「好き」と言いたい。
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#220 [あんみつ]
 
カチカチッ
「送信・・・っと」

――――――――
8/1 16:36
To 田村洋平
Sub Re:

行けるよ☆
何時に待ち合わす??
2人でもいいよ。
――――――――

前を見る。
振り返らない。
・・・これでいいんだ。
 

⏰:07/08/17 08:56 📱:N901iC 🆔:3H5O1myQ


#221 [あんみつ]
09は以上です
感想板
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2685/
読んでくれた方は、一言でも感想くれると嬉しぃです

⏰:07/08/17 09:01 📱:N901iC 🆔:3H5O1myQ


#222 [あんみつ]
10、手と手


「奈子、今日お祭り行くんでしょ??」

お母さんが、庭で水やりをしながら聞いてきた。

「うん、行くけど??」

私は、リビングで漫画を読みながら答える。

「浴衣着なくていいの??」

ページをめくる手が止まった。

「浴衣・・・」
 

⏰:07/08/23 16:34 📱:N901iC 🆔:d/x858V.


#223 [あんみつ]
 
「あんた、去年は着たじゃない」

お母さんは水やりを終えて、今度は草を抜き始めた。

「去年は・・・」

私は、口を閉じた。

(・・・健二と一緒だったから)
 

⏰:07/08/23 16:36 📱:N901iC 🆔:d/x858V.


#224 [あんみつ]
 
「別にいいけど、せっかくあるんだから・・・」

「・・・着る」

「へ??」

呟いた私の言葉を、聞き取れなかったお母さんが聞き返す。

「着て行く!!」

今度ははっきりと言って、私は浴衣を探しに、2階へ駆け上がった。

 

⏰:07/08/23 16:37 📱:N901iC 🆔:d/x858V.


#225 [あんみつ]
――――――――


携帯を開くと6時25分だった。

浴衣に手間取って、遅れるかと思って急いできたけど、まだ待ち合わせの5分前だった。

「ふぅー・・・」

私は、学校の校門にもたれた。

前を、祭りに向かう浴衣の人達が通っていく。
 

⏰:07/08/23 16:41 📱:N901iC 🆔:d/x858V.


#226 [あんみつ]
 
『ねこ、歩くの遅せー』

『だって!!下駄とかめったに履かないし』

こんな会話をしながら、去年は、健二とこの道を通った。

何だかんだ文句言いながらも、健二は歩く速度をゆるめてくれた。

時々、振り向いて私を見てくれた。
 

⏰:07/08/23 16:42 📱:N901iC 🆔:d/x858V.


#227 [あんみつ]
 
私は下駄を、カランと鳴らした。

携帯を見ると、丁度29分から30分へと変わった。

「ごめん!!待った??」

それと同時に、洋平君が来た。

「・・・ふ、きゃはは!!」

「えっ、どしたの??」

突然笑いだした私を見て、洋平君が不思議そうに聞く。
 

⏰:07/08/23 16:43 📱:N901iC 🆔:d/x858V.


#228 [あんみつ]
 
「だって!!洋平君、30分なった瞬間に来るんだもん」

私は、携帯の画面を見せた。

「あー、ほんとだ。けど・・・」

洋平君は、自分の携帯を開いて、私に見せる。

「俺のはまだ29分」

洋平君が言った瞬間、30分に変わった。
 

⏰:07/08/23 16:45 📱:N901iC 🆔:d/x858V.


#229 [あんみつ]
 
「「・・・」」

私と洋平君は、顔を見合わせる。

「洋平君、めっちゃ時間通りー!!」

「ははっ!!・・・行こっか??」

洋平君は笑顔で言った。

「うん!!」

私達は、川原に向かって歩き始めた。
 

⏰:07/08/23 16:46 📱:N901iC 🆔:d/x858V.


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