恋するドーリィ
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#13 [リナ]
 
「んじゃ、俺帰るわ。
戸締まりちゃんとしろよ」「うん。健ちゃんも気を付けて帰ってね」
別れ際にキスをし、彼女の頭をなで
ガチャッ
「じゃーな」
ドアを開け男は帰る。
時計は10時を回っていた。
 
「あたしもそろそろ寝よっかな〜?」
風呂に入り寝る準備をすませ床につく。
ドーリィに“おやすみ”と言い電気を消した。

カタンッ…――
 

⏰:07/09/03 18:02 📱:N901iS 🆔:R1qf7mqs


#14 [リナ]
 
ピピピピッピピピピッ
携帯の目覚ましが鳴った
 
「もー9時かあ、ふあ〜よく寝た」
彼女は伸びをしながらベッドを出る。
目線を床に落とした。
 
「え?何でこんなとこに?
あたしそんなに寝相悪いの?」
目線の先、床にはドーリィが仰向けに落ちていた。
 

⏰:07/09/03 18:04 📱:N901iS 🆔:R1qf7mqs


#15 [リナ]
 
「ごめんねドーリィ」
人形を拾い上げ、服に付いたホコリを手で払い、また出窓に座らせる。
 
シャワーで寝汗を流し化粧を済ませバイトに行く。
「行ってきます」
ドーリィに話し掛け部屋を出た。
 
 
バタンッ
「疲れたあー。ただいま」
 

⏰:07/09/03 18:06 📱:N901iS 🆔:R1qf7mqs


#16 [リナ]
 
一人の時はドアを開け無言で入ってきたこの部屋。
人形を買ってからは挨拶をするようになった。
 
ベッドに座りドーリィを膝に乗せグチをこぼす。
「…でね、すっごいムカついたの!聞いてる?
って、人形だから聞いてないよね」
あはっと、頭をポリポリかく。
「明日は健ちゃん来るからもー寝なきゃ」
ドーリィを出窓に戻し電気を消した。
 

⏰:07/09/03 18:08 📱:N901iS 🆔:R1qf7mqs


#17 [リナ]
 
カタン…ズルズル…―
 
んっ…かはっ……

⏰:07/09/03 18:08 📱:N901iS 🆔:R1qf7mqs


#18 [リナ]
翌朝顔を洗い鏡を見ると、首にアザが出来ていた
「なに、これ…手形…?
まさか…ね?」
首の左右には小さなアザが一つずつ付いている。
ちょうどドーリィの手と同じくらいの大きさで…。
 
ピンポーン
男がやって来た。
 

⏰:07/09/03 18:09 📱:N901iS 🆔:R1qf7mqs


#19 [リナ]
「健ちゃんいらっしゃい」
パタパタとドアまで男を迎えに行く。
「小春、その首どーしたんだよ?」
靴を脱ぎ彼女の部屋に上がる男。
「んー…起きたらこーなってた」
「起きたらって…。
それって人形の手形…」
「な訳無いじゃん、やだなあ〜健ちゃんたら」
 

⏰:07/09/03 18:17 📱:N901iS 🆔:R1qf7mqs


#20 [リナ]
 
「なぁ、俺今日泊まろーか?」
男は彼女の顔を覗き込み心配そうに言う。
 
「だぁーいじょうぶ。心配ないって!痛くないし。
ほら、座って?」
彼女にうながされカーペットの上に座る。
目線はアザに向けたまま。

「本当に大丈夫か?」
「し・つ・こ・い!
本当に大丈夫。明日も逢えるんだから心配しないで?」
男の顔をみてニコッと微笑む。

「何かあったら俺に言えよ?あの人形、不気味だからな……」
彼女の髪をくしゃくしゃと撫でながら声低く男は言った。
  

⏰:08/01/12 21:46 📱:N905i 🆔:p/4tz8HY


#21 [リナ]
 
「健ちゃん、ありがと」
言って彼女は男のホッペにキスをする。
次に男が彼女の口にキスをした。

「んっ」
彼女の声が漏れ
「俺……我慢できない」
二人はまじり合ってしまった。
ドーリィの目の前で……。
  

⏰:08/01/12 21:52 📱:N905i 🆔:p/4tz8HY


#22 [リナ]
 
男は帰り、彼女はベッドに寝転がると右手に手鏡を持ち首のアザを映す。
アザがあった部分には男がキスマークを付けた。
そのキスマークを右手の人差し指でなぞる。

「んふふっ。
キスマークかぁ〜あたし健ちゃんの物って感じ。
アザも隠れたし。
明日も健ちゃんに逢える……し……」
スゥー。
強烈な睡魔に襲われた彼女は深い眠りについた。
  

⏰:08/01/12 21:59 📱:N905i 🆔:p/4tz8HY


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