☆SEX こんぷりーと☆BL
最新 最初 全 
#71 [H∧Lしおん]
「お前を一人占めにしたい…」
…………なんなんだよ、もう。
ヨシキさんてこんなに甘ったれでヘタレだったっけ?
「それ、わがままってヤツだってこと分かって言ってる?
俺を困らせてるって、ちゃんと分かって言ってる??」
:07/09/24 12:42
:W51S
:4lFjZ.UM
#72 [H∧Lしおん]
子供を叱る母親みたいに言ってやれば、俺の肩からのろのろと顔をを上げた。
「……なんつー顔しちゃってんの、ナンバーワンホストが」
「お前の前じゃ、ただの男だ」
「それ、すごい重い」
「……………」
………あーもう、なんだよさっきから。
イライラしてきた俺に、ヘタレな大人はとんでもない事を言い出した。
「もうウリはやめろ」
:07/09/24 12:46
:W51S
:4lFjZ.UM
#73 [H∧Lしおん]
「はあ?」
「金が必要なら、いくらでも出してやる。
だから、俺の側に―――「アタァ!」
言い終わらせる前にビシッとチョップ。
いきなりチョップされて、ポカンと目を丸くするヨシキさん。
「もう悪ふざけは終わり。
口説き文句の練習なんかしなくても、ヨシキさんなら良い客付くから大丈夫だって」
:07/09/24 12:55
:W51S
:4lFjZ.UM
#74 [H∧Lしおん]
「何言ってるんだ、俺は本気で―――「あのね、」
ベッドから下りて、床に散らばった制服に袖を通しながら、俺はため息を吐いた。
「俺がウリをする理由に、ヨシキさんのわがままは通用しないよ」
下着、靴下、ワイシャツ。
…あ〜あ、制服シワになっちゃった。
学ランだから目立つんだよなぁ。
「…金が目的じゃないのか」
:07/09/24 13:01
:W51S
:4lFjZ.UM
#75 [H∧Lしおん]
「うん」
「セックスか?」
「ちがう」
「出会い探しか」
「それもハズレ」
「じゃあ何だ」
そこまでの会話で、身支度終了。
あとはソファに投げっぱなしのカバンひっ掴めばオシマイ。
俺はくるっと振り返って、ベッドの上のヨシキさんに、にっこり笑った。
:07/09/24 13:05
:W51S
:4lFjZ.UM
#76 [H∧Lしおん]
「俺と一匹オオカミくんとの、二人だけの秘密の約束のためにね」
Vサインを付き出すと、ハルキさんは一瞬目を見張って、次には落胆したように苦笑いを浮かべた。
「…そうか」
それ以上何も聞くことなく、それだけ言った。
ふ、って笑った顔、なんか寂しそうだけど、元の大人なヨシキさんに戻ったみたいだ。よかった。
カバンを掴んで部屋を出ようとして、はた、と足を止めた。
:07/09/24 13:11
:W51S
:4lFjZ.UM
#77 [H∧Lしおん]
あ。大事なの忘れるトコだった。
「今日は中出し二回もしたから、六万になりまーす」
スマイル0円と共に、目の前に差し出した手のひら。
ヨシキさんは唇の端だけ吊り上げて、六人の諭吉をそこに乗せた。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
:07/09/24 13:15
:W51S
:4lFjZ.UM
#78 [H∧Lしおん]
:07/09/24 13:16
:W51S
:4lFjZ.UM
#79 [H∧Lしおん]
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
【あの日の約束は、俺にとって全てが始まりだったby過去を振り返る春日ゆめと】
住宅地の真ん中にある小さな公園。
ブランコと滑り台と、ボロボロの白いベンチしかないソコは、ハルキと遊ぶ定番の場所だった。
「はぁ、疲れた〜」
サビついたベンチにゴロンと寝そべれば、真っ黒な夜空にキラキラ無数の星が輝いて。
「あ、夏の大三角形」
三つの大きな光を指で結んで、ちょっと幸せになった。もうすっかり夏だ。
:07/09/24 20:39
:W51S
:4lFjZ.UM
#80 [H∧Lしおん]
今日の宿はココにしよう。
ヨシキさんから貰った六人の諭吉さんは相変わらずポケットの中。ホテルに行くより、何となく今日はこの公園にきたくなった。
「…なんか調子狂うなあ…」
ヨシキさんからの告白にもそうだけど、最近なんか気分が優れない。
殴られたほっぺた。
左ポケットの六枚。
逃走したまんまの、オオカミくんのこと。
よくわかんないけど、変な罪悪感。
悪いことなんて、してないのに。
:07/09/24 20:43
:W51S
:4lFjZ.UM
★コメント★
←次 | 前→
トピック
C-BoX E194.194