○ビー玉ラバーズ○
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#591 [向日葵]
窓よし、ガスの元栓よし、電気消した、鍵持った。
さて……行こうかな。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
流石クリスマス……。ツリー前にはカップルカップルカップル……カップルだらけ。
ってか……。
「ツリーデカイ……。」
どうやってここまで運んだか見てみたいくらいデカイ……。まぁツリーの感想はこれくらいにして、静流が来るのを待とう。
北風が寒い。暖かい恰好をしても尚、生地の隙間から冷気が入ってくる。
:07/12/13 12:26
:SO903i
:☆☆☆
#592 [向日葵]
ブルっと震えて腕を摩擦で暖める。
気休めにもならないけど……。
携帯を見て時間を確認しようとすると
ゴーン…ゴーン…
駅前のロータリーにある時計が5時を告げた。
静流め……。5時って言ったからにはちゃんと5時には着いてなさいよ。
寒い中私を待たすなんて。風邪引いたらただじゃおかないんだから。
冬の5時は結構暗い。
ツリーに付いてる電飾がポツポツと点き始めた。
:07/12/13 12:30
:SO903i
:☆☆☆
#593 [向日葵]
どうしようもない不安が私を襲う。
静流……来てくれるよね?
私信じていいんだよね……?
[バーカ]
あの日の言葉が私を闇へと飲みこもうとする。
それをかき消すかね様に、四方八方、静流が来ないか見渡す。
静流……。
静流……。
「やだ……。静流……。」
手が震え始めてきた。
:07/12/17 00:37
:SO903i
:☆☆☆
#594 [向日葵]
恐いよ……。
私そんなに強くないの……。
恐い……。
恐い……。
「静流……っ。」
その時だった。
「――……は!」
……!
今のは確かに静流の声だった。
でもどこにいるんだろう。姿がまったく見当たらない。
「し、静流……っ?」
:07/12/17 00:39
:SO903i
:☆☆☆
#595 [向日葵]
すると……人混みをかき分けてこちらに息を切らしながら走ってくる静流が姿を現した。
「ハァ……ゴメン……。中々抜けられなくてさ……。ちょっと遅れ……。」
静流が全部言ってしまう前に、私は静流の胸に飛込んだ。
静流の腰辺りをギュッと抱き締めて、胸に顔を埋める。
「……。……遅い。」
ボソッと呟く。
静流の呼吸が段々落ち着いてくるのを耳で聞いていると、静流は私を優しく包んだ。
:07/12/17 00:43
:SO903i
:☆☆☆
#596 [向日葵]
「ウン。ゴメン。」
口調は笑みを含んでいてとても優しい。
「5時前にはちゃんといてよ……。」
「ウン。」
「寒かったし……。」
「ウン。」
「……恐かったし……。」
静流はクスッと笑うと、頭を丁寧に撫でてくれる。
私は安堵感が広がっていった。
「大丈夫だから。ホラちゃんと来たでしょ?」
:07/12/17 00:47
:SO903i
:☆☆☆
#597 [向日葵]
――――――

――――――
今日はここまでにします
>>283に感想板があるんで良ければ感想お願いします

:07/12/17 00:48
:SO903i
:☆☆☆
#598 [向日葵]
「えぇそうね……。」
私は抱き締める力を少し強めた。
「……紅葉?もう離れて?置いてったりしないからさ。」
私は力を緩めて、のろのろと離れた。
静流の顔をチラッと見る。すると、静流の頬が少し赤くなっていた。
「……!静流、熱あるの?!」
静流は苦笑して「ハァ……」と大袈裟にため息をつく。
「無自覚なのが紅葉のいい所って言うか……。」
:07/12/17 14:59
:SO903i
:☆☆☆
#599 [向日葵]
私は眉を寄せて何が何だかと言った視線を送った。
静流は苦笑したまま私の頭をガシガシ撫で回す。
「いきなり抱きつかれたらドキドキするでしょーが。」
それを言われて、やっと意味が分かった私は顔が熱くなった。
思えば公衆の面前で何大胆な事をしてるんだ私……っ!
「さて……と。俺が紅葉に襲いかからない内に行きますか。」
「ば、馬鹿じゃないの……っ!」
:07/12/17 15:05
:SO903i
:☆☆☆
#600 [向日葵]
静流はくっくっと喉で笑うと、至って普通に自然に私と手を繋ぐ。
静流の指先が思ったより冷たくてビクッと少し震えた。
「何か欲しい物ある?」
「別に……。」
「エリカ様かお前は。」
欲しい物なんて浮かばない。
服だって足りてるし、食べ物はあまり好きじゃないし、アクセサリーなんかもっての他だ。
「んー……じゃあさ、俺が選んだプレゼントあげる。それでいい?」
「静流がー……?」
:07/12/17 15:10
:SO903i
:☆☆☆
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