「好き」と言いたい。
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#293 [あんみつ]
「洋平君、どしたの??」
付き合い始めてから、学校で会うのは初めてだ。
何だか照れ臭い。
「いや・・・一緒に帰らん??」
一瞬、健二の顔が頭をよぎった。
(・・・健二も佐古さんと帰るかな)
:07/09/17 17:08
:N901iC
:r..DyAZc
#294 [あんみつ]
「・・・うん、いいよ!!ちょっと待ってて」
私は荷物を取りに、再び教室に入った。
「ごめん、奈津美!!私、帰るね」
カバンを持って奈津美に言った。
「うん、バイバイ!!」
そう言って、奈津美は笑顔で私の背中を押した。
:07/09/17 17:09
:N901iC
:r..DyAZc
#295 [あんみつ]
――――――――
洋平君と付き合い始めて、2回、2人で出かけた。
1回目は映画を見て、2回目は街を歩いた。
2回共、途中手をつないだ。
:07/09/17 17:10
:N901iC
:r..DyAZc
#296 [あんみつ]
「ねこちゃん、体育祭何出るん??」
洋平君は自転車を押しながら、車道側を歩く。
「綱引きと玉入れ!!」
「えー、めっちゃ楽じゃん!!」
本気で羨ましそうな洋平君がおかしくて、私は笑った。
:07/09/17 17:12
:N901iC
:r..DyAZc
#297 [あんみつ]
「洋平君は??何出るの??」
「俺は、借り物競争と100mリレー」
「うわ、頑張ってー!!借り物とか、お題引くの怖くない??」
「こえー!!あれ、人が出たりするし」
「去年、健二なんか校長先生借りてたしねー!!」
:07/09/17 17:14
:N901iC
:r..DyAZc
#298 [あんみつ]
(・・・あ)
健二の名前を出した後、しまったと思った。
今まで、健二の話題を出すのを、避けていた訳じゃないけど、出ることはなかった。
「校長と手つないでゴールしたの、うけたよなー!!健二、今年も出ることになってたよ」
私の心配をよそに、洋平君は会話を続ける。
(・・・大丈夫だったかな)
:07/09/17 17:15
:N901iC
:r..DyAZc
#299 [あんみつ]
いろいろ話していたら、いつのまにか私の家の前だった。
洋平君は、自転車かごからカバンを取って、私に渡す。
「ありがと」
「うん・・・あのさ!!」
洋平君は、片手で頭をかいた。
私は黙って、次の言葉を待つ。
:07/09/17 17:17
:N901iC
:r..DyAZc
#300 [あんみつ]
「・・・借り物競争、健二も出るけど・・・ねこちゃんは俺の事、応援してほしい・・・」
言い終わって、洋平君は頭をかいていた手で顔をおおった。
そんな洋平君が、すごく可愛くて、いとおしく感じた。
「・・・もちろん!!」
私の言葉に、洋平君は照れ臭そうに笑った。
「・・・じゃ、また!!」
「うん、ばいばい!!」
:07/09/17 17:18
:N901iC
:r..DyAZc
#301 [あんみつ]
――――――――
やっぱり気にしてたんだ。
健二は私の幼なじみで、洋平君の友達でもあるから、その内、話題にはなったと思う。
それでも、洋平君からならともかく、私の口から健二の話題を出したのは、無神経だったかもしれない。
洋平君は、私が健二を好きだった事、知ってる訳だし。
:07/09/17 17:20
:N901iC
:r..DyAZc
#302 [あんみつ]
けど、私は洋平君と付き合ってるんだよ。
それが、私の答え。
健二とは、もうただの幼なじみだし。
話すたび、洋平君の良い所を知って、好きになってる。
付き合ってるっていう、実感も湧いてきた。
きっと、これからは洋平君といる事が、日常になっていくんだ。
:07/09/17 17:21
:N901iC
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