☆SEX こんぷりーと☆BL
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#161 [H∧Lしおん]
何度も上下に動かしても、ただ虚しくガチャガチャと音を鳴らすばかりで。
「開かない…」
「出られると思ったか?」
虚を付かれて呆然とドアを見つめる俺の後ろ、ゆらりと立ち上がる気配がした。
「言っただろ、ずっと一緒に暮らすんだって」
振り向いた視線の先、俺に蹴られた顎を擦りながらヨシキさんが近づく。
綺麗に整った顔が、面白そうに笑っていた。
「…オカシイよ、あんた…まさか本気で俺をここから出さないつもり」
:07/10/03 12:32
:W51S
:RBjXyS02
#162 [H∧Lしおん]
「そうだと言ったら?」
くい、と顎を持ち上げられて、無理矢理視線を合わせられる。
俺は挑むようにその瞳を睨みつけた。
「舌噛んで死んでやる」
「…なら舌を噛まれないように口を塞いで、ベッドに縛り付けてやろうか」
「……悪趣味」
俺の言葉に目を細めたヨシキさん。
:07/10/03 20:05
:W51S
:RBjXyS02
#163 [H∧Lしおん]
上等だ。
そっちがその気なら俺の全てを奪ってみろ。
セックスしようが殴ろうが、なんでもあんたの自由だ。
だけど俺の心まではくれてやらない。
それでもよければ、さあ。どうぞ。
「あんたには、本物の俺は手に入れられない」
「…望むところだ」
言いながら、ヨシキさんは不敵に笑った俺の唇に口付けた。
扉に押し付けられた背が、冷たい。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
:07/10/03 21:02
:W51S
:RBjXyS02
#164 [H∧Lしおん]
:07/10/04 08:19
:W51S
:Vagsu7LU
#165 [H∧Lしおん]
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
【崩れる夕日落ちた星空、眺める自分の居場所は皆無by監禁少年ゆめと】
「じゅーいち、じゅーに、じゅーさ…ん?
あれ?」
ああダメだ。
またわかんなくなっちゃった。
お前ら似すぎなんだよ!
「あーイライラしてきたっ!」
頭をかきむしりながらボスッとベッドにダイブ。
ぼよんぼよんって身体が弾んだ。
:07/10/04 12:19
:W51S
:Vagsu7LU
#166 [H∧Lしおん]
暇つぶしに、ソファの横にある、デカデカと壁にはめ込まれた熱帯魚達を数えてみた。
赤、青、黄色。
綺麗なグラデーションの小さな小魚たちは、ガラス越しの俺を笑うかのようにスイスイ泳ぐもんだから。
十三匹目から、わかんなくなってきた。
:07/10/04 12:23
:W51S
:Vagsu7LU
#167 [H∧Lしおん]
クルクル回る天井のファン。
ぼーっと見つめて、ため息ひとつ。
このマンションの主であるヨシキさんはまだ帰って来ない。
外は雨で、薄暗い。
午前七時半。
いつもならプラプラ登校中の時間。
「……ひまだ」
:07/10/04 12:27
:W51S
:Vagsu7LU
#168 [H∧Lしおん]
ヨシキさんは本気で俺を監禁するらしく。
リビングの扉はどういう仕組みか開かなかった。
つまり俺はリビングから一歩も外に出られない。
ソファ、TV、テーブル、ベッド。
ベッド脇の小さな温冷庫にはミネラルウォーターにコンビニ弁当。腹がすいたら食えってことらしい。
トイレも風呂もリビングから繋がってる。
つまり、何一つ不便じゃない空間。
:07/10/04 12:32
:W51S
:Vagsu7LU
#169 [H∧Lしおん]
「監禁」ってゆーからさ、もっとこう…
首輪〜とか鎖〜とか身動き取れない〜とか…
って思った。
まぁそこまで手を込んで用意してたら、いわゆる【確信犯】だけど。
そんな切迫詰まった状態じゃ、きっと熱帯魚なんか数える暇なく死に物狂いでギャーギャーわめきちらしてた。
ただ外に出られないってだけ。
うん、普通にしてればなにも苦じゃない。
【軟禁】。
そんな感じ。
:07/10/04 21:01
:W51S
:Vagsu7LU
#170 [H∧Lしおん]
ただイマイチ理解できないのが、俺を閉じ込めて何がしたいのかっつーポイント。
ただ一緒にいたいからって理由だけで犯罪まがいなことしてるんだとしたら、どうしようもないバカだ。
ヨシキさんはもっと常識のあるヒトだと思うし…
………………。
ううん、人間は分かりません。
:07/10/04 21:05
:W51S
:Vagsu7LU
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