ぎんいろのおおかみ〈}イラスト付きBL}〉
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#270 [☆Cocomo☆MILK☆]
「感じやすいな」
「そ、んなの…わかんな……っぁ…」
途切れ途切れにそう言うと、ふっと笑った気配が伝わってきた
本当は違うと言いたかったけど、初めてなのだから分かるはずがない
不意に、セツの指が勃ち上がって先走りを漏らし始めたモノを捕らえる
「ひぁ……っだ、め……!」
突然の感覚に驚いて、思わず逃げ出したくなってしまう
:07/09/12 21:46 :W51S :☆☆☆
#271 [☆Cocomo☆MILK☆]
胸の突起を舌先で転がされながら自身を握り込まれ、セツの大きな手のひらに身体を縮めることしかできない
「ゃ、だ……っあ、んん……っ」
「可愛いな」
声を聞かれ、全部見られているという恥ずかしさと、セツにされているという事実にどうしようもなく感じてしまう
先端を指の腹で擦られるだけで達してしまいそうになった
:07/09/12 21:49 :W51S :☆☆☆
#272 [☆Cocomo☆MILK☆]
自分でもあまりいじったことのない器官を巧みになぶられ、あっというまに高められる
「あ…だ、め……っ!出、ちゃ……ぅ」
「かまわない」
離して、と言っても聞き入れられず、身体をびくりと跳ねさせ、セツの手のひらに放ってしまった
「っ……ぁ、…はぁ……」
達すると同時に、かくんと身体から力が抜ける
無意識にたぐりよせていた敷かれた羽織に身を沈ませる
:07/09/12 22:04 :W51S :☆☆☆
#273 [☆Cocomo☆MILK☆]
荒くなった呼吸を整えていると、脱力した両足を抱えられ、信じられないところから、ぬるりとした感覚がした
「や……!そん…なとこ…っぁ…」
セツの指が、自分の放ったモノを後ろに塗りつけて、そこを解すように中に侵入してくる
一気に身体が強ばって、指を強く締め付けてしまった
「力を抜け……楽にしていろ」
「や、できな…っ」
:07/09/12 22:09 :W51S :☆☆☆
#274 [☆Cocomo☆MILK☆]
首を振り今すぐ抜いて欲しかったが、セツは呼吸に合わせて確実に指を埋め込んでくる
ぬめる精液の助けを借りて指が増やされ、内側を探るように出し入れを始めた指が、ある一点を掠めたとき、腰から背中が浮き上がった
「!っな…、そこやだ…っ…」
「………ここか」
「あ…!」
その反応に満足したセツが口角を上げ、そこを集中的に攻める
:07/09/12 22:17 :W51S :☆☆☆
#275 [うにャ]
最高です
:07/09/12 22:18 :SH904i :RpMYuB6Y
#276 [☆Cocomo☆MILK☆]
うにャさん|ありがとうございます(≧▽≦)ゞ|
:07/09/12 23:01 :W51S :☆☆☆
#277 [☆Cocomo☆MILK☆]
「ん、く…っ」
「つらいか…?」
「だ、いじょぶ…」
小さく笑ってみせたが、本当は少し辛い
圧迫感とせりあげる羞恥心に早くどうにかしてほしかった
そしてゆっくり時間をかけ、三本まで増やされた指が引き抜かれた
それに変わり、熱くなったセツの性器があてがわれる
「…いいか?」
伺うように見つめた瞳が熱で揺れ動く
初めて見る、セツの少し切迫詰まったような表情に、輝夜はこくりと頷いた
:07/09/12 23:11 :W51S :☆☆☆
#278 [☆Cocomo☆MILK☆]
「いいよ…」
声と同時に、指先とは比べものにならない質量のそれが、ゆっくりと身体の中に埋め込まれていく
「…っ!い、たい…っ」
「、きついな…」
経験したことのない不安と痛みで、手がすがるものを求めて宙をかいた
「セツ…セツ…っ…」
助けを求めるように名を呼ばれる
涙の膜を張った輝夜の伸ばされた手を絡め取り、力強く握り返してやると、その拍子にポロリと一粒涙が零れた
:07/09/12 23:17 :W51S :☆☆☆
#279 [☆Cocomo☆MILK☆]
「大丈夫だ、大丈夫…ゆっくり、息を吐け……。―――そうだ」
言われた通りに深く息を吐くと、かすめるだけのキスをもらった
そうして時間を掛けて、完全に埋め込まれる
「…はいった、の…?」
「ああ…全て、お前の中だ」
言いながら、握りしめていた手をそっと下肢に導かれる
:07/09/12 23:24 :W51S :☆☆☆
#280 [☆Cocomo☆MILK☆]
「ほんと……だ」
繋がった場所に指先を誘導され、恐る恐るその場所に触れてみると、熱く猛った楔が、自らの中に打ち込まれていた
「今、お前と一つだ。――――後悔は…ないか?」
セツの言葉に、一瞬目を見開き、そしてふと笑った
「…今更だなぁ…そんなの。後悔なんてするわけない。ずっと―――こうしたかったんだ」
涙顔で微笑んだ輝夜に、セツは笑みを返す
:07/09/12 23:28 :W51S :☆☆☆
#281 [☆Cocomo☆MILK☆]
「俺もだ」
深い、口づけ
そして徐々に始まる律動
動きは緩やかでも、確実にさっき反応のあった場所を確実に突き上げられ、声が押さえられない
汗で張り付いた前髪を退けてくれる大きな手のひら
意思とは関係なく溢れる涙を、舌先で舐め取られる
次第に早められて激しくなっていく動きに、何も考えられなくなっていく
「あ、ぁ、…っセ、ツ…セツ…っ」
揺さぶられながら途切れる喘声
:07/09/12 23:33 :W51S :☆☆☆
#282 [☆Cocomo☆MILK☆]
夢中で名を呼ぶと、かすかに乱れた熱い吐息に名を呼び返され、頭の奥が、じんと痺れた
溶けてしまうような身体の熱
熱い吐息
同時に前もいじられ、輝夜は声にならない声を上げる
こんなのは知らない
知らなかった
「輝、夜」
何度も名を呼ばれ視線を合わせると、何故か胸が苦しくなった
自分と同じように快感の熱にうかされたセツの瞳は、どこか悲しげで、切なそうで――――
:07/09/12 23:38 :W51S :☆☆☆
#283 [☆Cocomo☆MILK☆]
―――ああ、そうか
もしかしたら自分は死んでしまうかもしれないんだ―――
しかし恐怖はなかった
こうしてセツに抱かれながら死に耐えたとしても、最期に見たものが、自分を見つめる彼の瞳ならばそれでよかった
「セツ―――」
:07/09/12 23:42 :W51S :☆☆☆
#284 [☆Cocomo☆MILK☆]
ああ、もう―――――駄目だ――
耐えきれない快楽に、とうとう意識が薄れた瞬間、深く深く抱きしめられる
「輝夜…―――」
そして耳元に、熱く掠れた声がかすめた
「――――愛してる――…」
その言葉を最後に、輝夜の意識は途切れた
―――――――――――――――………
:07/09/12 23:46 :W51S :☆☆☆
#285 [☆Cocomo☆MILK☆]
:07/09/12 23:51 :W51S :☆☆☆
#286 [☆Cocomo☆MILK☆]
―――桜丘、と呼ばれるその丘は名前通りの場所だった
村外れにあるひっそりと立つ、小さな丘の上には一本の桜
樹齢何百年ともなろうこの大きな桜木は、春夏秋冬、全ての季節に花を舞わせていた
この桜丘は母と二人だけの秘密の場所
麗らかな春先
母と二人、こうして散歩がてらこの丘に訪れるのが楽しみだった
「なんで花を咲かせるの?」
桜の幹の下、柔らかな草の上に寝そべった輝夜が尋ねる
:07/09/13 12:23 :W51S :☆☆☆
#287 [☆Cocomo☆MILK☆]
春じゃないのに、と見上げた我が子に、隣に腰を下ろす母親が柔らかく笑んだ
「――そうね、例えば、好きな人を残して逝ってしまった人が、春夏秋冬、花を咲かせて「貴方の側にいますよ。だから安心して生を全うしなさい」
、って合図を出してあげてるの。
だから桜を見ればその人の事を思い出せるわ」
「ふぅん…なんかよくわかんないや」
つまらなそうに唇を尖らせ、雲ひとつない青空を仰ぐ
:07/09/13 12:32 :W51S :☆☆☆
#288 [輪廻]
:07/09/13 18:48 :SH902iS :☆☆☆
#289 [AKON]
:07/09/14 02:26 :D904i :eucnGs4g
#290 [☆Cocomo☆MILK☆]
∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴
|輪廻さん|AKONさん|アンカーありがとうございました☆(o^v^o)助かります(≧▽≦)/
∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴
:07/09/14 12:37 :W51S :☆☆☆
#291 [我輩は匿名である]
:07/09/14 18:43 :SO903i :☆☆☆
#292 [☆Cocomo☆MILK☆]
匿名さんありがとう|
:07/09/15 12:25 :W51S :☆☆☆
#293 [☆Cocomo☆MILK☆]
:07/09/15 12:25 :W51S :☆☆☆
#294 [☆Cocomo☆MILK☆]
ひらひらと桃色の花弁が降り注ぎ、その一枚がはらりと額に舞い落ち、ふと母の顔を見つめた
「母さんは…そんな人がいたの?誰か…死んじゃったひと」
言葉を選ぶように尋ねた輝夜
美しい母は、その小さな桃色の唇でくすりと笑い、
「――――…いいえ、いないわ。母さんは父さんと貴方のことが一番好きだもの」
そう言って、優しく髪をすかれる
:07/09/15 12:30 :W51S :☆☆☆
#295 [☆Cocomo☆MILK☆]
彼女の細く、ひやりとした指先に輝夜は安心したように瞳を閉じた
柔らかな風が頬を撫で、ゆっくりと頭を撫でてくれる指の感触
次第にうとうとと睡魔が訪れ、輝夜はとうとう眠ってしまった
そんな輝夜を見下ろし、母が優しく微笑みを浮かべる
「セツ、この子をよろしくね…」
寂しげに呟かれたその母の声は、深い眠りの間際に脳裏に響いた
―――――――――――――――……
:07/09/15 12:35 :W51S :☆☆☆
#296 [我輩は匿名である]
アゲ!!気になる(・ω・)
:07/09/15 15:34 :W51P :☆☆☆
#297 [我輩は匿名である]
:07/09/19 20:44 :P902i :mSTVhCc2
#298 [我輩は匿名である]
アゲ!!
:07/09/24 02:18 :W51P :☆☆☆
#299 [匿名]
あげ(^ω^)
:07/09/24 11:19 :W52CA :4rmaKDP2
#300 [U-]
あげえx
:07/09/24 12:49 :W51SA :38iVLfJw
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