狂おしいほど、愛。
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#61 [
]
それから一週間、
結斗と連絡を取らなかった。
「はぁ〜〜〜」
「何、でかいため息ついてんの」
放課後、まだ少しざわついている教室で
あたしはうなだれていた。
:07/08/27 01:38
:F902i
:☆☆☆
#62 [
]
「朱美〜…」
「はいはい、どした?」
朱美はあたしの前の席に座った。
「メールがこない。」
「自分から送ればいいじゃん」
「……」
あたしの悩みは恋愛エキスパート鈴村朱美によって
2秒で解決されてしまいました。
:07/08/27 01:41
:F902i
:☆☆☆
#63 [
]
…って、そうじゃなくて!!
「だってあつかましいって思われたくないし〜」
「なんつーか…乙女だねぇ…」
「こっ!恋なんてそんな!まだそこまでいってないよ!」
あたしは必死に否定した。
「誰も恋なんて言ってませんが。」
「…………」
:07/08/27 01:46
:F902i
:☆☆☆
#64 [
]
「まぁ…メール送るのに勇気いるかもしんないけどさ、だからこそ返ってきた時嬉しいんじゃん?」
「うん…そう、、そうなの!!頑張って送ってみようかな…」
「てかさー、あたし目悪いからよくわかんないけど、門にいるの紀塚の制服じゃない?」
朱美の言葉にあたしは窓から門に目をやる。
:07/08/27 01:52
:F902i
:☆☆☆
#65 [
]
「えっ……嘘、結斗…?」
「ふぅーん…アレが結「ごめん朱美!!あたし行くね!!」」
朱美の言葉を遮り、あたしはカバンを持って走り出した。
「早っ。あれは完璧恋しちゃってる顔でしょ。」
.
:07/08/27 02:15
:F902i
:☆☆☆
#66 [
]
.
『恋』なんて
言葉の意味も曖昧で
マンガやドラマの世界だと
思ってた。
自分が経験して
初めて分かる
誰かを想う 気持ち
嫉妬してしまう心も
好きだからこそ
溢れる涙も
笑顔も
全部
たった一人のためにあるということ
あたしは───……
.
:07/08/27 02:25
:F902i
:☆☆☆
#67 [
]
.
「結斗っ!」
あたしは息を切らして
結斗の元へ行った。
「百合!」
今…『百合』って…
呼んでくれた…
「どうしたの?何でこんなとこに…」
.
:07/08/27 02:28
:F902i
:☆☆☆
#68 [
]
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「最近忙しくて連絡してなかったから、驚かせようと思って。」
「ほんと、びっくりしたっ!」
「今からどっか行かねぇ?」
「うん…!行く!」
あたしは─…
結斗が、好き。
:07/08/27 02:33
:F902i
:☆☆☆
#69 [
]
「あっ?雨?」
結斗が手をかざす。
街を歩いていると
ぽつぽつと雨が降ってきた。
「ほんとだー今日は晴れって天気予報で見たのに…」
小雨だがだんだんきつくなってきた。
:07/08/28 02:12
:F902i
:☆☆☆
#70 [
]
「とりあえず雨宿りしよ」
あたし達は屋根のある場所まで走った。
「ちょっと濡れちゃったね。」
あたしはそう言いながらカバンの中からハンカチを出した。
「はい、ふかないと風邪ひくから…」
:07/08/28 02:17
:F902i
:☆☆☆
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