狂おしいほど、愛。
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#11 [
]
男の手があたしの制服を脱がそうとした時…
「おい!何してんだ!!?」
誰かの大声と
ガシャン、と何かが倒れる音がした。
:07/08/11 06:16
:F902i
:☆☆☆
#12 [
]
その声に、あたしを襲った男二人は舌打ちをすると
「おいっ…行くぞ」
そう言って走って逃げていった。
あたしは呆然と空を見つめていた。
:07/08/11 06:17
:F902i
:☆☆☆
#13 [
]
「おいっ…大丈夫か」
ペチペチと誰かに頬を叩かれ、
我に返る。
勢いよく体を起こし、
尻もちをついたまま後ずさりした。
「もう大丈夫。ケガはしてない?」
その人の問いに
あたしは小さくうなづいた。
:07/08/11 06:26
:F902i
:☆☆☆
#14 [
]
「よかった、危なかったな…」
その人は安心したかのように
表情を和らげると、
自分の着ている上着を脱ぎ、
あたしの肩にかけた。
自分でも
まだ少し体が震えてるのがわかった。
.
:07/08/11 06:28
:F902i
:☆☆☆
#15 [
]
この人…
助けてくれたんだ…。
「危ねぇから送ってく。チャリだけど」
笑いながらそう言って、
あたしに手を差し伸べた。
あたしはその手をとり、立ち上がる。
:07/08/11 06:31
:F902i
:☆☆☆
#16 [
]
近くに倒れた自転車があった。
「後ろ乗って。」
あたしは言われるがまま、自転車の後ろに乗った。
「あの…助けてくれてありがとう…」
この人が助けてくれなかったらあたしは………
.
:07/08/11 06:34
:F902i
:☆☆☆
#17 [
]
「まぁ、何もなくてよかったよ。マジで。」
彼は前を向いたまま言った。
「あ…もうこのへんで…」
キッとブレーキ音がして自転車が止まる。
「気を付けてな。」
彼はそう言って来た道を戻っていった。
:07/08/11 06:38
:F902i
:☆☆☆
#18 [
]
あたしは走っていく彼の後ろ姿を見つめた。
そして走って家まで帰った。
「名前ぐらい聞いておけばよかった…」
もう多分会えないだろうけどー‥
:07/08/11 06:41
:F902i
:☆☆☆
#19 [
]
「あっ!上着っ‥」
あたしは彼が貸してくれた上着をそのまま持って帰ってきてしまった。
「どうしよ……」
上着を片手に立ちつくす。
返しようがないよ……
:07/08/11 06:44
:F902i
:☆☆☆
#20 [
]
あたしは上着をハンガーにかけて壁にかけた。
ベッドに横になり天井を見つめる。
今さらだけど
あたしを助けてくれた人かっこよかったなー‥
:07/08/12 14:19
:F902i
:☆☆☆
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