*THE GOD OF DEATH*
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#1 [ま-イ子]
闇が迫る迫る


あたしは踊る


死 神 の

手 の 上 で ――‥


**THE GOD OF DEATH**


.

⏰:07/07/21 10:34 📱:SH903i 🆔:UAZvXmqY


#2 [ま-イ子]
初めまして(∀)!
小説を書くのは初めてなので至らない点は
見逃して下さい('`)
色んな方に見ていただけると光栄です

ちなみに題名の意味は
『死神』です(^ω^)

では、ぼちぼち更新はじめます

⏰:07/07/21 10:40 📱:SH903i 🆔:UAZvXmqY


#3 [ま-イ子]
―――‥ザシュッ!!

音と共に
飛び散る鮮血

闇夜の中では
その赤も黒。

倒れる人影
横にはもう二つの 影

.

⏰:07/07/21 10:42 📱:SH903i 🆔:UAZvXmqY


#4 [ま-イ子]
「‥30個め」

一つの影が口を開く
声からして 女。

「もう30個‥早いねえ‥」

クックッと独特な笑い方を
するのは 多分 男。

男の方は倒れてる影に
音もなく近付く
そして 手を翳す

.

⏰:07/07/21 10:46 📱:SH903i 🆔:UAZvXmqY


#5 [ま-イ子]
すると 口から
白い物体が浮いて出た

男はそれを掴み
ムシャムシャ食べ始める

「‥約束は守りなさいよ」

女は男を睨み付けながら
言い放った

ゴクンと"あれ"を飲み込んだ男は ふう と溜息をつき
口を開く

「君もしつこいねえ
わかってるよ。
"死神"は嘘をつかない。」

.

⏰:07/07/21 10:52 📱:SH903i 🆔:UAZvXmqY


#6 [ま-イ子]
"死神"と言った男を
女は更に睨み付ける

「あたし、あんたみたいな
"人間じゃないやつ"
信じてないから」

クルッと死神に背を向け
女は歩きだす

「人間も‥
信じてないくせに」

ピクッと女は立ち止まる
そして 手に持っていたものを
思い切り 死神に
振りかざした

.

⏰:07/07/21 10:57 📱:SH903i 🆔:UAZvXmqY


#7 [ま-イ子]
――ヒュ‥‥ガッ!!

女が振りかざしたモノは
空を切り
コンクリートに突き刺さった

「クックッ‥君に私は
殺せないよ」

いつの間にか女の後ろに
いる死神

馬鹿にした笑いに
女は苛立ちを覚えた

.

⏰:07/07/21 11:01 📱:SH903i 🆔:UAZvXmqY


#8 [ま-イ子]
闇だった空から
ゆっくりと
月が顔をだす

辺りは黄色い光りに
照らされる
三つの影にも
降り注ぐ

先に顔を見せた女は
只の女子高生だ

しかしその手には
女子高生には似つかわしくない
大きな 鎌 が
握られていた

コンクリートから引き抜いた
鎌からは
真紅の血が
滴り落ちていた

.

⏰:07/07/21 11:29 📱:SH903i 🆔:UAZvXmqY


#9 [ま-イ子]
徐々に明るく
なってゆく
そして照らした
もう一つの影

それは黒いマントに
身を包み
フードを被っていた

光りに照らされても
暗闇のような
全身黒の"それ"の顔は

人間では なかった

.

⏰:07/07/21 17:20 📱:SH903i 🆔:UAZvXmqY


#10 [ま-イ子]
――‥骸骨
その言葉が
1番ぴったりだ

皮や肉は剥ぎ取られ
目玉はなく
歯は剥き出し

誰でも恐怖を
覚えるであろうその顔は

先程口にしていた
"死神"という言葉が
よく似合う

.

⏰:07/07/21 17:24 📱:SH903i 🆔:UAZvXmqY


#11 [ま-イ子]
月に照らされ
露になった
死神の顔を見て

女は一瞬
息を呑んだ

そんな女の隣を
何事もなかったように
死神は歩き出した

.

⏰:07/07/21 18:15 📱:SH903i 🆔:UAZvXmqY


#12 [ま-イ子]
小さくなった
死神の背中を
女は見つめる

そしてチラッと
足元にあるモノを見た

それは胴を切断された
中年男性の死体

俯せになっている
それの下は 血 の 海

.

⏰:07/07/21 18:20 📱:SH903i 🆔:UAZvXmqY


#13 [ま-イ子]
見るも無惨な
それを見つめ
女はゆっくり 口を開く

「‥‥‥優真」

死神にはもう聞こえない
声で 呟いた

持っている鎌を
ギュッと握り絞める

.

⏰:07/07/22 00:00 📱:SH903i 🆔:aM/nhX26


#14 [ま-イ子]
――何故こんなことに
なってしまったのか

それは、

二 ヶ 月 前 の 事


.

⏰:07/07/22 00:02 📱:SH903i 🆔:aM/nhX26


#15 [ま-イ子]
――――――――
―――――
―――


「なつ」

ザワザワとした教室で
あたしの名を呼ぶ
その人の名は

アイ サワ ユウ マ
相 澤 優 真

あたしの 恋人。

.

⏰:07/07/22 00:06 📱:SH903i 🆔:aM/nhX26


#16 [ま-イ子]
「帰ろうか」

「うん」


いつものやり取り

いつも通りの道で
いつも通り
手を繋いで帰る

それがあたしの幸せ

今日も変わらない

―そう思ってた‥


.

⏰:07/07/22 13:59 📱:SH903i 🆔:aM/nhX26


#17 [ま-イ子]
あたし達はあたしの家の
少し前で別れる

いつもと同じ

"あの人"に見つかったら
何されるかわからない

今日も
名残惜し気に手を離し

「また明日」

優真はあたしに
背を向ける

.

⏰:07/07/22 14:07 📱:SH903i 🆔:aM/nhX26


#18 [ま-イ子]
人気の少ない道だから
優真の足音しか
聞こえない

あたしは規則正しい
その音を聞きながら
優真の背中を見送る

三本先にある
角を曲がり
優真は見えなくなった

.

⏰:07/07/22 14:11 📱:SH903i 🆔:aM/nhX26


#19 [ま-イ子]
それを確認し
あたしも
反対方向に歩き出す

家はすぐ見えた

(‥車がない
男のところかな‥)

"あの人"は家に
いない事を知り
ホッと胸を撫で下ろす

多分 夜中まで
帰ってこないのだろう

(今日は
殴られずに済む)

.

⏰:07/07/22 14:19 📱:SH903i 🆔:aM/nhX26


#20 [ま-イ子]
あたしの名前
『なつ』は
"あの人"が付けた

夏に生まれたから
『なつ』

安易に付けられた名前

漢字さえ
付けてもらえなかった

当たり前だ

あたしは"あの人"に
愛されていないのだから

.

⏰:07/07/22 14:21 📱:SH903i 🆔:aM/nhX26


#21 [ま-イ子]
あたしは"あの人"に

愛 さ れ て な い


だから殴られる

だから憎まれる

そんなあたしに
愛をくれた

手を差し延べてくれた

それが 優真だった

.

⏰:07/07/22 14:25 📱:SH903i 🆔:aM/nhX26


#22 [たき]
あ〜げ(`・ω・´)
ふぁいとっ(^ω^)

⏰:07/07/23 00:28 📱:SH904i 🆔:jXjMSnLs


#23 [ま-イ子]
たきさま
あげありがとうございます(^ω^)
誰も見てないと思ってたのでかなり嬉しいです

⏰:07/07/23 00:39 📱:SH903i 🆔:aPa0JZ/Q


#24 [ま-イ子]
だからあたしは
優真を 愛してる

この先何があろうとも
優真と生きてゆく
ことを決めた

あたしの 幸せ

・・・・・・・・・

闇が迫る

ゆっくり 確実に

ほらもう 目 の 前

.

⏰:07/07/23 00:42 📱:SH903i 🆔:aPa0JZ/Q


#25 [ま-イ子]
そんな事を考えながら
あたしは家の扉に
手を掛ける


――――――‥ョ

(----‥!!)


なんだ 今の
誰かの声が‥‥‥

(気のせいだよね‥)

無理矢理納得させ
家の中に
足を踏み入れる

.

⏰:07/07/23 00:47 📱:SH903i 🆔:aPa0JZ/Q


#26 [ま-イ子]
.

――ハ ヤ ク オ イ デ


「‥ッ!!!!」

気のせいなんかじゃない


――ハ ヤ ク オ イ デ ヨ


耳を塞いでも
頭に響き渡る
暗く 低音な 声


ドクン‥ドクン

他に聞こえるのは
静まる気配がない
あたしの鼓動

.

⏰:07/07/23 01:20 📱:SH903i 🆔:aPa0JZ/Q


#27 [ま-イ子]
――コ ナ イ ナ ラ

どくん‥ドクン

(嘘だ嘘だ‥
何も聞こえないッ‥)

恐怖を覚えたあたしは
必死に自分に
言い聞かせた が

無駄だと思い知らされる


――コ イ ツ コ ロ ス ヨ



ど く ん ッ

⏰:07/07/23 14:31 📱:SH903i 🆔:aPa0JZ/Q


#28 [ま-イ子]
あたしは
家を飛び出し
走り出す

目指すは 優真の元へ

いつの間にか
聞こえなくなっている声

「ハァ‥ハッ‥」

慣れない全力疾走と
焦り‥そして恐怖心から
息遣いは荒くなる

.

⏰:07/07/23 22:01 📱:SH903i 🆔:aPa0JZ/Q


#29 [ま-イ子]
(早く‥はやくハヤク‥
もっとッ‥‥!!)


―――早くしないと
優真がッ‥‥‥!!


気のせいで
あってほしいと
願う反面

確信している
それは きっと

優 真 の 死


.

⏰:07/07/23 22:08 📱:SH903i 🆔:aPa0JZ/Q


#30 [ま-イ子]
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ

優真が死んだら
あたしは

どう 生きてゆけばいい?

駄目 そんなの

優真のいない世界なんて
考えられない

そんな世界 い ら な い


――死なせるものか

.

⏰:07/07/23 22:12 📱:SH903i 🆔:aPa0JZ/Q


#31 [ま-イ子]
三本目の角まで
あと数十メートル

「ハッ‥は‥‥‥?」

気が付くと霧が

否 黒い靄が
辺りを覆っていた

―――――ゾクッ‥

今までに感じたことの
ない感覚が
身体を包み込む

.

⏰:07/07/23 22:19 📱:SH903i 🆔:aPa0JZ/Q


#32 [ま-イ子]
※霧→きり

靄→もや

⏰:07/07/23 22:20 📱:SH903i 🆔:aPa0JZ/Q


#33 [ま-イ子]
(なんか‥いる‥)

嫌でも身体に
伝わる

"何か"が いると---‥


手足が震える

あたしは走るのを止め
ゆっくり 歩き出す


一歩 また一歩

闇へ近付く

.

⏰:07/07/23 22:23 📱:SH903i 🆔:aPa0JZ/Q


#34 [ま-イ子]
少し休憩します(..)

⏰:07/07/23 22:26 📱:SH903i 🆔:aPa0JZ/Q


#35 [ま-イ子]
そしてあたしは
角を曲がり
足を踏み入れた


遠目に見える
影が 二つ

一つは 優 真 ?

じゃあ
も う 一 つ は ?

まだ震える足を動かし
前へ進む

靄が次第に晴れてゆき
視界が澄んでゆく

.

⏰:07/07/24 10:42 📱:SH903i 🆔:aypxzKwg


#36 [ま-イ子]
「------‥ッ!!」

そこであたしが
見 た モ ノ は


ローブのようなものを
身に纏い
上から下まで
真っ黒な‥多分、男

片手には 大きな 鎌


そしてもう一つの手には

優 真 の 首 が

.

⏰:07/07/24 11:56 📱:SH903i 🆔:aypxzKwg


#37 [ま-イ子]
優真は男に
片手で持ち上げられ

手足はだらん と
力なく垂れ下がっている

顔はよく見えないが



気絶しているか


あるいは 死――‥


.

⏰:07/07/24 15:42 📱:SH903i 🆔:aypxzKwg


#38 [ま-イ子]
「‥ッ優真を‥離して!」

あたしは震える声で
男に叫んだ

男はピクッと反応し
ゆっくりと 振り向く


「――‥ッ!!?」


あたしは我が目を
疑った

なぜなら
"それ"の顔は

人間では なかった

.

⏰:07/07/25 15:30 📱:SH903i 🆔:RLysqrAI


#39 [ま-イ子]
皮のない唇から
白い歯を剥き出しにし
ニヤリと笑う"それ"

あたしは
恐怖に身を震わせた


ゆっくりと
口が動く


.

⏰:07/07/25 15:38 📱:SH903i 🆔:RLysqrAI


#40 [ま-イ子]
「断る」

「‥‥‥‥は‥?」

唐突に言われ
声を絞り出すのが
やっとだ

「君は『離せ』と言ったが
私には何の利益もない。
だから、断る」


.

⏰:07/07/25 20:45 📱:SH903i 🆔:RLysqrAI


#41 [☆架恋//KID.aw.t]
何か緊張して来た

何か構成上手いねぇ~

頑張ってねっ☆★

⏰:07/07/26 02:36 📱:W42K 🆔:HI0D50Oc


#42 [ま-イ子]
>>41 さま

見てくださって
ありがとうございます
全然ですよ
もっと上手くなるように
精進します(∩∀`)

⏰:07/07/26 08:01 📱:SH903i 🆔:687A2P3I


#43 [ま-イ子]
「あなた‥なん、なの‥?」

あたしは
涙ぐんでいる瞳で
男を睨み付けながら
やっとの思いで
言葉を紡ぎだす

"それ"はにやりと
口角を上げた


「私は‥‥



死 神 さ 」

.

⏰:07/07/26 08:30 📱:SH903i 🆔:687A2P3I


#44 [Ayumi]

感想板がないみたいなので、

作品の邪魔になると思いながらも
こちらにコメントさせて
頂きました。
大変だと思いますが
更新頑張って下さい★

⏰:07/07/26 08:58 📱:P902iS 🆔:yQakWOLM


#45 [ま-イ子]
>>44 さま

感想板なくて
すいません
邪魔だなんてとんでもないです(Д)
応援の言葉
ありがとうございます
更新遅いですが
頑張ります(∀d)!

⏰:07/07/26 11:03 📱:SH903i 🆔:687A2P3I


#46 [ま-イ子]
(――今 な ん て ?)


受け止められない言葉
しかし目の前にいる
"やつ"を見ると
嫌でも認めざるを得ない


「‥‥‥‥」

「信じてもらえないのなら
今この場でこいつを
殺そうか」

(―――――!!?)

.

⏰:07/07/26 13:56 📱:SH903i 🆔:687A2P3I


#47 [Ayumi]

ぬは〜!!(p∀`q
気になる★
上げときます

⏰:07/07/27 06:46 📱:P902iS 🆔:vZUfXW/c


#48 [ま-イ子]
Ayumiさま

あげありがとうございます(∩∀`)
今、少し忙しくあまり更新できなくて
すみません
あげ助かります

⏰:07/07/27 08:14 📱:SH903i 🆔:wo3aXSCo


#49 [ま-イ子]
鎌を持ち上げ
優真を見る"死神"

「ッ‥やめて!!」

ピタッと鎌を
持ち上げる手を止める

「‥死神‥が
優真に何の用‥?」

怒りと恐怖で手が震える

「信じてもらえて
なによりだ」

.

⏰:07/07/27 08:35 📱:SH903i 🆔:wo3aXSCo


#50 [ま-イ子]
そう笑いながら
死神は





鎌を振り下ろした


.

⏰:07/07/27 13:28 📱:SH903i 🆔:wo3aXSCo


#51 [ま-イ子]
銀の刃は
優真の首に向かって
急降下する

―――ヒュンッ!


「ッ嫌ぁああ!!!」



優 真 ガ 死 ヌ――



.

⏰:07/07/28 00:06 📱:SH903i 🆔:RPD.ncSc


#52 [ま-イ子]
「はぁッ‥‥はッ‥‥
‥‥‥ッは‥‥」


鎌の刃は
優真の首まで
あと数センチ
のとこで止められていた


「‥ハァッ‥‥うっ‥」


.

⏰:07/07/31 12:10 📱:SH903i 🆔:In97VU..


#53 [ま-イ子]
突然の出来事に
あたしの心臓は
跳ね上がり
呼吸もままならない

苦しい


そんなあたしを
死神は 隠す様子もなく
面白がるように
見つめた


「クックッ‥」


.

⏰:07/07/31 12:14 📱:SH903i 🆔:In97VU..


#54 [ま-イ子]
「な‥ん‥‥‥で
優、真‥‥‥を‥‥」

まだ呼吸が出来ない
喉と口で
必死に言葉を出す

「決まっている
私は死神。
こいつの魂を
もらいに来たのさ」

(―――‥ッ!)

タ マ シ イ ?

.

⏰:07/07/31 12:18 📱:SH903i 🆔:In97VU..


#55 [ま-イ子]
「魂を集めること
それが私、死神の仕事」


「た、ま‥‥し‥‥を
取っ、たら‥‥‥?」


聞きたくない言葉

でも 聞かなければいけない



「もちろん 死ぬ」


.

⏰:07/07/31 12:24 📱:SH903i 🆔:In97VU..


#56 [ま-イ子]
(――そんな‥‥)

眩暈がする
吐きそうだ

「今のは、免疫を
付けてあげたのだが」

喉を鳴らして
笑う死神

「"大切な人"が死ぬ場面
次はそんなに
驚かないだろう?」


――フ ザ ケ ル ナ

.

⏰:07/07/31 12:30 📱:SH903i 🆔:In97VU..


#57 [ま-イ子]
優真が死ぬ場面なんて
もう二度と

味わいたくなんかない

「や‥め、て‥よ‥」


どうして優真なの


「それは出来ない
私の仕事だからな」

.

⏰:07/07/31 12:33 📱:SH903i 🆔:In97VU..


#58 [ま-イ子]
きっぱりと言う
死神の言葉に
耐え切れず

あたしの瞳からは
涙が溢れた


「ッ‥お願ッ‥‥‥
‥や、め‥‥て‥」

留まることを
知らないくらい
涙は流れる

.

⏰:07/08/01 09:41 📱:SH903i 🆔:Msw0RXYg


#59 [ま-イ子]
足の力が抜け
その場に崩れ落ち
顔を伏せて泣いた

そんなあたしを
死神は
無表情で見下ろし

口を開いた


「この男が大事か?」


.

⏰:07/08/02 01:02 📱:SH903i 🆔:ekRyD4cU


#60 [ま-イ子]
死神の問いに
あたしは驚き
顔を上げた

そして 頷く


――あたしは優真が
1番 大事 なの


死神は 微かに
口角を上げた


.

⏰:07/08/02 09:59 📱:SH903i 🆔:ekRyD4cU


#61 [ま-イ子]
「そうか‥‥


それなら











取 引 を し よ う 」

.

⏰:07/08/02 10:00 📱:SH903i 🆔:ekRyD4cU


#62 [ま-イ子]
(――取‥‥引‥?)

あたしは呆けた顔で
死神を見る


「と、り‥ひき?」


頭で理解するのと
同時に
言葉で発した

「そう、取引だ」


.

⏰:07/08/03 14:07 📱:SH903i 🆔:1jFtA1JI


#63 [ま-イ子]
――取引?

"優真の魂"と
引き換えに

何かをあげる
ということ?






‥なるほど


"あたしの魂"か

.

⏰:07/08/03 14:11 📱:SH903i 🆔:1jFtA1JI


#64 [ま-イ子]
あたしはすぐに
死神の言葉を
推理した

奴が言っているのは
優真の魂を
取らない代わりに

あたしの魂を
渡すということ

.

⏰:07/08/04 14:28 📱:SH903i 🆔:k5z/WT0w


#65 [ま-イ子]
人の為に命を
投げ出す等

馬鹿馬鹿しいにも
程がある
貴女達なら
そう思うでしょう

でもね
あたしは違う

優真がいる世界でしか
あたしは存在しない

優真は唯一
この世界の中であたしを
見つけてくれるから

.

⏰:07/08/04 14:30 📱:SH903i 🆔:k5z/WT0w


#66 [ま-イ子]
優真がいない世界なんて
あたしもいないに
等しい

だから 答えは
決まってる


可笑しいと思う?

別に構わない
あたしはこういうヒト。

.

⏰:07/08/04 14:33 📱:SH903i 🆔:k5z/WT0w


#67 [ま-イ子]
あたしは一度目を閉じ
そしてゆっくりと
死神を見た

死神もあたしを
上から見下し
口を開く

「取引内容は
"こいつの魂"と






"100 人 の 魂" だ 」

.

⏰:07/08/04 14:40 📱:SH903i 🆔:k5z/WT0w


#68 [ま-イ子]
――――――な に ?


「あた、しの‥魂じゃ
ない‥の?」

確認するように
死神に問う

すると死神は
鼻を鳴らし答えた

.

⏰:07/08/04 14:44 📱:SH903i 🆔:k5z/WT0w


#69 [ま-イ子]
「お前の魂をもらっても
私には何の得もない
取引とはお互いに
利益があって
やるものさ
まぁ、例外として
一方的なものもあるが」


理論的な考え方

なんて人間くさい
死神なんだ、と
あたしは思いながら
その言葉を納得した

.

⏰:07/08/04 20:14 📱:SH903i 🆔:k5z/WT0w


#70 [ま-イ子]
‥誰も見てない
ですかね('`)

⏰:07/08/04 23:04 📱:SH903i 🆔:k5z/WT0w


#71 [ま-イ子]
(でも"100人の魂"なんて
どうすれば――?)


「簡単な話しさ
お前は私と魂を集める
そうすれば
私はこいつを殺さない
拒否すれば
この場で殺す」

あたしの心を
見透かしたように
答える死神

.

⏰:07/08/05 10:18 📱:SH903i 🆔:6rxCdOrc


#72 [ま-イ子]
「取引‥‥‥?
‥脅迫じゃない‥」

死神を睨み付けながら
あたしは言う
恐怖は段々と
薄れていく

「いや、取引さ
選択権はお前にある
私はどちらでも
構わない」

選択権等あるものか
答えは決まっているのだから

.

⏰:07/08/05 10:24 📱:SH903i 🆔:6rxCdOrc


#73 [ま-イ子]
ゆっくりと立ち上がり
死神の前まで
あたしは歩く

恐怖など
もはや、なくなった

あるのは 憎しみと覚悟

優真を助けるという

決意

.

⏰:07/08/05 10:27 📱:SH903i 🆔:6rxCdOrc


#74 [ま-イ子]
死神は手を離し
優真は地面に
崩れ落ちた

優真を横目で
生きていることを
確認し
ほっと胸を撫で下ろす

死神があたしの前に
差し出した
大きな 鎌

あたしはそれを
握り絞めた

.

⏰:07/08/05 19:51 📱:SH903i 🆔:6rxCdOrc


#75 [ま-イ子]
「100人くらい
やってやるわよ
優真の為ならね」

死神をまっすぐ見据え
力強く言い放つ

死神はこれでもか
という位
口角を吊り上げた







「 取 引 成 立 」

.

⏰:07/08/05 19:54 📱:SH903i 🆔:6rxCdOrc


#76 [ま-イ子]
こうして あたしは


死神と 取引をした


愛する人を 護る 為










闇 の 中 へ

.

⏰:07/08/05 19:56 📱:SH903i 🆔:6rxCdOrc


#77 [ま-イ子]
誰も見ていないと
思いますが
自己満ですので
最後まで続けます

⏰:07/08/05 19:59 📱:SH903i 🆔:6rxCdOrc


#78 [ゆうみ]
みてるで

⏰:07/08/05 20:00 📱:P701iD 🆔:Yy8Xkkfo


#79 [ま-イ子]
>>78さま

見てくださってて
ありがとうございます!
やる気でましたあ
頑張ります

⏰:07/08/05 20:10 📱:SH903i 🆔:6rxCdOrc


#80 [ま-イ子]
書き忘れてましたが
とりあえず
ここまでが第1章に
なります(..)

⏰:07/08/05 20:26 📱:SH903i 🆔:6rxCdOrc


#81 [ま-イ子]
-・-第2章 死神-・-

⏰:07/08/05 23:01 📱:SH903i 🆔:6rxCdOrc


#82 [ま-イ子]
―――
―――――
――――――――

あれから
もう二ヶ月が経った

あたしの日常は
変わらず 流れる


.

⏰:07/08/05 23:34 📱:SH903i 🆔:6rxCdOrc


#83 [たき]
わーい(・ω・。)
いっぱい更新されてる!

主さん上手いっすね〜!!

頑張ってください〜(ノ∀`)

⏰:07/08/05 23:36 📱:SH904i 🆔:Mh3XHkjY


#84 [ま-イ子]
‥‥ピピピピ‥ッカチッ


頭上で鳴り響く
目覚ましを
素早く止める

"あの人"が
起きないように

もう
慣れてしまった早起き
学校へ行く準備をし
朝食を作る

.

⏰:07/08/05 23:41 📱:SH903i 🆔:6rxCdOrc


#85 [ま-イ子]
>>83さま

ありがとうございます
上手くないですよ
なんかグチャグチャしてしまって
文才欲しいです

見て頂けて
本当に光栄です(^ω^)

⏰:07/08/05 23:43 📱:SH903i 🆔:6rxCdOrc


#86 [ま-イ子]
もちろんこの朝食は
"あの人"の分

と言っても
昼過ぎに起きる彼女に
とっては
昼食になるけれど。

あたしはカップに入った
珈琲を飲み干し
家を出る


.

⏰:07/08/05 23:49 📱:SH903i 🆔:6rxCdOrc


#87 [ま-イ子]
朝早く登校するのは
あの家に
長く居たくないから。

あたしは家と学校の
ちょうど中間地点に
ある公園へと入る

ここで登校時間
ギリギリまで時間を潰す
これも日常

.

⏰:07/08/05 23:53 📱:SH903i 🆔:6rxCdOrc


#88 [ま-イ子]
しかし二ヶ月前までは
優真の事を考えて
いた時間も

今では
"死神"について
考える時間になった

(――わからない)

あいつは
謎だらけだ

.

⏰:07/08/05 23:55 📱:SH903i 🆔:6rxCdOrc


#89 [ま-イ子]
あたしと死神の
"魂集め"は
夜しか行わない

『犯行が見付からない
暗闇の中‥
夜が1番いい』

だそう。


夜になると突然
あたしの前に現れる
今‥朝や昼は
何をしているのか

.

⏰:07/08/06 00:40 📱:SH903i 🆔:gh8xMIVs


#90 [ま-イ子]
あいつは何処から
やって来るのか

何故魂を集めるのか


全ては 謎


只 この二ヶ月で
分かったことと言えば

"あいつの性格"だ

.

⏰:07/08/06 14:06 📱:SH903i 🆔:gh8xMIVs


#91 [ま-イ子]
全てにおいて
理論的に
理屈っぽい

しかし考えてることは
何一つ分からない

否 隠している

必要最低限の事しか
あたしに話さない

秘密主義者

.

⏰:07/08/06 22:54 📱:SH903i 🆔:gh8xMIVs


#92 [ま-イ子]
でもあたしは
それを知らなければ
ならない


何故か?


あいつを信用
してないから。

"あたしが魂集めを
手伝えば
優真を助ける"

――そんな保証
どこにもない

.

⏰:07/08/06 23:01 📱:SH903i 🆔:gh8xMIVs


#93 [ま-イ子]
だからあたしは
"もしもの時"
優真を助ける為

あいつの情報を
集めなければならない

こう見えても
頭は切れる方。
推理小説とか
好きだったりするし

――絶対暴いて見せる
死神の秘密

.

⏰:07/08/06 23:04 📱:SH903i 🆔:gh8xMIVs


#94 [ま-イ子]
眉間に皺を寄せ
ベンチに座りながら
考えていると

‥キーンコーンカーンコーン‥



「‥‥‥‥‥‥あ。」


やっちゃった

.

⏰:07/08/06 23:06 📱:SH903i 🆔:gh8xMIVs


#95 [ま-イ子]
あたしは短く
溜め息をつき
ベンチから腰を上げ
学校に向かって歩き出す

(‥あー‥
今日の言い訳どうしよ)

毎日ほとんど
遅刻しているので
言い訳が底を尽きた

.

⏰:07/08/08 00:23 📱:SH903i 🆔:4TUrV1KA


#96 [ま-イ子]
―――――----‥

ガンッ!!

鈍い音が校舎に
響き渡る

「〜ッ‥むかつく‥」

その音を出した
張本人 あたしは
独り言を言いながら
自分の教室へと
向かった

.

⏰:07/08/08 09:42 📱:SH903i 🆔:4TUrV1KA


#97 [ま-イ子]
何故あたしが
こんなにも
荒れているかというと

――数分前の話し

あたしが15分程
遅れて学校に着くと
お出迎えしてくれたのは
あたしの担任

その後は職員室で
「いっつもお前はなァ‥」
とか いつもみたく
長々と愚痴を言われてた

.

⏰:07/08/08 10:19 📱:SH903i 🆔:4TUrV1KA


#98 [ま-イ子]
毎度お馴染みの事なので
あたしは外の天気を
見ながら聞き流していた

しかし 担任の
そう、あの男の

「なんで相澤も
こんなロクデナシと
付き合ってられるのか‥
あいつの将来も
落ちぶれたな」

この一言で あたしは

キ レ た 。

.

⏰:07/08/08 10:26 📱:SH903i 🆔:4TUrV1KA


#99 [ま-イ子]
―バンッ!!!

あたしは担任の机を
思い切り叩き

驚いて目を見開いている
男を睨み付け
教室を出て行った





‥‥そして今に至る

.

⏰:07/08/08 10:30 📱:SH903i 🆔:4TUrV1KA


#100 [ま-イ子]
壁を蹴り上げても
自身の右足が
鈍い痛みを負っただけ

しかしそんな事は
気にも止めず
あたしは廊下を
突き進んだ

(あのクソ男ッ‥‥
優真は関係ないのに‥)

そう、あたしは
遅刻には何の関係もない
優真を侮辱された事に

酷く憤怒したのだ

.

⏰:07/08/09 10:32 📱:SH903i 🆔:z2qv.5ck


#101 [ま-イ子]
(‥あんな男‥‥あ。)

歩いていた足を
止めると同時に
思考も停止した

目的地に着いたあたしは
扉に手を掛け
思いきり開く


教室の後ろのドアから
堂々と遅刻して来た
あたしを
"クラスメート達"は
一斉に視線を送る

.

⏰:07/08/09 11:26 📱:SH903i 🆔:z2qv.5ck


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