本当にあったエロい話
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#800 []
クヨクヨしてた私を
亜紀が叱ってくれた

「確かに甘えん坊だけど
これから頑張ればいい。
ここにもう小さな命が
あるんだよ?
そんな情けない事
言ってる暇ないじゃん」

涙がでた

泣き言言ってられない

これから私は
ママになるかもしれないのに…

情けない

⏰:07/12/19 14:47 📱:PC 🆔:xQf2qKps


#801 []
亜紀が帰ってから
幸くんに電話で
妊娠したかも知れない事を伝えると
「今から行く」
と電話を切られた

しばらくすると
仕事帰りの幸くんが
私の部屋に来た

⏰:07/12/19 14:48 📱:PC 🆔:xQf2qKps


#802 []
「大丈夫?」

「え?」

まず、私の体の心配をしてくれた
幸くんに驚いた

嬉しかった…

「妊娠、嘘じゃないよな?」

「100パーセントかわかんないけど
たぶんそう。
生理も来てないし
検査薬は陽性だったし」

「うし、今から医者行くぞ」

⏰:07/12/19 14:50 📱:PC 🆔:xQf2qKps


#803 []
よく考えたら
こんな時間に
仕事が終わるはず無いのに…

「てか仕事は?」

「あ?早退」

「え、いいの?」

「いいの。
気になって
仕事なんかやってられねぇし」

言いかたはキツいけど
言ってる事は
涙が出るほど
嬉しかったよ

「ありがと」

手を握り、私は部屋から出た

そして車に乗り
病院にむかった

⏰:07/12/19 14:53 📱:PC 🆔:xQf2qKps


#804 []
「石田さ〜ん」

名前が呼ばれ
診察室に

「ここで待ってて」

「おう」

幸くんは
待合室で待つ事になった

診察室に入り結果を聞く

⏰:07/12/19 14:55 📱:PC 🆔:xQf2qKps


#805 []
「ご懐妊ですね」

優しい笑顔の
女の先生が言った

覚悟はしていたけど
やっぱりズッシリくるものがあった

「出産を希望ですか?」

「あ、えっと…」

幸くんに
産めとも
産むなとも
言われてない

「彼氏はなんて?」

「まだ返事してもらってなくて…
待合室にいるんですけど」

「そう。
じゃあちょっと呼んできて?」

先生は近くにいた
看護士にそう告げた

⏰:07/12/19 14:58 📱:PC 🆔:xQf2qKps


#806 []
「失礼します」

幸くんが入ってきた

「青木幸太さん?」

「はい」

「まぁ座って?」

私の隣に腰掛けた幸くんの
顔が見れない

だって…
もし産むなって言われたら…

「由美さん
妊娠してますね」

「そうですか」

⏰:07/12/19 15:00 📱:PC 🆔:xQf2qKps


#807 []
「どうされますか?」

「もちろん出産希望で」

え?

なんか…
感動もクソもなかった

あっけなく答えた幸くんに
少し拍子抜け

先生は私に
優しく笑いかけてくれた

「由美さんも
もちろん希望ですよね?」

「あ…はい!」

⏰:07/12/19 15:06 📱:PC 🆔:xQf2qKps


#808 []
こうして病院を
あとにした私たち

車はゆっくり
私の家に向かう

換え林の車内
私たちはほとんど
話しをしなかった

⏰:07/12/19 15:08 📱:PC 🆔:xQf2qKps


#809 []

換え林
じゃなくて
帰り道
です;

⏰:07/12/19 15:09 📱:PC 🆔:xQf2qKps


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