○ビー玉ラバーズ○
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#519 [向日葵]
「セツナ。蜜、どこいる。」
ラフィーユがセツナに話かける。
が、セツナは「ヘッ!」と言ってそっぽを向く。
「あんな奴もう知らんっ。最近毎日“課題課題”とうるさくて敵わん!」
「なんだケンカかよー。セツナも少しは蜜の事考えてやれよなぁ。」
セツナはオウマをギンッと睨み、目をつり上げる。
その様子に肩をすくめて少し呆れるオウマ。
「セツナ。夏、危険。」
「なんでだ?」
「暑い。水分不足する。日射し、強い。」
:07/11/28 00:25
:SO903i
:☆☆☆
#520 [向日葵]
「知るかよ。」
セツナの態度に、ラフィーユがムカッと来たらしく、セツナの前までくると、座っているソファーを思いきり蹴った。
細く長い足からは考えられないほどの脚力はまさしく人外特有のもの。
セツナの座っているソファーはグラグラと揺れた。
まるで大きなロッキングチェアーだ。
「お前……何をするんだ!」
「セツナの態度、良くない。改めるべき。」
「お前誰に物を言ってやがる……。」
:07/11/28 00:29
:SO903i
:☆☆☆
#521 [向日葵]
ラフィーユはその言葉の意味を理解しつつも痛くもかゆくもないと言う風に涼しげな、だけど厳しい顔でセツナを睨む。
一方のセツナも、自分を馬鹿にされたような扱いを受け、イライラした目つきでラフィーユを睨む。
そんな2人の間から、オウマがおずおずとセツナに話しかける。
「あのさセツナ。なんでセツナがイライラしてるか蜜は知ってるのか?」
「知ってるだろ。それぐらい。」
ぶっきらぼうに言い捨てて、ソファーに深く座る。
:07/11/28 00:36
:SO903i
:☆☆☆
#522 [向日葵]
――――――

――――――
今日はここまでにします
>>283に感想板がありますんで、良ければ感想お願いします


:07/11/28 00:37
:SO903i
:☆☆☆
#523 [向日葵]
「前にも言ったけどさ、蜜は口でちゃんと伝えなきゃ嫌だと思うぞ?」
セツナは肩をピクッと動かせた。
ずっと黙ってセツナを睨みつけていたラフィーユも口を開く。
「お互い好き、だからと言って、何も言わない。それ一番いけない。」
「そーそー。何も言わず全て分かれだなんて、ちょっと強引だと思うぞ。」
セツナはハァー……っと深くため息をついて目を閉じた。
そして暫くして……
「蜜を探してくる……。」
:07/12/02 11:48
:SO903i
:☆☆☆
#524 [向日葵]
その言葉に、オウマとラフィーユは微笑んだ。
「俺達も手伝おうか?」
「いや、そんな遠くには行ってないだろうし。飛ぶ必要もないだろうから。俺だけで行く。」
そう言って立ち上がり、玄関へ向かった。
――――――……
「あっ……つい……。」
もうどれくらい歩いた……?
滝のように汗を流しながら、紙を探し回る。
そんな事をしなくてもコピーを取らせてもらえば……と最初考えた。
:07/12/02 11:53
:SO903i
:☆☆☆
#525 [向日葵]
でも、ラフィーユもオウマ君もいつの間にかパッパと終らしてる為コピーは不可。他の友達で地元の人がいない為これも不可。
……となれば
歩くしかないと言う訳だ。
少し認めるのであれば、意地が入ってるのは認める。
見つけて見返してやりたい。
もちろん誰かと言えばこんな事をした張本人だ。
「……っ?」
突然、めまいがした。
原因はなんとなく分かる。長時間に太陽に当たりすぎた。
:07/12/02 11:57
:SO903i
:☆☆☆
#526 [向日葵]
もう1時間くらいは歩いてるかな。
どこか日陰……。
と言っても、周りには家ばかり。
ちょっと休めそうな公園が見当たらない。
まだそんなフラフラになってる訳でもないし、探してみよう。
だけど歩く内に、めまいの回数が増えてきた。
本能的にヤバイと感じる。
「……あ……。」
バス停のベンチを発見。
近くの木が木陰になってる。
:07/12/02 12:02
:SO903i
:☆☆☆
#527 [向日葵]
「ふー……。」
助かった……けど休憩したらすぐに探しにいかなきゃ。
夏だから日が長いとは言え夕暮れになる前には見つけたい。
そう思うのに体が重い……。
少しでも早く疲れがとれるようにと目を閉じたけれど、目を閉じても頭がくらくらしてるような気がした。
早く……立たなきゃ……。
――――――――……
ふと意識が戻る。
まだ目は閉じたままだ。
世界が暗い。
でも瞼ごしに分かる太陽の光。
:07/12/02 12:07
:SO903i
:☆☆☆
#528 [向日葵]
そよそよと風が吹いている。とても心地よい。
私寝ちゃったのか……。
……ん……?
ぼやける頭の中で、気がついた。
誰かが私を抱き上げていると。
うっすら目を開けた。
顔の近くには、逆光で見えにくいあの綺麗な顔があった。
「セツ……ナ……?」
セツナは私に顔を向けると、優しく微笑んでくれた。
「心配するな。眠っておけ。」
:07/12/02 12:13
:SO903i
:☆☆☆
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