本当にあったエロい話
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#802 [ゆ]
「大丈夫?」
「え?」
まず、私の体の心配をしてくれた
幸くんに驚いた
嬉しかった…
「妊娠、嘘じゃないよな?」
「100パーセントかわかんないけど
たぶんそう。
生理も来てないし
検査薬は陽性だったし」
「うし、今から医者行くぞ」
:07/12/19 14:50 :PC :xQf2qKps
#803 [ゆ]
よく考えたら
こんな時間に
仕事が終わるはず無いのに…
「てか仕事は?」
「あ?早退」
「え、いいの?」
「いいの。
気になって
仕事なんかやってられねぇし」
言いかたはキツいけど
言ってる事は
涙が出るほど
嬉しかったよ
「ありがと」
手を握り、私は部屋から出た
そして車に乗り
病院にむかった
:07/12/19 14:53 :PC :xQf2qKps
#804 [ゆ]
「石田さ〜ん」
名前が呼ばれ
診察室に
「ここで待ってて」
「おう」
幸くんは
待合室で待つ事になった
診察室に入り結果を聞く
:07/12/19 14:55 :PC :xQf2qKps
#805 [ゆ]
「ご懐妊ですね」
優しい笑顔の
女の先生が言った
覚悟はしていたけど
やっぱりズッシリくるものがあった
「出産を希望ですか?」
「あ、えっと…」
幸くんに
産めとも
産むなとも
言われてない
「彼氏はなんて?」
「まだ返事してもらってなくて…
待合室にいるんですけど」
「そう。
じゃあちょっと呼んできて?」
先生は近くにいた
看護士にそう告げた
:07/12/19 14:58 :PC :xQf2qKps
#806 [ゆ]
「失礼します」
幸くんが入ってきた
「青木幸太さん?」
「はい」
「まぁ座って?」
私の隣に腰掛けた幸くんの
顔が見れない
だって…
もし産むなって言われたら…
「由美さん
妊娠してますね」
「そうですか」
:07/12/19 15:00 :PC :xQf2qKps
#807 [ゆ]
「どうされますか?」
「もちろん出産希望で」
え?
なんか…
感動もクソもなかった
あっけなく答えた幸くんに
少し拍子抜け
先生は私に
優しく笑いかけてくれた
「由美さんも
もちろん希望ですよね?」
「あ…はい!」
:07/12/19 15:06 :PC :xQf2qKps
#808 [ゆ]
こうして病院を
あとにした私たち
車はゆっくり
私の家に向かう
換え林の車内
私たちはほとんど
話しをしなかった
:07/12/19 15:08 :PC :xQf2qKps
#809 [ゆ]
↑
換え林
じゃなくて
帰り道
です;
:07/12/19 15:09 :PC :xQf2qKps
#810 [ゆ]
家につき
また私の部屋に入った
「由美」
「ん?」
「おまえ病院で
出産希望だって
最初に言わなかったのか?」
「…うん」
「なんで?」
「だって…
幸くんが嫌だったら
産めないし」
「なんじゃそれ」
:07/12/19 15:10 :PC :xQf2qKps
#811 [ゆ]
「だって…」
その瞬間
フワっと
幸くんの腕に包まれた
「ごめんな。
俺が最初に言っときゃ
よかったんだよな」
「…」
「産んでくれる?」
「…うん」
涙が出た
こんな優しい幸くん
反則だよ
ほんと悪魔みたいな天使だよ…
:07/12/19 15:13 :PC :xQf2qKps
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