本当にあったエロい話
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#799 [ゆ]
3ヶ月も一緒にいたのに
全然気づかなかった
「亜紀…私…
どうしよう」
「幸太くんなら
喜んでくれると思うけど」
「幸くんの事じゃない。
私、母親になれる自信ないの」
「え?」
「まだまだ未熟だし
亜紀や幸くんに
甘えてばっかだし…
それに…」
「由美、
母親がそんな弱気で
どうすんの!」
:07/12/19 14:45 :PC :xQf2qKps
#800 [ゆ]
クヨクヨしてた私を
亜紀が叱ってくれた
「確かに甘えん坊だけど
これから頑張ればいい。
ここにもう小さな命が
あるんだよ?
そんな情けない事
言ってる暇ないじゃん」
涙がでた
泣き言言ってられない
これから私は
ママになるかもしれないのに…
情けない
:07/12/19 14:47 :PC :xQf2qKps
#801 [ゆ]
亜紀が帰ってから
幸くんに電話で
妊娠したかも知れない事を伝えると
「今から行く」
と電話を切られた
しばらくすると
仕事帰りの幸くんが
私の部屋に来た
:07/12/19 14:48 :PC :xQf2qKps
#802 [ゆ]
「大丈夫?」
「え?」
まず、私の体の心配をしてくれた
幸くんに驚いた
嬉しかった…
「妊娠、嘘じゃないよな?」
「100パーセントかわかんないけど
たぶんそう。
生理も来てないし
検査薬は陽性だったし」
「うし、今から医者行くぞ」
:07/12/19 14:50 :PC :xQf2qKps
#803 [ゆ]
よく考えたら
こんな時間に
仕事が終わるはず無いのに…
「てか仕事は?」
「あ?早退」
「え、いいの?」
「いいの。
気になって
仕事なんかやってられねぇし」
言いかたはキツいけど
言ってる事は
涙が出るほど
嬉しかったよ
「ありがと」
手を握り、私は部屋から出た
そして車に乗り
病院にむかった
:07/12/19 14:53 :PC :xQf2qKps
#804 [ゆ]
「石田さ〜ん」
名前が呼ばれ
診察室に
「ここで待ってて」
「おう」
幸くんは
待合室で待つ事になった
診察室に入り結果を聞く
:07/12/19 14:55 :PC :xQf2qKps
#805 [ゆ]
「ご懐妊ですね」
優しい笑顔の
女の先生が言った
覚悟はしていたけど
やっぱりズッシリくるものがあった
「出産を希望ですか?」
「あ、えっと…」
幸くんに
産めとも
産むなとも
言われてない
「彼氏はなんて?」
「まだ返事してもらってなくて…
待合室にいるんですけど」
「そう。
じゃあちょっと呼んできて?」
先生は近くにいた
看護士にそう告げた
:07/12/19 14:58 :PC :xQf2qKps
#806 [ゆ]
「失礼します」
幸くんが入ってきた
「青木幸太さん?」
「はい」
「まぁ座って?」
私の隣に腰掛けた幸くんの
顔が見れない
だって…
もし産むなって言われたら…
「由美さん
妊娠してますね」
「そうですか」
:07/12/19 15:00 :PC :xQf2qKps
#807 [ゆ]
「どうされますか?」
「もちろん出産希望で」
え?
なんか…
感動もクソもなかった
あっけなく答えた幸くんに
少し拍子抜け
先生は私に
優しく笑いかけてくれた
「由美さんも
もちろん希望ですよね?」
「あ…はい!」
:07/12/19 15:06 :PC :xQf2qKps
#808 [ゆ]
こうして病院を
あとにした私たち
車はゆっくり
私の家に向かう
換え林の車内
私たちはほとんど
話しをしなかった
:07/12/19 15:08 :PC :xQf2qKps
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