「好き」と言いたい。
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#341 [あんみつ]
 
私は、大きく深呼吸した。

「はぁ・・・何??私が借り物だったの??」

私が聞くと、健二はニヤーっと笑いながら、手に持っていた紙を見せる。

「そう!!お題は"猫目の女子"」

そう言うと健二は、私の目元を指差した。
 

⏰:07/09/30 21:30 📱:N901iC 🆔:t6MEvR6Q


#342 [あんみつ]
 
「はぁ!?何、猫目って!!」

「ほんとのことじゃん」

そう言って笑う健二の指先を、私は払った。

「1位の人、こっちに並んでくださーい!!」

1位の旗を持った体育委員が、私たちを呼んだ。
 

⏰:07/09/30 21:31 📱:N901iC 🆔:t6MEvR6Q


#343 [あんみつ]
 
「ほら、行くぞ」

健二は立ち上がって、私に手を差し出す。

私はそれを掴んで、勢いをつけて立ち上がった。
 

⏰:07/09/30 21:32 📱:N901iC 🆔:t6MEvR6Q


#344 [あんみつ]
 
「・・・ふ」

「何だよ??」

「健二の手、汗かいてるー」

私は手を放して、ひらひらと振ってみせた。

「は??ねこの汗だろ!!」

健二に頭をこずかれて、私は笑った。

 

⏰:07/09/30 21:33 📱:N901iC 🆔:t6MEvR6Q


#345 [あんみつ]
――――――――


ねぇ、健二。

猫目の女の子なんて、他にもいるでしょ??

なのに、私の所に来たって事は、健二にとって私の存在は、けっこう大きなものなんだって、思ってもいい??

彼女じゃなくても、特別な存在なんだって、うぬぼれてもいい??

 

⏰:07/09/30 21:43 📱:N901iC 🆔:t6MEvR6Q


#346 [あんみつ]
 

健二の手の温もりや、優しさ。

ずっと、ずっと変わらないでね。

 

⏰:07/09/30 21:44 📱:N901iC 🆔:t6MEvR6Q


#347 [あんみつ]
13話目は以上です
長くなっちゃった
よかったら読んでみてください

感想板
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2685/36-40

⏰:07/09/30 21:48 📱:N901iC 🆔:t6MEvR6Q


#348 [あんみつ]
14、想い


私は、まわりが見えていなかった。

健二といると、あまりに楽しかったから。

健二の手が、あまりに温かかったから。


・・・私にとって、健二の存在は絶対だった。

 

⏰:07/10/08 14:19 📱:N901iC 🆔:cPjKM5TQ


#349 [あんみつ]
――――――――


私は、間違っていたのかもしれない。

健二と一緒に、素直に走るべきじゃなかったのかもしれない。

後からゴールしてきた洋平君と、目が合って思った。

 

⏰:07/10/08 14:26 📱:N901iC 🆔:cPjKM5TQ


#350 [あんみつ]
 

風が吹いて、グラウンドの砂を舞い上げる。

私は思わず目を閉じ、風が止むのを待って、また開いた。

(・・・あ)

洋平君は、私からすっと目をそらした。

そして、4位の旗の前に並ぶ。
 

⏰:07/10/08 14:32 📱:N901iC 🆔:cPjKM5TQ


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