故?

私の体は、引き付けられるように恭也の方へと向かっていた。


「もう…逃げないの?」
私は、恭也の問いに縦に小さく首をふり、

「……今…だけ。」

と、付け足した。

「……そ。
俺ね、椎名の事大好きなんだ。
小さい頃から結婚しようねって笑いあってた。
ずっと本気にしてて信じてた……。」

⏰:07/09/02 12:17 📱:F904i 🆔:JVWLRUig


#339 [三ッ葉]
そこで一旦話を切り、
「話、長くなるよ?」
と、笑って言う。


「なのに、高校入って椎名には彼氏ができた。
本当にショックで、狂いそうになった。
だから、女の子と遊ぶようになったんだ。
そんな中、穂乃香が来て、言うことも雰囲気も椎名に似てた。
だから、手に入らない椎名の代わりにして俺の傍に置いておきたかった。」


「………。」

代わり……か。
今の恭也からでる言葉はすべて本当の気持ちなんだろう。

⏰:07/09/02 12:43 📱:F904i 🆔:JVWLRUig


#340 [チビ]
>>1-100
>>101-200
>>201-300
>>301-400
>>401-500

⏰:07/09/02 14:13 📱:SO903i 🆔:rGXAnWV.


#341 [三ッ葉]

チビさん

安価
有難うございます
この小説もそろそろ
終わりへと近づいています
又、暇があれば更新しますね
-------------------
感想などがあれば
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2502/
にお願いします

⏰:07/09/02 17:14 📱:F904i 🆔:JVWLRUig


#342 []
久々更新ぢゃあがもゥlastきちゃうんですかぁ淋しいっすよ

⏰:07/09/05 21:56 📱:SH902i 🆔:HsvLbbMw


#343 []
あげP

⏰:07/09/07 07:48 📱:W43H 🆔:i3sKIXQ.


#344 [//¨姫架璃]
あげぃ

⏰:07/09/09 16:17 📱:P902iS 🆔:dJJGwoXA


#345 []
皆でぇアゲ02だぁ(*´∀`*)

⏰:07/09/09 16:24 📱:N903i 🆔:uiry3P.w


#346 [ばなな]
すごく楽しいです
とーても続きが気になりますっ

がむばてください^^

⏰:07/09/09 23:47 📱:D701i 🆔:C8KCL7VQ


#347 [//¨姫架璃]
むちゃ下がってたんであげます

⏰:07/09/11 18:34 📱:P902iS 🆔:KBW6HY6o


#348 [三ッ葉]

>>343さん
姫架璃さん
さん

上げッ
有難うございます

最近忙しくて
又更新出来ない日が
続きそうです

でも、三ツ葉なりに
頑張るので
宜しくお願いします

⏰:07/09/11 22:32 📱:F904i 🆔:1cbCZexk


#349 [三ッ葉]

さん

終わってしまうのは
私自身も寂しいです
でも、
良い作品になるように
頑張ります

⏰:07/09/11 22:36 📱:F904i 🆔:1cbCZexk


#350 [三ッ葉]

ばななさん

初めまして
楽しいと言ってもらえてると
とっても嬉しいです
これからも頑張るので
良ければお付き合いください
--------------------
なお、これから
感想等は↓↓
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2502/
[感想板]に
お願いします

⏰:07/09/11 22:41 📱:F904i 🆔:1cbCZexk


#351 [//¨姫架璃]
あげ

⏰:07/09/16 10:28 📱:P902iS 🆔:FZf1o3jo


#352 [な]
>>300-400

⏰:07/09/16 10:50 📱:SH903i 🆔:kmy478C6


#353 [三ッ葉]

姫架璃さん
なさん

アゲ&安価
有難うございます
嬉しいです

⏰:07/09/19 13:14 📱:F904i 🆔:qOOd37TE


#354 [さと]
>>267-1000

⏰:07/09/23 09:43 📱:SH904i 🆔:eopiFL7A


#355 [めい]
いッつもコメントわ
ちゃんとするのに
更新わしないんだね
楽しみなんだけどな…

⏰:07/09/23 10:22 📱:N903i 🆔:vmOy7qGk


#356 []
>>355サン私も同感です

⏰:07/09/23 11:58 📱:N903i 🆔:1h/jAUhk


#357 [ななし]
私も同感

⏰:07/09/23 17:59 📱:W43T 🆔:IH1.3Bg2


#358 [彗蓮]
↑同感
コメントより更新してほしい

⏰:07/09/26 13:29 📱:N702iD 🆔:JWyGgqGQ


#359 [我輩は匿名である]
>>1-100

⏰:07/09/26 19:14 📱:W42K 🆔:VtwqnQc6


#360 [我輩は匿名である]
↑同感です
楽しみにしてます

⏰:07/09/26 20:45 📱:SH902i 🆔:7t7u35e6


#361 [我輩は匿名である]
>>355
このもっともな意見をされた途端にコメントすらなくなったね

⏰:07/09/30 12:46 📱:D902i 🆔:1bfy4IEs


#362 [我輩は匿名である]
>>100-400

⏰:07/09/30 14:33 📱:N903i 🆔:zFFrqhUs


#363 []
主サンのコト悪く言ぃたく 
なぃヶど.主サンゎぁ言ゎれ儿コトぉしてぃるンですょ

皆ぉ裏切らなぃで 
ほしぃです

⏰:07/10/01 21:38 📱:N903i 🆔:zsrbAPx2


#364 []
続きが気になる

⏰:07/10/04 22:10 📱:SH902i 🆔:TYeIAa4g


#365 [我輩は匿名である]
続き待ってますケイ

⏰:07/10/06 20:30 📱:W42K 🆔:Lupd447Y


#366 [//¨姫架璃]
あげ

⏰:07/10/08 21:04 📱:P902iS 🆔:uXueSW52


#367 []
コメでもぃぃヵラ 
顔出しして欲しぃ…
ヵなりさガツてぃたので ぁゲマス

⏰:07/10/13 14:57 📱:N903i 🆔:OqwsaU4w


#368 [//¨姫架璃]
あげ

⏰:07/10/15 23:52 📱:P902iS 🆔:8YNK5J/g


#369 [まちや]
あげ

⏰:07/10/16 22:45 📱:D904i 🆔:5bk1T4Tw


#370 [//¨姫架璃]
かなりさがってたんで()あげまぁす()

⏰:07/10/28 08:58 📱:P902iS 🆔:bwyRYzvU


#371 [我輩は匿名である]
なんかあったのかなぁ

⏰:07/10/30 22:38 📱:N702iD 🆔:wBikfkZ.


#372 [我輩は匿名である]
あげよ

⏰:07/11/08 23:50 📱:N702iD 🆔:e6/JnAV2


#373 []
あげまーす

⏰:07/11/13 22:13 📱:SH903iTV 🆔:g/pHvQE2


#374 [く]
気になる気になる!
あげ^^

⏰:07/11/16 21:53 📱:W43H 🆔:QKfu/sC.


#375 [//¨姫架璃]
あげ

⏰:08/01/14 12:11 📱:P902iS 🆔:OzEbrdyE


#376 [我輩は匿名である]
>>275-380

⏰:08/01/14 16:13 📱:D905i 🆔:82p1leok


#377 [我輩は匿名である]
この話めっちゃすきです
続きが気になるホ

頑張ってくださいッッ

⏰:08/01/14 18:55 📱:W51S 🆔:8UqTWPuY


#378 [//¨姫架璃]
あげ

⏰:08/01/23 23:20 📱:P902iS 🆔:ghvzTd1s


#379 [//¨姫架璃]
あげあげ

⏰:08/01/26 12:04 📱:P902iS 🆔:1HYlJY7.


#380 [ちぃ]
>>260-400

⏰:08/01/26 17:14 📱:SH903i 🆔:boXCQaC2


#381 [まあ]
もぉ-書かなぃの
ズット待ってンだけど

⏰:08/01/29 00:45 📱:P902i 🆔:BxE5lexA


#382 []
上に同じ

⏰:08/01/30 21:51 📱:SH903iTV 🆔:Ei/F1Q2E


#383 [我輩は匿名である]
あげ(●^o^●)

⏰:08/02/03 22:22 📱:PC 🆔:WuH.WtKo


#384 [我輩は匿名である]
あげー

⏰:08/02/10 19:29 📱:PC 🆔:dHUnYrUA


#385 [我輩は匿名である]
あげー

⏰:08/02/22 18:54 📱:PC 🆔:ofUPSprM


#386 [我輩は匿名である]
あげヘ更新待ってますト

⏰:08/05/15 00:19 📱:W52SA 🆔:PQIc3sYs


#387 [苺]
初めて全部
読みました`
感動しましたx
更新待ってます

⏰:08/05/18 15:02 📱:W54T 🆔:BsfjfxnE


#388 [我輩は匿名である]
>>1-100
>>101-200
>>201-300

⏰:08/05/18 16:28 📱:SH904i 🆔:VhHr/zMg


#389 [我輩は匿名である]
あげっ

⏰:08/06/01 20:01 📱:W61T 🆔:s0rLxU76


#390 [我輩は匿名である]
あげ

⏰:09/05/23 10:43 📱:P905i 🆔:4YMm.VEk


#391 []
こっちもあげます

⏰:10/02/03 11:49 📱:SH01B 🆔:9zsz3ACw


#392 [○○&◆.x/9qDRof2]
↑(*゚∀゚*)↑

⏰:22/10/19 19:56 📱:Android 🆔:A4ZzuHng


#393 [○○&◆.x/9qDRof2]
>>1-30

⏰:22/10/19 20:01 📱:Android 🆔:A4ZzuHng


#394 [○○&◆.x/9qDRof2]
>>330-360

⏰:22/10/19 20:01 📱:Android 🆔:A4ZzuHng


#395 [○○&◆.x/9qDRof2]
>>360-390

⏰:22/10/19 20:02 📱:Android 🆔:A4ZzuHng


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