「好き」と言いたい。
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#491 [あんみつ]
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私、洋平君に支えられたこと、いっぱいあったよ。
けど私は、洋平君に何かしてあげれたかな??
:07/12/08 08:43
:N901iC
:YQl3TXec
#492 [あんみつ]
裏庭に着いて、辺りを見回す。
洋平君は、まだ来ていない。
私はベンチに腰を下ろして、静かに目を閉じた。
遠くで、生徒達の笑い声が聞こえる。
:07/12/08 08:44
:N901iC
:YQl3TXec
#493 [あんみつ]
『洋平君の事・・・ちゃんと考える』
『・・・健二先輩と、離れてください』
・・・いろいろあった。
いろいろあったよ。
:07/12/08 08:46
:N901iC
:YQl3TXec
#494 [あんみつ]
洋平君のことちゃんと考えて、付き合うって決めた。
私の選択は、間違ってたのかな。
結局私は、自分のことしか考えてなかったんじゃないかな。
私は・・・洋平君の優しさに逃げたんじゃないかな。
:07/12/08 08:47
:N901iC
:YQl3TXec
#495 [あんみつ]
「ごめん、待った??」
目を開けて上を見ると、洋平君が立っていた。
「・・・ううん、全然」
「そっか。なら良かった」
そう言うと洋平君は、私の隣に腰を下ろした。
洋平君は何も言わない。
雰囲気で分かる。
私の言葉を待ってくれている。
:07/12/08 08:49
:N901iC
:YQl3TXec
#496 [あんみつ]
温かい人、優しい人。
この人に・・・嘘はつけない。
「・・・洋平君」
私は、振り絞るように言った。
自分の心臓の音が、やけに大きく聞こえる。
洋平君の方を見ると、洋平君も私を見ていた。
真っすぐな瞳で見られると、胸が苦しくなった。
:07/12/08 08:50
:N901iC
:YQl3TXec
#497 [あんみつ]
けど、言わなきゃいけない。
このままじゃいけない。
(・・・洋平君)
『ねこ!!』
(・・・健二)
:07/12/08 08:52
:N901iC
:YQl3TXec
#498 [あんみつ]
私は、ゆっくり口を開く。
「・・・洋平君」
私はもう一度言って、息を吸った。
大丈夫、言える。
「・・・私、健二が好きなの」
:07/12/08 08:54
:N901iC
:YQl3TXec
#499 [あんみつ]
吐き出すように、言った。
これが、どうしようもない私の気持ち。
「・・・洋平君のこと、好きだよ。けど・・・私にとっての1番は・・・やっぱり健二なの」
少しずつ、少しずつ。
言葉をつなげる。
:07/12/08 08:56
:N901iC
:YQl3TXec
#500 [あんみつ]
洋平君は、まっすぐ私を見ている。
怒りとも、悲しみともとれない表情で。
少しも目をそらさない。
「・・・ごめんなさい」
私は頭を下げた。
たまらなく、胸が苦しくなった。
洋平君の真っすぐな瞳から逃げた。
私はやっぱり、弱虫だ。
:07/12/08 08:58
:N901iC
:YQl3TXec
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