狂おしいほど、愛。
最新 最初 🆕
#101 []
.


「言ってくれないとわかんねぇよ」


「…何であたしに告白したの…??」

「…は?好きだからに決まってんじゃん…」

こんなこと言いたいんじゃない。
違うのに………止まらない。

.

⏰:07/08/31 02:52 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#102 []
.

「だって結斗いい感じの子いるじゃん!!
本当は彼女いるんじゃないの…?!」

「ちょっと待て、何の話…」

ダメ。

これ以上

言っちゃダメ。

.

⏰:07/08/31 02:59 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#103 []
.

「いいよ!あたしに気使わなくても…
告白、本気にしてないから…」

次の瞬間。



ドンッ


結斗は水の入ったコップを思い切りテーブルに置いた。

「本気でそんなこと言ってんのか?……ふざけんな。」

そう言って席を立ちファミレスを出ていった。

.

⏰:07/08/31 03:06 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#104 []
.


あたしは最低だ。


傷つけて
怒らせた。

あたしのことを
好きだって言ってくれたのに

返せなかった


素直になれなかった。


自分の気持ちを伝えることは
こんなにも難しいことだったかな─…


.

⏰:07/08/31 03:14 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#105 []
>>2-3

旧作

感想版

アンカー

⏰:07/08/31 03:16 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#106 [ぱなっぷュ]
>>50
>>100

⏰:07/08/31 10:19 📱:W51P 🆔:☆☆☆


#107 []
ぱなっぷさん
アンカありがとう

⏰:07/09/01 02:23 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#108 []
.

その日の夜結斗からメールが届いた。

『昼間はキツく言ってごめん。けど俺は本気だったよ。』

あたしは携帯を握りしめて家を出た。

気づいたら、走ってた。

このままじゃ後悔する

伝えなかったこと、絶対後悔する。

そう思ったから。


.

⏰:07/09/01 03:13 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#109 []
.


あたしは息を切らして立ち止まる。

結斗の家の前。

インターホンに伸ばす指が震える…

落ち着け…あたしは息を整えた。


「はい」

ドアが開き結斗が出てきた。

驚いた顔をしている。

当たり前…だよね。


.

⏰:07/09/01 03:17 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#110 []
.

「いきなりごめんねっ…でもやっぱりちゃんと言いたくて。
あたし…結斗のことが好き。
結斗があたしのこともう何とも思ってなくてもあたしっ………!」


いきなり結斗に腕を引っぱられた。

大きな音を立てて玄関のドアが閉まる。


.

⏰:07/09/01 03:23 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#111 []
.

結斗があたしを抱きしめる。


息もできないくらい


強く、強く。



.

⏰:07/09/01 03:25 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#112 []
.

「結…斗…?」

「諦めようと思ったのに…何で来るんだよ。
…もう、諦めてやらねぇからな」


「うん…」

あたしはうなずいた。

伝えることができてよかった。
大切な気持ちを失わずにすんだから………

.

⏰:07/09/01 03:31 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#113 []
.

「せっかく来たんだし、上がれよ。」

「うん、おじゃまします」

結斗はあたしにお茶を出してくれた。

「で、昼間のさ、いい感じの子とか彼女とかって何の話?」

「あー………」

気にしてたのかな。

.

⏰:07/09/01 03:40 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#114 []
.

「少し前に結斗が女の子と腕組んでるの見たから……」

「俺そんなことしてたっけ…?」

「してたよ!学校で…」

「え?学校って…紀塚来たってこと?」

「えっ、あ、うん……まぁ。」

.

⏰:07/09/01 03:45 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#115 []
.

「話しかけてくれたら良かったのに。」

「だって女の子といたんだもん…無理だよ。」

「それ妬いてんの?」

結斗が意地悪く笑う。

「や…妬いてないっ!!」

.

⏰:07/09/01 03:47 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#116 []
.

嘘、ほんとはめちゃくちゃ妬いてた。


「心配しなくても、ただの友達だから。」

結斗は笑ってあたしの髪を撫でた。


……その笑顔反則だよ、、、。


.

⏰:07/09/01 03:51 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#117 []
.

至近距離で結斗と目が合う。

「……」

二人とも無言になった。

結斗の手が頬を優しく包む。

わっ………

キス、するのかな…

.

⏰:07/09/01 19:59 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#118 []
.

ゆっくり近づいて

優しく唇が触れた。

体中の神経が唇に集中したみたいに…

一瞬のようで
すごく長くも感じられた。

時が止まったかのように
その瞬間

世界に二人だけになった気がした…。

.

⏰:07/09/01 20:20 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#119 []
.

唇が離れ、力強く抱きしめられた。


「守るから。」

結斗が耳元で囁く。

「結斗…?」

「俺が、守るから。」

一層、抱きしめる腕に力が入った。

.

⏰:07/09/03 20:50 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#120 []
.

結斗があまりにも真剣に言うから


あたしは何も言えなかった。


ただ結斗の腕の中で
小さく頷いた。

.

⏰:07/09/03 20:55 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#121 []
.



『守るから。』



この言葉の本当の意味を


あたしはまだ知らない─。


.

⏰:07/09/03 20:57 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#122 []
.

それから、あたし達は幸せな日々を送っていた。

デートをして、手をつないで


毎日が満たされていた。

.

⏰:07/09/03 22:05 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#123 []
.

「─で、ヤったの?」

「〜っ………ゴホッ」

昼休み、朱美の率直な質問に
あたしは飲んでいたジュースをふきそうになった。

「何でそういうこと真顔で聞くかなー…」


.

⏰:07/09/03 22:08 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#124 []
.

「だって気になるじゃん」

「…まだ…だよ」

思わず小声になる。

「へぇ〜大事にされてるんだね」

大事にされてる………

「そ、そっかなぁ〜」

顔がにやける。

.

⏰:07/09/03 22:11 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#125 []
.

「百合って単純だよね。」

「も〜っ…一言多い!!」


確かに結斗は手を出してこない。

キス止まり…

ってまだ付き合って1ヶ月もたたないし…

これって大事にされてるのかな?

.

⏰:07/09/03 22:15 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#126 []
.

──…

「今週の土曜俺ん家くる?」

学校も終わり、いつものように結斗と一緒に帰る。

「うん、じゃあこの前言ってたDVD見よっ!」


「おう。」


.

⏰:07/09/03 22:44 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#127 []
.

─土曜日─

お昼に待ち合わせをして少しぶらついてから
結斗の家に行った。

「おじゃまします」

「先部屋いってて」

「ん、わかったぁ」

⏰:07/09/05 22:31 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#128 []
.

結斗の部屋に入る。


無意識にベッドの下をのぞき込む。


「何もない…」

ひとつくらいやらしい本とかあるのかなと思ったのに.

って何ホッとしてるんだろ…。

階段をあがる足音が聞こえてあたしは姿勢を元に戻した。

⏰:07/09/05 22:39 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#129 []
.

「DVD見る?」

「あっ、うん!」

結斗はテーブルにお茶の入ったコップを置くとDVDをセットした。

恐がりのクセに恐いもの見たさでホラーを見ることに…

結斗はカーテンを閉め電気を消した。

⏰:07/09/05 22:42 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#130 []
.

「ちょっ…恐いよ」

空はまだ明るいものの部屋は薄暗くなった。

「こっちのが雰囲気出るだろ?」

「そうだけどさ〜…」

今更だけど恐くなってきた……

⏰:07/09/05 22:44 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#131 []
.

小さく悲鳴をもらしながらもDVD鑑賞が終わった。

それと同時にあたしはもうホラーなんて見ないと誓った。

「あーおもしろかった!つか腹減ったな〜」

結斗が大きく伸びをする。

⏰:07/09/05 22:52 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#132 []
.

「あ…あたし何か作ろっか?」

なんて…図々しいかな…?

「まじ?すげー嬉しい!」

「あんまりたいしたの作れないけど…」

わ…何か素直に喜ばれると照れるな…


.

⏰:07/09/05 23:04 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#133 []
.

部屋でテレビを見ながら
あたしが作ったご飯を二人で食べた。

「あ…もうこんな時間。これ片づけたら帰るね」

楽しくて思わず長居しちゃった…

あたしが立ち上がった時、、

.

⏰:07/09/05 23:08 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#134 []
.


「帰んなよ。」


結斗に腕をつかまれた。

「え……」


それって───……


.

⏰:07/09/05 23:10 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#135 []
.

「…きゃっ…」

あたしが固まっていると、そのまま腕を引っ張られて座ったまま抱き締められた。


「ここにいろよ。
…っつか、いてほしい。」

それって…
泊まるってこと───!??

.

⏰:07/09/05 23:16 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#136 []
.

「結……斗」

どうしよう…何か…
何か話さなくちゃ…

でも結斗の心臓の音がすぐ近くで聞こえて…

あぁもう頭回んないよ─…

「百合、顔あげて…」

─…ドキドキで
死んでしまいそう─…

.

⏰:07/09/05 23:24 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#137 []
.

「ふっ…顔赤い」

結斗があたしの顔を見て笑う。

「だ…だって…」

「可愛い…」

そう言って結斗はあたしにキスをする。

おでこから瞼(まぶた)、
頬、そして唇──…

.

⏰:07/09/05 23:27 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#138 []
.

柔らかく染み渡る温もり...

「やべ…とまんねーかも…」

キスの合間に結斗が言った。

そしてまた唇が重なる。

.

⏰:07/09/06 03:08 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#139 []
.

「……!!…んっ」

嘘っ

何!?

舌が……

「ーッ…ふ…」

苦しくてあたしは結斗の胸をたたいた。

.

⏰:07/09/06 03:11 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#140 []
.


「ごめん…嫌だった?」

「や…ちょっと苦しかっただけ…」

「もしかして初めて?」

その言葉にあたしの顔は火照ったように赤くなった。


.

⏰:07/09/06 03:14 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#141 []
.

「マジ…?」

結斗が驚いてる。

ディープキスもしたことないとか
やっぱり引くのかな……?

「嬉しいんだけど!」


.

⏰:07/09/06 03:17 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#142 []
.

結斗はそう言ってギュッとあたしを抱き締めた。

「あ…でも俺が初めてでよかったのか?」

喜んだかと思えば、不安げに聞いてくる結斗。

それがなんだか可愛く思えた。

「うん、結斗がいい…。」

.

⏰:07/09/06 03:21 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#143 []
.

「…あっ、結斗がいいって言うのはやらしい意味じゃなくてっ
そのっ…やらしい意味じゃないこともないんだけどっ…あのっ…」

わー!!もう!!
あたしは何を言ってんだろ……!!

慌てふためくあたしを見て結斗は笑い出した。

.

⏰:07/09/06 03:26 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#144 []
.

「俺も、百合がいい。」

そう言ってあたしの髪をなでた。

無言になり

見つめ合って キスをする

何度も 何度も

溶けてしまいそうな

甘い キスを

.

⏰:07/09/06 03:32 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#145 []
.

「…結…っ」

結斗の唇が首筋に落ちる。

恥ずかしい……

これ以上されたらっ…


結斗の手が胸に触れる。

.

⏰:07/09/08 17:41 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#146 []
.

「嫌っ……!!」

あたしは結斗の腕をつかんで引き離した。

部屋が静まり返る。

どうしよ…
思いっきり拒否しちゃった…

「やっぱ恐いよな、ごめん。」

結斗はうつむいて謝った。

.

⏰:07/09/08 17:44 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#147 []
.

「あたしの方こそごめん…」

結斗はベッドに入り、布団をポンポンと叩いた。

「おいで、何もしないから」

「うん…。」

あたしは結斗の隣に寝ころんだ。

.

⏰:07/09/08 18:22 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#148 []
.

「頭あげて。」

「あ、うん。」

わっ…腕枕だ…。

心臓の音がうるさい…

ドキドキして眠れないよ──…


.

⏰:07/09/08 22:23 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#149 []
.

────……

「………百合…」

「…ん…」

「百合、もう昼だよ。」

結斗に肩を揺すられ起こされた。


.

⏰:07/09/08 22:29 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#150 []
.

「う〜……ん」

…なんだかんだ寝ちゃったんだ…。

「ほら、起きないとキスすんぞ」

結斗があたしの頬をつまむ。

「お…おひまふ…(起きます)」


.

⏰:07/09/08 22:44 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#151 []
.

それから結斗に送ってもらい、
あたしは家に帰った。

部屋に入りベッドに倒れこむ。

泊まっちゃった…

やっぱり拒否したの傷ついたかなぁ…

.

⏰:07/09/08 22:54 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#152 []
.

もし次あんな雰囲気になったら
断れないよね─…

「はぁ〜…大丈夫かなぁ」

可愛い下着つけてた方がいいよね…

見られるってことは

痩せなきゃなぁ…

あっ、ムダ毛の処理も!!
.

⏰:07/09/08 22:59 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#153 []
.


なんてことを考えていると
いつの間にかそのまま眠ってしまった。


「百合ーっ!!お風呂入っちゃいなさい〜!」

お母さんの声で目が覚めた。

.

⏰:07/09/08 23:02 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#154 []
.


「ふぁ〜い…」

あたしはお風呂を済ませ、
またすぐ眠りについた。

.

⏰:07/09/19 20:17 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#155 []
.

─『運命』を信じたいと思った.

彼に出逢ってから
楽しくて幸せで、毎日が満たされていた。

こんな日々が続くことを、
切に願った。─


.

⏰:07/09/19 20:24 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#156 []
.

「お待たせ、帰ろっか」

学校がある日は、早く終わった方が相手の学校に行って待つようにしていた。

あたし達はほぼ毎日会っていた。


.

⏰:07/09/19 20:29 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#157 []
.

「今日俺ん家くる?」

「うん。」

いつものように結斗の家へ行き、くつろいでいた。

「あー飲み物何もねぇや…」

結斗が冷蔵庫をのぞきながら言った。

.

⏰:07/09/19 20:34 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#158 []
.

「あたし買ってこようか?」

「じゃあ俺も一緒に行くよ。」

「大丈夫だよ!すぐ帰ってくるね。」

あたしはそう言って近くのコンビニに行った。


.

⏰:07/09/19 20:37 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#159 []
.

適当にお菓子も買っとこ♪

カゴにお菓子や結斗が好きなコーラとプリンを入れ、レジへと向かった。


買い物を済ませ結斗の家へと向かう。


.

⏰:07/09/19 20:41 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#160 []
.


そうだ、ちょっとびっくりさせちゃおー…♪

あたしは静かに家に入り、物音をたてずに部屋に近づく。

「……なん……よ…」

…?話し声が聞こえる。

電話中かな…?

.

⏰:07/09/19 20:44 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#161 []
.

聞くつもりはなかったけど、思わず足を止めた。


部屋で誰かと話す結斗の声があたしの耳に入ってくる。

「その話はなかったことにしようぜ…」

何の話してるの…?

.

⏰:07/09/19 20:48 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#162 [T]
書いて下さいフフ
続き気になります

⏰:07/09/25 11:40 📱:W43H 🆔:☆☆☆


#163 []
>>162

ありがとう読んでくれてる人がいるとやる気が出ます

⏰:07/09/25 13:30 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#164 []
.

「今さら騙してたなんて言えねぇよ。」


騙す…?
誰を?何が?

この後あたしは
結斗の言葉に愕然とする。

「あの時自分を襲った二人と俺がグルだったなんて知ったらあいつ…」


.

⏰:07/09/25 13:37 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#165 []
.

───え……?

何…どういう事…?

あの時…二人……

結斗とグル…?

あたしが襲われた?


もしかして…

.

⏰:07/09/25 13:39 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#166 []
.

あの時。

あたしは道を聞くふりをして近づいてきた男二人に
襲われそうになった。

そこに偶然通りかかった結斗が助けてくれた。


それは偶然なんかじゃなく
全て仕組まれたことだったの…?

.

⏰:07/09/25 13:42 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#167 []
.

呆然と立ち尽くすあたしの手からスルリとコンビニの袋が落ちた。

「!!ちょ、切るわ」

その音に気づいたのか結斗は慌てて電話を切り
戸を開けた。

落ちたコンビニの袋から
買ったプリンが円を描くように転がり、ゆっくり止まった。

.

⏰:07/09/25 13:48 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#168 []
.


「百合…今の話…」


結斗が口を開く。


あたしは落ちたプリンを拾う。落とした衝撃で中がぐちゃぐちゃになっていた。


まるで
あたしの心みたいに。


.

⏰:07/09/25 13:50 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#169 []
.

「百合…」

結斗があたしの腕に触れようと手を伸ばす。


「触んないでっ…!!」


あたしは持っていたプリンを投げつけると家を飛び出した。



.

⏰:07/09/25 13:54 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#170 []
.

体と心がバラバラになったみたいだった。

今までずっと騙してたんだ…

あたしの気持ちを弄んで…

何で……?
どうして?


.

⏰:07/09/25 14:01 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#171 []
.


「ひ……っく…ぅ」

流れてくる涙をあたしは何度も手でぬぐった。


でも涙は枯れることを知らない。


信じてたのに──……


.

⏰:07/09/25 14:08 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#172 []
.


その日からあたしはまるで抜け殻の状態だった。

学校へ行っても授業は耳に入るわけもなく
家に帰れば枕を涙で濡らす日々の繰り返し。

結斗から電話が来ても
出なかった。
出たくなかった。


.

⏰:07/09/25 14:11 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#173 []
.


これ以上あたしを傷つけないで


何も期待させないで


もう誰も信じない…


もう恋なんてしない──……。

.

⏰:07/09/25 14:13 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#174 [かさら]
あげます

⏰:07/09/25 17:29 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#175 []
かさらさん
あげありがとう!!

⏰:07/09/29 18:17 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#176 [たま]
文字を小さくするのって
どうすればいいんですか?

⏰:07/09/29 19:35 📱:P903i 🆔:☆☆☆


#177 [(・∀・)]
主たん頑張ってください更新楽しみにしてます

⏰:07/09/29 20:22 📱:N902i 🆔:☆☆☆


#178 [くうっ]
頑張って下さい!
更新〜
楽しみです(・A)

⏰:07/09/29 20:31 📱:P903i 🆔:☆☆☆


#179 []
みんなありがとう
嬉しいです

⏰:07/09/29 21:50 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#180 []
.

──…

「百合…元気だしな。…っていきなりは無理だよね…」

朱美があたしの頭に手を置く。

あたしは机に突っ伏したままうなずいた。


.

⏰:07/09/29 21:53 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#181 []
.

わかってる。もう終わったこと。


でも、心が追いつかない。


まだどこかで結斗を待ってる。


裏切られたのに…

まだ想ってる自分がいるの…

.

⏰:07/09/29 21:56 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#182 []
.


あれから二週間。

結局度々来ていた結斗からの連絡も途絶えた。


もうこれで本当に終わっちゃったんだね…。


.

⏰:07/09/29 22:07 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#183 []
.

何故、あなただったの…?

何故、出逢ってしまったの…

あの時あの瞬間

襲われたのがあたしじゃなかったら

助けてくれたのかあなたじゃなかったら…

.

⏰:07/09/29 22:19 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#184 [くうっ]
頑張って〜
更新待ってます

⏰:07/10/01 20:53 📱:P903i 🆔:☆☆☆


#185 []
>>184

ありがとう

⏰:07/10/02 02:49 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#186 []
.

──……

「あーすっかり暗くなってる…」

学校に残って委員会の資料を整理していたら
辺りはすっかり暗くなっていた。

「早く帰ろ…」

あたしは学校を出ていつもの道を歩く。

.

⏰:07/10/02 02:56 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#187 []
.

途中、近道になる公園に差し掛かった。

街灯も少なく人の気配もあまりない。

怖いけど早く帰りたいし…

ええいっ!!通っちゃえ!!

あたしは小走りで公園に入った。

.

⏰:07/10/03 21:27 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#188 []
.

「ほんと薄気味悪いー…」

キョロキョロしながら歩いていたその時。


後ろから誰かが走ってくる足音が聞こえた。


誰かくる?

振り向いた時には
もう遅かった。

.

⏰:07/10/03 21:32 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#189 []
.

「っ…!?」

振り向いたあたしの目の前に二人の男がいる。


男達はあたしの腕をつかみ茂みへと引っ張る。

「やだっ!!やぁ…!」

あたしは必死に抵抗するが無理矢理押し倒された。

.

⏰:07/10/03 21:36 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#190 []
.

「やぁー…っんぐ…っ」

口にタオルを詰め込まれ吐きそうになった。

「早くやっちまおう」

男は手荒くあたしの制服に手をかける。


「んーっ!んー!!」

.

⏰:07/10/03 21:38 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#191 []
.

やめて…

怖い…

助けて……


結斗…


結斗………!!


.

⏰:07/10/03 21:40 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#192 []
.

あたしは思い出していた。

前にもこんなことがあった

男達に襲われたあたしを

結斗が助けてくれた


.

⏰:07/10/03 21:41 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#193 []
.

今だって

あたし襲われてるよ

怖いよ、痛いよ…

またあの時みたいに

助けてくれるんだよね?

守ってくれるんだよね?

そうでしょ?

ねぇ、結斗───……


.

⏰:07/10/03 21:45 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#194 []

.


泣いても


願っても


結斗は来ない──…


.

⏰:07/10/03 21:46 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#195 []
.

「あいつ、俺等のせいでこの女が汚れたって知ったらどう思うだろうなぁ…」

男はあたしの体を弄びながら言った。


どういう事…?!

街灯の光でぼんやりと浮かび上がった男の顔を見てあたしは驚いた。

.

⏰:07/10/03 21:49 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#196 []
.




あの時の───!!


結斗がグルだと言っていた男だった。

「んんーっっ!!うー!!!」

どうして!?
もしかして結斗に腹いせするために……


.

⏰:07/10/03 21:51 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#197 []
.

男達は散々あたしの体をいたぶると、

「恨むならあいつを恨むんだな」

そう吐き捨てて逃げるように去っていった。

公園に取り残されたあたしはただ呆然としていた。

.

⏰:07/10/03 21:55 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#198 []
.

あたしはしばらくしてふらふらと立ち上がり近くのベンチに座った。

どれぐらい時間が経ったの?


何が起こったの?


結斗はどこにいるの……

.

⏰:07/10/03 21:59 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#199 []
.

視線を落とし、砂で汚れた体を見る。


汚い



汚い


アタシハ汚イ


.

⏰:07/10/03 22:01 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#200 []
.

さっきまでの出来事がフラッシュバックする。


どうして…

何であたしがこんな目に…!!

苦しい
悔しい
悲しい

あたしは声を出して泣いた。

.

⏰:07/10/03 22:04 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#201 []
.


もう何も考えられない


何も考えたくない


楽になりたい…


楽に…

.

⏰:07/10/03 22:05 📱:F902i 🆔:☆☆☆


★コメント★

←次 | 前→
↩ トピック
msgβ
💬
🔍 ↔ 📝
C-BoX E194.194