「好き」と言いたい。
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#201 [あんみつ]
感想板
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⏰:07/08/14 13:05 📱:N901iC 🆔:ygQ9hxEg


#202 [我輩は匿名である]
 


 

⏰:07/08/14 13:09 📱:N903i 🆔:kKpIHO.w


#203 [あんみつ]
匿名さん
ん(゜∀。?)
よかったら読んでみて下さぃね

⏰:07/08/15 06:15 📱:N901iC 🆔:x81TabjI


#204 [あんみつ]
09、友達

――――――――
7/31 19:27
To 木原奈津美
Sub 無題

明日、暇??
話したい事あるよ。
――――――――
――――――――
7/31 19:35
From 木原奈津美
Sub Re:

暇だよー☆
じゃあ、うちにでも来る??
――――――――

⏰:07/08/17 08:32 📱:N901iC 🆔:3H5O1myQ


#205 [あんみつ]
――――――――
7/31 19:42
To 木原奈津美
Sub Re:Re:

そうするー!!
何時頃行けばいい??
――――――――
――――――――
7/31 19:45
From 木原奈津美
Sub Re2:Re:

いつでもいいよ。
来る前にメールしてね!!
――――――――

⏰:07/08/17 08:34 📱:N901iC 🆔:3H5O1myQ


#206 [あんみつ]
 
カチカチッ
「りょうかい・・・っと」
メールを送信して、私はベットに寝転がった。

奈津美に、全部話そう。
話したい、聞いてほしい。
健二の事も、あの子の事も、洋平君の事も。
私の気持ちも。
けど、上手く言葉にできるかな。

ピピーピーピー♪
携帯が鳴った。
私は、ベット脇の机の上に置いていた携帯を、寝たまま手を伸ばして取った。

⏰:07/08/17 08:36 📱:N901iC 🆔:3H5O1myQ


#207 [あんみつ]
――――――――
7/31 19:53
From 田村洋平
Sub Re:Re2:Re2:Re2:Re:

ねこちゃんって、猫飼ってんだ(笑)
今度、写メ見して!!
俺ん家は犬飼ってるよ。
――――――――
昨日、あれから洋平君とは、たわいもないメールのやり取りが続いている。
少しずつでも、知っていこうと思って。
 

⏰:07/08/17 08:37 📱:N901iC 🆔:3H5O1myQ


#208 [あんみつ]
――――――――
7/31 19:58
To 田村洋平
Sub Re2:Re2:Re2:Re2:Re:

いいよー☆
洋平君も、犬見してね!!
――――――――
今は、こんな何気ないメールのやり取りでも、何だか新鮮で、楽しい。
相手の事を知っていけるのが、何だか嬉しい。

・・・私、進めてるよね。
 

⏰:07/08/17 08:38 📱:N901iC 🆔:3H5O1myQ


#209 [あんみつ]
――――――――

ピーンポーン
お昼過ぎ、私は、奈津美の家のチャイムを鳴らした。
ガチャッ
ドアが開いて、奈津美が顔を出した。
「いらっしゃい!!入って入って」
そう言って、私を手招きする。
「おじゃましまーす!!」
私は玄関に入って、サンダルを脱いだ。
「飲み物持ってくから、先部屋行ってて」
「分かったー」
 

⏰:07/08/17 08:40 📱:N901iC 🆔:3H5O1myQ


#210 [あんみつ]
 
階段を上がっていって、奈津美の部屋のドアを開ける。
ぬいぐるみがいっぱい飾ってあって、女の子って感じの可愛らしい部屋。
(・・・何か久しぶりかも)
部屋を見渡していると、棚に飾ってある写真立てが目についた。
(あ・・・これ)
飾ってある写真は、1年の文化祭の時に撮った、奈津美と私が一緒に映っているやつ。

⏰:07/08/17 08:41 📱:N901iC 🆔:3H5O1myQ


#211 [あんみつ]
「おまたせー。オレンジジュースでいい??」
奈津美が、両手にオレンジジュースを持って入ってきた。
「うん、ありがと」
部屋の真ん中の丸テーブルに、奈津美と向かい合って座る。
私は、ジュースを1口飲んだ。

⏰:07/08/17 08:43 📱:N901iC 🆔:3H5O1myQ


#212 [あんみつ]
「何か、ねこがうち来るの久しぶりじゃない??」
奈津美も1口飲んで、言った。
「そう、私もさっき思った」
(前来たときは、写真飾ってなかったし)
私は、横目であの写真を見た。
自分と映っている写真が飾られているのは、少し照れ臭いけど、すごく嬉しい。
 

⏰:07/08/17 08:44 📱:N901iC 🆔:3H5O1myQ


#213 [あんみつ]
 
時間が経って、だいぶ暑さも落ち着いてきた。
奈津美は、自分からは話を切り出そうとしない。
私が、話し始めるのを待ってるんだ。

「・・・奈津美」
私は、ジュースを置いて口を開いた。
「うん??」
奈津美が、私の顔を見る。

⏰:07/08/17 08:46 📱:N901iC 🆔:3H5O1myQ


#214 [あんみつ]
「私、健二の事・・・」
私は、テーブルに置いた自分の手を見ながら続ける。
「・・・もうどうにもならないの。私、健二と喧嘩しちゃったし。健二は、佐古さんと付き合ってるし」
「うん・・・」
健二が佐古さんと一緒にいるのを、見た事があるのだろう。
奈津美は驚かなかった。
私はそこで、ジュースを飲んだ。

⏰:07/08/17 08:48 📱:N901iC 🆔:3H5O1myQ


#215 [あんみつ]
「・・・私・・・洋平君に告白されたの」
そして、一息ついた後に言った。
「・・・え??」
奈津美が、驚きの声を出す。
「・・・前に進みたいの。洋平君の事、好きになりたいの。だから・・・洋平君の事、もっと知りたいって、好きになりたいって。洋平君にもそう言った」
私は、自分の気持ちを言葉にするのに、必死だった。
奈津美は、何も言わない。

⏰:07/08/17 08:49 📱:N901iC 🆔:3H5O1myQ


#216 [あんみつ]
「健二の事以上に、洋平君の事、好きになれる気がするの。健二とは、・・・普通の幼なじみに戻れたらいいなって思う」
私は、言葉にできる限り、自分の気持ちを話した。
「・・・洋平君と付き合うの??」
私が話し終え、少しの沈黙の後、奈津美がやっと口を開いた。

⏰:07/08/17 08:50 📱:N901iC 🆔:3H5O1myQ


#217 [あんみつ]
「・・・前向きに考えるって、言ったから」
私の言葉に、奈津美は静かに「そっか」と言って、私の肩を叩いた。
「ねこが決めたなら・・・応援するよ!!」
そう言った奈津美の顔を見ると、笑顔だった。
だけど、どこかいつもと違う笑顔。
「ありがとう」
それを深く気に留めなかった私は、笑顔で言った。
 

⏰:07/08/17 08:52 📱:N901iC 🆔:3H5O1myQ


#218 [あんみつ]
――――――――

ピピーピーピー♪
地元の駅から家に帰る途中、メールが来た。
――――――――
8/1 16:28
From 田村洋平
Sub 無題

7日の夜って暇??
よかったら祭り行かない??
できれば2人で。
――――――――
 

⏰:07/08/17 08:53 📱:N901iC 🆔:3H5O1myQ


#219 [あんみつ]
 
7日の夜の祭りと言ったら、多分、高校の近くの川原である花火大会だ。
・・・去年は、健二と行った。

(・・・できれば2人で)
携帯の画面のその7文字が、私の頭に、照れたように笑う洋平君の顔を思い起こさせる。
胸が、小さくキュンと鳴った気がした。
 

⏰:07/08/17 08:54 📱:N901iC 🆔:3H5O1myQ


#220 [あんみつ]
 
カチカチッ
「送信・・・っと」

――――――――
8/1 16:36
To 田村洋平
Sub Re:

行けるよ☆
何時に待ち合わす??
2人でもいいよ。
――――――――

前を見る。
振り返らない。
・・・これでいいんだ。
 

⏰:07/08/17 08:56 📱:N901iC 🆔:3H5O1myQ


#221 [あんみつ]
09は以上です
感想板
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読んでくれた方は、一言でも感想くれると嬉しぃです

⏰:07/08/17 09:01 📱:N901iC 🆔:3H5O1myQ


#222 [あんみつ]
10、手と手


「奈子、今日お祭り行くんでしょ??」

お母さんが、庭で水やりをしながら聞いてきた。

「うん、行くけど??」

私は、リビングで漫画を読みながら答える。

「浴衣着なくていいの??」

ページをめくる手が止まった。

「浴衣・・・」
 

⏰:07/08/23 16:34 📱:N901iC 🆔:d/x858V.


#223 [あんみつ]
 
「あんた、去年は着たじゃない」

お母さんは水やりを終えて、今度は草を抜き始めた。

「去年は・・・」

私は、口を閉じた。

(・・・健二と一緒だったから)
 

⏰:07/08/23 16:36 📱:N901iC 🆔:d/x858V.


#224 [あんみつ]
 
「別にいいけど、せっかくあるんだから・・・」

「・・・着る」

「へ??」

呟いた私の言葉を、聞き取れなかったお母さんが聞き返す。

「着て行く!!」

今度ははっきりと言って、私は浴衣を探しに、2階へ駆け上がった。

 

⏰:07/08/23 16:37 📱:N901iC 🆔:d/x858V.


#225 [あんみつ]
――――――――


携帯を開くと6時25分だった。

浴衣に手間取って、遅れるかと思って急いできたけど、まだ待ち合わせの5分前だった。

「ふぅー・・・」

私は、学校の校門にもたれた。

前を、祭りに向かう浴衣の人達が通っていく。
 

⏰:07/08/23 16:41 📱:N901iC 🆔:d/x858V.


#226 [あんみつ]
 
『ねこ、歩くの遅せー』

『だって!!下駄とかめったに履かないし』

こんな会話をしながら、去年は、健二とこの道を通った。

何だかんだ文句言いながらも、健二は歩く速度をゆるめてくれた。

時々、振り向いて私を見てくれた。
 

⏰:07/08/23 16:42 📱:N901iC 🆔:d/x858V.


#227 [あんみつ]
 
私は下駄を、カランと鳴らした。

携帯を見ると、丁度29分から30分へと変わった。

「ごめん!!待った??」

それと同時に、洋平君が来た。

「・・・ふ、きゃはは!!」

「えっ、どしたの??」

突然笑いだした私を見て、洋平君が不思議そうに聞く。
 

⏰:07/08/23 16:43 📱:N901iC 🆔:d/x858V.


#228 [あんみつ]
 
「だって!!洋平君、30分なった瞬間に来るんだもん」

私は、携帯の画面を見せた。

「あー、ほんとだ。けど・・・」

洋平君は、自分の携帯を開いて、私に見せる。

「俺のはまだ29分」

洋平君が言った瞬間、30分に変わった。
 

⏰:07/08/23 16:45 📱:N901iC 🆔:d/x858V.


#229 [あんみつ]
 
「「・・・」」

私と洋平君は、顔を見合わせる。

「洋平君、めっちゃ時間通りー!!」

「ははっ!!・・・行こっか??」

洋平君は笑顔で言った。

「うん!!」

私達は、川原に向かって歩き始めた。
 

⏰:07/08/23 16:46 📱:N901iC 🆔:d/x858V.


#230 [あんみつ]
 
「あー・・・と」

歩きながら洋平君が言った。

「ん??どしたの??」

私が聞くと、洋平君はこっちをチラッと見て、また前を向いた。

「えっと・・・浴衣、似合うね」

そう言うと、洋平君は照れ臭そうに、右手で自分の髪をクシャッとした。
 

⏰:07/08/23 16:47 📱:N901iC 🆔:d/x858V.


#231 [あんみつ]
 
そんな洋平君を見ると、私も照れ臭くなって、何だかドキドキする。

「あ、ありがと・・・」

私の言葉に、洋平君は照れたように笑った。

それにつられて、私も笑う。

(・・・あれ??)

何だか歩くのが楽だ。
 

⏰:07/08/23 16:48 📱:N901iC 🆔:d/x858V.


#232 [あんみつ]
 
「俺、今年の祭りこれが初だよ」

「あ、私もー」

洋平君は、ずっと私の隣を歩いている。

(・・・もしかして、歩調合わせてくれてる??)

洋平君と私とじゃ、歩幅が違いすぎる。

意識して歩かなきゃ、並んで歩けるはずがない。

気付いたら、顔がほてっていく気がした。
 

⏰:07/08/23 16:50 📱:N901iC 🆔:d/x858V.


#233 [あんみつ]
 
健二とは、また違う優しさ。

何か、こういうの、いいなって思った。

洋平君とメールをしても、直接話しても、純粋に楽しいと思った。

無理しなくていい、泣かなくていい。

幸せって、こんなのかなって思った。

 

⏰:07/08/23 16:51 📱:N901iC 🆔:d/x858V.


#234 [あんみつ]
――――――――


「うわー!!人すげーね」

屋台で賑わう川原は、すでに人でいっぱいだった。

「ねー!!お祭りって感じ」

ソース系の匂いが、食欲をそそる。

「とりあえず、回ってみる??」

「うん!!」

人込みの中を、屋台を見ながら進んで行く。
 

⏰:07/08/23 16:55 📱:N901iC 🆔:d/x858V.


#235 [あんみつ]
 
「ねこちゃん、何食べたい??」

「んー・・・わっすみません」

キョロキョロしながら歩いていると、すれ違う人にぶつかった。

「大丈夫??」

洋平君が聞いた。

「うん、平気」

笑って言うと、洋平君は突然私の手首を掴んだ。
 

⏰:07/08/23 16:56 📱:N901iC 🆔:d/x858V.


#236 [あんみつ]
 
そして、私に洋平君のTシャツの裾を掴ませた。

「俺の服、掴んどきなよ」

そう言って、洋平君は手を離した。

「・・・ありがと」

手には、かすかにまだ洋平君の体温が残っていて、ドキドキした。
 

⏰:07/08/23 16:57 📱:N901iC 🆔:d/x858V.


#237 [あんみつ]
 
「・・・あ、私!!お好み焼き食べたい!!」

ドキドキに耐えきれなくなった私は、とっさに、目についたお好み焼きの屋台を指差して言った。

「お、いいね。・・・混んでるな」

そう言うと、洋平君は、屋台とは逆方向に歩いていく。

洋平君の服を掴んだまま、私もついていく。
 

⏰:07/08/23 16:58 📱:N901iC 🆔:d/x858V.


#238 [あんみつ]
 
洋平君は、私を屋台が見える、木の所まで連れてきた。

「よし、ここで待ってて。俺、買ってくるから」

そう言うと、人込みの中へと消えていく。

軽く握っていた私の手から、洋平君の服がするりとぬけた。

私は、握っていた手を見つめる。
 

⏰:07/08/23 17:00 📱:N901iC 🆔:d/x858V.


#239 [あんみつ]
 
何だか、まだ温かい。

指も、心も。

心臓の鼓動が聞こえる。

私、洋平君の事、好きになっていってるのかな。

太鼓の音が聞こえる。

辺りは、暗くなってきた。
 

⏰:07/08/23 17:01 📱:N901iC 🆔:d/x858V.


#240 [あんみつ]
 
『ぎゃー!!綿飴で手ベタベタするー』

『ちょっ、俺に付けんな!!』

去年、私がベタベタの手で、健二の手を触ろうとしたら、逃げられたっけ。

「あ、ねこじゃん。やっほー」

クラスの女子が通って、私も手を振り返した。

ここの祭りは、地元の人だけでなく、うちの高校の生徒がけっこう来る。
 

⏰:07/08/23 17:02 📱:N901iC 🆔:d/x858V.


#241 [あんみつ]
 
(・・・健二も来てるのかな)

誰と来てるんだろう。

やっぱり・・・

考えて前を向くと、私の予想通りの光景があった。

向こうを健二と、浴衣姿の佐古さんが歩いていく。

見たくないのに。

何で見つけてしまうんだろう。

2人は、手を繋いでいた。
 

⏰:07/08/23 17:05 📱:N901iC 🆔:d/x858V.


#242 [あんみつ]
 
そのまま2人は、人込みで見えなくなった。

「おまたせ!!」

ハッと横を見ると、洋平君がお好み焼きを持って、立っていた。

「あ・・・ありがと」

私は、お好み焼きを受け取る。

「・・・何かあった??」

「え、別に??向こうで食べよー!!」

私は笑顔で言って、洋平君に背を向けて歩きだす。
 

⏰:07/08/23 17:07 📱:N901iC 🆔:d/x858V.


#243 [あんみつ]
 
嘘だ。

このもやもやする気持ちは、嘘だ。

私には関係ないんだ。

私たちは、土手の斜面に腰を下ろした。

食べながら、洋平君と、いろいろ話した。

笑いながら話した。
 

⏰:07/08/23 17:08 📱:N901iC 🆔:d/x858V.


#244 [あんみつ]
 
一緒にいると楽しいし、安心するし、心が温かくなる。

この気持ちは、嘘じゃない。

だから、私は・・・

 

⏰:07/08/23 17:09 📱:N901iC 🆔:d/x858V.


#245 [あんみつ]
――――――――


お好み焼きを食べた後、また屋台を回って、綿飴とかき氷を食べた。

ベタベタする手はちゃんと洗って、家で食べようと林檎飴を1本買った。

あの2人を見かけることは、もうなかった。

「あ、そろそろ花火始まるかな??」

洋平君が、携帯を開いて言った。
 

⏰:07/08/23 17:13 📱:N901iC 🆔:d/x858V.


#246 [あんみつ]
 
「じゃあ、土手行こっか??」

私の右手には、林檎飴。

左手には、洋平君の服。

私たちは、人の流れに乗って土手に向かう。

土手には、すでに人が大勢いた。
 

⏰:07/08/23 17:14 📱:N901iC 🆔:d/x858V.


#247 [あんみつ]
 
私は、洋平君の服を離した。

花火は、まだあがらない。

「・・・洋平君」

「ん??」





「私・・・洋平君と付き合う」
 

⏰:07/08/23 17:16 📱:N901iC 🆔:d/x858V.


#248 [あんみつ]
 
「・・・へ??」

ドンッ!!

花火があがった。

私は洋平君を見る。

花火の光に照らされた顔は、驚きから、だんだんと笑顔に変わっていく。

私は、恥ずかしさでいっぱいだった。

けど、洋平君の笑顔を見たら、私も自然に笑えて、嬉しかった。
 

⏰:07/08/23 17:17 📱:N901iC 🆔:d/x858V.


#249 [あんみつ]
 
洋平君が、そっと、私の左手を握った。

何か言ったのだろう。

洋平君の口が動いたけど、花火の音と歓声で聞き取れなかった。

私がぽかんとしていると、洋平君が、私の耳に口を近付け、そして離した。

耳元で聞こえた言葉。


『大事にする』

 

⏰:07/08/23 17:20 📱:N901iC 🆔:d/x858V.


#250 [あんみつ]
 
私の耳だけでなく、全身を熱くしたその言葉は、私は進んでるという、確かな確信をくれた。

きっと、もっと好きになる。

洋平君の手を、ギュッと握り返し、私は上を見上げた。
 

⏰:07/08/23 17:21 📱:N901iC 🆔:d/x858V.


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