*THE GOD OF DEATH*
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#92 [ま-イ子]
でもあたしは
それを知らなければ
ならない


何故か?


あいつを信用
してないから。

"あたしが魂集めを
手伝えば
優真を助ける"

――そんな保証
どこにもない

.

⏰:07/08/06 23:01 📱:SH903i 🆔:gh8xMIVs


#93 [ま-イ子]
だからあたしは
"もしもの時"
優真を助ける為

あいつの情報を
集めなければならない

こう見えても
頭は切れる方。
推理小説とか
好きだったりするし

――絶対暴いて見せる
死神の秘密

.

⏰:07/08/06 23:04 📱:SH903i 🆔:gh8xMIVs


#94 [ま-イ子]
眉間に皺を寄せ
ベンチに座りながら
考えていると

‥キーンコーンカーンコーン‥



「‥‥‥‥‥‥あ。」


やっちゃった

.

⏰:07/08/06 23:06 📱:SH903i 🆔:gh8xMIVs


#95 [ま-イ子]
あたしは短く
溜め息をつき
ベンチから腰を上げ
学校に向かって歩き出す

(‥あー‥
今日の言い訳どうしよ)

毎日ほとんど
遅刻しているので
言い訳が底を尽きた

.

⏰:07/08/08 00:23 📱:SH903i 🆔:4TUrV1KA


#96 [ま-イ子]
―――――----‥

ガンッ!!

鈍い音が校舎に
響き渡る

「〜ッ‥むかつく‥」

その音を出した
張本人 あたしは
独り言を言いながら
自分の教室へと
向かった

.

⏰:07/08/08 09:42 📱:SH903i 🆔:4TUrV1KA


#97 [ま-イ子]
何故あたしが
こんなにも
荒れているかというと

――数分前の話し

あたしが15分程
遅れて学校に着くと
お出迎えしてくれたのは
あたしの担任

その後は職員室で
「いっつもお前はなァ‥」
とか いつもみたく
長々と愚痴を言われてた

.

⏰:07/08/08 10:19 📱:SH903i 🆔:4TUrV1KA


#98 [ま-イ子]
毎度お馴染みの事なので
あたしは外の天気を
見ながら聞き流していた

しかし 担任の
そう、あの男の

「なんで相澤も
こんなロクデナシと
付き合ってられるのか‥
あいつの将来も
落ちぶれたな」

この一言で あたしは

キ レ た 。

.

⏰:07/08/08 10:26 📱:SH903i 🆔:4TUrV1KA


#99 [ま-イ子]
―バンッ!!!

あたしは担任の机を
思い切り叩き

驚いて目を見開いている
男を睨み付け
教室を出て行った





‥‥そして今に至る

.

⏰:07/08/08 10:30 📱:SH903i 🆔:4TUrV1KA


#100 [ま-イ子]
壁を蹴り上げても
自身の右足が
鈍い痛みを負っただけ

しかしそんな事は
気にも止めず
あたしは廊下を
突き進んだ

(あのクソ男ッ‥‥
優真は関係ないのに‥)

そう、あたしは
遅刻には何の関係もない
優真を侮辱された事に

酷く憤怒したのだ

.

⏰:07/08/09 10:32 📱:SH903i 🆔:z2qv.5ck


#101 [ま-イ子]
(‥あんな男‥‥あ。)

歩いていた足を
止めると同時に
思考も停止した

目的地に着いたあたしは
扉に手を掛け
思いきり開く


教室の後ろのドアから
堂々と遅刻して来た
あたしを
"クラスメート達"は
一斉に視線を送る

.

⏰:07/08/09 11:26 📱:SH903i 🆔:z2qv.5ck


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