本当にあったエロい話
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#768 []
夏。

太陽が私たちを焦がしていく

「青木さんっ」

「お待たせ〜」

大好きな彼氏の登場に
私の体は太陽より
熱を帯びていく気がした

⏰:07/12/19 13:24 📱:PC 🆔:xQf2qKps


#769 []
「乗って」

「うん」

車に乗り込み
海に向かう

青木さんは多忙なので
あまりデートする時間がない

それでもいい

愛されてるって実感できるほどの
愛情を私に注いでくれているから

⏰:07/12/19 13:26 📱:PC 🆔:xQf2qKps


#770 []
「なぁ由美」

「ん?」

「いい加減
名前で呼べってば」

また叱られちゃった

彼女に「青木さん」と呼ばれる
彼の気持ちを考えると
悪いのはわかる

でもなかなか習慣的に
抜け出せ無くって…

「ごめんね、幸くん!」

青木さんの下の名前は
幸太。

⏰:07/12/19 13:29 📱:PC 🆔:xQf2qKps


#771 []
呼び捨てするのは
少し恥ずかしいので
幸くんと呼ぶように
心がけてはいるんだけど…

「由美からキスしてくれたら
許してあげるけど?」

運転しながら
私に甘いお誘いをくれる

こっちを見ずに
前を向きながらそう言った

よかった

そんな照れるような事
面と向かって言われると
きっと私
恥ずかしすぎて
テンパっちゃうもんね

⏰:07/12/19 13:31 📱:PC 🆔:xQf2qKps


#772 []
「海ついたらね」

その場しのぎで
誤魔化そうとしたけど
Sの幸くんには
勝てっこないよ

「ダメ。
今しろ」

「運転中で危ないじゃん」

「信号で止まったらな」

⏰:07/12/19 13:32 📱:PC 🆔:xQf2qKps


#773 []
そんな恥ずかしい事
できるわけないのに…

拒めない

だって、私、キスしたくてしかたない

変かな?

ドキドキしすぎて
胸が苦しい

「あ、止まるよ」

前の信号が黄色だった

幸くんは
ブレーキをゆっくり踏み、
ピタっと停車した

⏰:07/12/19 13:36 📱:PC 🆔:xQf2qKps


#774 []
こっちを向き
ニヤっと笑う彼には
勝てない自分が
乙女らしくて
なんだか好きだったりして…

「目、閉じてよ」

「ん」

⏰:07/12/19 13:37 📱:PC 🆔:xQf2qKps


#775 []
目を閉じた幸くんに
私は触れただけの
キスをして
すぐに唇を離した

「え〜
由美さん、今日は
控えめですねぇ?(笑)」

「だって!
…見られてると思ったら
恥ずかしいもん///」

⏰:07/12/19 13:38 📱:PC 🆔:xQf2qKps


#776 []
「ま、いっか。
今日1日長いし」

時刻は15時を回った

いつの間にか車は
海に到着

ビーチはたくさんの
人で賑わっていた

「海、入ろう」

子供みたいにはしゃいでしまう私の手を握ってくれた幸くん

海に入って浮き輪の取り合いしたり
人混みから外れてまったりしたり

私から片時も外れないで
そばにいてくれた

⏰:07/12/19 13:47 📱:PC 🆔:xQf2qKps


#777 []
辺りが暗くなってきた

「帰る?」

「そだね」

楽しかった一日も
矢のように過ぎていった

「うわー焼けたね」

二人とも真っ赤な肌から
タオルで水滴を拭き取る

「ビキニ取った姿
早くみたいんですけどー(笑)」

「へんたーい!」

⏰:07/12/19 13:49 📱:PC 🆔:xQf2qKps


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