○ビー玉ラバーズ○
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#589 [向日葵]
携帯必ず持参。お金は持たなくて良し。しっかり暖かい恰好をする。
ってかいつも思うけど、これ予定じゃなくて私についてだよね。
「ちゃんと頭に入ってんだから、さっさと学校行って頂戴。」
「ハイハイ。じゃ、後でな。」
と言いながら頭を撫でて、静流は学校へ向かった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
可愛い恰好……と言われてもなぁ……。
つい最近買ってもらったクローゼットを勢い良く開ける。
:07/12/13 12:17
:SO903i
:☆☆☆
#590 [向日葵]
寒いのにスカート履けとか言ってたんだよね静流……。
これについて抗議すると「ブーツ履けばあったかいだろ」と反論。
女の冷えを甘く見るなよこの野郎……。
とは言え、仕方ないので、多くある中の気に入っている黒いスカートを手に取った。
全部着替えてから鏡を見る。
まぁ……許してくれるだろう……。
時計を見ると4時40分。
駅前までは15分。5分前についても悪くないだろう。
:07/12/13 12:22
:SO903i
:☆☆☆
#591 [向日葵]
窓よし、ガスの元栓よし、電気消した、鍵持った。
さて……行こうかな。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
流石クリスマス……。ツリー前にはカップルカップルカップル……カップルだらけ。
ってか……。
「ツリーデカイ……。」
どうやってここまで運んだか見てみたいくらいデカイ……。まぁツリーの感想はこれくらいにして、静流が来るのを待とう。
北風が寒い。暖かい恰好をしても尚、生地の隙間から冷気が入ってくる。
:07/12/13 12:26
:SO903i
:☆☆☆
#592 [向日葵]
ブルっと震えて腕を摩擦で暖める。
気休めにもならないけど……。
携帯を見て時間を確認しようとすると
ゴーン…ゴーン…
駅前のロータリーにある時計が5時を告げた。
静流め……。5時って言ったからにはちゃんと5時には着いてなさいよ。
寒い中私を待たすなんて。風邪引いたらただじゃおかないんだから。
冬の5時は結構暗い。
ツリーに付いてる電飾がポツポツと点き始めた。
:07/12/13 12:30
:SO903i
:☆☆☆
#593 [向日葵]
どうしようもない不安が私を襲う。
静流……来てくれるよね?
私信じていいんだよね……?
[バーカ]
あの日の言葉が私を闇へと飲みこもうとする。
それをかき消すかね様に、四方八方、静流が来ないか見渡す。
静流……。
静流……。
「やだ……。静流……。」
手が震え始めてきた。
:07/12/17 00:37
:SO903i
:☆☆☆
#594 [向日葵]
恐いよ……。
私そんなに強くないの……。
恐い……。
恐い……。
「静流……っ。」
その時だった。
「――……は!」
……!
今のは確かに静流の声だった。
でもどこにいるんだろう。姿がまったく見当たらない。
「し、静流……っ?」
:07/12/17 00:39
:SO903i
:☆☆☆
#595 [向日葵]
すると……人混みをかき分けてこちらに息を切らしながら走ってくる静流が姿を現した。
「ハァ……ゴメン……。中々抜けられなくてさ……。ちょっと遅れ……。」
静流が全部言ってしまう前に、私は静流の胸に飛込んだ。
静流の腰辺りをギュッと抱き締めて、胸に顔を埋める。
「……。……遅い。」
ボソッと呟く。
静流の呼吸が段々落ち着いてくるのを耳で聞いていると、静流は私を優しく包んだ。
:07/12/17 00:43
:SO903i
:☆☆☆
#596 [向日葵]
「ウン。ゴメン。」
口調は笑みを含んでいてとても優しい。
「5時前にはちゃんといてよ……。」
「ウン。」
「寒かったし……。」
「ウン。」
「……恐かったし……。」
静流はクスッと笑うと、頭を丁寧に撫でてくれる。
私は安堵感が広がっていった。
「大丈夫だから。ホラちゃんと来たでしょ?」
:07/12/17 00:47
:SO903i
:☆☆☆
#597 [向日葵]
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今日はここまでにします
>>283に感想板があるんで良ければ感想お願いします

:07/12/17 00:48
:SO903i
:☆☆☆
#598 [向日葵]
「えぇそうね……。」
私は抱き締める力を少し強めた。
「……紅葉?もう離れて?置いてったりしないからさ。」
私は力を緩めて、のろのろと離れた。
静流の顔をチラッと見る。すると、静流の頬が少し赤くなっていた。
「……!静流、熱あるの?!」
静流は苦笑して「ハァ……」と大袈裟にため息をつく。
「無自覚なのが紅葉のいい所って言うか……。」
:07/12/17 14:59
:SO903i
:☆☆☆
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