○ビー玉ラバーズ○
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#539 [向日葵]
「私もですよ……。」
するとセツナがじっと私を見つめた。
「?何か?」
「俺がどれだけお前が大事か、言った方がいいか?」
頭にハテナを浮かばせながら私はセツナを見つめ返す。
「どうしてです?」
「オウマやラフィーユに言われた。蜜は何でも言った方がいいとな。」
「ふぅん。」と呟きながら、私はセツナの胸におでこを当てた。
:07/12/02 13:24
:SO903i
:☆☆☆
#540 [向日葵]
セツナは私の頭のてっぺんに口を当てている。
しばらく考えた。
確かに何でも言ってもらえるのはとても嬉しい。
今みたいに「好き」と言ってくれるなら尚更。
でも、セツナの気持ちは痛い程分かる。
「言わなくても、セツナの気持ちは伝わってます。ただ、寂しかったり、自分がどうして欲しいかとかは言って欲しいかもですねー。」
「そうか……。」
なんだかまた私は笑えた。
頭上でセツナが不機嫌そうに「ん?」と唸るのが聞こえた。
:07/12/02 13:29
:SO903i
:☆☆☆
#541 [向日葵]
――――――

――――――
キリます(◎・ω・◎)
>>283に感想板がありますんで、よければ感想お願いします

:07/12/02 13:31
:SO903i
:☆☆☆
#542 [向日葵]
「セツナは色々器用なくせに変な所不器用ですよね。」
私がまだくすくす笑っていると、セツナはスッと表情を引き締めた。
「でも……お前はちゃんとそれを教えてくれる。それがどんなに嬉しいか、知ってるか……?」
ついつい胸がドキッとしてしまった。
私はまたセツナをじって見つめた。
私だって、セツナに色んな事を教えてもらった。
例えば……こんなにも人を好きになる気持ちだとか……。
:07/12/04 01:13
:SO903i
:☆☆☆
#543 [向日葵]
「足りない部分は、これから補い合いましょうね。」
まだまだ先は長いんですから……。
私の言葉の意味を理解したセツナは、私が大好きなあの優しい笑みを浮かべて頭を撫でてくれた。
まだまだ歩き始めたばかりの私達。
でもこれからも隣には絶対セツナがいる。
それならどんな事も乗り越えていける気がするよ。
:07/12/04 01:18
:SO903i
:☆☆☆
#544 [向日葵]
そして、いつか、何も言わなくても分かりあえるようになったらいいね。
でも時々「好き」と囁いて欲しいかな……。
私は今日も
大好きな人と学び、笑いあいながら
未来へ歩いていく……。
黒蝶・蜜乙女*END*
:07/12/04 01:22
:SO903i
:☆☆☆
#545 [向日葵]
ビー玉ラバーズ*スペシャルストーリー*
*―温―*
寒……。
そりゃそうか。もう12月だ。
なのにベランダに出る馬鹿がどこにいるんだろうか。
……いやここにいるんだけども……。
:07/12/04 01:24
:SO903i
:☆☆☆
#546 [向日葵]
「コラ紅葉!!」
襟を後ろから掴まれ、私は強制的に部屋へ連れていかれた。
「あのね静流。私は猫じゃないの。こんな扱いやめてもらえないかしら。」
襟を正しながら私は静流を睨みつけた。
静流は肩をすくませて呆れたように私を見る。
「似たようなもんじゃん。紅葉猫っぽいし。」
その言葉に、少し頭がイラッとした。
私が静流宅へ拾われてから約半年が過ぎた。
:07/12/04 01:28
:SO903i
:☆☆☆
#547 [向日葵]
そして今始めての冬を迎えようとしている。
一応自己紹介しておくと、私の名前は紅葉(くれは)。15歳。
梅雨の時期、虐待を受けた挙句ゴミ捨て場に捨てられた私を拾ってくれたのが、さっき私に失礼なことをした静流(しずる)(17歳)の父だった。
それから色々あって、まぁ……私と静流は恋人同士でもある。
「静流君。紅葉ちゃん。今年のイルミネーションどうするの?」
ボサボサした髪に丸眼鏡。この人こそ、拾ってくれた張本人、源さん(げんさん)だ。
:07/12/04 01:34
:SO903i
:☆☆☆
#548 [向日葵]
「いるみねぃしょん?」
明らかに棒読みだ。
それもその筈。
私には何のことだかさっぱり分かってないからだ。
いや、イルミネーションの意味くらいは分かるけど、イルミネーションがどうかしたのかと言う話であって……。
「毎年12月中に街の方でイルミネーションやってるんだ。結構有名でデートスポットとかに選ばれてるんだよ。」
デートスポット……っ?!
静流の説明に私は鳥肌がたった。
:07/12/04 01:41
:SO903i
:☆☆☆
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