*THE GOD OF DEATH*
最新 最初 🆕
#609 [ま-イ子]

一言呟くとデスクに戻る
柳田に女刑事は僅かに
顔を歪ませた



「………警部。
最近家にも帰ってない
じゃないですか。
一度お帰りになって
休まれた方が………」

「駄目だ。
そんな時間はない。」


女刑事の言葉を遮り
柳田はコートを羽織る

.

⏰:08/01/21 22:51 📱:SH903i 🆔:D6ybPsa6


#610 [ま-イ子]

「…そんな事を言う為に
来たのか?」



眉を寄せながら言う
目の前の男に
女は溜め息を付いてから
持っていた資料を見せた


「―――これは?」

「以前、警部が
鑑識に頼んだモノの
結果ですよ。
それと……………」

.

⏰:08/01/21 22:58 📱:SH903i 🆔:D6ybPsa6


#611 [yえりちぁンy]
あげますウ~

⏰:08/01/22 21:00 📱:W53T 🆔:Fn.OWNh6


#612 [ま-イ子]
‐‐‐‐‐‐‐‐

>>611 えりちぁンさま_

毎回あげてもらって
申し訳ないです
感謝いたします(・・)

中々更新できなくて
すみません(。_`)


‐‐‐‐‐‐‐‐

⏰:08/01/22 22:58 📱:SH903i 🆔:FJWknSBs


#613 [ま-イ子]

語尾を濁す女に

更に皺を深くし
目線で先を促した

赤い唇が、
ゆっくりと動かされる


「峯刑事の、所持品です。」


ぴくり、と僅かに
柳田が反応したのを
女は見逃していなかった

.

⏰:08/01/22 23:00 📱:SH903i 🆔:FJWknSBs


#614 [ま-イ子]

「…まず、鑑識の結果から
報告させて頂きます。
警部の発見した亀裂は
やはり鋭い物が

突き刺さった跡の様です」


気を使っているのか
女刑事は話を逸らす為に
持っている紙の束から
目を離さずに
坦々と述べていく


「しかし、その跡から
凶器を特定することは
出来ませんでした。」

.

⏰:08/01/23 23:06 📱:SH903i 🆔:8t1gglI.


#615 [ま-イ子]

「………………。」

柳田は口を閉ざしたまま
動こうとしない

女が目線を紙から
少し上げると

瞳に映ったのは
柳田の、震える背中

拳を握り、堪えている


(――無理も、ない)

.

⏰:08/01/23 23:22 📱:SH903i 🆔:8t1gglI.


#616 [ま-イ子]


大切な後輩の死


依然進まない捜査



それらが彼を
闇へと追い込んで行く



少し痩せて細くなった
柳田の背中を
見つめながら
女刑事も拳を握り絞めた

.

⏰:08/01/23 23:27 📱:SH903i 🆔:8t1gglI.


#617 [我輩は匿名である]
とりあえず上に上げときます

主サンの書き方好きィです
これからも頑張ってくださいね←何様ぁ?(笑)

⏰:08/01/25 09:32 📱:P902iS 🆔:nHtjv25.


#618 [yえりちぁンy]
↑ですねhyx
アタシも
主さンの書き方_y
メチャすぅきですシ
頑張ッてさぁい咽~

⏰:08/01/25 20:43 📱:W53T 🆔:csQpi3AA


★コメント★

←次 | 前→
↩ トピック
msgβ
💬
🔍 ↔ 📝
C-BoX E194.194