本当にあったエロい話
最新 最初 🆕
#795 []
冬の訪れの前に
私は小さな命を
授かった事に気づいた

しばらくは
トイレから動けなくて…

でもなんとか
立ち上がって
部屋に戻った

「もしもし」

亜紀に電話を掛けた

⏰:07/12/19 14:36 📱:PC 🆔:xQf2qKps


#796 []
「亜紀?
お願いがあるんだけど…」

「ん?」

「妊娠検査薬
買ってきてくれないかな?」

「…わかった」

亜紀は驚かなかった

きっと私が吐いたとき
それとなく察してくれてたんだ

⏰:07/12/19 14:37 📱:PC 🆔:xQf2qKps


#797 []
放課後になり
亜紀が検査薬を持って
ウチに来てくれた

結果は予想通り

「相手は幸太くん?」

「うん」

「どうすんの?」

亜紀は至って冷静

この場で亜紀までも
パニックだったら
大変だもんね

亜紀はしっかりしてるから
つい頼ってしまう私

こんないい友達がいて
私は幸せ者だよね

⏰:07/12/19 14:40 📱:PC 🆔:xQf2qKps


#798 []
「わかんない」

「わかんないって…
心当たりのあるHある?」

「夏に…海行ったとき
避妊しなかった」

「じゃあもしその日に
授かったとして
単純計算しても
3ヶ月だよ」

ついお腹を触ってしまった

⏰:07/12/19 14:42 📱:PC 🆔:xQf2qKps


#799 []
3ヶ月も一緒にいたのに
全然気づかなかった

「亜紀…私…
どうしよう」

「幸太くんなら
喜んでくれると思うけど」

「幸くんの事じゃない。
私、母親になれる自信ないの」

「え?」

「まだまだ未熟だし
亜紀や幸くんに
甘えてばっかだし…
それに…」

「由美、
母親がそんな弱気で
どうすんの!」

⏰:07/12/19 14:45 📱:PC 🆔:xQf2qKps


#800 []
クヨクヨしてた私を
亜紀が叱ってくれた

「確かに甘えん坊だけど
これから頑張ればいい。
ここにもう小さな命が
あるんだよ?
そんな情けない事
言ってる暇ないじゃん」

涙がでた

泣き言言ってられない

これから私は
ママになるかもしれないのに…

情けない

⏰:07/12/19 14:47 📱:PC 🆔:xQf2qKps


#801 []
亜紀が帰ってから
幸くんに電話で
妊娠したかも知れない事を伝えると
「今から行く」
と電話を切られた

しばらくすると
仕事帰りの幸くんが
私の部屋に来た

⏰:07/12/19 14:48 📱:PC 🆔:xQf2qKps


#802 []
「大丈夫?」

「え?」

まず、私の体の心配をしてくれた
幸くんに驚いた

嬉しかった…

「妊娠、嘘じゃないよな?」

「100パーセントかわかんないけど
たぶんそう。
生理も来てないし
検査薬は陽性だったし」

「うし、今から医者行くぞ」

⏰:07/12/19 14:50 📱:PC 🆔:xQf2qKps


#803 []
よく考えたら
こんな時間に
仕事が終わるはず無いのに…

「てか仕事は?」

「あ?早退」

「え、いいの?」

「いいの。
気になって
仕事なんかやってられねぇし」

言いかたはキツいけど
言ってる事は
涙が出るほど
嬉しかったよ

「ありがと」

手を握り、私は部屋から出た

そして車に乗り
病院にむかった

⏰:07/12/19 14:53 📱:PC 🆔:xQf2qKps


#804 []
「石田さ〜ん」

名前が呼ばれ
診察室に

「ここで待ってて」

「おう」

幸くんは
待合室で待つ事になった

診察室に入り結果を聞く

⏰:07/12/19 14:55 📱:PC 🆔:xQf2qKps


★コメント★

←次 | 前→
↩ トピック
msgβ
💬
🔍 ↔ 📝
C-BoX E194.194