狂おしいほど、愛。
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#54 []
あたしが出ようとすると、結斗に腕をつかまれ引き寄せられた。


「えっ?何……」


「すんません、もう一周します」

結斗が係員に言う。

扉が閉まり、また動き出した。

⏰:07/08/26 05:09 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#55 []
「……」

観覧車の中の二人は黙ったまま…

ただ小さく機械の音がするだけ。

隣に座った彼の指先と
あたしの指先が
少し触れた。


何かを話すわけでもない。
でも何故だろう…


心地よかった。

⏰:07/08/26 05:17 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#56 []
二周目も終わり、
あたし達は遊園地を出た。

「こんなはしゃいだの久しぶりだな」

「あたしも!楽しかったぁ〜」

結斗はあたしの家の近くまで送ってくれた。

⏰:07/08/27 01:13 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#57 []
「じゃあ気をつけてな。」

「うん、ありがとう。」


手を振り結斗と別れた。
家に帰り、
今日一日のことを思い出す。

楽しかったなぁー……

⏰:07/08/27 01:19 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#58 []
ほぅ……とピンク色のため息をもらす。


ついさっきまで会ってたのに、
もう会いたくなってる。

あたしやばいかも…


これって「恋」なのかな─…

⏰:07/08/27 01:22 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#59 []
─…

「えっ…紀塚?!」

次の日、友達の朱美(アケミ)に話すとびっくりされた。

「うん、紀塚高校だって!近いよねー」

「紀塚って…大丈夫なの?」

朱美は眉間にシワをよせて言った。

⏰:07/08/27 01:28 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#60 []
「何が?」

「あんまいい噂聞かないよ?ガラ悪い奴ばっからしいし…」


「え〜そんなことないよ!結斗優しいよ?」

「はぁ…まぁ変なことに巻き込まれなきゃいいけど…」

朱美はヘラヘラしてるあたしに少し呆れ気味に言った。

⏰:07/08/27 01:33 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#61 []
それから一週間、
結斗と連絡を取らなかった。

「はぁ〜〜〜」

「何、でかいため息ついてんの」

放課後、まだ少しざわついている教室で
あたしはうなだれていた。

⏰:07/08/27 01:38 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#62 []
「朱美〜…」

「はいはい、どした?」

朱美はあたしの前の席に座った。

「メールがこない。」

「自分から送ればいいじゃん」

「……」

あたしの悩みは恋愛エキスパート鈴村朱美によって
2秒で解決されてしまいました。

⏰:07/08/27 01:41 📱:F902i 🆔:☆☆☆


#63 []
…って、そうじゃなくて!!

「だってあつかましいって思われたくないし〜」
「なんつーか…乙女だねぇ…」

「こっ!恋なんてそんな!まだそこまでいってないよ!」

あたしは必死に否定した。

「誰も恋なんて言ってませんが。」

「…………」

⏰:07/08/27 01:46 📱:F902i 🆔:☆☆☆


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