*Candy*
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#327 [三ッ葉]

姫架璃さん

大好きだなんて
言っていただけると
とても嬉しいです

有難うございます

⏰:07/09/02 02:18 📱:F904i 🆔:JVWLRUig


#328 [三ッ葉]
………………………
…………………

「……おはよ」

「あ…れ?
大丈夫なの?」

起きて用意をしてからリビングに降りると、
飛鳥が目を丸くしながら私を迎えてくれた。

前の生活のように朝ご飯を作ってでかける。

前と違うのは
制服と自転車のペダルが、やたらと重く感じること………と、

自分の不安定な気持ち。

⏰:07/09/02 02:28 📱:F904i 🆔:JVWLRUig


#329 [三ッ葉]
「あっ!
穂乃香ちゃん!」

視界の前方に恭也が真に求める人物、椎名先輩が手を振っているのがみえた。

神様は意地悪だ。

今、会いたくないのにどうして会わせるの?

「すみません。
今日は…先を急いでるんで――…。」

「え…穂乃香ちゃんっ?」

適当な理由をつけて、自転車の漕ぐスピードをあげて椎名先輩の前を
素早く通り過ぎた。

⏰:07/09/02 02:36 📱:F904i 🆔:JVWLRUig


#330 [三ッ葉]
ガラッ…

「はっ……はぁッ…」

ずっとスピードを落とすことなく漕いできたために、荒々しい息をこぼしながら教室のドアを開けた。

「「…………」」

教室は途端に沈黙のベールに包まれた。


「おはよっ!
やっと顔見れて嬉しい。」

「遅いぞ、穂乃香。
待ってたんだからな。」


そんな中、普通にいつもの笑顔を向けてくれたのは、瑠衣と刹那だった。

⏰:07/09/02 02:44 📱:F904i 🆔:JVWLRUig


#331 [三ッ葉]
「お…おはよう。」

ぎこちない笑顔しか作れない挨拶しかできなかった。

「っ……穂乃香?」

後ろからする声に振り向くと、竜樹が驚いている表情を見せていた。

「たつ――っ…!!」

竜樹の後ろから見える人物に動揺を隠しきれず、後ずさってしまう。

「ほの…」

「いっ…いや!
私具合悪いから、保健室いく。」

⏰:07/09/02 02:50 📱:F904i 🆔:JVWLRUig


#332 [三ッ葉]
私は、慌てて教室から走り去った。

一目見ただけなのに
溢れ出してしまった。


好きという感情と
怖いと思う感情……。


「……っ…。」

私の目の残像。
あれは紛れもなく恭也だった。

向き合う為に来たつもりだったのに
逃げてしまった。

⏰:07/09/02 02:54 📱:F904i 🆔:JVWLRUig


#333 [三ッ葉]
…………………

「先生、具合悪いから寝かせて……」

「どうぞ。」

先生の返答を聞いて
部屋の一番奥のカーテンを開けてベッドに体を寝かせた。

まだ心臓が落ち着かない。


シャッ…

「!?」

カーテンの開く音が耳に響いた。

ガタンッ

後ろを向く暇もない瞬間に私の体の上に何かがのっかって、身動きをとれなくさせた。

⏰:07/09/02 03:01 📱:F904i 🆔:JVWLRUig


#334 [三ッ葉]
「逃げんなよ…。」

その声と共に、私の全体にこびり付く姿と声。

「……恭也。
何なのよっ…離してよっ………嫌だ!
いやいやいやっ!!」

ガシャガシャと煩い物音がたつくらいに私は、拘束された体を懸命に動かした。

「俺の話聞けよっ…!!」

声を張り上げる恭也に耳を傾けずに私は暴れ続けた。

「いっ…いやっ!!
はなしてぇえっ……イヤァアアッ!!!」

⏰:07/09/02 03:07 📱:F904i 🆔:JVWLRUig


#335 [三ッ葉]
「こらっ!
瀬戸君、なにしてるのっ……やめなさい!!」

騒ぎを悟った保険の先生は、暴れ続ける私の体から恭也の体を剥ぎ取って引き離した。

「………っ!?」

恭也は顔を歪ませながら、そのまま先生にどこかに引っ張られていった。


「ハァハァッ…」

私は、体を丸めて叫び傷ついた喉を両手で覆いながら震えていた。

やっぱり怖い。

⏰:07/09/02 03:13 📱:F904i 🆔:JVWLRUig


#336 [三ッ葉]
………………………

教室に戻る事も嫌な私は、屋上に向かった。

ガチャッ

「すごい…青空……。」

ドアを開けて視界の上一面に広がる青色。

雲も少なく、日差しがキラキラと輝いていた。

今の私には、この光景が眩しすぎてすぐに下を向いて外へと足を踏み入れた。

⏰:07/09/02 11:55 📱:F904i 🆔:JVWLRUig


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