*THE GOD OF DEATH*
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#258 [ま-イ子]
「‥心配してくれて
どうも。」

目を逸らしながら
厭味を言い返す

少しだけ驚いた死神は
直ぐに又、笑みを浮かべ、

「クックッ‥当然の事さ。
君くらいしか心配する
相手は、いないからね」


(‥言うんじゃなかった)


鳥肌が立つ言葉を吐いた

.

⏰:07/11/04 22:35 📱:SH903i 🆔:6ZKGnHdM


#259 [ま-イ子]
死神に友達なんて
いるわけがないから
当然と言えば、当然だ。


(あたしは断じて、
友達なんかでは
ないけれど‥)


心の中で
目の前にいるヤツを
拒絶しながら

共に暗闇の街へ
繰り出した

.

⏰:07/11/04 22:40 📱:SH903i 🆔:6ZKGnHdM


#260 [ま-イ子]
(――--いや、
ちょっと待って)

先程の会話と、
あたしの言動等を
振り返る

("死神に、友達はいない"
‥‥‥‥?‥)





そ ん な こ と 、

誰 が 決 め た ?

.

⏰:07/11/04 22:47 📱:SH903i 🆔:6ZKGnHdM


#261 [ま-イ子]
"他の死神がいない"
なんて、あたしは知らない

もしかしたら
死神はコイツだけでは
ないのかもしれない


―--そいつらが、
優真を狙わない
可能性は‥‥??


背中に嫌な汗が滲む

.

⏰:07/11/04 22:53 📱:SH903i 🆔:6ZKGnHdM


#262 [ま-イ子]
(‥これくらいなら、
聞いても大丈夫‥か?)

横を歩いているヤツを
一瞥し考えた。

死神の情報が入らない
理由の一つが、コレだ

むやみやたらに
本人に聞いてしまうと
もしかしたら、
逆上してしまうかも
しれない。

それを恐れて
情報を聞き出せなかった

.

⏰:07/11/04 23:57 📱:SH903i 🆔:6ZKGnHdM


#263 [ま-イ子]
‥‥しかし。
もうそんな事を
言っていられる程
時間はない

意を決して
聞いてみるしかない

ゴクリ、と唾を呑み
あたしは口を開いた


「‥‥‥そういえば、」


死神の方は見ずに
言葉を発し、
一旦区切る

.

⏰:07/11/05 00:05 📱:SH903i 🆔:yv7D.T76


#264 [ま-イ子]
死神は無言で
次の言葉を待つ

あくまで無表情を
保ちながら、
あたしは続けた


「‥死神って、
あんただけなの?」


何の反応も
動揺も見せない死神を
横目で見ながら
返答を待つ

.

⏰:07/11/05 13:28 📱:SH903i 🆔:yv7D.T76


#265 [ま-イ子]
「クックッ‥そうさ
今は、私一人だ」

何の躊躇もなく
話すコイツに驚いた

それ以上に
他の死神がいない
ということに安堵する

しかし、
気になる事が一つ‥


「‥‥‥"今は"‥?」


.

⏰:07/11/05 13:47 📱:SH903i 🆔:yv7D.T76


#266 [ま-イ子]
疑問を口に出すと
死神は喉を鳴らし笑う


「クックックッ‥‥
ああ。今は、な」


それだけ言うと
あたしの前を歩き出す

(どういう意味‥?)

今は、と云う事は
昔、死神がいたと
いうことになる

―---死んだ?死神が?

.

⏰:07/11/06 11:02 📱:SH903i 🆔:2ljGEOdA


#267 []
あげ

⏰:07/11/08 17:07 📱:D904i 🆔:d/Zn1IVg


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