「純也」
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#141 [あぃみ]
純也がどんな反応を、表情をするのか 怖くて見れないでいる。
しかし純也は少しのためらいもないようすで即答した。
「は?付き合ってねーし」
チーーン。。
私の心の中で金がなる。
そしてじわじわと目が熱くなる。胸が痛くなる。
りんちゃんは私を見て慌てて 続けた。
:07/11/11 11:23 :911SH :☆☆☆
#142 [あぃみ]
「なんで?彼女いるの?」
ストレートすぎるりんちゃん。もっと遠回しに聞いて欲しかった。
そんなりんちゃんに、純也は少し溜めて答えた。
「…彼女?いねぇよ。
てか、彼女とかいらねーし」
私はとどめを刺されたかのように動けなくなる。
:07/11/11 22:19 :911SH :☆☆☆
#143 [あぃみ]
私が純也を好きな事、純也は気付いているはず。
それなのに、私がいるなんてわすれているのか、純也はのうのうと答えた。と、いうことは、
「諦めてくれ」
そうゆうことなのか?
でもきっと、私といるとき、純也は楽しいはず。
わざわざ嘘をついてまであいに来てくれる。プライドなのか?
純也は私の休みを記憶してくれる。迎えにも来てくれる。さっきだって、ここから30分以上離れた私の夜の職場の近くにいるみたいなこと言った癖に 純也はすぐに現れた。
:07/11/11 22:26 :911SH :☆☆☆
#144 [あぃみ]
なんで純也はここにいるんだ?なんで私に電話したんだ?
今、純也の一言を聞いた瞬間から私の頭はフル回転した。
今、おかれている状況を理解しようと一生懸命考えた。
でも、
すべてが謎。
わかないよ、純也。
:07/11/11 22:30 :911SH :☆☆☆
#145 [あぃみ]
訂正
わかないよ×
わからないよ〇
:07/11/11 22:32 :911SH :☆☆☆
#146 [あぃみ]
私は飲むしかなかった。
ぐいぐい飲んで
ぐいぐい飲んで。
目がまわりだした。
気がつくと
隣の肩にもたれ掛かり、うでにシッカリしがみついていた。
顔をあげて純也の顔を覗き込んだ。
「酔っちったぁ!」
:07/11/11 22:36 :911SH :☆☆☆
#147 [あぃみ]
純也はこちらを向かない。
純也の名前を呼ぼうとした。そのときだった。
「……」
声が出ない
まさる…?
振り向いたその顔を見て胸の奥が熱くなる。
そしてまた涙が流れた。この涙はなんなのだろう。
私がしがみついている腕は彼氏のまさるの腕だった。
そしてまさるはいつもの優しい笑顔で私に微笑みかけている。
:07/11/11 22:42 :911SH :☆☆☆
#148 [あぃみ]
私を安心させるぬくもり、表情、優しさ…
まさる…
「……まさるぅ。」
「うぇーん!まさるー」
私は声を出して泣き出した。
まさるが頭を「よしよし」って撫でて慰めてくれるから…
ん?
声が出た?
あれ?
:07/11/11 22:46 :911SH :☆☆☆
#149 [あぃみ]
私は誰かに肩を叩かれている。
バッと身体をおこすと目の前にはりんちゃんがいた。
横を確認すると純也がいた。
「…夢、かぁー。」
でも涙で頬は濡れている。
…声、出してた。あれは聞こえていたのだろうか。急に恥ずかしくなる私。
:07/11/11 22:55 :911SH :☆☆☆
#150 [あぃみ]
りんちゃんは笑った。
「もぉー飲みすぎー!あい、30分は寝てたよ笑」
「まじ?ごめん!笑」
純也が続いた
「てかお前化粧落ちすぎ笑」
「まじ?ごめん。」
鏡を出して顔を確認する。
すると…
二年前に見た事がある自分がいた。
まさるが事故にあった日。私は同じ顔をしていた。
私…
まさるに逢いたい。
:07/11/12 00:04 :911SH :☆☆☆
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