「純也」
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#132 [あぃみ]
続き〜
純也は自分が私に言った事など忘れているようだった。
聞きたい事は沢山あるはずで、少しムカついてて、気まずいはずなのに、純也のペースにまた流される私。
「今日は休みでー、今りんちゃんと飲んでるよー!」
「まぢー、じゃ俺も今から行くよ?」
「えっ無理だよ。」
りんちゃんといるんだから… なんて自分勝手なんだろぅ。
「なんで無理なの?男?」
「…男はいないけどりんちゃんといるんだってば!」
:07/11/10 09:58 :911SH :☆☆☆
#133 [あぃみ]
「無理」と「なんで」のキャッチボールを繰り返していると、りんちゃんが「なんだって?」の顔で私を見た。
私はマイクに指を当てて小声で言った
「純也が来るとか言い出した」
少し驚いた表情のりんちゃん。
:07/11/10 10:01 :911SH :☆☆☆
#134 [あぃみ]
「まぢ変な奴だね、来るのは全然いいよ?あぃが大丈夫なら!」
優しいりんちゃん。
私は受話器に耳を戻した。
「おーーーい!聞いてんのかよー!電波わりぃのかぁー?」
純也は一人で大きい声を出していた。元気がありあまってる様子。
私は答えた。
「純也?りんちゃん来ていいって言ってくれたよ?」
「おう!当たり前じゃん!」
:07/11/10 10:12 :911SH :☆☆☆
#135 [あぃみ]
始めの頃はすぐに
「当たり前じやん」と言う純也に腹をたてたり、期待したりしていたけど
純也のこれは単なる口癖だった。時と場合を選ばない。
電話を切るとりんちゃんが身を乗り出して聞いてきた。
「あい?大丈夫なの?私だったら調子のんなとか言われたらまじ潰すけどね!まぁそこがあぃの優しいいいところなんだけどさ。優しすぎるのもよくないよ、使われて終わる。あぃが聞けないならあたしが純也に聞いてあげるよ!」
:07/11/10 20:32 :911SH :☆☆☆
#136 [あぃみ]
りんちゃんは私よりも興奮している様子だった。
私は、好きな人の前だと強くいられない。たくさん我慢する。
純也は特に謎だらけで、すごく知りたいのに踏み込めない。怖い。
だから…りんちゃんに頼ってもいいよね。
何を聞くかを二人でまとめた。だいたい二人とも同じ事を知りたかった。
りんちゃんには何も隠さず純也への気持ちや今まであった出来事などを話していたからよくわかってくれていた。
:07/11/10 20:37 :911SH :☆☆☆
#137 [あぃみ]
しばらくすると純也が現れた。
テーブル席で
私の隣に座り、向かいの 席にりんちゃんが座っている状態で、とりあえず一杯乾杯した。
私もりんちゃんもやっぱプロだから純也を酔わすのはあっという間
ほろ酔いで少し頬がピンク色になった純也を見て、私とりんちゃんは目を合わせた。
スタートの合図。
:07/11/10 20:43 :911SH :☆☆☆
#138 [あぃみ]
りんちゃんがグラスを置きながら話した。
「てかさー、純也とあぃみってお似合いだよねー!美男美女って感じ!
てかさ、付き合ってんだっけ?」
口は笑っていても鋭い目で純也を見てる。
見てる。見てる。
私はチラリとも純也の方を向けないでいる。
:07/11/10 20:49 :911SH :☆☆☆
#139 [るリ]
どき(^ω^)どき
:07/11/10 21:13 :N900iS :☆☆☆
#140 [あぃみ]
るりちゃん
総合板のほぅにコメントしときました
ありがとう
:07/11/11 11:18 :911SH :☆☆☆
#141 [あぃみ]
純也がどんな反応を、表情をするのか 怖くて見れないでいる。
しかし純也は少しのためらいもないようすで即答した。
「は?付き合ってねーし」
チーーン。。
私の心の中で金がなる。
そしてじわじわと目が熱くなる。胸が痛くなる。
りんちゃんは私を見て慌てて 続けた。
:07/11/11 11:23 :911SH :☆☆☆
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