○ビー玉ラバーズ○
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#204 [向日葵]
私は別に嫌じゃないので、いいよと答えた。

まったく……まだまだ姉離れ出来ないんだから……。

と思いながらも、誠が可愛いくて仕方ないのでとても嬉しいのだ。

「あ。」

グラウンドで、中学生がサッカーしてる。

元気だね若者。さすが14歳……。

何だか心は既に老人化してしまっている私なのだった。
するとその中に見慣れた影が。

⏰:07/10/29 01:11 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#205 [向日葵]
「誠……。」

長袖ジャージを腕も足も捲り上げてボールを奪いあっている。
と思っていたら、スイッとボールを奪い、一気にシュート。

わぁ……うまーい……。

運動神経良いのは知ってたけど、ここまでとは……。

感心していると、急に誠はこちらを見た。
何故かいけない事をした気分になった私はドキッとする。

誠は微笑んで手を振っている。

ん?!それは私に?
いやいやいやそんな訳ないよねっ?

⏰:07/10/29 01:15 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#206 [向日葵]
――――――――

今日はここまでにします

>>22に感想板があるんで、良ければ感想などお願いします

⏰:07/10/29 01:17 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#207 [向日葵]
私の教室は3階にあってグラウンドからはまぁまぁ離れている。
私から誠を見つける事は出来ても誠から私を見つけるのはきっと無理だ。

私は一旦黒板を見て、またゆっくりとグラウンドを見た。

すると誠はまだ私を見ていて手を振っていた。

先生の目を盗んで手を振り返すと、誠の手の振りが一層早まったので私だと確信を持てた。

しばらくして誠はまたサッカーをしに戻っていった。そんな姿を私は微笑ましく見守る。

⏰:07/10/31 00:47 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#208 [向日葵]
元気だなぁ……。

お姉ちゃんは誠が立派になって嬉しいよ……っ。

と、その時。

誠に可愛いらしい女の子が近づいてきた。

どうやら誠と喋ってるみたい。
その時見せた誠の笑顔は、完璧に“弟”ではなく、“男の子”だった……。

「……いつの間に……。」

そんな笑顔を見せる様になったんだろう。

また胸のどこかでチクリと音が鳴った……。

⏰:07/10/31 00:51 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#209 [向日葵]
―――――――――……

「加寿姉。飯。」

「あ、待ってて。すぐ行く。」

迎えに来た誠を待たせて、私はお昼の用意をした。

「へーっ。迎えに来ちゃうのかぁっ!」

「今日はたまたまだよ。いつもなら外で待ってるんだけど……。」

どうしたんだろ?

お弁当のサンドイッチとミルクティーを持って私は誠の元へと行った。

「どこで食べる?」

「中庭の木陰で食べよう!天気もいいし!」

そう言って私達は中庭へと向かった。

⏰:07/10/31 00:57 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#210 [向日葵]
中庭で食べる人は意外に少なく、食べているのは私達と遠くに少しだけ見える人達だけだった。

「いっただっきまーす!」

サンドイッチを1つ持ち、口に頬張る。
お腹が空いていたのでとてもおいしく食べていた。

あぁ……青空の下でおいしい物食べるって幸せだなぁ〜っ。

そこで私はあることに気づく。
さっきから誠が全く喋らないのだ。
ただ黙々とご飯を食べている。

⏰:07/10/31 01:00 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#211 [向日葵]
「誠?どうかした?」

「え……?いや……。」

私は瞬きを何回かして「そう?」と言った。
でも明らかに誠がおかしい気がする。それは長年付き合ってきた私の勘の様なものだ。

しばらく誠を見ていると、誠はお弁当箱に静かにお箸を置いた。

「あの……さ。……告白されたんだ。俺。」

「え?!嘘っ!!」

私はサンドイッチを食べる手を止めた。

「で?!返事したのっ?!」

⏰:07/10/31 01:05 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#212 [向日葵]
誠は眉を寄せてハァ……と悩ましげにため息を吐いた。中学生と思えないその仕草に色気さえ感じた。

「もちろん断った。」

「え―――!!!!断っちゃったの?!誠彼女いらないの?!」

「欲しいよ。でも……好きな人が、いるから……。」

へー!誠好きな人いるんだぁ!と私は目を輝かしていた。

すると急に誠が真剣な顔をして、私を見た。
そのせいで、私達は沈黙した。

⏰:07/10/31 01:09 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


#213 [向日葵]
「……分からない?俺加寿姉が好きなんだけど……。」

「……え……。」

ザァァァ……

風が一瞬激しく通り過ぎた。私の伸ばした少し茶色い髪の毛が顔にかかる。

「小さい頃からずっと……。加寿姉全然気づいてないから今が丁度いいと思」

「ちょちょちょっと待って。」

誠が私を?
そんな……私は誠はずっと弟みたいにしか思ってなくて……。

⏰:07/10/31 01:12 📱:SO903i 🆔:☆☆☆


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